南部釣行記(2004年9月5日)

 
 
南部なんて大嫌いだぁ〜!!!

 8/8日の例会も終わり、上ちゃんうきうき、俺がっくり。俺の子供が、釣りに行きたいと言うもんで、8/16日昼の2時頃より、上ちゃんと俺の中1の息子とその友達の4人で、和歌山方面へ。
 とりあえず釣りエサ関西へ。チロリ1500円と青500円、石ゴカイ300円と3.6メートルの万能釣りセット3700円也を買って、それから、ネットで見つけた投げ釣りに強い釣具屋?フィッシングVへ寄って、33号のおもりとボックスのカレイ針を買って(おもりが40号まであるのとボックスの針が置いてあるのがよいと思う)、阪南インターから阪和道へ。最終目的地は、日高川だが、引き釣りもしたいということで、唐尾かその辺に行ってみようということで、湯浅で下りて、広港の方へ。海岸沿いを走って、この前、帰りに下ちゃんと見た西広海水浴場の方へ、それが唐尾湾だ。めちゃめちゃ浅い。少し戻って、船揚場から竿を出すことにした。時間は5時。まだ少し暑い。海水浴も減ってきたみたいだ。竿を1本ずつ持って、船揚場へ。息子は、3.3のルアー竿に15号のおもり、その友達は、さっき買った3.6の万能竿に15号のおもり。俺は息子の方の面倒を見て、上ちゃんが息子の友達の面倒を見てくれた。2人とも、なかなかうまく投げられないし、エサは、自分ではよう付けんし、自分の竿を、投げる暇がない。しびれを切らして上ちゃんが、「おっちゃんが見本見せたろ!!」と言うと、仕掛けはつけないまま、振りかぶって、かっこうよく、みんなに見えるように少しゆっくりめで竿を振った。その瞬間バシッ、シュルシュルッ〜と糸が切れて、おもりがさようなら状態。おまけに穂先のガイドが、折れて飛んでいって無い。やってくれるぜ、天然!上ちゃん。「トラブルのん、この竿ばっかりや。」と上ちゃん。それを引き起こしてるのはあんたや、あんた!と心の中でつっこみを入れるのでありました。
 結局そこでは、ちっちゃなちっちゃなふぐ1匹で、他に行ってみようと、そこから海岸沿いに南下。うろうろしたが、釣り出来そうなところが無く、別荘地も海岸辺りに近づけず、そこからみかん山の方に上っていって、道を間違えて、どうにか42号線に出て、8時頃日高川に到着。
 とりあえず腹ごしらえと、上ちゃんの持ってきてくれたそうめんと、嫁の作ったおにぎりをみんなで食べて、釣り開始。暗いので、子供たちに投げさせるわけにいかないので、俺と上ちゃんが、子供たちの竿も投げて、巻き取りをさせることにした。子供たちの寝るスペース確保のため、ベニヤ板と長椅子で外に台を作って、その上に荷物をすべて置いて、雨やつゆよけに、上にブルーシートでテントを作った。
 キスは3匹ほどしかつれない。ゴンズイが釣れた時は、これは危ないと教えておいた。12時頃、子供を、車の中に蚊帳をつって寝かせた。
 アタリが無い。だんだん天気が悪くなってきた。朝からは雨の予報だった。上ちゃんも寝てしまった。明るくなりかけた頃から、雨が降り出した。みんなを起こして、荷物を車の中に入れて、ベニヤ板もイスも片づけて、車の中に避難。明るくなってきた。雨はそんなに強くない。小雨程度で降ったりやんだり、どちらかといえば止み間の方が多い。もう少しここで釣るか。また釣り始める。川は濁りが入りかけている。
 6時頃、子供の友達にキスが来た。うれしそうだ。自分でエサつけて、自分で投げて、自分でアタリを見て、自分でつり上げたのだから、うれしいだろう。俺たちもそんなときがあったのかなぁ。今はもう、俺の方が大きいの釣っただとか、数では俺の勝ちやとか、釣る喜びを忘れてんとちゃうか? 人と勝負するんや無くて、純粋に魚を釣る喜びをもっと味わわんといかんなぁ、、、、、。キスとその子を写真に収めた。
 アタリが止まってしまった。7時半。ここはもうやめて、河口か煙樹に行こうという事になった。コンビニでちょっと食い物を買って、煙樹の方へ。途中、左に曲がって、河口へ。上ちゃんは、狭い砂浜みたいな所まで釣りに行った。俺と子供2人は、河口に投げ込んだ。子供の友達の竿が異常に曲がっている。4本針にメッキが4匹付いている。「おっちゃん、すごいでぇ。」また大喜びだ。うちの子は、ハゼを釣った。「お父さん写真撮ってよ。!」 ハハーン、さっき友達が写真撮ってもらったから自分も撮って欲しいんや。わかりやすいなぁ。
 「あかんわ、、、。」  上ちゃんが帰ってきた。みんなで漁港の中へ。全然ダメ。煙樹に行く。先客が2人いる。邪魔にならないように、上ちゃんと俺とで挟んで投げ始める。2人ともイッパシに投げられるようになってる。後ろから見てると投げ釣りマンだ。結局そこでも、俺たちは、ダメだったが、上ちゃんは、ピンキスを3匹釣っていた。さすが、上ちゃん!!!
