隠岐の島釣行記2004年(6/11〜13)

今年もまた隠岐の季節がやってまいりやした。(浜ちゃんか?)
去年、みかんに、虫がわいたので、いつもは6月からの消毒が、5月からすることになって、6月の隠岐はしんどいので、みんなの都合さえよければ、7月にずらしてもらおうと思ったんだけど、徳ちゃんの都合が悪いと言うことで、やっぱり6月という事になりました。何とか都合つけるか!?、、、
 5月の終わり、例によって善ちゃんよりTEL。「エサどうする?」「マムシ4000円と青2000円にしとくわ」「結局6人や。俺とお前と誠ちゃんと上ちゃんと徳ちゃんとおっちゃん。」向こうで車2台借りる様に頼んでもらってる。」「俺、西郷湾の中回ろうと思ってるんやけど」「徳ちゃんと上ちゃんは、中村から下りてくると言うてたし、誠ちゃんとおっちゃんはあまり動かんし、俺つきあうわ」 善ちゃんと西郷湾巡りだ。
 その頃より、仕掛けを作り始める。俺の仕掛けは、砂ずりが全長40センチの3本撚り、そして120センチを40センチ3つに分けてチチワを4カ所とり、片方の端は砂ずり、あとは、3本〜1本の針をつけていく、シンプルなもの
。去年までは3本針が多かったのだが、今年は、ハリスを1号大きくして6号とし、2本針とした。針は、カレイの12号、13号。その仕掛けを、仕掛け巻きくんムーニー版に左右4組ずつ計8組巻いて、それを、9セット、72組作った。あーしんど。これで、当分仕掛けはいらんやろ。
 最近のインターネットのHPを見ると、投げ釣りのHPを出してる人が多いなぁ。いろいろ参考になることも多い。「なるほど」「その通り」「そうかなぁ」といろいろ参考になる。その中におもしろいグッズがあったので、早速作ってみた。
 まずは、逆V字天秤。これは、ジェット天秤をバラして、天秤用ペンチ(コーナンで198円のペンチをひたすらグラインダー掛けして作った)で、ステン硬針金を曲げてくっつけた。これはなかなかうまくできた。HPの中に、網かごつき天秤なんてのもあったので、これをいただいて、逆V字天秤に網かごをくっつけて逆V字天秤寄せカゴ付きムーニー仕様の出来上がり。そこに寄せエサを入れれば完璧だ。HPを見ていると、イカゴロと言ってイカの内蔵が、魚、特にカジカやアイナメには、良いらしい。北海道では、イカゴロが釣具屋で手にはいるそうだが、この辺の釣具屋では無いようだ。隠岐釣行2,3日前、オオクワでマメアジとジャコと生スルメイカを買ってきた。イカの身はエサ用、マメアジは唐揚げ用。マメアジの頭とワタ、イカの内蔵、ジャコを包丁で叩いて、汁状にしてこれを寄せエサとして使うことにした。少し柔らかすぎる。ムーニー特製のぬかみそのぬかを混ぜて程良い堅さにして、ムーニー特製寄せエサ君の出来上がり。これでOK。冷蔵庫の奥の方に寝かせて置く。これがいけなかった。
 5号や10号のおもりが、たくさんあるので、遊動天秤を作ろうと思ったが、難しそうなので、ワンタッチバーナー(これもコーナンで買った)で鉛を溶かして円盤天秤にした。
仕掛け巻きムーニー流
仕掛け糸の空糸巻きに、
発泡スチロールをつけたもの 逆V字天秤 逆V字寄せカゴつき 釣りペンチ1 釣りペンチ2 自作おもり クーラーひかる君
ふたを開けると電球が点く 仕掛けごと入れ
クリアーファイルに
棒磁石をつけたもの エサ箱 クーラー1 クーラー2 クーラー3 クーラー4

 BOUZUというHPを発見。隠岐の島後の投げ釣り場が写真入りで解説してある。結構ためになる。上ちゃんにも教えておいた。また、そのリンクで、隠岐の地図をゲット。それらをコピーしておいた。これで準備は万全だ。
 数日前から、6月にはめずらしく、台風が来かけている。毎日インターネットのお天気を見ている。前日徳ちゃんよりTELが入っていた。自宅から携帯にかけてみる。「もしもし」と不審そうな徳ちゃんの声。「俺や」「なんや」「変な番号やから変なやつが出たら懲らしめたろおもてました。」 「yahooのBBフォンやから050で始まる電話や。ヘッドランプやろ? 隠岐に行くときに返そうと思ってたんや。5月の例会のあと電話したんやけど、、、」「へんな電話番号何回も入ってたけどほっといたんです。」「変な番号で悪かったなぁ。おれ、いろんなもん作ったから楽しみにな! 逆V字天秤て知ってる?」、、、、、、延々1時間も話し込む俺たちでありました。
 6月11日は、例の台風の影響で雨。今日中には通過してしまい、隠岐は、明日曇り晴れになっている。バンザイ。
 夜10時前に上ちゃんがきた。エサ屋に寄って来てもらって、俺の家に車を置いておく。少し時間があるからコーヒーでもと。上ちゃんの持ってきたものは、例のBOUZUのHPのコピーと隠岐の地図のコピー。俺と同じやん。わーわー言いながら、誠ちゃんが10時45分に来てくださいと言っていてので、40分頃出発。忘れ物は無いかいな? あーあの寄せエサを忘れていたとは、、、、、
 誠ちゃんを乗せて、善ちゃんとこへ。荷物は結構多いが、人数が少ないので大したことはない。善ちゃんは、曇りだというのに、ワンタッチのイステーブルとビーチパラソルまで持っていく。
 近畿道に乗って、吹田から中国道へ。例によって加西で待ち合わせだ。ずーっと雨だ。向こうはやんでると思うけど?!
