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第五八九号

      
第22回四万十川ウルトラマラソン100K走ってきました!


2016年10月21日
AAC会員

伊藤 美紀氏

       伊藤美紀です。第22回四万十川ウルトラマラソン100K走ってきました!100Kマラソン
       は5戦目になります。
       毎回タイムは気にしつつもエイドと景色を楽しみながらマイペースで進みます。
       四万十川のコースはスタートから20kmあたりまでは緩やかに、600m上ったらあとは
       下り基調でとても気持ちよく走れます。今回ネットで調べた休憩45分を入れたキロ7
       分の工程表を見ながら進んでみました。

       目標タイム12:30です。前半50キロまでは、かなりハイになりオーバーペースに(^^♪
       この辺までは、曇り空で涼しくて良かったのですが、徐々に雨が降っては止みを繰り
       返し、ウエストポーチに挟んだレインコートを着たり脱いだり・・・
       工程表はこうです。スタート5:30。
           10K→6:40
           20K→7:55
           30K→9:05
           40K→10:20
           50K→11:35
           60K→12:50
           70K→14:15
           80K→15:30
           90K→16:45
          100K→18:00

       90キロまでほぼ時間どおりに行けましたが、暗くなってペンライトと反射板を腕に巻い
       てもらった辺りから強めの雨が・・・
       結果、このとおりにはいかず、ずぶ濡れでゴールしました。
       昨年の100kmは膝が痛くなり、もう100km走り切れないかな?と心配でしたがそれ
       もなく、2.5キロ毎にあるエイドのバナナ、梅干し、レモン、ミカンを食べ続け、後半ゆっ
       くりながらも走れたことはとても嬉しかったです。

       何も下調べせずエントリーして当選してしまった遠い高知県のこの大会、思い切って
       行ってよかったと思います。写真で見るよりかなり感動しますよ!^ ^
       今回西川さんはじめカズさん、堀内さんお世話になりました。楽しい旅になりました。
       (大会開催日:2016年9月25日)



第五八八号

             
あの? 素晴らしい「村岡」をもう一度?


2016年10月20日
AAC会員

前澤 敦司氏

       村岡ダブルフルウルトラランニング・・・ 昨年、66キロの部に初ウルトラとして挑んだ
       この大会の魅力に取り付かれ、すっかり村岡ファンに。今年はステップアップして88キ
       ロの部に参戦してきました。

       前半は暑さに体力を奪われ、後半は豪雨に気力をも奪われ、結果12時間超えという
       決して胸を張れるタイムではありませんが、当初の目標である「88キロ完走」と「村岡
       の魅力とおもてなしを満喫する」を達成できたことで大満足の一日でした。

       途中何度もくじけそうになりました。涼しく心地よいランが出来たのは朝5時にスタート
       して初めの5キロ程だけ。この間はAAC仲間と談笑ラン。(笑) しかしその後は1000
       m級の山々を上ったり下ったり。
       やっと上り切ったぁと思いきや今度は激下り。距離が進むにつれ太ももが悲鳴をあげ
       る。やっぱしんどすぎる? もう今年で村岡は卒業しよう、これからは最長でもフルマ
       ラソンの42キロにしよう・・・、と何度思ったことか。そんな中、気持ちを奮い立たせてく
       れたのは、地元のおばちゃんや高校生による声援とおもてなし、それにエイドで提供
       される飲食物の豊富さ。

       この「村岡」にハマった理由の一つは地元の皆さんのおもてなしがハンパなく、心に
       染みること。キツい時に「がんばれ!」と励ましてくれ、疲れ果ててエイドにやっとたど
       り着いた時は濡れタオルを差し出してくれて「お疲れさん、汗拭いてね?」と。
       おばちゃんが女神様に見えました。(笑)

       人の応援がほとんどない蘇武岳への激坂に立てられた応援プラカードは、各ランナー
       へのの励ましだけだなく、書かれた文を繋げていくと昔話になるという、キツさを少し
       でも和らげようという演出。嬉しすぎました。
       各エイドでは、ピザ、そうめん、おにぎり、お好み焼き、おはぎ、お餅、トマト、バナナ、
       なし、ぶどう、ヤクルト、カボスジュース・・・。まるでくいだおれマラソン。食べすぎ要注
       意です。

       またコース途中から見る山々は絶景で、疲れた身と心を癒してくれました。とくに朝日
       に照らされた但馬山系は格別でした。村岡ダブルフルのここが「いいね」を挙げるとキ
       リがありません。
       来年もきっと僕は「村岡」を駆け抜けてると思います。(昨年66、今年88だから来年は
       100かなあ~笑) まだ村岡未体験の方々、キツさと感動を味わいに来年是非チャレ
       ンジしてみてはいかがでしょうか。
       (大会開催日:2016年9月25日)



第五八七号

         
第6回グリーンパークトライアスロンin加西、審判長を担当!


