環境設定: カーソル周辺の特定部分の操作

 カーソル周辺で、特定の文字列パターンを検索して、 その部分に対する操作を行なう機能に関する詳細を、ここで設定します。 ちなみに、この機能は、初期環境では、Ctrl+左ダブルクリック で起動するように割り当てられています。 この操作で範囲選択を行なう場合については、「特定パターンに一致する文字範囲の選択」で説明しています。 なお、この機能は、範囲選択以外の操作も行なえますが、 旧バージョン(Ver.1.60 以前)からのしがらみで、 そのコマンド名が「指定の範囲を選択」になっています。 また、機能の分類としても「範囲選択」の中に入っています。

 検索パターンの指定は、第1〜第3候補まで、指定できます。 これは、正規表現で指定する必要があります。 各候補のパターンは、第1〜第3の順に検索され、最初に見つかった候補が採用されます。
●第1候補

 この文字列入力ボックスに、その検索パターンを規定する正規表現の文字列を入力します。 また、「検索範囲」のコンボボックスから、そのパターンの検索範囲を選びます。 これには、次の選択肢があります。

ここで、「なし」を選ぶと、その検索は行なわれません。 それ以外を選んだ場合、検索は、その範囲で行なわれます。いずれの場合でも、 そのパターンの一致範囲は、現カーソル位置を含むか、その前後に限定されます。 なお、ここでの「付近」というのは、現状、現カーソル行から ±10 行以内の範囲を意味します。


●第2候補
●第3候補
 基本的に、第1候補の場合と同様です。

●検索パターンに一致した部分に対する操作

 これには、次の選択肢があります。

初期環境では、「範囲選択のみ」が選ばれています。


≪ 設定例 ≫
(1)カーソルは現在位置のまま、非選択で、テキスト全体を、クリップボードにコピーする場合
    検索パターン: #[(.|\n)*#]
      検索範囲: テキスト全体
        操作: クリップボードへコピー(範囲選択なし)
(2)カーソルは現在位置のまま、非選択で、現在行を、クリップボードに追加する場合
    検索パターン: ^.*\n
      検索範囲: カーソル位置前後の付近
        操作: クリップボードへ追加(範囲選択なし)
(3)カーソル位置付近の単語を選択して、クリップボードへコピーする場合
    検索パターン: \w+
      検索範囲: カーソル位置前後の付近
        操作: 範囲選択して、クリップボードへコピー