南部釣行記(2004年8月8日)--7月分の釣行記です。--

 
 毎年異常気象。今年は、梅雨前には雨が多く、梅雨に入った途端空梅雨で、雨がない。特に、わが町若樫町は、隣町で「もういらん!!」と言うほど雨が降っても、ちょっとしか降らない変な地域になってます。お陰で、水源にポンプを置いて、みずかけはしなきゃならないし、原油の高騰で、高いガソリンは要るわ、その上みかんの成りは薄いし、もういや!!。
 隠岐の島から帰ってきて、竿を手入れしてるときに思いついたんだけど、俺のインナーガイド(ダイワならインターラインだけどシマノだから)の投げ竿、外ガイドに出来ないだろうか? なぜって、手入れが面倒だから。釣行するたびに、分解して掃除しなければならないし、ゴミを拾うので、投げてるうちにどんどん飛距離が落ちてくるし。それで最近は、使うのは、竿数が4本以上必要な隠岐の島の時の年1回になってしまっている。もしも外ガイドなら年中使えるのに。 
 俺のは、シマノのインナーガイドサーフリーダーで、導入ガイドが、はずせるタイプで、各竿の下に付いてるガイドもねじ込み式で、はずせるタイプ。だから、トップガイドさえ外せば、いけるんではないか?
http://sizuka16.hp.infoseek.co.jp/mydougu.htm より引用させていただきました。

 まず、トップガイドを、ライターで焼いてはずした。ダイワの昔のロングビームの4mの竿と合わせてみて、2番3番ガイドの位置を調べ、そこの太さを計った。4番目は2番竿の先、5番目は、3番竿の先(ここは変にテーパーがかかっているので寸法の取り方がむずかった。)。これで、すべての寸法がわかった。当然SICガイドだ。冨士工業のサイトに行って、ガイドの品番を見て、とりあえず1セット頼んでみようと、釣具屋にTELしてみた。ところが、冨士工業のガイドは、箱でしか取り寄せできないとのこと。
 そこで、今度は、冨士工業にメールで問い合わせてみた。小売りはしていないとのことだったが、取引先の釣具屋を教えてくれた。兵庫県の方の釣具屋で、HPも持っている。そこにメールで、2回問い合わせしてみたが、未だに何の返事も無し!! 今度は冨士工業の大阪の取り扱い問屋を探し、そのうちHPがあるところにメールで問い合わせてみたが、やはり小売りはしないとの返事。
 富士のHPのニューガイドコンセプトの7ガイドの寸法を計算して、また品番をピックアップして、今度は違う釣具屋に、3個ずつで問い合わせてみた。1箱5個入りなので5個単位の注文になり、しかも納期が2ヶ月かかるとの返事。こりゃもうダメだ。
 冨士工業から取り寄せるのは、無理みたいだ。それじゃどうすればいいか。シマノやダイワなら部品としてガイドを取り寄せできるはずだ。ただ同じサイズのものがあるかだ。両社のHPの部材リストを見ていった。ふつうの振り出しの竿は、みんな細くて、あうのがない。穂先だけなら、並継ぎの竿の穂先に太くて合うものがある。でも、4番や5番であうガイドがない。困ったなぁ。じっくり調べていくとダイワのオルノスという振り出し竿が穂先も太くて、4番5番も号数をまたげばあうのがある。これならいける。早速、釣具屋に1セット注文してみた。部品は定価販売だそうで、5000円以上かかってしまった。1週間ほどで到着。穂先は少し太い目なので、下糸を巻いて、瞬間接着剤をつけて差し込んだ。4番も5番も同様に下糸を巻いて、5番はテーパーがキツイので、少しテクニックがいったが、何とかくっつけることが出来た。これを今度の例会に持っていって、みんなに振らして感じを聞いて、良ければもう2セット注文しよう。


