南部釣行記(2005年8月28日)



 俺が悪いんじゃないぜ。みんな南部が悪いんだ。


 7月の釣りはさんざんだったなぁ。今月は、コロ釣って挽回や。
 夏休み、今年も子供を連れて釣りに行くのに上ちゃんを誘い、8/6−7と行ってきました。8/6の夕方6時過ぎに出発。土砂降りの雨に、激しい雷。上ちゃん所に行く途中、落雷でその辺一帯停電した。信号機も停電になってしまった。こわごわ信号をくぐって、何とか上ちゃん所に到着。雨の中荷物を積み込んでエサ屋へ。
 関西でチロリと石ゴカイを買って、「この雨と雷やから釣りは無理とちゃうか?」と言われながら、いざ日高川へ。
 高速で和歌山にはいるとあの天候が嘘のように、晴れていた。御坊で降りて日高川の方に行くと、なにやら花火が見える。どうも煙樹の浜でしているような、まあ良いか、川の方だから、なんて思いながら、川の方へ。釣り場には、一台の車。釣りではないみたいだ。上ちゃんが、「ここで釣りしよう思うんやけど、ええか?」と窓越しに言うと、おっさんが眠そうに窓を開けて、しばらくしたら帰っていった。花火はまだやっていた。それぞれ1本ずつ竿を出して、夜で危ないので俺が子供の分も投げた。だいぶ経って、キスが1匹釣れた。後がない。12時過ぎたので、明日の引き釣りもあるので、子供たちは、車の中に蚊帳をつってやってその中で寝た。上ちゃんも1時過ぎに寝た。
 結局、もう1匹キスが来ただけで3時半納竿。と同時に子供と上ちゃんを起こした。
 高速を引き返して、マリーナシティの浜の宮へ。海南を過ぎて、次の海南東で降りようと思ったら、降り口がない。乗り口だけだった。仕方なく和歌山まで行って、料金所を出て、すぐにUターンして海南まで。浜の宮に着いたのが5時半頃だった。駐車場はまだあいていなかった。駐車場入り口に車を止めて、道具一式を持って砂浜へ。人はまだあまりいなかった。片男波寄りにブイが連なっている。あそこが遊泳場所らしい。駐車場の前にブイはないので釣り始める。ぽつりぽつりとキスが釣れてくる。1時間もすると海水浴が増えてきた。子供が目の前で遊びよる。ボク!!危ないよ!!」と言うとどこかへ行くが、別の子供がまたやってくる。上ちゃんと顔を見合わせる。遊泳場所は、駐車場から遠いので、みんな駐車場の前で泳ぐらしい。ブイのある方を見るとそちらの方はほとんど人がいない。変な感じ。上ちゃんと話し合って、遊泳場所の向こうへ行こうということになった。えっちらおっちら荷物を引きずって行った。かなり遠い。遊泳場所の向こう側には、ウィンドサーフィンやジェットスキーがいたので、遊泳場所の一番端っこで釣り始めた。周りの人は全然いない。結構キスが釣れた。上ちゃんなんかは、8本針に7匹のキスが付いていたこともあった。子供たちも結構釣れていた。ヒイラギばかりのこともあったが、キスもそこそこ釣れていた。2人とも、一人前に投げられるようになっていた。そうこうしていると変なおばさんが、上ちゃんの所に、「ここは釣り禁止です。」と言いに来たらしい。俺たちは、泳ぐ人に気を使ってわざわざしんどいメをしてここまで来たのに、と思い、おばさんに文句を言いに行った。「ここは遊泳場所やとわかってるが、向こうの釣り出来る場所が泳ぐ人が増えて気を使ってこちらに来たんです。」と言ったら。「わかってるんやったら、釣りはしないでください。」と言いやがる。腹立つおばはんや。ぼけかす。11時頃気分悪く納竿しました。
 来来で数えたらキスが87匹、ウシノシタ1匹。帰って天ぷらにしたら、めっちゃうまかった。