2016年10月17日
AAC会員

山口 孝氏
(JTU公認2種審判員)

       兵庫県トライアスロン協会(HTA)からの要請で、兵庫県加西市で実施された『第6回
       グリーンパークトライアスロンin加西』審判長を担当しました。私の審判歴は、2014年
       4月に日本トライアスロン連合(JTU)3種公認審判員資格を取得。2014年は17回ファ
       インキッズトライアソロンin丹波大会、第5回潮芦屋アクアスロン大会、第4回グリーン
       パークトライアスロンin加西(以下加西大会)の審判(マーシャル)を経験。翌年2015
       年からHTAが運営に関わる上記大会と世界トライアスロンシリーズ横浜大会のエリー
       ト(プロ)とエイジグループのマーシャルを担当。今年も兵庫県の大会と横浜の大会の
       マーシャルを担当しました。
       横浜大会の状況は勤務している会社がスポンサーでもあり、会社で取り上げて頂き
       下記に情報発信しています。
       https://www.mitsubishielectric.co.jp/me/areahighlights/kanagawa/triathlon2016/02.html

       加西大会は、干ばつ対策のため池を有効活用したいという加西市からの要請で検討
       開始されたと聞いています。私はプレ大会の第0回大会に参加しました。初めて池で
       のスイムでしたが、第0回大会では水草の整備も実施されず、水質に不安を覚えまし
       たが、匂いや水中生物の攻撃もなく、快適であったと記憶しています。
       加西大会での過去2回のマーシャル業務は水泳担当でした。水泳業務の後はバイク
       競技の安全確認を担当していましたが、私が出場する他の大会同様に、バイク競技
       の基本ルールである『キープレフト』『ドラフティング禁止』を理解していない選手が多
       く居ました。

       今回HTAから審判長の要請を受け私が目指したのは、JTUが進める安心・安全なト
       ライアスロンは当然ながら、『ルールに従った美しいレース』です。審判長の業務は、
       主としてレース運営での競技中の判断です。組織的には審判長は大会本部(加西市
       長)の下に置かれ、技術代表をトップとして、水泳・バイク・ランのチーフをリードする役
       目です。主な業務の1つが大会の競技説明があります。2016年の大会では、目標と
       する『ルールに従った美しいレース』の中で、バイク競技の厳格化を目指しました。

       競技説明会は、(1)レースの前日開会式の前、(2)仕事等で時間的に間に合わない
       方のための開会式、カーボパーティーの後、さらに(3)当日受付後の合計3回もあり
       ます。技術代表が作成されたプレゼン資料に基づいて説明しますが、限られた時間で
       大会の趣旨、競技全体の時間的流れ、会場の空間的位置関係、ルールの説明に時
       間を割きます。
       説明会の冒頭で参加者に質問しました。加西大会に初めて参加される方は意外に多
       く(3割程)、さらにトライアスロンが初めてという方も数は数えていませんが相当数(2
       割程)居られました。余談ですが、加西のトライアスロンは加西市が運営面をはじめ
       強力なバックアップがありますが、今年からロゴとキャッチコピーが作成されました。
       『もっと先へ、その先のスタートラインへ』
       この大会は初心者に参加しやすい大会です。加西大会でトライアスロンデビューし、
       実力をつけ、次の大会を目指してほしい、という趣旨です。

       競技説明会では初めての方にも理解できるように、バイク競技のルールを丁寧に説
       明。ルールと言っても、競技順に
        ・バイクをラックから動かす前にヘルメットのストラップ固定
        ・乗車ラインを越えてから自転車に乗る
        ・車線の左側を走行する(キープレフト)
        ・前の自転車とは10m空けて走行する(ドラフティング禁止)
        ・追い越すときは20秒以内
        ・下車ラインの前で自転車を降りる
        ・ラックに自転車を置いてからヘルメットストラップを外す
       この様な内容です。
       この中で、『キープレフト』『ドラフティング禁止』については時間を割いて丁寧に説明。
       特に『ドラフティング』については1回目は警告、2回目はペナルティーを課すと、少し
       脅しも入れます。ちなみにペナルティーは5分のタイム加算でランコースにペナルティ
       ーBOXを準備。

