管理者からのお願い!

         この投稿欄はスポーツをこよなく愛し活動する方々、若しくはスポーツに
      関心のある全ての方々を対象とし、政治・宗教関係を除くその他全般に関
      する記事を掲載していただくコーナーとして利用して下さい。そして日頃
      から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
      かったこと等、公是良俗に違反せず他者を誹謗中傷しない範囲で、自分の
      日記代わりに思いの丈を投稿して下さい。
             (投稿はe-mailでご連絡ください!)



第六八九号

     宮古島トライアスロン完走できたことに感謝!

2019年5月3日
AAC会員

立田 慶太郎氏

   2018年末に入会しました立田慶太郎と申します。先月の14日に宮古島トライアスロン
   を無事に完走することが出来ました。これまでのトライアスロン歴を含めて今回の宮
   古島完走までの道のりを紹介させていただければと思います。

   宮古島は2014年の第30回大会、2015年の第31回大会に続いて3度目の挑戦となりま
   した。2009年からトライアスロンを始めて毎年2,3回の大会に出場しており、これま
   でロング大会は8回完走しておりますが、2015年に関東から尼崎に引越ししてからは、
   ほとんどトライアスロンの練習が実施できておらず、一昨年、昨年と五島長崎国際ト
   ライアスロン(通称:バラモンキング)に出場し完走したものの、何か物足りなさを
   感じておりました。「もう一度ロングのタイムを狙ってみたい」という気持ちが強く
   なってきて、昨年からトライアスロンのスイムスクールに参加し、そのスクールに
   AAC会員の中川隆夫さんが居られた縁でAACに入会させて頂きました。ちょうど
   同じタイミングで宮古島トライアスロンの当選メールが届きました。

   まず「宮古島トライアスロンで11時間以内に完走!」という目標を立てました。そこ
   からAACの練習会には出来る限り参加するようにしました。1月のバイク練習会では
   初めて訪れた六甲アイランドで先輩方から周回コースを引っ張ってもらいましたが、
   AACの練習会のレベルの高さに驚いたことを覚えています。そこから毎週のように自
   主錬で六甲アイランドへ通い、2月のバイク練習会の時には通常以上の練習にも付
   き合っていただき、13周も走ることができました。一人では絶対にやり切ることが出
   来なかったと思います。

   そして宮古島本番まで1ヵ月半となったところでまさかの転勤辞令!勤務地が札幌と
   いうかなり遠い場所になったため、新たに住む場所の確保や引継ぎの調整などで宮
   古島へ参加することを諦めかけたのですが、「諦めるのは簡単だ、何とか参加できる
   ようギリギリまでもがいてみよう」と気持ちを切り替えて、そこからの1ヶ月半は自分
   のこれまでの人生の中でもとても濃密な時間を過ごしました。

   3月に入りまず一週目に篠山マラソンをサブ4で完走。翌週から札幌での新居探しが
   優先度No.1になる中、練習する時間を確保することが難しくなりましたが、徳島マラ
   ソンの前日に無事に新居が確定し、札幌から弾丸スケジュールで徳島入りして何とか
   こちらもサブ4をクリア。その翌週は六甲キャノンボールのSpeedに参加してサブ8.5を
   達成。3月末の週末はAACのトライアスロン春合宿に参加。4/1に札幌の事務所へ出
   社する必要があるため、土曜日のみの参加を余儀なくされましたが、大雨の中でアワ
   イチを達成することができ、宮古島本番に向けて自信がつきました。

   宮古島への渡航もちょうど大阪の引継ぎスケジュールを上手く調整することができ、
   当初の予定通りの日程で宮古島入りすることが出来ました。宮古島本番はめまぐる
   しく天候が変わる難しいコンディションでしたが、11時間55分47秒のタイムで無事に
   フィニッシュすることが出来ました。3月以降の練習の質と量を確保することが難し
   くなった影響もあり、目標としていた11時間以内の完走は達成することは出来ません
   でしたが、今回の完走ほど嬉しかったことはありません。というのもAACの方々との
   出会いが無ければ宮古島への参加すら諦めていたと思うからです。本当に沢山の
   方々からパワーをいただいたお陰で宮古島を完走できたといっても過言ではありま
   せん。この場を借りて改めてお礼申し上げます。

