海老よもやま話・その2


京都中央市場・エビ等の仲卸「辻政」の石川一三様より
「海老よもやま話・その2」を投稿して頂きました。

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わが国に輸入されている海老
わが国に輸入されている海老の種類は、ブラックタイガー、ホワイト、大正海老、ピンク、メキ、オーストタイガー、ブラウン、イエロ−、バナナ、などかなりの種類がある。
タイガーとは縞のある海老で、ブラック、ホワイト、ピンク、ブラウン、イエローは、そのままそんな色をした海老のことで、バナナとはバナナ色をした海老、オーストタイガーはオーストラリア産のタイガー、メキはメキシコ産のブラウンのことだ。

種類の分け方は国際的
とにかく、海老業界の種類の分け方は国際的と言えば聞こえはよいが、見た目そのままで種類を分けている。
この分け方は日本だけでなく世界各国に通用するのが面白い。
と言うよりも西洋の分け方が日本に入ってきたのが真相のようである。

だから学術的な分類とはかなり違っていて、たとえば、ブラックタイガー、ホワイト、タイガー等は驚いたことに、学術的分類では車海老の仲間なのである。

大正海老も車海老?!
だから大正海老も車海老の仲間なのだ。
でも店頭では、ホワイトは大正海老として表示されていることが多いし、
ほとんどの消費者が大正海老と車海老は違う種類の海老と思っている。
それは間違いではないが、ピンクもブラックタイガー、ブラウン、バナナ、オーストタイガーみんな車海老の仲間である。
縞のある海老だけが車海老の仲間で、無いものは全く違う種類ということではない。 

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