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第五七九号

         つれづれに思いつくまま(3)
           ===数学でスタートを考える話?===


2016年9月6日
AAC会員
鎌苅 滝生氏

       久し振りに東京に行き、汐留の日本テレビの近くにあるスペイン料理店で息子と食事
       をした。翌日、帰りの新幹線で読む本を探すため東京駅構内の本屋に立ち寄った際、
       タイトルに魅かれて1冊の文庫本を購入した。

       西成活裕 東大教授著「とんでもなく役に立つ数学」という本である。数学嫌い・数学
       アレルギーの人はまず手にしない本であろうが、私は小さい頃から数学(算数)が好
       きで、得意な科目であった。本の目次を見ると後半に「問題解決①ペースの定量化3
       万人が並ぶ、東京マラソンのスタート地点」という項目があり、これに興味を抱きレジ
       に向かった。

       西成教授の専門は数理物理学で「渋滞学」で有名な方である。お盆や年末年始に高
       速道路でみられる自然渋滞(事故や工事によるものではない渋滞)の発生のメカニ
       ズムを解明し、その解消方法を導き出した。その答はしごくシンプルで、すべての車が
       一定の車間距離を保つことにより渋滞が起きないことを数学的に証明したものである
       が、実際に社会実験も行われテレビでも放映されたことがあるので、ご存知の方もお
       られるかもしれない。

       さて、東京駅からの出発と同時に買った本を読み始めたが、予想通り面白く楽しい内
       容で240ページを新大阪駅に着くまでに一気に読み終えた。その内容の一部を以下
       に紹介しようと思う。

       西成教授は、身近な渋滞を考える例として、東京マラソンで「スタートラインを3万人が
       横切るとき、どうすれば全員をより早く、スムーズにスタートさせられるか?」をテーマ
       として取り上げている。教授は、人の歩く速度と人口密度の関係から説明し、密度が
       上がると、すなわち詰まり過ぎると流れが悪くなることを明らかにしている。

       実際に、ある会場から隣の会場へ1000人で移動するという実験をしたが、最初は何
       も言わずに移動してもらったところ、全員が移動し終えるまで25分かかったのに対し
       て、次に「1秒後に目の前の人の足跡を踏むように動いてください」と言ったところ流
       れが急に良くなり移動時間が16分に縮まったことが紹介されている。

       つまり、適度に間隔(1秒間隔)をあけることによりスムーズな流れになるのである。
       これを前提として、スタート地点では一定の間隔をあけてスタートすれば、3万人の最
       後尾のランナーがスタート地点を超えるまで何分かかるかを、『微分』を使って解を導
       いている。ここではその計算過程を紹介できないが、結論は20分以上かかっている
       現状から、8分になるというものである。

       この解は、いくつかの仮定条件の下に微分を使って最小値(極値)を出したものであ
       る。もちろん実際にやってみると8分になる訳ではない。東京マラソンでは、世界のト
       ップのエリートランナーをはじめとし、制限時間ぎりぎりの初心者まで様々で、年齢層
       も幅広く、伴走者と一緒に走る障害のある人もいる。仮定する条件ですべてのランナ
       ーが動けることがないのは当然である。

       教授ご自身も、仮想の計算なのでそんなに甘いものではないが、コストがかからない
       改善策なので、何かに役立つ可能性があると述べている。多くのマラソン大会で、ス
       タート間際になるとブロックの仕切りロープが外され、すべてのランナーが間隔を詰め
       て前に移動する光景を見かける、また主催者も「できるだけ間隔をあけずに、前に詰
       めてください」という声もよく耳にするが、これが実は逆効果で、スタート地点での渋
       滞を激しくさせていて、ロスタイムを増大させているのであった。