   4月から札幌転勤となり、これから皆さま方と一緒に練習することが難しくなること
   は大変残念ではありますが、北海道でもトライアスロンは継続していくつもりです。
   また関西に戻った時には練習会に参加させて頂きますので、これからも宜しくお願
   いします。札幌にいる間は北海道マラソン、北海道トライアスロンに毎年エントリー
   する予定です。札幌へお越しの時は是非連絡下さい。北海道の大地を一緒に走り
   ましょう!
   (大会開催日:2019・4・17)
             



第六八八号

      
挑戦を支えてくださる皆様に感謝!

2019年4月14日
AAC会員

本山 靖子氏

   2018年末に入会した本山靖子と申します。皆様にお伝えできるような経歴や競技成績も
   ありませんが、挑戦を支えてくださるAACの方々に、この場を借りて感謝の気持ちをお
   伝えしたいと思い、筆をとらせて頂きました。

   私は大学卒業までは東京都品川区で暮らしていましたが、新卒で入社した会社からの辞
   令で、まさかの関西転勤。着任当初、上司の関西弁(河内弁)が理解できず、怒られ
   ても「?」で必死に反省するふりをしていました。そんな私も今では関西に暮らして十
   数年(大阪+芦屋)、最近では東京出身であることがばれない(と自分では思っていま
   す)、出身地不明のエセ関西人となりました。

   社会人になってから、水泳・ジョギング・登山・ボルダリング・スノーボード等、さま
   ざまなスポーツを楽しんでいましたが、大会に参加したり目標に向かって練習をしたり
   することはありませんでした。あくまでも趣味。そんな私がなぜ「トライアスロンをや
   りたい」と思ったのか・・・それは叔父の影響でした。

   叔父は1990年代からトライアスロンをやっていて、ウルトラマラソンにも参加したり水
   泳も速かったりとアグレッシブでスポーツ万能な人でした。そんな叔父を見て、いつか
   は自分も挑戦したいと思っていましたが、泳いで自転車こいで最後は走るなんて、自
   分にはできないと尻込みしていました。トライアスロンへの思いが、浮かんでは消えて
   を繰り返すこと数年。

   しかし「思い」というものはふとしたきっかけで形になるもので、2018年の年始、書店
   でふと目に留まったのが「トライアスロン入門」。なんとなく手にとって、なんとなく
   買ってみました。ほどなくして、当時通っていた梅田のスポーツジムで「トライアスロ
   ンスイム練習体験会」に参加しそのまま入会、まずは水泳の練習から始めました。そこ
   から明石アクアスロン大会、琵琶湖OWSに参加し、2018年7月に「ロードバイク」を購
   入しました。自転車の乗り方が分からず、聞ける人もいなかったので、漫画「弱虫ペ
   ダル」を読んで自己学習。

   梅田は遠いので、時間を有効活用するためにも自宅の近くで練習ができないかと、
   Googleで検索したら「芦屋浜アスリートクラブ」なるものを発見。トライアスロン部が
   あり、しかも活動拠点が近所ではありませんか。すぐにトライアスロン部部長にメール
   を出して「初心者ですがトライアスロンをやりたいです」と心の内をお伝えしました。
   それから数日の間に、グンゼ西宮でAACのメンバーの方にお会いして、あっと言う間
   にAACが自分にとって身近な存在になっていきました。

   グンゼ西宮での出会いから、さらに様々な人と知り合い、競技経験が豊富で輝かし
   い実績をお持ちの方々から、走り方やペース配分、自転車の乗り方、トランジッション、
   トライアスロンのルール等、必要なことを教わることで、初挑戦をひとつひとつ無事に
   クリアしています。

   トライアスロンとは関係ありませんが、先日、トレイルラン部の六甲全山縦走に参加
   させて頂きました。トレイルランニング初参加で、しかもフルマラソンを走ったことが
   ない私の参加を承諾していただき、当日もサポートして頂いたトレイルラン部の皆様に
   も感謝しています。おかげさまで、この初挑戦も無事にクリアできました。

   芦屋浜アスリートクラブに参加させて頂いたことで、楽しみながら、今の自分より少し
   上のレベルに挑戦し、さらに新しいことに挑戦したいと思えるようになりました。今年
   はフルマラソンに挑戦してトライアスロンのレースにも参加する予定です。まだまだお
   力やお知恵をお借りすることがあると思いますが、これからもどうぞよろしくお願いし
   ます。
   (クルクル練習会:2019・2・3)
       



第六八七号

   関西弁でありながら微妙に品があるのも芦屋ならでは?