       トライアスロンの自転車競技でのルールですが、多くの方々(一般市民)がトライアス
       ロンに接するのはテレビ放送でオリンピックや世界大会での日本人の活躍する映像
       想像できます。映像は集団で走行する自転車が当然、使われるでしょう。トライアスロ
       ンの自転車競技は団子状態で走るものと理解するのが自然。しかし、我々エイジ競
       技者は、トライアスロンの趣旨『他人の力に頼らず、自らの力でレースする』まずはこ
       の事実を伝えることから始めます。安全なトライアスロン、ルールを守る大会。私の思
       いは伝わったでしょうか。

       大会当日はお天気に恵まれ絶好のトライアスロン日和。競技スタッフは6時の集合か
       ら慌ただしく時は流れ、バイクで接触事故と熱中症の疑いが1件ありましたが、無事競
       技を終了することができました。
       審判長の大きな任務の一つに、『レースの講評』があります。表彰式、閉会式の前に、
       選手と大会関係者の前で講評を述べさせて頂きました。講評は、各パートのリーダー
       やバイク移動マーシャル、AACから参加頂いているマーシャル、ボランティアと自分の
       目で確かめた事実から、良い点と悪い点について説明しました。

       今回は特にバイクパートでのルール遵守について、オートバイで巡回する移動マーシ
       ャルに状況を伺いました。ドラフティングについては選手で意識が高く、注意すれば素
       直に聞き入れ、数件警告は与えたが選手のドラフティングとキープレフトを非常に意
       識してレースを進めていると報告を受けました。
       講評では良い点として、バイクパートでのルールが守られていた点について、選手を
       称えました。悪かった点は一部の競技者と応援者で駐車マナーが悪かった点を述べ
       ました。

       実はもっと酷い事実がありました。そればトランジションエリアです。バイクパートに移っ
       た時点、ランパートに移った時点でトランジションエリアを確認しました。ウエットスーツ、
       スイムゴーグル、スイムキャップ、さらに飲みかけのペットボトルやウエア等々が散乱
       している状況。緊迫したレースがあっても、この乱雑な状況を直視しなければ、この
       競技の社会認知はありません。来年はこのあたりを改善したいと思いました。
       来年も競技に携わることができましたなら、より一層の競技の安全・安心とともに、整
       然と整理整頓された状態で、兵庫県トライアスロン協会が運営に関わる加西大会の
       大会レベル向上に携わればなと、思っています。
       (大会開催日:2016年9月25日)



第五八六号

            
初 ウ ル ト ラ 1 0 0 キ ロ 完 走 記 !


2016年9月27日
AAC会員

古賀 徹氏

       9月18日、三連休の中日に初めての100キロ、丹後ウルトラマラソンにチャレンジして
       来ました。今までのウルトラ経験は今年、昨年のユリカモメウルトラ70キロが最高で、
       どちらも完走は果たしたものの今年は60キロ手前で両脚痙攣地獄に襲われ、ラスト
       10キロ強がほぼ歩きになり撃沈しました。

       AAC、いや日本、いや世界で一番の汗かきを自負する私にとって、最大の敵は暑さで
       す。ユリカモメ撃沈の際も大量の発汗による塩分、ミネラル等の流出により脚の痙攣
       はもとより手の指や胃まで痙攣を起こしました。夏場のひどい時は喉や鼓膜まで痙攣
       しているのか、声がかすれたり、耳が遠くなったりしたこともあります。9月のまだ残暑
       が厳しい時期に行われる丹後ウルトラでは暑さ対策が必須でした。塩熱サプリやマグ
       オン等をウェストポーチにパンパンに詰め込んでレースに臨みました。

       暑さ対策とは別に、今まで履いてきたシューズも半年以上経過していたので、ウルト
       ラ向けにシューズを購入しました。あまり道具・形にこだわらない性質なので、ランニン
       グを始めて半年くらいは元々持っていたテニスシューズにテニスウェアで走っていまし
       た。今でもせいぜいアウトレットのお店で安くて何となく良い感じのシューズを買ってい
       て、全く性能とか気にせず履いてきました。

       今回はウルトラに備えて知り合いのスポーツショップの店長に相談して、軽くてクッシ
       ョン性にも優れる今年7月に発売されたばかりのアシックスのシューズをゲットしました。
       ただし、入手出来たのがレースの週の月曜日で、試し履きは火、水曜日と2回20キロ
       程度しか出来ませんでした。その試しの段階で走っている時に足の裏が熱くなる、い
       つも違う位置に圧がかかっているような感覚を覚えました。半年以上履き続けた磨り
       減ったシューズと、最新型の軽くてクッション性に優れていると言われたニューシュー
       ズ、どちらで走るか悩みましたが、結局ニューシューズで走る事にしました。
       暑さ、痙攣対策で頭が一杯だった私は、これが後に地獄への入り口になるとは思っ
       てもいませんでした。