       西成教授は、この本の中であるテレビ局から東京マラソンの参加者の手荷物受け渡
       し窓口の混雑の問題で、調査依頼があったことも記載している。当時の手荷物受付
       は、人々が来る方向に対して平行に配置してある「平行窓口」であったとのこと。この
       ケースでは平行窓口の短所を述べられており、著書では明記はされてはいないが、
       文意から判断すると、人が来る方向に対して垂直に配置してある「対面窓口」を提起
       されたようである。

       著者は、「東京マラソン」だけでなく、大勢の集まるイベントやコンサート、駅などでは
       数万人が集まることは日常的によくあることだが、安全性の観点からも、流れの効率
       化の観点からも、ストレスの観点からも、人同士は密集しないほうがいいのです。」と
       結論つけているが、納得である。

       紹介したこの本は高校生に特別講義をした内容をもとに上梓されたものであるが、図
       や数式が何ヶ所か出てくるが、決して難しい数学の本ではない。東京マラソンの話以
       外に、「人間関係のトラブルが解ける? ゲームの理論」や「コピーマシンをつくる方法」
       など楽しい内容が豊富である。数学はどうもという方は、数式は無視して読み物として
       充分楽しめる本だと思いますので、興味のある方はご一読をお勧めします。
            参考:「とんでもなく役に立つ数学」(241ページ) 角川文庫 760円
                著者 西成活裕 東京大学教授

       追記:今年の神戸マラソンはウェーブスタートが採用されることになっている。 但し、
           2組のウェーブで大きな混雑緩和は期待できないかもしれない。また、つくばマ
           ラソンは昨年に引き続きウェーブスタートとなるが、詳細は未だ明らかになって
           いない。しかしながら、両大会とも公式タイムはグロスタイムで、残念ながらネ
           ットタイムは依然参考記録のままである。



第五七八号

   “ 高野山180町石道TRANIC STAGE ” に参加しました!


2016年8月30日
AAC会員
スキャンラン百合子氏

       2016年8月28日 日曜日 Fun・Running関西さん主催の“高野山180町石道TRANIC
        STAGE”に参加しました。
       九度山駅から徒歩5分ほど行った道の駅にスタート会場があります。九度山といえば
       真田丸で盛り上がっていますね。戦国武将真田幸村が関ヶ原の戦いの後、隠居生活
       を送ったのが、和歌山県の九度山町なのです。

       高野山への道しるべとして1町(約109m)おきに石柱がたっています。慈尊院から高
       野山の入り口大門までは約19Km。180基から7基まで駆け上ります。それぞれの町
       石には密教の諸尊を表す梵字が刻まれています。石柱を見なくなってしまったらコー
       スアウトしてます。この大会はレースというより、マラニック的な要素が強いですが、
       練習のため坂はサクサクとしっかり駆け上りました。

       まずは、13Km先の矢立茶屋を目指します。そこにはエイドがあり、名物やきもちを食
       べれます。少し休憩して最後6Km程の登りをかんばります。大門まであと1Kmという
       地点が少し急な坂ですが、ゴールにつくと目の前は大きな門。文字通り大門。
       通過して高野山入りします。

       そこから1Kmくらい歩くと、主催者さんが用意してくれている休憩所があり、銭湯につ
       かりその後はビールを飲みながら鯖寿司やいなりずしなどの軽食をいただきます。
       冷えたビールがおいしかったです。結果は頑張った甲斐あったのか、総合3位。
       女子部門では1位でした。

       たくさんの人と話しながら走ったり、道の確認をしたり、主催者の方々もとても親切フレ
       ンドり-で大好きなレースの一つでしたが、高野山が世界遺産に登録されたので、
       石道でのトレイルレース開催が禁止となってしまいました。本レースがFun・Running
       関西さん主催最後の高野山トレイル大会でした。一年に一度は来たくなる高野山。
       来年もまたトレイルしに出かけたいです。



第五七七号

   ドラゴンボート/マドンナチーム、来年こそは上位入賞を!