2019年4月10日
AAC会員

北田 俊英氏

   4月中旬から仲間に入れていただきました北田 俊英と言います。よろしくお願いいた
   します。小生は、新開地生まれで東灘区育ち、小中高の頃、山の上の学校から芦屋
   浜高層住宅街を眺めておりました。二十歳の少し前に神戸を離れ、5年ほど前からま
   た東灘区に住んでます。

   仕事のストレス発散のため、マラソンを走り始めて4シーズン目、いぶすき菜の花、淀
   川市民、姫路城、大阪、愛媛、熊本城、神戸、防府読売 & 別府大分と9回いろいろ
   走っております。 (生存確認のため基本的に奥さんが同行してます。)。
   記録の方はネットで、54才(いぶすき3:57'56)→55才(姫路城3:24'24)→56才(大阪
   3:15'47)→57才(別府大分3:08'12)といったところです。
   走り始めた頃に、「①腹筋を割る」、「②5kmで20分を切る」、「③マラソンを4’30ペース
   で走る」の3つの目標を立ててましたが、一応達成(①腹囲73.5cm、②19’56、③4’28
   ペース)できたので割と満足してます。ただ、もうちょっと練習を頑張って、もう少し速く
   走れるようになりたいなとも思ってます。

   ランニングの良いところは、走ってる間あんまり考えてないことでストレス発散できるこ
   とです。たまにちょっと考えることもありますが、直ぐにどっかに行ってしまいます。
   芦屋に住んでいた村上春樹が、「走っている時に頭に浮かぶ考えは、空の雲に似て
   いる。(中略)それは通り過ぎて消えていくものだ。そして空だけが残る。」と書いてま
   すが、全くその通りだと思います。(ちなみに、同氏は芦屋浜高層住宅街を「モノリス
   の群れ」と表現してます。(全くそう思います。)

   体のことを考えるようにもなりました。昨シーズンの大阪マラソンで左膝のお皿の中を
   痛め何ヶ月も痛かった(今でも走ると少し痛い)のですが、近所の整骨院のご指導の
   下、膝に負担をかけないよう、座り方、立ち方、骨盤強化、ウォーキング、アイシング
   ・・・とケアを考えるようになったのです。信じられないことです。

   今までは単独で南芦屋浜・芦屋浜高層住宅街などを走っておりましたが、AACに参加
   させていただき、もっと早く入っておれば良かったと思ってます。皆さんと走ると、10km
   ぐらいもあっという間でしんどさもあまり感じません。

   AACが良いなと思うのは、誰か指導者がいるのではなく、名誉会長や会長をはじめ
   役員の方々が素晴らしく、皆さんで作り上げてきたことではないかと思います。主催の
   大会もあり、素晴らしいとしか言いようがありません。それに、芦屋・神戸や西宮の変
   化に富んだ海と山を走るさまざまなコースを設定していただき、かけがえのないワン
   ダフルなこの地を自分の足で巡ることができます。また、皆さん関西弁でありながら、
   微妙に品があるのも芦屋ならではと思います。これからもよろしくお願いいたします。

         



第六八六号

  後期高齢者までは月間200㌔走り続けたい!