  7/9(金)善ちゃんよりTEL。「急に親父の調子が悪くなって、例会に行かれへんね。」「エッ、おっちゃん大丈夫か?」「ちょっと厳しい!!、例会頼んどくわ!!」「わかった」
 ところが、その夜に、善ちゃんのおっちゃんは、なくなられた。当然、例会は中止。善ちゃん気落ちしてるやろなぁ。泉州投げ釣り会のメンバーで香典をしようということで、一人3000円ずつ出すことになった。徳ちゃんや上ちゃん、下ちゃんらが、お通夜に来てくれることになった。下ちゃんは、仕事の都合であとから、上ちゃんと徳ちゃんは、俺と一緒に、お通夜に行って、帰りに雅君所で、また釣りの話。途中恵みの雨が降り出して、(おっちゃんの涙雨かなぁ。)長話となった。結局、例会は、7月分を、8/1日、8月は8/29日ということになった。
 それから2週間、雨がない。みずかけはしているが全然足りない。やっと雨は降ったけど、2時間ほど。梅雨も明けてしまった。近畿が梅雨明けしたら、新潟や福井で大雨。犠牲者まで出ている。
 善ちゃんが、当分例会に参加できないので、その間、例会の段取りを頼まれた。例会1週間前の日曜日、みんなに出欠の確認のTEL。今回は、俺と雅君と上ちゃんと誠ちゃんの4人になりそうだ。誠ちゃんは、知り合いの人2人と南部に行くそうだ。雅君は、有田かどこからしい。俺と上ちゃんは、コロダイの大物狙いで、昼からの3時頃から出て、白浜の袋かどこかに行こうか。
 変な台風が、関東の南海上を真西に?進んでいる。どうも週末近畿の南海上にやってきそうな気配。雅君より、水曜日にTEL。「今度の例会、延期した方がええんちゃう? 台風は来なくても、海は大荒れやで! 」「ちょっと考えてみる」
 一応、上ちゃんや誠ちゃんに相談してみようと思っていると、誠ちゃんよりTEL。「今週南部行くの中止しました。」とのこと。波止は怖いよなぁ。高波見に波止に行って、波に飲まれて死んでるもんなぁ。やめといたほうが無難やなぁ。ということで、1週間延期。
 結局、台風は、土曜日に四国に上陸。風水害をもたらし、波は月曜日まで高かった。行かんでよかったわ。ただ残念ながら、期待していた雨も、それほど降らず、うちにとっては、残念な台風でした。
 またまた1週間前の日曜日、みんなに出欠の確認のTEL。誠ちゃんはダメらしい。徳ちゃん、おっちゃん、 法ちゃん、吉ちゃんもダメ。善ちゃんは当然ダメ。下ちゃんは行けるそうだ。結局、俺と上ちゃんと、しもちゃんと雅君の4人になった。
 雅君は、有田の方に行くというので、上ちゃんと下ちゃんと俺の3人で、行くことになった。そうそう冷蔵庫のイカとイカゴロ入り撒き餌も忘れないようにしよう。上ちゃんは、ブラックタイガーを持っていくという。エサは前日にでもTELしよう。
 今週は天気続きだろうと思っていると、夕方の天気予報の時、子供が「熱てなに?」と聞くので、テレビの天気図を見ると、紀伊半島の南の方に熱帯性低気圧がある。「あれは、台風のなれの果てや」 でも、台風は行ってしまったばかりなのになぁ。
 次の日、それが台風に変わった。急に台風になるな! それが北上してくる。そして、四国に上陸して北に抜けていった。完全な雨台風で、夜になって強い雨が降ってきた。うちにとったら恵みの雨。でも、水源のそばのポンプが流されないか心配になってきて、真っ暗の中、嫁と引き上げに行って来た。
 水曜日、山で摘果をしていると、法ちゃんよりのTEL。「先週行って来たん?」「いいや。台風のため今週に延期した。」「エッ、そうなん。今週俺も知り合いの人と釣り行こうおもてんねん。」「例会参加する?」「例会は無理やと思う。朝早くに出て、向こうでゆっくりしたいから。初心者連れていくんやけど、何処がええやろ?」「うーん、キス釣りぐらいかなぁ?」「有田の下流に行こう思てんねん。」「ええんちゃう。」「エサ頼んどいて。チロリ1000円」「ええよ」「土曜の夜朝4時頃行くから。」
 木曜日、上ちゃんと下ちゃんに、エサを聞く。上ちゃんは、マムシ1500円。下ちゃんには、メールで聞いた。
 金曜日午後、山で摘果をしてると、下ちゃんよりTEL。「エサですけど、マムシ1000円とチロリ500円頼んでください。」「俺は、マムシ1000円とユムシ10匹とイカの切り身持っていこう思てんねん。上ちゃんはブラックタイガー持って行くらしいで。」「それやったら、僕、肉の脂身持って行こうかなぁ? 釣れんかったら、焼いて食べられるし。」「それもええなぁ。」何の相談や。
 夜にエサの連絡をする。竿3本で、1本はマムシ、1本はイカ、1本はユムシ。みんな1本針だから、ユムシは5匹に変更した。
 土曜日午後、雅君よりTEL。親父の代わりに法事に行くことになったから、例会行けなくなったとのこと。残念やな。結局俺たち3人だけだ。2匹釣寸の予定だったけど、何でもありにしようかな? なんてね。レベル低すぎ!!。
 1ヶ月近く冷凍庫に眠っていたイカの切り身と寄せエサ君を早い目にクーラーに放り込んで、道具を整えて、準備完了。