2016年8月12日
AAC会員
鮫島 道代氏

      今年3月に入会させていただきました鮫島道代です。AACに入会するまでは山ガール
      ならぬ山ンバでテントを背負って日本各地の山を縦走したり、四国88ヵ所を歩いて巡っ
      ていました。自然に触れあいながら歩くことが好きな私ですが、一生に一度はフルマラ
      ソンを完走したい! そんな思いで走り始めたのが3年前です。まだまだ初心者ですが、
      少しずつでも自己記録を更新できたら・・・と思い土曜の練習会を中心に参加させてもら
      っています。

      さて、今回ドラゴンボートレースに初めて参加させていただきました。大会前日、マリン
      コースを走ったあと漕艇場へ。連日の猛暑ですでに身体はバテ気味です。
      マドンナ(女子)チームの面々が揃ったところでまずは陸上でのイメージトレーニングです。
      久野さんよりパドルの持ち方、漕ぎ方、スタートのタイミング等を教えていただき、いざ
      上艇。30分間の即席練習でしたがさすがアスリート集団、初結成したチームと思えない
      くらいの意気込みとパワーを感じました。

      大会当日、この調子なら結構いけるかも・・・と思いましたが、毎日パドルを握っている
      人たちにはかなわず、準決勝で敗退という結果に終わりました。タイム的には決して他
      チームにひどく劣っているわけでもなかっただけに残念でした。もう少し頑張ればそして
      力があれば上位入賞も夢ではないなと思いました。

      ドラゴンボートはマラソン等の個人競技と異なり全員のコンディションや気持ちを揃えな
      ければならない難しさもありますが、全員の心が1つになり舟が風を切りグイグイと進む
      感覚が全身に伝わった時、最高に気持ちがいいものです。この瞬間こそがドラゴンボー
      トの魅力だと感じました。
      来年こそマドンナチーム、10人の気持ちを1つに上位入賞を目指します!
       (大会開催日:2016年7月31日)



第五七六号

           皆 生 ト ラ イ ア ス ロ ン 初 参 加 !

2016年8月9日
AAC会員
藤本  茂氏

       トライアスロンを始めていつかは出たいと思っていた皆生トライアスロンにリレーで初
       参加させていただきました。Joeさん、中村カズさんという素晴らしいチームメイトで担当
      はスイムでした。

      スタートを任されるのでチームに良い流れをつくる責任重大です。目標は51分でリレー
      する予定でした。フローティングスタート、バトルは無く接触は多数ありましたが気にな
      りません。
      行きはコースの距離感がつかめずでしたが、帰りはコースも分かって周囲のペースも
      落ち着いているので集団の中をキープ。

      往路は長く感じたのに復路はあっという間に最終ターン、ゴールまでラストスパートかけ
      て上陸。52分36秒で目標達成ならず。リレーゾーンまでダッシュしてJoeさんにリレー。
      リレーした瞬間から応援団。

      バイクコース、ランコースと私設エイドで選手の応援をさせていただきました。車でコー
      スを走ったのですが、バイクは聞きしに勝るジェットコースターコース、ランコースは日陰
      が殆ど無い灼熱地獄。来年以降、出場できたらどう走るかという視点での応援です。

       トップの選手からチームメイト、旧友など多くの選手の熱い走りに気持ちがシンクロして
      のめり込んでしまいました。
      競技場に中村カズさんが帰ってきた時は鳥肌が立って意味もなく叫んで走り回って、3
      人揃ってゴール。感激です。

      リレーはチームメイトが居る!ことで一人とは違う責任感があり普段と違う気持ちで泳
      ぎました。でも、皆さんの勇姿を見ていると個人の部で出たい!と思った初めての皆生
      でした。
      (大会開催日:2016年7月17日)