 それはさておき、今年の夏は順調に雨が降り、ミカンに散水の必要がないだけ楽だ。でも山へ行くと蛇が多い。大きいのは2メートルを超えている。チラッと見ただけだが毒蛇のマムシもいた。ミカンの摘果をしていたら、木の上にいて、俺の指にかみついてきた奴もいた。でもそれは毒蛇ではなかったが・・・。
 そうそう、8月の例会のことだっけ? なんか印象うすいナァ。まぁ月に一度の釣りだから、がんばって書きまっしょい!!  しょい。
 2週間ほど前に、善ちゃんよりTELあり。「今度いける?」「うん何とか行く。」「俺とお前と上ちゃんとおっちゃんの4人になりそうや。」とのこと。
 今回はコロダイねらいということで、コロダイは、根回りにいるので根掛かりがつきもの。自作して隠岐で使った自立オモリ,あれはどうやろうか? あまり沈まんかった。それならと少しだけ短く切って、改良した。自重が160グラム(40号)から浮力(100グラム)を引くと、海の中では、60グラムぐらいだ。普通の天秤では、120グラム(30号)で浮力が20グラムくらいだから100グラム。沈むだろうけど流されるかな?
自立オモリです左からソイ18号、カレイ13号、丸セイゴ12号、流線7号左がカレイ12号、右がソイ18号仕掛け
 ウミヘビやウツボはいややなぁ。なんか釣れない方法はないものか?? 針を大きくしたらどうだろう。ウミヘビやウツボの飲み込めない針。サンライズに探しに行ってみる。コロダイ用の針があった。かなりでかい。でも高いし根本が穴のあいた奴だ。どうもイヤだ。いろいろさがしてると、ソイ針の18号がそれと同じ位の大きさだ。よしこれにしよう。値段も少し安い。オモリの関係上、ハリスは、30センチくらいしかとれない。このオモリにソイ針の18号をつけて、遠中近に投げ分けて、遠と近で1匹ずつコロをゲット。どこやらのマニフェストよりも良いではないか。
 1週間前善ちゃんよりTEL。やっぱり4人や。ほかはみんな何かと忙しいらしい。エサはマムシ1500円。みんな、そうらしい。
 当日8/27は、わが若樫不動尊の前夜祭。夜7時頃から万灯会だ。7時前に家を出て、不動尊まで子供たちとお参りに行く。40分ぐらいかけて上がった。人は結構多かった。でもいつもに比べて万灯の数が少なかったように思った。帰りクツワムシを捕ろうと思ったが、遠くでは聞こえたが、あまり鳴いてなかったので捕まえることが出来なかった。いつもに比べて上がった時間が少し早かったのでクツワの時間ではなかったようだ。
 9時頃家に帰って、あわてて風呂に入り、10時5分前に出発。
 善ちゃん所に寄る。おっちゃんも来ていた。2人をのせて、上ちゃん所へ。善ちゃん「何処行く?」。「南部」と俺。俺は最近南部では、あまり良い目はしていないのだが、大波止の先の方に行こうと思ってる。「上ちゃん塩屋のところが良いと言うてたで。」と善ちゃん。上ちゃんに聞いてみるか。
 上ちゃんを乗せて、エサ屋へ。上ちゃん塩屋は良いかわからんとのこと。やはり南部や。おっちゃんがキャリー持ってないというので、MAXに寄って買う。エサ屋でマムシ1500円と青イソメ300円と氷を買う。マムシ太いのにしてと言ったらわざわざ選んでくれた。関西のにーちゃんありがとう。南部空いてたらいいのにな。
 今日は、1匹長寸でええか? と善ちゃん。コロ狙いやからそれでええんちゃうか、と俺。
 佐野から阪和道で南部まで1時間位で着く。便利になった。南部を降りて小波止に直行や。誰もいなかった(実は一人いて夜の9時頃コロを釣ったらしい)。
 3人が小波止に上がっていったので、俺は車で、大波止の付け根へ。ここで荷物を下ろして、みんなキャリーに積んで(キャリーにベニヤ板を付けて全部乗るようにしました。)、大波止の先端の方の小波止向きに出っ張った所目指して進んだ。根本の方には、ウキ釣りの人が何人かいた。投げ釣りの人もいた。投げ釣りの若い子は、ランドサーフ(ダイワの新しい竿)を3本並べて釣っていた。俺もまた竿がほしいよー。でも当分は無理か。マイポイントに到着。むかーし、むかし、ここで初めてコロを釣ったのだ。46.5センチ。それ1匹だけだ。あとはバラシが1回。今日はラッキーにも筏が無いので投げやすそうだ。大波止の少し先のこちら向きにウキ釣りの人が3人いる。そっちの方面には少し投げにくい。でも3本だけだからいけるだろう。
 コロにはエビマムシが良いとどこかのHPに書いてあった。上ちゃんがブラックタイガーを持っていると言うのでもらうのを忘れてしまった。オモリを投げたら届く距離にいるのだが、そういうわけにもいかない。仕方ないので、また根本まで戻って、車で小波止へ。上ちゃんにエビをもらい、小波止の方が車が置きやすいので、大波止の付け根まで運転してもらった。ありがとう上ちゃん。上ちゃんちょっと怒ってたけど。
 またマイポイントまで大波止を歩いていって、仕掛けをセットして、エビマムシをつけて投げ始める。ドボン、バシャーンと自立オモリの大きな音がする。普通のオモリならシュボッというだけだが。(終わってから善ちゃんに着水音で魚逃げるでと言われてしまった。)
 ちょこちょことあたりはあるが乗らない。上げてみるとエサがない。エサ取りが結構いるようだ。あの針じゃキスは乗らんわなぁ。
 2時頃ガシラが来た。このあとコロや。(去年上ちゃんがガシラが来たあとにコロが来たのでそう信じられている。)ところが何も来ない。1時間ほどして、キスが来た。針はエラにひかかっていた(あの針は、キスの口よりでかかった)。小波止の様子を聞いてみると、上ちゃんがガシラで、善ちゃんは、ゴンズイばかりだそうだ。2匹長寸にしたら良かったかな。
 ゴンズイが釣れた。針が大きいので、飲み込んでいない。ちょっと怖いけど、コチばさみとペンチではずせる。4匹ぐらい釣れたがみんな、はずせた。ゴンズイはすごいな。何とかして食べようとする根性には恐れ入る。
 明けてから、善ちゃんが少し竿を曲げている。鯛を釣ったらしい。おっちゃんもキスを釣っているとのこと。善ちゃんが優勝か? コロさえ来たらなぁ!! それがなかなか来ない。
 上ちゃんが遠くの方でラジオ体操をしてる。時計を見ると6時半過ぎ。もう少しがんばろう。小波止は竿釣りの人が来てにぎやかになってきたようだ。
 自立オモリだから根掛かりは無かった。結構沈んでいった。ただ着水音が・・・・・。改良の余地ありか。最後にガッチョが来て、9時過ぎ暑くなってきたので納竿となった。
大波止から森の鼻を望む大波止先端左にマイポイント、その向かいが小波止
 南部ももうあかんかな、などとぼやきながら高速をひた走り、佐野のJCTで間違えることもなく、来来に到着。
 検寸した。俺は小さなキス、善ちゃんはマダイ26.0センチ、おっちゃんは俺より大きいキス。上ちゃんは、善ちゃんの鯛より大きい26.3センチのキスで上ちゃんの勝利となりました。キスに負けた善ちゃんのショックは大きかったようです。俺のガッチョに負けた雅くんのコロダイのように・・・・・・・。