長崎で一番急な坂=「変電所の坂」     飽の浦(あくのうら)町
変電所の坂
ウインチでトランスを牽引
勾配が約35%(水平距離100mに対して高さが35mあがる。角度でいうと約19度。)と言われている長崎で一番急な坂道です。長さは180メートルもあります。
車が通れる坂としては間違いなく急坂NO.1です。この急坂を走って下りたりすると、どうにも止まらなくなること請け合いです。

「飽の浦バス停」付近で「変電所の坂」と言えば、上り口の場所を教えてもらえます。
この坂は、九州電力(株)が変電所用として建設した私道ですが、付近の住人にも利用されております。

トランスの運搬方法

重さが20トン近くもある大きなトランスを運び揚げられるトレーラーがないので、 鋼管を並べて作ったコロの上にトランスを乗せ、ウインチと滑車を使って、三日がかりでトランスを引き揚げたそうです。
滑車を引き留めるために、24トンの力に耐えるアンカーが、坂の途中に12ヶ所も作ってあります。

アンカーと滑車
アンカーと滑車、トランス
 
トランス

写真は九州電力長崎支店よりご提供いただきました。(1991/4/23 撮影)


   坂に関する雑学 に戻る

   稲佐地区の坂の名前 に戻る

   長崎坂づくし に戻る