第五七五号

            今 年 の 夏 は 終 わ っ た !
           2016ASHIYACUPドラゴンボートレース大会を終えて

2016年8月5日
AAC会員
藤井 健嗣氏

      今年もこのシーズンがやってきました。 ASHIYA CUP ドラゴンボートレース大会です。
      その前に藤井って誰? AACの会員?? と思われる方がほとんどでしょう!
      通称⇒ドラゴンボートしか出ない男・・・と言われております。赤いTシャツが6枚位あり
      ます。

      しかし、トライアスロンも少しかじってます。
      SWIM 今年は10キロレース完泳
      BIKE  実家が広島県福山市なので自転車で帰省(12時間ほどかかる)
      RUN  ぼちぼち・・・昔はフルも走ってました。
      目標は「メダルを100個取って死ぬこと」

      さて、ASHIYA CUP ドラゴンボートレース大会のことです。通年は2チームしか出艇して
      なかったのですが、今年はなんと4チーム出艇。しかもマドンナチームも出艇。(女性の
      み戦績は3艇が準決勝進出、のこり1艇はまさかの初戦敗退。(タイムは4艇中一番
      早かったのに・・・)←いいわけ。 うさぎチーム改めドロガメチームとなりました。

      さてチト早いですが、来年に向けての戦略を!
      1、 チーム全員の息を合わせること
         早いチームは練習会でパドルを入水する前に一度とめて呼吸を合わせている。
      2、 体を前に倒し前傾姿勢でパドルをこぐ
         前の人のひざ先にパドルを入れて、自分のひざ先でパドルを上げる。
      3、 全員がスタンス&パドル運びを確認すること

      美人コーチの〇〇姉さまに指示を仰ぐこと。
      →実はこわいこわい鬼コーチだったりする。
        (対岸から〇〇さんパドル運びが遅れてる~~~  とか罵声が飛んでくる。)

      いつも暑いこの季節ですが、あなたも暑い水しぶきをあびて「トビウオ」になりましょう。
      ランナーズハイではなく、ドラゴンボートハイを経験しましょう。
      →10人が一体となったとき 「えっ!」 って感じが経験できます。
      今年はこの「えっ!」がなかったなあ~> 来年は決勝進出じゃあ!!
      (大会開催日:2016年7月31日)



第五七四号

        つれづれに思いつくまま(2)
     ===ウェーブスタートとネットタイムの導入を!===


2016年8月2日
AAC会員
鎌苅滝生氏

      近年のマラソンブームは東京マラソンの開催がきっかけである。東京マラソン以降の新
      規大会はほとんどが都市型マラソンと称せられ、定員は一様に1万人以上である。また、
      従来から開催されている多くの大会でも定員の増加が行われてきた。

      大型化する一方のマラソン大会の会場規模や道路幅から考えて、ウェーブスタートを広
      く採用すべきと考える。私がウェーブスタートを推奨する理由は、前回のコラムで昨年の
      つくばマラソンで導入されたウェーブスタートを紹介し、その効果とメリットを明らかにした
      ことでおわかり頂けるものと思う。

      一方、この方式には問題点もあることは事実である。まず、交通規制の時間が長くなり、
      地域住民の通行制約の強化による日常生活・経済活動への影響が大きくなるという点
      であろう。しかし、もとよりマラソン大会は地域の理解と協力なしには開催しえないもの
      で、大会主催者による真摯な取り組みとより一層の地域社会への貢献への工夫とアピ
      ールが求められるであろう。

      交通規制の必要のない河川敷で開催される大会にはこの制約はないので、該当の大
      会での早期の導入を望みたい。私が参加経験のある大会では、板橋Cityマラソン(旧
      荒川市民マラソン)や筑後川マラソンはともに参加人数に比べコース幅が狭く、安全性
      の確保の面から問題ありと思われるので、検討頂ければと思う。

      もう一つの問題点として、順位の把握が難しいことがある。極論すれば、すべてのラン
      ナーがゴールするまで最終的な順位が確定しないのである。そのため、当日の順位入
      りの完走証の発行が困難となる(遅くなる)。

