県庁坂 (ケンチョンサカ)   江戸町他
県庁坂の精霊流し
県庁前国道202号の坂

毎年8月15日、「精霊(しょうろう)流し」がテレビ中継されるのは、この県庁坂である。

船を流す「大波止(おおはと)」への最後の坂道であり、爆竹を猛然と鳴らしながらこの県庁坂を上り下りする。
”さだ まさし”の歌とは対照的な、騒然とした精霊流しの晴れ舞台となる坂です。



10月7日おくだり

10月7日〜9日、長崎くんちの「おのぼり」・「おくだり」の晴れ舞台となる坂でもあります。

前日(まえび)の7日は、「おくだり」と称して3 つの御輿(諏訪神社・松の森神社・住吉神社のご神体)を、 諏訪神社から13時に「みこし守町」の人々がかつぎ発御(はつぎょ)、大波止のお旅所(おたびしょ)へ向かいます。 お旅所(仮宮)に15時頃到着し安置されたご神体は、3日間「年番町」の人々が警護します。
中日(なかび)の8日は、踊町は花(寄付)をもらっ て、市内を踊り歩きます。これを庭先回りといいます。
後日(あとび)の9日は、「おのぼり」といい、3つの御輿がお旅所から諏訪神社へもどり、3 日間の祭りの幕を華やかに閉じます。

<<県庁所在地は、森崎という岬の突端であた。慶長5年1600年頃から1614年までイエズス会本部が、寛永10年1633年からは長崎奉行所があった。
安政2年1855年には役所内に海軍伝習所を開講した。また海軍伝習所の第二次教官として長崎に来たオランダ軍医ポンぺが、最初は役所内で医学伝習所を開講した。>>

写真は、スタジオアイリス 山口乙彦様より、ご提供いただきました。
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