環境設定: テキスト内の記号表示
ここでは、編集テキスト内の各種の記号表示に関する設定を行ないます。
■空白記号
空白の文字コードには、次の3種類があります。
これらの空白コードは、通常、空白の空間として表示されますが、
特別な記号で表示することもできます。
これらの空白コードを、特別な記号で表示するか、空白の空間にするかは、
それぞれのチェックボックスの ON/OFF で指定します。
また、「表示色」の「色選択ボタン」で、その記号の表示色を指定します。
■改行記号
改行コードには、次の3種類があります。
これらの改行コードは、通常、表示されませんが、特別な記号で表示することも
できます。
これらの改行コードを、特別な記号で表示するか、非表示にするかは、
それぞれのチェックボックスの ON/OFF で指定します。
また、「表示色」の「色選択ボタン」で、その記号の表示色を指定します。
●ファイル終端記号 [EOF]
ファイルの終端(正確には編集テキストの終端)を示す記号の表示/非表示を、
このチェックボックスの ON/OFF で、指定します。また、
この「表示色」の「色選択ボタン」で、この記号の表示色を指定します。
なお、慣習上、この記号は、[EOF] という表記になります。
●折り畳み記号 [...]
テキストが
折り畳まれている状態にあることを示す記号の表示/非表示を、
このチェックボックスの ON/OFF で、指定します。また、
この「表示色」の「色選択ボタン」で、この記号の表示色を指定します。
なお、この記号は、折り畳み行の末尾に表示されます。
●制御コード記号( TAB,CR,LF 以外 )
ASCII コードの 0x00〜0x1F の範囲と 0x7F は、制御コードになります。
このうち、TAB, CR, LF は、上記のように、特別な働きがあるので、
ここでは、これら以外の制御コードが対象になります。
このような制御コードには、表示文字が割り当てられていません。そのため、
これらのコードが、編集テキストに含まれていると、特別な記号で表示されます。
この表示では、半角文字の表示マスよりもひとまわり小さい塗り潰し矩形中に、
所定の文字が白抜きで表示されます。所定の文字というのは、
0x01〜0x1A のコードでは、A〜Z に、
0x1B〜0x1F のコードでは、[ \ ] ^ _ に、
0x7F では、/ に
なります。0x00 のコードは、塗り潰し矩形だけになります。
この特別記号表示の色は、ここの「表示色」の「色選択ボタン」で指定します。
■対応する括弧の太字表示
プログラミング言語のソースファイルの編集等では、括弧がよく使われますが、
その入れ子のレベルが深かったり、左右の括弧の場所がかなり離れていると、
どの括弧とどの括弧が対応しているのか、一目では分かりにくくなります。
このような不便を解消するために、「対応する括弧の太字表示」の機能が
あります。これは、カーソル位置に、次のどれかの左括弧または右括弧が
あると、その括弧自身とそれに対応する括弧を太字で表示します。
( )
{ }
[ ]
< >
なお、対応する括弧が、現表示画面外にある場合、その括弧の位置は勿論画面上
では見れませんが、カーソル位置の括弧が太字になるので、その対応する括弧の
存在が確認できます。もし、対応する括弧がなければ、カーソル位置の括弧は
太字にはなりません。
この機能は、テキスト編集の用途によっては、不要な場合もあります。
また、括弧の種類によって、その要/不要が異なる場合もあります。そのため、
上記4種の各括弧は、それぞれのチェックボックスの ON/OFF で、その括弧に
対するこの機能の有効/無効を、切り換えられるようになっています。