 結局、釣果はイマイチだったけど、リフレッシュできた2日だった。
 前説(まえせつ)が長くてすいません。8月の29日に例会をしようと、1週間前から連絡を取ったんだけど、6個目の台風16号がやってきて、1週間延期になりました。
 火曜日に連絡を取ると、メンバーは、俺と雅君とおっちゃん3人だけ。台風がまた来てるし、延期しようかどうしようか? 雅君と話して金曜日頃まで様子を見ようということになった。
 そして金曜日、台風は南海上を真西に進んで沖縄方面に向かっている(この台風18号は、次の週の前半に沖縄から北上して九州から日本海へ抜けていきました。7個目の台風は新記録だそうです。)。波は少し高いだろうが大丈夫みたいだ。ようし行くか。
 土曜日。「俺体調こわしてしんどいねん。」と雅君。「しゃーないな」 2人か。どうしよう? おっちゃんにTEL。「雅君がダメで2人になってしまったんです。一応行こうと思ってるんですが、どんなもんですか?」と俺。「うーん、どうしよう? やっぱり行くか。」とおっちゃん。でもって夕方5時におっちゃんと善ちゃんの駐車場で待ち合わせとなった。
 竿(アウターガイドシステムムーニー仕様)におもりをセット。おもりは40号にした(軽いと竿が曲がらないから)。寄せカゴ付き逆V字天秤、イカゴロ入り寄せエサ、餌木、ルアー、ワーム等々、いろいろバッグに詰めて。それからインターネットに出ていた「ヒラメが絶対釣れるダウンリグショット」(未常識のヒラメ釣りメソッド参照)を自作して、これで、ヒラメからコロダイから釣れたらどうしよう?!