      課題はあるもののメリットの大きさを考えると、ウェーブスタート方式の導入がされるべき
      だと判断できるが、それが実現しないのは何故であろうか。 「昔からのルールだから」、
      「前例がないから」、「技術的に難しいから」などの理由であろうか。ルールが変更でき
      ない理由はないし、前例は海外にいくらでもある。技術的に複雑で煩雑とは考えられな
      い。大会の現状の問題点を正しく認識し、より安全で合理的な運営を行うことは主催者
      の責務である。

      ウェーブスタートの導入を困難にしている大きな理由の一つには、フィニュッシュタイムに
      対する考え方にあるのではないかと考える。つまり、グロスタイムを公式とする現状であ
      る。世界的には、エリートランナーの大会を除くとネットタイムを正式なタイムとして採用
      する大会が主流となっている。ところが日本では、正式なタイムとはグロスタイムことで、
      ネットタイムはあくまでも参考タイムの扱いである。完走証にネットタイムが記載されない
      大会すらあるのが現実である。

      グロスタイムは計測開始時刻がすべてのランナー同じで、「着順イコールタイムが早い
      順」であり、ゴールした人から順番に順位が決定される。ウェーブスタートだとこれが無
      理となる。グロスタイムの大きな問題点は、号砲が鳴ってからスタートラインにたどり着
      くまでの時間がフィニュッシュタイムに含まれてしまうことである。大規模な大会において
      は、最大で20~30分のロスタイムが発生することもあるが、自分の走力ではコントロ
      ールできないこの時間が公式タイムに含まれているという不合理を享受させられている
      のである。

      芦屋浜アスリートクラブの宗政会長は、かねてよりグロスタイムの問題点を指摘し、ネッ
      トタイムを公式完走時間とすべきと主張されていることは周知の通りで、その詳細はAAC
      ホームページの「これでよいのか?公式完走時間!」としてアップされているので、改めて
      参照願いたい。

      グロスタイムにこだわるあまり、スタートラインに達するまでのロスタイムをできるだけ短
      くしたいとの思いで、少しでも有利な位置からスタートできるようにゴール予想タイムの
      虚偽申告が多くなる、あるいはスタート前の整列時割り込み行為が発生する。スピード
      の異なるランナーが混在することになり、安全性にも問題が生ずることになる。ウェーブ
      スタートを導入してもロスタイムの発生はあるので、グロスタイム=公式タイムではウェ
      ーブスタートの効果は薄れてしまうのである。ネットタイムが採用されれば、大幅なサバ
      読み申告や無理な割り込み行為は、まったく意味のないことになる。

      つまり、ウェーブスタートはネットタイムと同時に導入されることにより、虚偽申告の減少
      が期待され、安全性の確保が高まるという最大の効果が現出するのである。
      一方、ウェーブスタートにすればスタート直後の混雑緩和やエイドステイションでの混乱
      減少による時間の短縮が可能となり、ランナーのより正確なまさにネットのゴールタイム
      が記録されることになり、マラソンへのモチベーションも高まることとなるのである。

      私の推奨する結論は、スタート時の混雑が緩和され安全性が高くなること、ロスタイム
      の圧縮によるランナーの真の実力が記録されることになること、そして世界的にも潮流
      となりつつある  『ウェーブスタートとネットタイムの同時採用を!』 である。



第五七三号

      灼熱の大会「皆生トライアスロン」に出場して!