 夜9時半過ぎ、下ちゃんよりTEL。岸和田和泉を下りたところ、とのこと。待ち合わせ場所の善ちゃん所へ。善ちゃんより例会ノートを預かる。「今日は南部がええんとちゃうか? と雅君が言うとったで。」と善ちゃん。「釣り人多いんとちゃうか?」と俺。「そんなにおらんて雅君言うとったで。」「空いてたら南部に行くわ」
 とりあえずエサ屋へ。エサと氷を買う。明けたら引き釣りをするつもりなので、石ゴカイを300円追加する。白版に法ちゃんの分のチロリ1000円があった。8/7日の4時になってた。8/8日の4時やでぇ。
 ここから下ちゃんが運転。泉佐野から高速を上がって、先日阪和道が南部まで延びたので、直だ。1時間ちょいで着いた。
 南部を下りて、5分ほど走ると、南部の波止に着いた。波止に上がると根本に投げ釣りマンが一人いた。例会だそうだ。先の方には誰もいない。全くいない。こりゃラッキーだ。早速3人先端まで荷物を担いで行く。上ちゃんが一番端、下ちゃんがその次、俺が一番手前。早速竿をセット。外ガイドインターライン(アウターガイドシステムとども言おうか)3本の竿を出し、うち2本は、寄せカゴ付き逆V字天秤、残り1本は、ふつうの逆V字天秤だ。寄せかごにエサを詰めて、これがまた漬け物臭さと磯臭さのダブルで臭い。それぞれの竿に、マムシ、ユムシ、イカをつけて、フルキャストだ。何だか飛距離が出ないように思ったが、まぁいいか。
 横で下ちゃんが、何か来ましたと言っている。見に行くと、対象魚ではあるが何かわからない魚が釣れていた。(検寸の時、雅君がフエフキの子供だと教えてくれた。)20センチぐらいか。
 また下ちゃんが、アナゴが釣れました。と言っている。行ってみると、アナゴにしては細くて、しっぽが丸く、仕掛けにぐるぐる巻きになっている。下ちゃん、それウミヘビやでぇ。上ちゃんは、ゴンズイと遊んでいる。
 エサを付け替えようと、上げてくるとやけの重くて、大アナゴだった。とりあえず持って帰るか。
 そろそろ明るくなってきた。5時が底だ。地合だ。エサをみんなマムシに変えて、逆V字から全遊動の海草に変えて投げる。回りに竿釣りのおいやんたちがやってきた。すごく釣りづらい。ガシラのような、鬼オコゼのようなのが釣れた。小さかったのでリリース。
 法ちゃんよりTEL。「いま阪和道です。有田に行こうと思ってます。」とのこと。時間的にちょっと遅いんちゃうかなぁ?
 竿釣りのおっちゃんが、35センチくらいのコロダイを上げた。しばらくしてその隣のおっちゃんが40くらいのチヌを上げた。コロダイやチヌがいるんや。みんな俄然やる気が出てきた。
 法ちゃんよりTEL。「有田まっ茶々です。」とのこと。「どこかええ所無いですか?」「下津に行ったらどうや!?」「ここでも、おっちゃんが下津がええんちゃうか?て言うてました。」とのこと。
 上ちゃんにガシラが来た。それからチャリコが来たらしい。権利達成や。俺と下ちゃんはまだだ。しかも俺は、完全ボーズだ。
 俺が改造した竿は、明るくなってからは、ふつうに投げられるようになったが、徳ちゃんによると堅い竿は振り切ると飛ばないそうだ。夜中27号のロングビーム(かなり古い)と同じ感覚で、IGサーフリーダーアウターガイドシステム(ムーニー仕様)を振っていたのだが、竿が堅いから(元はインターラインだから穂先が3.7ミリもある)飛ばなかったのだ。明るくなると、止められるから、ふつうに飛ぶのだ。
 法ちゃんは、結局下津に行ったけど、波止は人がいたので、少し岩場の所に行ったんだけど、根掛かりばかりで全然ダメだったそうだ。
 「ドラグがなってます。」下ちゃんが、上ちゃんに言った。いいねぇ、この上下コンビ。上ちゃん竿に飛びついて、巻き上げる。「ポンピングするなよ!」と俺の声。「タモ無いど。」と上ちゃん。あわててタモを持っていく。コロダイだった。メジャーで測ると、52センチあった。6時半頃だったか。上ちゃん大喜び。
 全然アタリがない。ラジオ体操するな上ちゃん!! 腹立つ奴やなぁ。

 8時頃やめて、引きつりをしに行こうと言うことで、42号線を通って結局御坊まで行って、煙樹の浜で竿出ししたがダメで、漁港もダメだった。そこからまた、42号を帰って、途中から海沿いに入ってみた。細くてだらだら坂の道を山の中から海岸線、海岸線から山の中とその景色が素晴らしい。海は透き通っている。小さな海水浴場がある。「こんな所にこんなきれいな海水浴場があるんですねぇ。有名なところは、汚いのに。子供が小さいときに知っていたら、ここに連れて来たるのに。」と下ちゃん。
 湯浅の広港の所に出た。昔は高架橋の横がすぐ海だったのに、埋め立てが進んで、建物が建っている。上ちゃんは、おネンネだ。
 吉備から高速に入って、上ちゃんの運転で、来来まで。雅君よりTEL。「今何処?」「高速の所」「遅いやん」「12時半ぐらいに着く予定で釣りしてたんや。」「来来で待ってるから。」 コロダイがみたいんやな。
 来来着12時半。優勝は上ちゃん。あとは権利達成せず。雅君は、コロダイを見て、また、用事で帰った。法ちゃんは、30分ほど遅れてやってきた。結局、何もつれなかったらしい。

 来月は、コロダイ釣るどー