       いざ当日の天気予報は雨、当日もスタート前は土砂降りとなりましたが、スタート時点
       では奇跡的に上がりました。私にとっては幸いな事にほぼ曇天の比較的涼しい中で
       走れる事となりました。真っ暗な中、涼しいとはいえ気温22度くらいあり、2~3キロ走
       った段階で汗が噴出してきました。最初のエイドから梅干しを3~4粒放り込み、水分
       補給もしっかりしつつ、10キロ60分を目標に走り始めました。最初の10キロは予定
       通り59分18秒で通過しましたが、その頃から試走でも感じた足の裏の熱が気になり
       始めました。違和感を感じつつも、30キロも2時間56分と予定通りのペースを維持し、
       前半は順調に思えました。

       ところが40キロを過ぎたあたりから足の裏の違和感も異物感に変わり、豆が出来て
       いるのが解りました。痛みに堪えつつ距離を重ね、二回の七竜峠超えを挟んで50キ
       ロを5時間15分、何とか許容範囲のペースで進みました。そしていよいよ碇高原の登
       りにさしかかりました。思っていたより傾斜が緩かったので、歩くことなくゆっくり走って
       のぼりました。両足の裏のマメも5センチ以上になっている感覚でしたが、上りで衝撃
       も少ないせいか、痛みも耐えつつコツコツ高原の頂上を目指しました。ところが頂上
       の手前65キロ付近で足の裏のマメが潰れてシューズの中に生ぬるい液体がジュワツ
       と溢れるのが解りました。と同時にあまりの痛みに心も折れかかり、この状況で30キ
       ロ以上走るというイメージが全く持てなくなり、頭の中をリタイアがよぎりました。歩くよ
       りも走っている方が接地時間が短いせいか痛みがマシな気がして、何とか足を引き
       摺りながら碇高原の関門まで辿りつきました。救護に駆け込み、靴下の上からテーピ
       ングをグルグル巻きにしてもらいました。そしてここからが本当の地獄、魔の下り10
       キロでした。

       初めて体感しましたが、足の裏のマメの痛みは上りよりも下りが圧倒的に辛いのです
       ね・・・しかも巻いたテーピングが靴の中でよれて、かえってマメを圧迫する状況で激
       痛が走り始めました。次のエイドで直ぐにテーピングを外して、キロ8~9分でとぼとぼ
       下り、途中今回タイタンの称号を手にされた東さんに後ろから「そこの前を走るAACの
       君、頑張れ~」と励まされました。そこで「一緒に行こうか」と仰って頂いたのですが、
       とてもペースを上げれる状況で無く、「無理です~」と弱音を吐き、「後でまた僕を追い
       抜きよ~」と東さんの背中がドンドン小さくなってゆきました。この頃は雨が降り出し、
       足の激痛からか時折り悪寒が襲ってくるほどコンディションは最悪でした。頭の中はリ
       タイアで一杯でしたが、関門の時刻までは大分余裕もあるし、マメの痛み以外足は残
       っているし、足のマメごときでリタイアも格好悪いし、と色々考えながらトボトボ走り続
       けました。

       そしてようやく魔の下りも終わり何とか最終関門の丹後庁舎に到着し、この時ボラン
       ティアの方から「もう残り歩いても制限時間間に合いますよ~」と聞いた瞬間初めて完
       走出来るのではないかと思いました。残り約15キロ、制限時間まで3時間15分、完走
       見えたと思ったら一瞬涙が溢れそうになりました。ところがここからも地味にアップダウ
       ンが続き、1キロが長いこと長いこと・・・泣いている場合じゃない、これはまだ何があ
       るかわからないぞと再度気合を入れなおしました。だんだん痛みには慣れてきたもの
       の、さすがに脚の疲労もピークに達し、キロ7~8分で脚を運びました。手前3キロで
       頑張れば13時間が切れそうだということに気づき、最後はそれを目標に粘り、12時間
       57分18秒でゴール。最後の数百メートルは不思議と足の痛みも全く感じず、足取りも
       軽く感じました。一番懸念していた大量発汗による痙攣が一度も無かったのは29箇
       所のエイドほとんどで梅干しを3~4粒、推定100粒以上食べたのが効いたようです。
       普通半日でこれだけ梅干を食べたら体を壊しますよね。どれほど自分が汗かいて塩を
       噴出しているのか我ながら驚きます。

       レース後、恐る恐る足の裏見たら潰れたはずのマメがまた出来まくっていました。
       翌日は祝日で病院は休みでしたが、たまらず急患で近くの病院に駆け込み足の治療
       を受けました。こんなにつらい状況で完走出来たのも、ひとえに皆さんに”変態”へと
       育てて頂いたお陰です。靴の選択ミスで苦いウルトラ100キロデビューとなりましたが、
       来年はリベンジを図りたいと・・・いや、やっぱりまた来年考えます。
       最後に、このツアーを企画・引率して頂きました山崎さん、バスを往復運転して頂いた
       廣田さんをはじめ、ツアーご一緒させて頂いた皆様、大変お世話になりました。
       有難うございました。
       (大会開催日:2016年9月18日)



第五八五号

                      
リオパラリンピック
      パラトライアスロン視覚障害女子(PT5)の部に出場してまいりました !