2016年7月31日
AAC会員
小杉 太郎氏

      36年前に日本で初めて行われた伝統のトライアスロン大会、「皆生トライアスロン」に4
      年越しの念願叶って参加させていただきました。実際行ってみると、皆生は他の大会に
      は無い魅力がたくさんあるオリジナリティーに溢れる大会でした。そして、選手やスタッ
      フ、さらには沿道で応援されてる方まで、元祖トライアスロンのプライドに満ちた大会で
      もありました。

      コースの特徴に触れますと、
      ・スイムコースは年によっては ”うねり” があり、地元民曰く隣に流れ込む日野川の冷
       水が時に体を冷やし心肺にも危険な往復3km。
      ・バイクコースは人口約150,000人の米子市と隣接する交通量の多い道路や人家の密
       集したところを走り神経をすり減らし、甲山コースのような大山に向かう坂を登り下り、
       ジェットコースターと言われるアップダウンを繰り返し進む140kmのコース。
      ・関西の夏より暑い?「灼熱の皆生」と言われる高温・高湿度のランコースで、交通規
       制がされず国道の横の歩道を走り何度も何度も信号待ちをする ”あり得ない?”
       42.195km

      でもトライアスリートは皆生を目指す。何故?それは皆生はトライアスロンの原点、そし
      て終着点のような気がする。実際私も、何度も書類選考で落とされ、他の大会の完走
      実績を積み重ねようやく出場することができた。それだけに思い入れも大きいものです。
      しかしながら出場してみると、沿道の応援はどの選手にもfavorでアツイ!街を出るとき
      は「行ってらっしゃい!」帰ってくると「お帰りなさい!」と絶え間なく声をかけられる。
      AAC私設エイドのみなさんからも補給と声援のエネルギーをいただき、また走る。
      ありがとう!

      結果としては、SWIM 59分22秒   BIKE 5時間58分   RUN 5時間28分
      総合 12時間25分/504位
      自分としては出来過ぎの結果でした。実は沿道のおばちゃん曰く、「今年は涼しくてよ
      かったねぇ~」と・・・。  「えっ、ウソでしょ!?」  暑さが苦手な私としてはラッキーだ
      った ? 猛暑の年だったらどうなっていたかは想像がつきません・・・。今は来年のこと
      を考える余裕もなく、ただただ無事に完走できてよかったぁと胸を撫で下ろしております。
      (大会開催日:2016年7月17日)



第五七二号

            皆生トライアスロン2016!

2016年7月30日
AAC会員
Joe Jacobs

(ジョー・ジェイコブス)

      皆生トライアスロンもリレーも初めての経験でした。私はバイク部門でのエントリーでした。
      バイクの距離は140キロで、長くはない距離だと理解していましたが、コース状況が分か
      らず不安でいっぱいでした。アップダウンが沢山あっても景色はきれいで、many happy
      volunteers
 と設備が整ったエイドステーションではあったものの、高湿度と32℃の暑さは
      本当にしんどかったです。

      ロングライドとロードレースはドラフティングができるけれど、トライアスロンは禁止なので、
      ルールに慣れるのが大変でした。最初から最後まで全力で走り続けることについては、
      練習不足を感じました。

      スイム担当の藤本茂さんが速くフィニッシュしてこられたので、周りの人のバイクレベルが
      高くてびっくりしました。ラン担当の中村量哉さんは日中の蒸し暑い中で頑張よく頑張られ
      ました。ゴール後スタジアムで中村さんを見つけ、三人で一緒にゴールしました。

      今回一番楽しかったことは、バイクが終わってから、海の中に飛び込んで行水したことで
      す。もし来年出るとしたら、もう少し準備をして臨みたいと思います。
      トライアスロンレースの雰囲気は本当に感動的でした。参加者全員を尊敬します。
      サンキュー!!
      (大会開催日:2016年7月17日)



第五七一号

          「 趣味第三 」 を心がけて入会しました!

