本エディタでは、
・日本語文の読み上げ
・日本語句の読み表示
が、行なえるようになっています。
但し、これには、MeCab(和布蕪)という形態素解析エンジンを、
準備しておく必要があります。
日本語の文章を読み上げるには、初期環境の場合、ツールボックスに
ある「日本語文の読み上げ」を実行します。この読み上げの対象になるのは、次のテキストのうちのどれかです。
(1)現編集テキストの選択範囲のテキスト
(2)クリップボードのテキスト
(3)現カーソル行のテキスト
まず、現編集テキスト内に選択範囲があれば、その範囲のテキストが対象になります。
この場合、矩形範囲でも可能です。一方、選択範囲が無ければ、クリップボードのテキストが
対象になります。もし、クリップボードにテキストが無ければ、
現カーソル行のテキストが対象になります。
テキストの読み上げを途中で中断するには、ESC キーを押します。 読み上げ速度は、6段階あり、↑矢印キーを押すと、1段上がり、 ↓キーを押すと、1段下がります。最初は、5段目になっています。
読み上げは「。」「、」または半角空白を区切りにしています。 上記の中断と速度変更が実際に反映されるのは、この区切りごとになります。
この機能は、YomiSpeak.mc というスクリプトで実現しています。
なお、日本語文の読み上げは、SAPI 対応の「読み上げ」でも、 不可能ではありませんが、前述の通り、現状、フリーでの実現は困難な場合が少なくありません。 一方、本機能は、全てフリーウェアで容易に実現可能です。
ツールボックスには、 初期環境の場合、「日本語句の読み表示」という項目があります。 編集テキスト内の任意の語句を選択して、この項目を実行すると、その「読み」が 所定のダイアログボックスに表示されます。 選択範囲が無い時に、この項目を実行すると、 現カーソル位置にある適当な単語等の読みが表示されます。 いずれの場合でも、その対象となる語句は、最大 20 字までです。
この機能は、YomiDisplay.mc というスクリプトで実現しています。