2016年9月26日
AAC会員

山田 敦子氏

       リオパラリンピック、日本代表としてパラトライアスロン視覚障害女子(PT5)の部に出
       場してまいりました。レースは9月11日、現地11時35分スタート。
       公表されていませんが、35度近くの日差しの強い、また波も高くなり引き潮が始まっ
       た時間でした。過酷な条件下、なんとか完走し9位となりました。でも、私の目標は実
       は8位入賞でした。スイムで引き潮に負けて予想より低い順位で上がってしまって、
       9位の選手にバイクでだんだん迫られ、ラン残り2キロで追いつかれ、21秒差で負けて
       しまいました。

       会場では、ものすごい応援を受けることができ、父親が今まで一度もトライアスロンの
       応援をしたことがないのに、リオに来てくれて大きな声を上げてくれました。
       それに、抜かれてからの2キロは吐き気が強い中でも耐えて走っていましたが、たくさ
       んの方々と走ったことを思い出して力にしていました。なのに私の根性と努力がたりま
       せんでした。入賞すらできず、本当に申し訳ありません。

       ただ、私の持っている力をすべて出し切ることができました。今までのレースでは、い
       ろいろなトラブルで100%の力で走れないこともありましたので、それがうれしかった
       です。力が及ばなかったことは悔しいけど、やってきたことは後悔していません。
       それまでの10日間も、現地で十分以上の練習をこなすことができ、レース直前まで緊
       張もせずに迎えられました。たぶん、足元からの皆さんの応援を感じていたからだと
       思います。これまでの4年間の練習をいろいろな形で支えてくださった皆様に本当に
       感謝しております。

       今後につきましては、とりあえず大阪、福知山、(当選すれば)京都、そして名古屋ウィ
       メンズと、フルマラソンを頑張ってみようと思っています。目標はサブ4!
       そして春からは、またトライアスロンをしっかり頑張ろうと思います。ただ、スプリントと
       いうパラリンピックの距離をやりつつも、IRONMANにもチャレンジし世界選手権を目
       指そうとも思っています。これからの数年のほうがもっとしんどいと思っていますので、
       これまで以上に応援やサポートをお願いできましたら幸いです。
       本当にありがとうございました。

       なお、詳しい内容は下記ブログに記載しております。よろしければご覧ください。
       http://eye-love-tri.com/blog.html
       今後ともなにとぞよろしくお願い申し上げます。
       (大会開催日:2016年9月11日/現地)



第五八四号

      応 援 ・ 丹 後 100 km ウ ル ト ラ マ ラ ソ ン !


2016年9月24日
AAC会員

廣田 省吾氏

       私自身昨年60㌔を完走しましたが、今年はエントリーしませんでした。今年の初めに、
       山崎氏から「今年の丹後、どうしょうか?」とお話をされ「送迎と応援なら行きますよ~」
       と返事しましたところ「お願いします。」ということで決まり、人数が集まるか心配しまし
       たが山崎氏の努力のおかげで18名の“山崎ツアーズ”が決行されることになりました。

       17日のスケジュール
           10:00 打出コンビニ前集合
           12:00 六人部SAで昼食
           14:00 アメニティ丹後 受付会場着
           15:00 宿「きもと」到着
           18:00 夕食
           19:30 就寝

       時間通りに打出を出発して宝塚ICから高速道路に入った辺りから、山崎氏の司会に
       よる恒例の自己紹介と目標タイムの発表をしてる間に11:45六人部SA到着。それぞ
       れに昼食とトイレを済ませ12:30出発。予定通り受付会場に到着。
       受付をして土産を買ったり大会主催(お茶と茶菓子)のサービスを受け、15:00頃宿に
       向かって車を走らせました。宿に着いて18:00の夕食までの間、それぞれ明日の準
       備や買ってきたビールを飲みながらテレビで野球や相撲を見てくつろぎました。
       夕食の時間になり、振る舞って頂いたビールで明日の健闘を誓い「乾杯!」をして夕
       食を頂きました。明日の朝が早いこともあり早々に就寝。