2019年4月2日
AAC会員

藤本 一郎氏

   2016年入会の藤本一郎です。現役引退後、健康のために65歳から始めたマラソン。
   42.195㌔走り切ってゴールした時の自分の笑顔がすべてを語っているように思えます。
   自分なりの承認欲求とはこのことなのだろうか。自分の好きなことをやり、傍らには何
   でも話せる妻がいて、疲れない程度に仕事もできる、ささやかな人生を楽しんでいま
   す。夫婦共に後期高齢者年齢を超えるまでは、少なくとも走り続けようと話しています。

   2015年11月初マラソンの神戸マラソンから約4年間で49回(内フル25回)のハーフ以
   上の大会を走っています。シーズンを通じて毎月2回以上の大会出場を目指し、勤務
   先が神戸市内の頃はJR三宮からJR兵庫まで往復通勤ラン、大阪勤務の現在は地
   下鉄西長堀から片道通勤ランのトレーニング中心で走ってます。
   また毎週木曜日(夜)は神戸市中央体育館ランニング倶楽部の練習会に参加、大会
   出場のない週は、土曜日に芦屋浜アスリートクラブの練習会に参加させて頂いてい
   ます。

   年末年始の西穂高岳で1年の締めくくりの雪上訓練&登山を楽しみながら、満足な1
   年を振り返りトレーニング・レース計画を考えます。昨年は、腰痛に悩まされた1年
   でした。脊柱管狭窄症の診断にちょっと驚かされましたが、練習方法など主治医先生
   と相談しながら何とか走り続けることが出来ています。来年度も月間200㌔を目指して
   大会出場を中心に走り続けます。昨年は大阪水都100㌔にチャレンジし62㌔地点で
   リタイヤ、今年は再度70㌔にチャレンジします。

   今年のラストランは3月30日大阪淀川フルマラソンでした。淀川右岸のこのコースは
   30㌔走でよく慣れ親しんだコースです。ハーフコースを2周するちょっと退屈なコース
   ですが、折り返しのランナーと声掛けをしながら楽しめるレースでした。スタート直後
   に感じる息苦しさを我慢する中、4キロを過ぎるころからやっとマイペースの6.3/kに落
   ち着いてきました。前半よりも後半のペースアップが従来のマイペースであった初マ
   ラソン当時を再び取り戻したい。そんな思いを抱きながら後半の二周目に入る砂利
   道で突然の失速と右足の痛みが始まり、すぐに早歩きに切り替え痛みが引くと走る
   等を繰り返すうちに、4.30と5.00ペーサーに追い越されました。そして30キロ付近では
   5.30ペーサーにも追いつかれる事態になりました。初マラソンの記録だけは越えたい
   との思いから腕振りだけでも強く大きく振り、暴風雨の徳島マラソンの向かい風を思
   い出しながら、懸命に最後の10㌔を走り切れました。記録は5時間25分でしたが、30
   ㌔からゴールまでは十分に自分をほめてやりたいと思える6.48/kでした。最後まであ
   きらめない気持ちと目標を切り替えるゆとりを今年度最後のフルマラソンで学びました。
   (大会開催日:2019・3・30)
            



第六八五号

   第20回六甲縦走キャノンボールラン(SPEED)完走!
          楽しかった~


2019年3月28日
AAC会員

岡田 慎一氏

   初めて投稿しますので自己紹介からさせていただきます。西宮在住の岡田と申します。
   2011年に入会後、初フルマラソン完走に向けてAAC の諸先輩方にアドバイスを受け
   ながらランニングという趣味を楽しんでいました。入会から数年後、体調不良(心臓
   疾患)により走るどころか日常生活にも支障をきたす状況となり、これはダメだなと正
   直諦めました。

   AAC からは2年ほど姿を消すこととなり治療に専念した結果、なんとか症状も落ち着
   き主治医からランOKの嬉しい診断!一昨年あたりからAAC 練習会にも参加できる
   ようになりました。一度完全に諦めただけにこうして普通に走れていることが嬉しくて
   嬉しくて仕方がない今であります。
   そんな心境のためか、ランの練習をするというよりも、走れる喜びに浸りたいという思
   いで毎日楽しく走っているという感じだったので、自然と月走距離も伸びて走力もつい
   たせいか、入会当初の目標だったサブ3.5も昨年達成することができました。
   この勢いに任せ、やるなら今だと調子に乗って六甲全山縦走レース(CB)と大阪水都
   100kmも申し込んでいる自分がいました。