2016年7月28日
AAC会員
熊谷 憲氏

      今回で、芦屋浜潮風カヌーアスロン大会に5年連続で参加させてもらいました。楽しい
      大会を企画運営している AAC に以前から入会したいと思っていましたが、「今は忙しい
      から無理」だと考えていました。しかし、 AAC の目標に「家庭第一、仕事第二、趣味第
      三」とあるのを見つけてしまいました。まだ子どもも幼く、職場環境も新しくなったところ
      で気忙しい時ですが、家庭と仕事の隙間を見つけて参加していきたいと考えられるよう
      になり、入会させてもらいました。

      ちょっと自分の過去を振り返りながら、自己紹介を気ままに書かせてもらいます。
      AAC の定期練習会に参加させてもらい、2列の集団で走っていると、クラブ活動に没頭
      していた頃を思い出しました。ちゃんと思い返せば、中学生から大学1回生まで陸上部
      に所属していたのです。最後に関西学生駅伝で天橋立を走っていたことも思い出しまし
      た。25年ほど前のことで、すっかり忘れていました。とにかくケガが多くて、右足首が完
      全にダメになってしまい、きっぱり走ることをやめました。

      結局は15年ほど走ることをやめていました。そんな時に、椎名誠さんや野田知佑さんの
      著書を読んで、カヌーでのダウンリバーに憧れるようになり、就職してからカヌーを始め
      ました。高知県の四万十川で初めてカヌーをしましたが、驚くほどひっくり返りました。
      それがあまりにも気持ちよかったのか、旅行から帰ってきてすぐに中古のカヌーを購入
      しました。そこから関西の川をはじめ、北海道や四国の川を下ることに没頭しました。
      しかし走ることをやめて15年ほど経つと、基礎代謝量も衰えるのに食欲は減らず、体重
      は年々増加の一途。1年中漕いでいるとはいえ、自分の好きなように漕いでいるだけな
      ので、気付けばカヤックのサイズも大きい物へ買い換えることになり、ダイエットのため
      に走ること にしました。

      古傷が心配でしたが、当時住んでいた自宅の裏に標高270メートルほどの山があり、
      路面は土で体への負荷も分散されそうなので、毎日走って登りました。いい具合に体重
      も落ちるとレースに出てみたいという欲が出てきました。何か面白いレースはないかと
      探していた時にトレイルランを知り、富士登山競走をみつけて参加しました。何とか制限
      時間内で完走を果たしているうちに、他にも面白いレースはないものかと探していまし
      たら、芦屋浜潮風カヌーアスロン大会を見つけました。

      走ってカヌーして走るというカヌーアスロン大会は、自分も休日にやっていることだと気
      づきました。一人でダウンリバーをする時は、自分で車を取りに行きます。川を下った後
      にカヌー装備一式をそこに置いて、ランニングシューズに履き替えて、上流の車を駐車
      しているところまで走るので、「一人カヌーアスロン」をしているようなものでした。

      実際のカヌーアスロン大会では、カヌーでの貯金をランではき出していくという状態が続
      いているので、 AAC の定期練習会にできるだけ参加してランの強化を図りたいところ
      です。
      ランではないですが ASHIYA CUP ドラゴンボートレース大会が楽しみなので、久しぶり
      にシングルパドルを手にしてラフティングボートをしっかり漕いできましたが、この夏場は
      隙間を見つけてしっかりと走りこんでいきたいところです。そして秋には、ハーフマラソン
      で85分切りの自己ベストを。冬にはフルマラソンでサブ3.5を目指していきます。



第五七〇号

        2016年シーズン トライアスロン本格参戦記!

2016年7月27日
AAC会員
清水 詠氏

      レースか呑み会しか顔を出さない(笑)エセAAC部員の清水詠と申します。2016年より
      トライアスロンに本格参戦いたしましたので、僭越ながら投稿させていただきます。
      ご存じの通り?当方の日課として「朝ラン」をかれこれ5年以降継続しておりますが、実
      は、以前より「いつかはトライアスロンに挑戦してみたい」という想いを秘めておりました。

      ただ、まだ3人の子供が小さく、週末は送迎や付添などで拘束されるという制約もあり、
      なかなか家族の理解が得られない状況が続きましたが、AACの皆さまや、仕事でお付
      き合いのある経営者トライアスリートの方の力強い後押しを受け、昨年、当日受付&日
      帰りという条件を家族に理解してもらった上で、青垣とラブトラのスプリント大会に出走。