       18日のスケジュール
            2:00 起床
            2:30 朝食
            3:00 宿出発
            4:30 100キロスタート
            9:00 60キロスタート
           19:00 帰り出発予定
           23:00 芦屋到着予定

       真夜中の起床!真夜中の朝食!真夜中のスタート!
       雨予報で雨のスタートかと思われましたがスタート時はほぼあがっていて、昼過ぎま
       では曇り空で過ごせました。
       今回、私自身エントリーはしませんでしたが、45㌔のスタート近くのエイドステーション
       まで走る事にしました。真夜中のスタートは初で、しばらく街中を走り七竜峠にさしかか
       る辺りで道路の左右に赤や白の灯りが施されて、とても幻想的な感じで登り坂という
       ことを忘れてしまいそうでした。

       往復二回の七竜峠越えでヘロヘロになりながらも、なんとか44.4㌔地点の浅茂川漁
       港のエイドまで帰ってきて自分自身のノルマは達成!…あとは応援。宿に車を取りに
       行き浅茂川エイド近くの高台にある温泉の駐車場に車を駐車してエイド手前の海の見
       える場所まで行き仲間の通過を待ちました。通過するランナー達を見ていて、自分自
       身が45㌔走った後という事もあり「がんばれー」と言うより「まだ55㌔走らなあかん!
       気の毒に。」と思ったのが本音です。

       ひと通り見送ったあと、早くにリタイアしたメンバー(西川氏、広井氏、白星氏)と温泉に
       入り疲れを癒しゴール会場の途中にあるスーパマーケットで昼食とビール(自身はノ
       ンアル)を買いました。のちにゴールするランナーが近くに見える場所に車を止め、雨
       が強くなってきた事もあり車内で応援となりましたが、居酒屋にいるような気分で楽し
       かったです。100㌔に60㌔ランナーが続々と帰ってゴールする姿を見ていると、ただ
       ただ「スゴイ」と感じました。今年「TI-TAN」になられた東氏、おめでとうございます。
       ゴール写真を撮れなかったのは残念でした。

       今回注目したのは山崎氏です。昨年「TI-TAN」になられて今年は色々気苦労の多い
       なかで完走できるか心配しました、実際44.4㌔の浅茂川エイドで会った時「やめよう
       かなぁ」と弱音を吐いたにも関わらず完走されたのは、肉体的にも精神的にも「TI-
       TAN」の名にふさわしい、まさにウルトラランナーだと思います。
       そして昨年リタイアされた山本氏は惜しくも時間内にゴール出来ませんでしたが、
       “100㌔を絶対完走してやる“との執念が感じられて凄く感動的でした。

       19:00ちょうどにアミニティ丹後出発!帰りの車内で結果発表と反省会で盛り上がり
       無事帰ることが出来ました。今回“山崎ツアーズ”に参加された18名のメンバーの方
       々、ほんとにお疲れ様でした~。満足の結果が出た方も、そうでない方も来年も
       “山崎ツアーズ”でお会い出来ることを楽しみにしています。最後に、来年100㌔のウ
       ルトラマラソンにチャレンジしょうかなぁ~と思ってる方にお伝えします。
       「やめといたほうが良いですよぉ~」 あれは変態のすることですから。(笑)
       (大会開催日:2016年9月18日)



第五八三号

      白山白川郷ウルトラマラソンを走ってきました!


2016年9月23日
AAC会員
榎本 純子氏

       この大会は名前の通り白山市から白山白川郷ホワイトロードを通って白川郷に行き、
       また白山市に戻るコースの大会で、今回私が出たのはゴールが白川郷になる50km
       の部でした。

       高低差が結構あるコースで、スタートの標高約300mから頂上の標高1445mまで
       約28kmがほぼ上り、白川郷の標高500mまでの約13kmはひたすら下りで、残りゴ
       ールまでアップダウンが何度もありました。普段は自動車しか走れない白山白川郷ホ
       ワイトロードを通行止めにして走れ、眺めが最高に良く所々滝もありました。長い上り
       は辛かったものの、その分下りは暴走気味に走ってしまいましたが、とても楽しめまし
       た。

       そして更に良かったのは、おもてなしエイドの数々です。スタート地点からほとんどの
       エイドでありました。なので、今回は完食を目標にしていたのですが、前日の夕食と
       朝食を食べ過ぎたのかスタート前から気分が悪かったのですが、とりあえず完食完
       走しました。

       ゴール後は白川郷を散策するつもりだったのですが、ゴールも宿も少し離れていたの
       で今回は諦めましたが、観光はいつかあらためて行きたいです。

       とてもハードなコースですが、素晴らしい眺めのコースと充実したエイドだったので、
       一度参加して見てください。ただ、次回第5回大会からはコースが変わってしまい、
       さらに50kmがなくなり100・70kmになってしまいます。このコース最後に走れてと
       ても良かったです。
       (大会開催日:2016年9月11日)




第五八二号


          経 験 値 に 助 け ら れ !