   前段が長くなりましたが、そのうちの一つ、第20回目となるCBを無事に完走すること
   ができましたので報告させていただきたいと思います。
   私は宝塚~須磨を走るSPEED(56km)にエントリー。ちなみにこれを往復するPOWER
   (112km)もありますが夜通し山を走るなんて考えられない。(笑)  縦走したことない
   しルートも知らない私は、これでは迷子必至だと1週間前にトレラン部役員のT口氏と
   本番を想定して試走。宝塚のスタートから冷たい雨で標高が上がるにつれ雪に変わ
   り、山頂付近は濃霧で真っ白、以降雹やら強風やらで厳しい天候でしたが、この経験
   が晴天で迎えた本番ではかなりの精神的余裕になりました。
   ありがとうございましたT口先輩。

   フルマラソンより長く走った事がなかったので50km以上のトレイルは未知の世界でし
   たが、過去にマラソンで低血糖となり大変な目にあった経験があったことから、とに
   かく食べる・飲むを心がけました。 本番では主催者側の楽しいエイド+AAC 仲間の
   豪華な私設エイドには本当に助けられました。
   マラソン大会もそうですが現場でのAAC仲間からの応援には本当に力をもらえます。
   試走から一週間ということで疲労も残っていましたが、走り出せばキツさよりも元気に
   走れてこんなレースにまで出れるようになったという嬉しさが先行!

   充実エイドやAAC 応援隊にも後押しされ、最後まで気持ちよく走りきることができ、
   本当に楽しめたCBでした。楽しいのオマケ付試走では9:20位かかったタイムが、本番
   はサブ8(自己計測)で走れたことことも嬉しさ倍増でした。
   元気に走れていることが当たり前とは思えない今は、走れている身体や環境に感謝
   して、これからも目指せる目標があるなら結果はどうでもいいので、チャレンジして
   生きたいと思います。次は水都大阪100kmウルトラ。これまた未知の世界ですが、今
   はこれに挑めるという時間を楽しみたいと思います。
   乱文をお読みいただきありがとうございました。
   (大会開催日:2019・3・24)
            



第六八四号

   もうできなくなった?サブスリー!

2019年3月25日
AAC会員

堀内 信弘氏

   今から10年前サブスリーを目指していた頃、うちのクラブにもサブスリー候補者が何
   名かいて、小生はその候補者の中では恐らくビリッケツの実力。よって周囲のメンバ
   ーを差し置き下馬評を覆してサブスリーを達成したことは強烈な快感だった。ただ、
   そんな意外性のサブスリーだっただけに、後にも先にもたった一度っきり、サブスリ
   ーなんてもう二度とできないかも知れない・・・と思ったものだった。

   ところがその後もシーズン1本づつ、そしてなぜか年齢を重ねた48歳からはシーズン
   2~3本に増産して合計17本のサブスリーを記録。こんな結果は初サブスリーを達成
   した当初からは予想だにしないことだった。

   しかし悲しきかな今シーズンエントリーした大阪、加古川、口熊野、篠山の4本のマラ
   ソンではすべて20km前後でリタイア。44~53歳までの10年間連続サブスリーの記録
   にとうとう終止符を打つことになった。(PB51歳 2:53'38、52歳で年間グランドスラム)

   連続性が途絶えること自体にはあまり失望感はないが、今後もうサブスリーが出来
   なくなってしまったのではないか・・・と考えると、少なからずしも感傷的な気持ちに
   陥ってしまうというのが正直なところだろう。今まで故障知らずだった小生が今シー
   ズンは坐骨神経痛を患い、思うような練習が出来なかったということもあるかも知れ
   ないが、実はそんなことにはまったく関係なく単に老化のせいかも知れない。老いの
   せいにするのは自己責任回避するようで ズルいと考えるかたもおられるかも知れ
   ないが、老いのせいと認めるのは一番辛いことでもある。

   とはいうものの、小生程度の走力でこれほどの結果を残せたことは感無量、我がマ
   ラソン人生において悔いなし・・・という、やり切った感もある。

   最後の篠山マラソンを走り終えて三週間が経過した現在、完全に気持ちは切れてし
   まっている。もう元のヤル気には戻れないかも知れない。Vo2Max 低下を防ぐため、
   責めて週一だけでもスピードトレーニングで繋いでいくことも考えたが、この際完全
   にランニングから離れてみようかとも考えている。一旦完全に離れてしまったほうが
  、また戻って来たくなるか否かハッキリするような気がするし、まだスッキリしない坐
   骨神経痛の治癒という意味でも賢い選択のように思えるから。暫くしてまた戻ってき
   たいと思ったならば、その時は今まで以上に努力して、再度挑戦者の気持ちでサブ
   スリーを目指せばいい。