 加西で、徳ちゃんとおっちゃんと合流。何食べようかなぁ? 思案してると、善ちゃんと誠ちゃんが、「軽いものにしとき!!。去年こってりしたものばっかり食べて、帰りしんどなったやろ」 それではと、うどんと丼のセットにした。あっさりしてないか?
 そこからは、誠ちゃんの運転だ。中国道から米子道に入り、高速を下りて、ガソリンを入れて、氷を買うべく、「日本海」へ(日本海は釣具屋の名前ではなく、その横の日本料理屋の名前) ところが、なぜか閉まっていた。こまったこまったコマドリ姉妹。仕方がないので、つぎの釣具屋へ。氷を買ってエサを分けて出発。
 七類へ。4時過ぎ着。徳ちゃんの車で宴会が始まった。俺と誠ちゃんは、ボンゴでお休みなさい。少し寝たけど、隣の車がうるさい、うるさい。向こうもこっちも窓締め切ってるのに、それでも笑い声が聞こえてくる。あー、何とかしてくれぇー。
 8時10分前、受付場所へ行く。待っていると、見たことのあるやつ。照君と陽さんや。まさか一緒になるとわ。俺たちが7月だと思ってたんだね。
 8時40分より乗船開始。誠ちゃんは車で先に乗船している。誠ちゃんと合流して、とりあえず寝る。その頃には雨もやんだ。30分ほどで目が覚めてしまった。とりあえず、飛び魚を探しに行く。なかなかいない。おっ、1匹飛んだ。あとは全然。微妙やなぁ?! もどって、また横になる。ジーンズにTシャツのセクシーなねーちゃんがおった。へそは見えてるわ、お尻の割れ目が見えそうな格好はしおるわ。ワオーッ。
 11時20分西郷着。レンタカー2台のうち、1台が12時にならないと帰ってこないということで、とりあえずレンタカー屋へ。徳ちゃんと上ちゃんは中村まで行くので先に出発。誠ちゃんとおっちゃんも例のポイントへ。
 俺と善ちゃんだけが残った。あッ俺のクーラー水漏れしてる。栓がダメみたいだ。レンタカー屋の人が直してくれた。ありがとうございました。
 12時10分出発。とりあえず、あまり行ったことない所ということで、西郷東大橋の下の湾口の所へ行ってみる。うろうろしたがあまりいい場所がない。仕方なく民家の前のところで釣り始めた。逆V字天秤でゴー。水深はある。アタリがない。善ちゃんがイソベラを釣った。何だかもう一つなので場所替え。
 材木置き場へ行ってみた。幸い釣り人はいなかった。ここは、深い。徳ちゃんにTELする。徳ちゃんと上ちゃんは、中村の波止にいるとのこと。上ちゃんはキスをかなり釣っているらしい。いいなぁ。善ちゃんが、25センチぐらいのチャリコをゲット。いいなぁ。でも俺には、逆V字寄せエサ天秤と寄せエサ君があるさ。が、寄せエサ君が見つからない。そう言えば、家を出るとき冷蔵庫から出さなかったような、がーん忘れた。万事休す。寄せエサ君の入れてないかごが重いよおー。それからアタリ無し。ここは粘るところかも知れないが、場所替え。
 いつもの俺の所へ。俺にキスがきた。1匹だけ。あとイソベラが連で来た(2本針やから)と思ってつかもうとしたら、小さいのはハオコゼだ。善ちゃんも「あかんでぇ」とびっくり。あぶないあぶないアブガルシア。照くんよりTEL。水産高校の裏にいるそうな。あまりアタリがないので、また場所替え。飯田のセメント工場へ。誠くんにTEL。「どう?」「チャリコ来ました。おっちゃん体調不良で寝てます。」「大丈夫か」「日射病みたいな感じです。」 ここも全然アタリ無し。暇なので塩イソメを作ってみる。イソメを塩の中で成仏してもらい、塩で脱水する。それを2回繰り返す。塩の中にイソメを入れたまま、場所移動。
 加茂の方に行ってみるか。2人の意見が一致。ちょっと遠いが加茂まで行ってみる。例の護岸だ。そこで塩イソメを使ってみた。しっかりしていて針に刺しやすい。でもアタリ無し。マイッタマイッタマイケルジャクソン。
 俺たちは、おっちゃん、誠ちゃんのいるところへ。時間は4時頃。おっちゃんは、また釣り始めている。顔色は悪い。「おっちゃんどうですか?」「いやー、ちょっとえらいなぁ!!!」 俺は一人離れた所。キスがたまに来る。あとはヒイラギのみ。徳ちゃんにTEL。「どう?」「まだ中村です。横で変な踊りしてるやつおる。何とかしてくださいよぉ。」上ちゃんええなぁ。
 夕方の時合いにかけるか? たまにキスが来るだけだ。徳ちゃんにTEL。「今布施です。上ちゃんノリノリやでぇ。ここで鯛狙います。」「そうか。」