2016年9月20日
AAC会員
東 秀明氏

       9月18日の14時前から降りだした雨。私はこの頃、75km付近の碇高原を歩くように下
       っていました。やはり、下り坂なのに1km 7分以上かかっています。第3関門の碇高原
       管理事務所の関門時間の1時間15分前の通過です。残る距離をすべて歩くことにな
       れば、第4関門そしてゴールの制限時間以内にたどり着けるか?スタート前に、土砂
       降りの雨だったのになぜ14時前まで雨に会わなかったか?ほんま、ラッキーでした。

       いつものように、前日に受付会場のアミティ丹後に着くと、若林順子さんの綺麗な通る
       声のアナウンスが聞こえます。丹後ウルトラマラソンに来たと実感が湧きます。彼女は
       ご存知の通りKBS京都の”わかちゃん”と呼ばれる彼女は人気者です。
       当日のスタート前には坂本雄次さんの的確なアドバイスがあります。今回は「1日中、
       雨降りと思って走ってください。雨が止んでも羽織っていたビニールなどは捨てずに持
       っておいてください。」でした。

       第16回歴史街道丹後ウルトラマラソンが行われ、10回目のゴールが出来ました。
       記録は13時間4分16秒です。10回目の完走を果すと、丹後の鉄人といえる称号
       「TI-TAN」と認定されます。11回目以降は特別なゼッケンでの参加となります。
       昨年、山崎直基さんが「TI -TAN 」に認定されました。
       私が初めて参加したのは第7回大会です。参加者は100km の部が800人、60km の
       部が330人でした。碇高原の辺りでは競いあうランナーさんが見当たらないこともあり
       ました。今回は100km の部が2200人、60km の部が1100人とかなり増えています。

       私がマラソンを始めたきっかけは、成長する娘たちに負けないようにと、39歳からマラ
       ソンを始めました。3年後にヤフーのブログで知り合った山崎さんに、丹後ウルトラマラ
       ソンに誘われたのがウルトラマラソンへの始まりです。
       走り始めたビギナーは果敢にスピードアップに挑戦しました。が、ハーフマラソンでは
       納得のいくタイムを出せましたが、フルマラソになると30km以降は失速の連続で、サ
       ブスリーにはだいぶ届かなかったです。

       完全にサブスリーを諦めかけた頃が、最初の丹後ウルトラへの挑戦となったのです。
       最初の丹後ウルトラは11時間29分、2回目は10時間41分、3回目は山崎さんと競い
       合い10時間31分、4回目以降は参加するたびにゴールタイムが落ちて行きました。
       2年前の8回目の時は80km以降の残り20km を歩き続け、13時間32分もかかってしま
       いました。かつてない苦しみの連続でした。もう落ちることは完全に無くなりました。

       「今回も残り20km を歩き続けることになるだろう」と考えました。練習量の少ない私は
       「とにかくゆっくり無理のないペースで坂道をかけ上がらないこと」。また、前を走るラン
       ナーさんを抜かさないことに心掛けました。25km までは池田さん、山本さんの力をお
       借り出来ました。30km を予定通り3時間20分以内、50km を6時間以内で通過できた
       ので、「時間内のゴールができる」と感じました。

       43km の浅茂川漁港と碇高原では、ファイテンの乳液のマッサージを受けました。走る
       前からふくらはぎの痛みが心配でしたから。60km のランナーと合流する85km の丹後
       庁舎では時間短縮のためパスしました。

       今回のコースは昨年以上にかなり変更されていました。91km を過ぎてからの三津ロ
       ードパークの上り坂には驚かされました。やはり、暑いけれど快晴の歴史街道の丹後
       路を走りたいです。
       夜明の七竜峠、周回する久美浜湾、明るくなってからの七竜峠、頂上付近は寒い碇
       高原、碇高原から見下ろす黄金の田畑、澄みきった日本海、それぞれを五感で触れ
       ることが元気に走れる幸せだと思います。

       力を出し切ってゴールできるのは最高です。来年は「丹後の鉄人」と言える称号
       「TI -TAN」を誇りに、さらなる高みを目指したいと思います。
       今回、同行して下さった皆さま、お世話になりました。 ありがとうございました。
       (大会開催日:2016年9月18日)



第五八一号

       五島長崎国際トライアスロン・佐渡国際トライアスロンを終えまして!


