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撮影:衣笠名津美

個展「ある家の図譜」
 
 
《高橋家切》 墨、岩絵具、水干絵具、胡粉、和紙、展示台
 
《ふるう》2022 年 映像27分、切り抜かれた残りの住宅片
 
《高橋家住宅資料》 住宅片(昭和〜平成時代)、ラベル、展示用品
 

なら歴史芸術文化村、奈良

 
 
2022年
 
   本作はなら歴史芸術文化村でのアーティスト・イン・レジデンスの成果として発表したものである。レジデンス滞在中は考古学、民俗学、文化財修理などの専門家との交流やリサーチを行いながら、スタジオに一軒の住宅を解体した際に採取した「家の断片」を持ち込み、整理し、番号ラベルを貼り、方眼紙に記録し、さらに和紙に描きうつす公開制作を行った、  展覧会では、なら歴史芸術文化村内の文化財の修復と展示を行う文化財修理棟と、スタジオのあるアトリエ棟の二会場で開催。修理棟には描きうつした絵画をガラスケースに入れて展示した。アトリエ棟では、整理する前と後の「家の断片」の実物や、断片を切る映像、作業机を配置し、整理されていく過程を再現する展示構成とした。 歴史とは情報の断片をつなぎ合わせた「解釈」であり、それ以外の淘汰されてきたものを思うと、ずっと遠くの方が見えるようになる気がする。  
 
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