   そんな訳で今後の身の振り方についてはいまだ決めかねている状況ではあるが、なぜ
   か人生の節目節目で奇遇にも同じ経験をしてきた宗政名誉会長 (44歳で初サブスリー
   して10年間継続したことも、またその間に妻を癌で喪ったことも共通) と、「10サブ
     スリー」
と称して慰労会を開催する予定である。これについては当初はしみじみと二
   人で・・・という予定であったが、この際色んな人に来ていただき「サブスリー談義」
   
  するのもいいのでは?という名誉会長の提案で、僭越ながら「一緒に飲んでやろう!」
   と思ってくださる方にも参加していただく形の開催を予定している。

   それではAACの我が仲間達よ!これからも何らかの形でお付き合いのほどよろしく!

   【過去のサブスリー記録】
     ① 2009.12.23    加古川          2:59'05  
     ② 2011. 2. 6.     別府大分         2:59'27
     ③ 2012. 3.11.      京都         2:57'22
     ④ 2012.11.25.     神戸         2:58'38
     ⑤ 2013.10.27.     大阪         2:54'43 
     ⑥ 2013.11.17.     神戸         2:59'39
     ⑦ 2013.12.23.     加古川        2:59'29   
     ⑧ 2014.11.23.     神戸            2:59'58  
     ⑨ 2015. 2. 1.     別府大分      2:58'45
     ⑩ 2015.11.15.     神戸         2:59'52
     ⑪ 2015.12.23.    加古川         2:55'38  
     ⑫ 2016. 2. 7.     別府大分      2:53'38  
     ⑬ 2016.11.20.    神戸        2:58'32
     ⑭ 2017. 2. 5.     別府大分      2:57'08
     ⑮ 2017. 3. 5.     篠山        2:58'46
     ⑯ 2017.11.26      大阪         2:59'11
     ⑰ 2018. 2. 4.     別府大分      2:58'41  これが最期?
               



第六八三号

  バルセロナマラソンを走ってきました!

2019年3月15日
AAC会員

高口 正司氏

   2019年3月10日バルセロナマラソンを走ってきました。海外マラソンは昨年のローマ
   マラソンについで2回目になりました。このバルセロナマラソンの良かった所は・・・
    ①色々セットされた海外ツアーに参加したり、現地の言葉で訳わからないホーム
      ページにアクセスする事なく、いつものランネット、スポーツエントリーのワン
      クリックで簡単にエントリー出来る所です。エントリー料も早めに申し込めば確
      か一万円ポッキリだったと思います。

    ②開催場所……日本から直通便のない遠く離れたスペインのバルセロナですが、
      航空券はエアチャイナのホームページにタイムセールを利用して早めにチケット
      を取れば関空~バルセロナ往復で63000円位であります。開催会場は空港から
      直通バスの一駅目であるスペイン広場がエキスポの会場であり、スタート・ゴー
      ル会場であり、私は宿泊もスペイン広場近くにしたので8:00ホテル発・8:10整
      列・8:30スタート……ゴール後完走メダルもらってそのまま歩いて10分後には
      宿泊ホテルでシャワーって感じで移動の不安やストレスなく楽しめました。
      ※ホテルは半年以上前にブッキングコムで2人で一泊9000円しなかったと思い
         ます……とりあえず4つ星ホテルですが、ビジネスホテル並み、壁は薄いがま
        あ快適でした。