2016年9月10日
AAC会員
松田 彰康氏

       佐渡国際トライアスロンB TYPE(スイム2kmバイク105kmラン21.1km)初めて参
       加しました。今シーズン6月の五島長崎国際トライアスロンB TYPE(スイム2kmバイ
       ク124kmラン21.1km)に続きミドル2回目の大会でした。共にロングディスタンスト
       ライアスロン世界選手権の選考対象大会です。

       過去、五島長崎国際トライアスロンA TYPE(アイアンマンディスタンス)でロングディ
       スタンストライアスロン世界選手権の出場権を得てますが、エイジ3位以内になった事
       は無かったので、今シーズンの目標はどちらかの大会で3位以内に入って世界選手
       権の出場権を得る事でした。

       五島長崎国際トライアスロンは先着順、佐渡国際トライアスロンは抽選で3月末に幸
       い当選出来ました。距離が短いのでスピードを付ける為、ランのスピード練習も必要
       ですが特にバイク練習はロングライドを減らし、高負荷で短めの距離の練習回数を増
       やして五島長崎国際トライアスロンに臨みました。結果はおかげさまで4回目の参加
       だったのでコースも知っていた事もあり、エイジ1位の最高の結果(勿論、初めてです)
       を得る事が出来ました。

       次なる目標は佐渡国際トライアスロンの3位以内としました。7月・8月の2カ月間トラ
       イアスロン以外の大会の参加もありましたが、スピード系の練習メインで行い佐渡国
       際トライアスロンに臨みました。結果は目標に遠く及ばず、得意とするランもワースト
       記録でした。

       今から考えますと、五島長崎国際トライアスロンで目標を達成した事もあり、やはりど
       こか気が抜けてたかと思います。ただ、レース中コンディション不調となったので原因
       を考え今後に生かしたいと考えてます。

       佐渡国際トライアスロンのコースにつきまして・・・
       スイムコースは沖に900m 右に150m 陸に900mの三角形のコースで、右側に
        コースロープを見る状態ですので泳ぎやすいです。ただ、今大会は陸に戻る時に
        沖側への潮の流れでした。(A TYPEは2周回です)
       バイクコースは比較的フラットなコースですが、70km過ぎてからアップダウンがあり
        ます。(A TYPEも比較的フラットなコースと聞いてます)
       ランコースは10.55kmの往復でほぼラットなコースです。ただ日陰は無いです。
        (A TYPEは2往復です)

       私の大会内容は以上ですが、佐渡に金曜夕方着で土曜に少し時間が出来ましたの
       で、佐渡金山遺跡・たらい舟等の観光の話しも出ましたが時間も掛かる為、宿泊場
       所から車で30分弱の真野鶴と言う酒蔵見学に行き酒蔵限定の地酒を購入出来て良
       い思い出となりました。

       佐渡国際トライアスロンは抽選という事もあり、次の参加がいつになるか分かりませ
       んが、もし参加出来る機会がありましたら勿論リベンジをと考えてます。今大会、ご一
       緒頂きましたメンバーの方々に色々とお世話になりありがとうございました。
        (大会開催日:2016年9月4日)



第五八〇号

           京都丹波トライアスロンin南丹!


2016年9月9日
AAC会員
前田 和宏氏

       今シーズン、最後のトライアスロン大会を楽しんで来ました。本大会は、昨年度から開
       催された大会で、今年で2回目の開催を迎えます。私も、昨年度に出場した「ひわさう
       めがみトライアスロン」以来、2回目のショート参戦です。

       当日、気温22.6℃、水温23.8℃と予想よりも涼しい天候。
       しかし、懸念していた雨はBike終盤に小雨が降る程度。結果、Runは走りやすく、私に
       とって良いコンディションでした。Swimはコース幅が狭く、レース中、終始他の選手と
       接触しながら泳ぐ状態だったため、予想以上に消耗しました。

       その後のBike、Runコースは、綺麗な空気をいっぱい吸い込みながら、自然を楽しむ、
       トライアスロンの原点のような良いコースでした。大会に関わっておられる関係者の
       方や、沿道で応援している地元の方は温かくて、とても良かったです。
       今年でまだ2回目の本大会、これからどんどん良い大会になりそうで楽しみでした。

       私のレース結果は、
       総合記録 2時間41分45秒(総合順位68位,年代別10位)
       Swim  31分46秒(89位) ・Bike  1時間21分43秒(87位) ・Run 48分16秒(72位)

       今大会の最大の反省点は、トランジット。大幅に時間をロスしてしまいました。
       来シーズンはトランジットでタイムを稼げる前田に進化したいと思います! !(^^)!
        (大会開催日:2016年8月28日)