 誠くんは、マゴチを落としたらしい。暗くなってきた。ケミホタルを忘れたことに気づく。徳ちゃんにTEL。僕余ってるからとのことだが、布施は遠いなぁ。誠ちゃんにTEL。僕も余計にありますから今から届けます。苦しいときの誠ちゃん頼みか。竿は5本出ているのだが、依然これといったアタリ無し。雅くんよりTEL。「どうよ?」「あかん!!!」「明日もここで粘ろう思てんねん。」「午前中は、向こうの湾の方がいいんちゃう?」「こっちは午後の釣り場やで」「そうかなぁ?」
 9時過ぎ、三脚だけ置いて、合同庁舎へ。焼き肉食うぞぉ。おっちゃんがかなりしんどいということなので、徳ちゃんが病院へ連れていくことになった。とりあえず4人で焼き肉するか。下ちゃんとこの肉が6パックもある。とりあえず焼き始める。おっちゃんは心配やけど、焼き肉はうまい。嫁のおにぎりと食べると、またうまい。だいぶ食べて、どのくらい食べたか誠くんに聞くと、まだ2パックです。もう腹1杯や。
 徳ちゃんとおっちゃんが帰ってきた。おっちゃんは点滴をしてもらったそうだ。ちょっと元気になっている。仮払いしておいて、健康保険証のコピーをファックスすれば、返金してくれるそうだ。徳ちゃんも焼き肉を食べた。徳ちゃんとおっちゃんは、明日の朝のレインボーで、帰るということになった。11時半頃ワンタッチテントで寝た。
 朝3時前起床。みんなでそれぞれの釣り場へ。暗いうちから投げてるのに、アタリがない。明るくなっても全然当たらず、あげくにヒトデが釣れる始末。あーこまったこまったコマドリ姉妹。そろそろ潮時か。雅君の言葉も気になるし。
 7時前、善ちゃんの所へ行く。「俺、例の所に変わるわ。」「俺らも、合同庁舎に行こう思ってるねん。」
 とりあえず、西郷大橋を渡って対岸を見に行く。パーマ屋の護岸に照くんと陽ちゃんがいた。カレイを結構釣ったらしい。近く空いてるよ。と言ってくれたけど、いつもの所に行くことにした。みんな釣果か良くないので、この回りに集まっている。対岸の合同庁舎もいっぱいだ。善ちゃんにその状況をTELする。合同庁舎の一番端が空いてると言うとそこで釣るわとのこと。俺は例のポイントへ。
 投げて一投目で、アタリがあった。でもイソベラだった。しばらくすると、ジーッとドラグの音。なんや? 鯛か? いやキスだった。27センチあった。それからまた1匹。これも26は越えている。たまにキスが来る。そのうちイソベラが多くなった。徳ちゃんよりTEL。帰る途中らしい。「どうですか?」「いつもの所で良い型のキスが来たでぇ。気いつけて帰りや。」
 またイソベラか、と思って見てみると、色はイソベラっぽいけどかたちがスマートで、キューセンみたいなのが釣れた。キューセンやったらクーラーに入れるんやけどなぁ。徳ちゃんにTELで聞いてみるか。「もしもし、ちょっと教えて、キューセンのようなイソベラのようなのが釣れたんやけど、どうやって見分けたらいい?」「イソベラとキューセンの見分け方ですか、キューセンには歯がないんです。イソベラに歯があります。」「これ歯があるわ。イソベラか?」「でももしなんだったら、クーラーに入れといたらどうですか?!」「ありがとう」 うーん、どうしよう。クーラーに入れて、みんなに馬鹿にされるのもイヤだし、海に帰すか。
 しばらくすると、青いキューセンとまだ色変わりしていないキューセンが釣れた。口を見るといずれも歯があるではないか? こらっ徳ちゃんどうなってるねん??
 11時頃まで、いたけど、そのあと合同庁舎に戻って、左の方で釣りをした。キスと小さなカレイが釣れた。
 12時納竿。結局俺はブービー、上ちゃんがメーカーに終わった。今年の隠岐は、飛び魚がいまいちだったように、もう一つだったなぁ。逆V字天秤はなかなか良いように思う。寄せカゴ付きは寄せエサがないとつらいなぁ。塩イソメは、別にそこまでする必要はないか?
 食事をしに中華屋へ。そこで牛丼とラーメンを頼んだが、ラーメンはこってりと癖が強すぎてもう1つだった。
 4人でボンゴで帰ってきた。帰りは誠ちゃんと善ちゃんが運転してくれて、俺と上ちゃんは後ろでしゃべりっぱなしの帰路となった。帰り「サガミ」で雅くんと合流。自宅着は12時前だった。