    ③マラソンコース……海外マラソンはスタート前の盛り上げが素敵です。なに言っ
      てるかわかりませんが音楽とそれに合わせて叫ぶ参加者達……スタートはバル
      セロナの玄関口の大きな公園、そこに3万人以上のランナーが集合し、3ウエー
      ブ位に別けてスタートします。道路はほぼ平坦で、ヨーロッパ特有の石畳ではな
      くほぼ綺麗に舗装された道ばかりです。景色も先ずサッカーで有名なカンプノウ
      スタジアムの前を通り抜けてから、スペインを代表する芸術家であるミロの公園
      を通り、世界遺産の建物カサミラの横を通り14キロ過ぎにはあの有名な教会…
      グラダファミリアが現れてきます。その後広い並木道や古い町並みの中を走っ
      たり現地の人々がくつろぐ大きな公園の中を通り抜けると再度サグラダファミリ
      アが遠くに登場します。3~4キロサグラダファミリアを目指して走り、そして30
      キロ過ぎにはまだ3月なのに砂浜でビーチボールを楽しんでいる海岸線を横目で
      見て、アメリカ大陸を指さすコロンブスの塔が見えたら右に向かいあと3キロでゴ
      ールイン……という素敵なコースです。

   応援する人々も会場発表では7万人?すべて熱狂的な応援隊です。ビブスに大きく名前
   がかかれているのでヘトヘトで歩いてても大きな名前ではげまされ、またゆっくり走
   り出すとさらに大きな声で応援されます。前日飲み過ぎ・食べ過ぎ・遊び過ぎで走る
   前からヘトヘトだったんですが、バルセロナの応援団の声援のおかげで5:22:14で
   無事に完走出来ました。

   また食べ物はサイコーに美味しいです。海鮮も肉もチョロスもサイコーに美味しいで
   す。観光も見所満載ですし、スペインはやさしく親切な人も多く、一生の思い出になり
   ました。サグラダファミリアが完成したらまた参加したいマラソン大会だと思います。
      



第六八二号

  「平成」の間にサブ3.5を達成したい!

2019年1月29日
AAC会員

久保田 浩之氏


   昨年の10月にAACに入会した久保田浩之です。1月13日の大阪実業団駅伝を走っ
   てきました。個人で走るマラソンとは違い緊張感があり、走る距離も短いことも
   あり楽しめました。自己紹介を兼ねて、走り始めたきっかけを記載いたします。

   走りはじめたのは、6年前の48歳の時です。それまではマウンテンバイクで山道
   を走っていましたが、右親指を粉砕骨折しグリップを握れなくなり乗るのをやめ
   ました。その影響もあり見る見るうちに体重が増加して、何か運動をと思い立っ
   たときに、陸上部中長距離の血が騒ぎ、約30年のブランクがありましたが走りは
   じめました。

   久々のランでしたが10km・20kmと距離を伸ばしていき、特に問題なく走れたの
   でその勢いでフルマラソンにエントリーし、根拠のない自信を持ちスタートしま
   した。
   しかし、実際にフルマラソンを走ってみると距離に対する練習不足、30kmの壁
   なるものに行く手を阻まれ、5時間以上かかりフラフラでのゴールとなりました。

   ここでへこたれず距離練習に力をいれ、2回目のマラソンで見事にサブ4を達成
   しました。次の大会ではサブ3.5と意気込み走りましたが、世の中そんなに甘くな
   く両足が痙攣し病院送りとなりました。ここからが長い低迷期にはいりました。

   学生時代の練習メニューを思い出し取り組むようにしたり、ネットで調べ色々試
   してみましたが、若いころの筋力や回復力とオジンでは全てが全然違うことがわ
   からず、無理して色々な個所を故障し練習不足となり、記録が全然伸びない日々
   が続いていました。

   それまでは月に何キロ走らないといけない・・・などと自分にプレッシャーをか
   けすぎ、予定通りにいかないと次回にプラスしたりして体に負担をかけ過ぎ、
   故障するという悪循環でした。

   そんなある日、「トレラン走らないか?」と誘われ出場。約23kmのコースでした
   が、足が・・・こけて傷だらけになりながらゴール。なんとも悲惨な状態だった
   にも拘らず、気分よく楽しめました。ここから自分の意識が変わりました。

   そこで、練習内容を自分に合ったやり方に変え、トレランで気分転換しながら走
   ることをした結果、故障もなくなり停滞していた記録が5分・10分と伸びまし
   た。この勢いで「平成」の間にサブ3.5を達成したいと思います。
   達成できれば、次は学生時代の自分の幻影を追いかけてみようと思っています。

   常に刺激をもらえる AACの皆様、これからもよろしくお願い致します。
     



第六八一号

     初めての駅伝 きつかった後に大きな達成感!