 5時10分前、おっちゃんよりTEL。善ちゃん駐車場へ。善ちゃんも待っててくれた。「照ちゃん、南部に行ってるらしいで。」「あかんかったら、どこかさがすわ。」
 まずエサ屋へ。雨の予報だ。第2阪和は雨がぱらついていた。マムシ2000円購入。泉佐野から阪和道へ。まだ明るいので結構車が多い。海南を過ぎて吉備道には入ったら車は少なくなった。もう暗くなってきた。6時半か。南部に着いたのが7時過ぎ。南部の波止には7時半頃着。照るちゃんの車があった。陽ちゃんも一緒だ。先端ではなく、だいぶ手前で釣っている。先端が空いている。「連れがあと2人来るけど、もし何やったら入りや。」と照るちゃんが言うので、お言葉に甘えて先端へ。「おっちゃん、先端か、その手前かどっち?」「どっちでもええでぇ。」「先端に行く?」「いや、わしひとつ手前にしとくわ。」「そんなら俺先端行くわ。上ちゃん先端でコロ釣ってるけど、ええん?」「ええよ」ということで、俺が先端、おっちゃんが、ちょっと手前ということになりました。上ちゃんのとこでコロ釣るどー。
 2本は外向きに40号のおもりで、丸セイゴの15号の1本針にマムシをつけて投げ、1本は内向きに逆V字寄せカゴ付き天秤にムーニー特製寄せエサを入れて、イカの切り身をつけて投げて、あとルアーを少し投げて様子を見た。アタリ無し。時間は8時。8時半が満潮、2時頃が底、朝の9時頃がまた満潮だ。まだまだ12時間ある。
 善ちゃんよりTEL。「どう。」「今さっき釣り始めたところ。まだ全然」「こっちはすごい雨や。そっちはどう?」「いい天気や。星さん見えてるで。」「がんばって、何か釣れたらTELちょうだい。」「ゴンズイでもええ?」「あかん!!」
 照るちゃんが言っていたように餌取りが多い。30分ぐらいで上げると餌がない。イカは結構残っている。餌とりに強いということか。おっちゃんがゴンズイを釣った。俺も釣った。家にTEL。上ちゃんよりTELあったよ、とのこと。TELしてみる。「俺とおっちゃんだけやねん。」「何処?」「南部の小波止や。俺がお前のポイントで、おっちゃんが、この前の下ちゃんと俺の間くらいのポイントや。」「ガシラが来てからコロダイ来るで。とりあえずガシラ釣りや。俺な、日曜日健康診断やったんやけど、よう考えたら今日でもよかったんや。それで今日済ましたんや。」「お前もっと早うTELして来いよ。そしたら一緒に行けたのに。」「そんなに早う出るて思ってないがな。朝磯ノ浦か、マリーナの浜の宮まで行って来るわ。」「南部まで来いよ。朝の時合いに間に合うで。」「うーん」
 ゴンズイはちょこちょこ釣れるけど、他はダメ。ヒラメでも狙うか。絶対釣れるダウンショットリグを試してみる。全然釣れない。そんなに簡単に釣れるか!! 今日は魚のお休みや。照るちゃんたちもダメみたいだ。底の時合いもダメだった。
 陽が明けてきて、竿釣りの人がやってきた。上ちゃんよりTEL。「今エサ屋や。これからマリーナの浜の宮に行こう思ってるねん。」「すごい波やでぇ。台風の影響や。ここは大波止に隠れてるから波はないけど。」「浜の宮やったらいけると思う。」上ちゃんあんたも好きねぇ。
 時間は5時。これからが勝負だ。おっちゃんがんばろう。おーッ。
 上ちゃんよりTEL。波はキツイし、サーファーは多いし、なかなか釣りつらいぞ。とのこと
 6時半頃、おっちゃんが、こっちを向いてニコッとして何か言っている。次の瞬間、曲がっていた竿が、プシュンとまっすぐになった。おっちゃん苦笑い。「今乗ったのに、バレテもうた。ダハハハッ」
 それから10分ほどして、またおっちゃんがこっちを見て何か言っている。こりゃコロだ。あわててタモを持って行く。36〜7のコロだ。ええなぁ。
 底が大荒れになってきた。鳴門のように潮が流れる、おもりが流される。20センチほどのワニゴチが来た。
 9時に納竿ということで、あと1時間だ。2000円のマムシがまだ500円ほど余ってる。ええい房掛けじゃ。3匹ぐらいまとめてつけて、軽く放っておく。
ラストを投げて、1本がおっちゃんのと絡んでしまった。俺がおっちゃんの方に投げすぎたのだ。仕方がないので、おっちゃんの竿立てに置かしてもらう。9時になって最後の竿を上げる。おっちゃんの竿立てに置いてあった竿に、ガシラが釣れていた。今頃釣れてもなぁ。餌無いし時間無いし。
 納竿して、善ちゃん上ちゃんと来来で合流。俺のタモはえらいねぇ。コロダイいっぱいすくってるもん。40号のおもりは、重い!! 腕が痛いよーぉっ、、、、。
 検寸したら俺のワニゴチより上ちゃんのチヌの方が大きかった。ショック!!!

コロダイを釣ったおっちゃんはエライ!!俺のタモも実にエライ!!