2019年1月24日
AAC会員

安藤 彰啓氏

   昨年10月に芦屋浜アスリートクラブに入会しました安藤です。 運動不足解消から
   軽い気持ちで始めたロードバイクがエスカレートしてトライアスロンを始めるよう
   になりましたが、段々マンネリ化してしまい、トレランや楽しくランニングをした
   いと 思っていたところAACでイベントがあることを知り入会しました。 まだ3ヶ月
   程ですが、土曜日のランニング練習会を中心に、各部の練習やイベントに参加
   して、 会員の皆さんに刺激を受けながら楽しく過ごしています。

   今回、大阪実業団駅伝に参加する機会があり、私自身初めての駅伝に参加してき
   ました。 レース直前にメンバー変更があり、なぜかアンカーを務めることになり
   ました。 そんな大役、大丈夫かと不安になりましたが、3Kmなので頑張ってみる
   ことにしました。

   レース当日、ヤンマースタジアムに到着したとき、すでにエリートクラスのレース
   が始まって いてそのスピードの速いこと。また会場の規模や観客の多さに少々圧
   倒され緊張してきました。 一緒に走るチームメンバーも皆さん早そうでますます
   大丈夫かと不安が募ります。 それでもコースを走ってアップしたり襷を受け渡
   すエリアへの入場の仕方など準備を進めてい きます。

   そしていよいよ私たちの出番。 多くのランナーが一斉にスタートします。 チーム
   の第一ランナー清水さんから次々と襷が渡り、順調にレースが進んできます。
    いよいよ私の前ランナー金涌さんがスタートし、待機エリアに入りました。 待機
   エリアは多くの次ランナーであふれていて、うっかりすると前ランナーが戻ってき
   たこと を見失いそうです。 見失わないようにスタジアム入口を見続け、そして   
   金涌さんの姿を見つけました。 トラック最後のコーナーを回って直線をすごい勢
   いで帰ってきました。 そのまま襷を受け取り、いよいよ私のスタート。 チームの
   勢いを落とさないようスピードを乗せていきます。 ただ自分で分かるほどのオー
   バーペース。 でも、観客席からの応援もあって、そのままのペースでスタジアム
   を出てメインコースに入ります。 ここで西川会長から「マイペースで!」と声を
   掛けていただき、時計を確認すると3:30/km、やはり オーバーペース。

   ここから4:00/Kmをめどに少しペースダウンを図ります。 ところが4:30まで落ち
   てしまい、この後しばらくペース調整に四苦八苦。 1.5Kmを過ぎるあたりまでペ
   ースがばたばたしてしまい、2Kmあたりからやっと4:00程度で維持 することがで
   きるようになりました。 残り1Km程度と思っていたとき、一人のランナーに抜か
   れます。 今まで抜かれていなかったのですが、とうとう抜かれてしまいました。
   ゼッケンはアンカーの青色、そして同じカテゴリーと思われる記号が。 同じカテ
   ゴリーのランナーなので順位を一つ下げてしまうということ。必死でそのランナー
   に 食らいつきます。 でも少しずつ差が広がり、スタジアムに戻る頃には30m程
   離されていました。 それでも何とかトラックを走り切りゴール。 このランナーを
   抜き返すことは出来ませんでした。

   チームのみんなのところに戻り、一人抜かれてしまったと報告したところ、「それ、
   別のカテゴリー のランナーやで。2位をキープしてる。」と言われ、ほっとしたの
   と、そんなハイレベルなレースを していたのかと驚きました。 そのあと表彰式が
   ありチームは2位でした。 銀メダルと賞状、副賞をいただき、しんどかったけど大
   きな達成感がありました。 ただ事前にもっとレースと同じ距離をスピード練習し
   ておけば、ペースも安定してもっと早く走れたのではなかったかと反省がありま
   す。 また次の機会があればすこしでもタイムを短縮したいと思います。

   そのあとはAACメンバーで打ち上げにいき、ここでも大いに刺激を受けました。
    いつも前向きに楽しく活動されるAAC会員や役員のみなさんに感謝いたします。
   これからもAACの練習会やイベントになるべく多く参加したいと思いますので、
   引き続きよろしく お願いいたします。
   (大会開催日:2019・1・13)