      そして、2016年のランシーズンが終わった直後から、ゆるやかに「朝ラン」に加えて「朝
      バイク」や「朝スイム」をしれっと盛り込んでいきながら粛々と準備を進め、トレーニング
      不足は否めないものの、
      2016/06/19 びわ湖トライアスロンin近江八幡
      2016/07/10 舞洲トライアスロン大阪大会
      の2レースに無事出走することができました。

      実質、ODでの初レースとなったびわ湖トライアスロンは、生憎の雨模様で不安と緊張
      が混ざった状態でしたが、AACの仲間とお会いすることが出来、落ち着いてスタートを
      迎えることに。
      が!!何と! スイムスタートのサイレンが鳴ると同時に、GARMINがシャットダウンして
      立ち上がらず、ペースはおろか時間も分からない中でのレースとなってしまいました・・・
      ただ、「まぁタイムを気にせず、身体とダイレクトに向き合いながら楽みなさいってことか
      な」と切り替えてスイムをスタート。

      レース展開としては、想定通り、スイム&バイクで抜かれまくるところを何とか辛抱し、そ
      の分、ランで抜きまくろうという作戦。ここのランコースは、クロカンばりのダート状態で
      なかなか難しかったですが、40分ちょいで走り切れたのは、自身の信念として掲げてお
      ります「負ける自分に負けない」を守れたということなので、結果、満足のいくレースとな
      りました。

      タイム自体は、GARMINが即死したこともあり、ゴール時点までわからなかったのですが、
      「2:31:42」と、良い意味での想定外の結果でビックリ。その時は、正直、これが速いの
      か遅いのかよく分からず、皆さまより「惜しいですね」と言われ、「え?」って感じでしたが、
      「サブ2.5」がひとつの目安ということをあとで知り、「あの時もうちょっと追い込んでおけ
      ばなぁ~」と少し欲深い自分が見え隠れしておりました。(笑)

      まあOD初レースとしては上出来と思うべきでしょうが、その要因としては、雨が丁度良
      いタイミングで降ってくれたり、AAC仲間のお声がけに元気もらったり、ボランティアの
      方々の素晴らしい支えがあったり、というのが大きかったですね。加えて、ペースやタイ
      ムを見ずに集中したことも大きかったのでしょうね。

      で、その3週間後に迎えた舞洲へ、気合入れて挑むことに。そのゴール直後の感想とし
      ては、「暑い!痛い!キツい!」でした・・・
      今回はGARMINが動いてくれたのは良かったのですが、暑さにめっぽう弱いこともあり、
      タイムは「2:52:23」と前回よりも20分以上遅い結果で終了・・・透明度はほぼゼロと前
      評判の高かった(笑)大阪港の海水を大量に呑んでしまい、また、給水もうまくできてお
      らずで、バイクではずっと腹痛との戦いでありました。

      また、このバイクコースは夢舞大橋を都合6往復ビンタするのですが、今の脚力ではか
      なりキツい状態でした。その遅れをランで取り返そうとしたものの、キロ4分半ペースが
      やっとで、何とかラスト1kmは「負ける自分に負けない」ということでごぼう抜きできまし
      たが、やっぱり暑さに対する弱さと、練習不足が露呈した反省の残るレースとなりました。
      ただ、完走後、実質初めてエリートの部のレースを観戦し、「カッコええなぁ~」 「もっと
      練習せんとアカンなぁ~」って、スイッチを入れることができたのは大きな収穫でしたね(^^)

      ということで今シーズンのエントリーは、あと南丹が残っているのですが、どうしても外せ
      ない仕事が入ったため、恐らくDNS・・・
      結果、これで2016年シーズンは幕を閉じることになりますが、来シーズンは、より早起き
      してトレーニング時間を捻出しながら「サブ2.5」を目指したいと思います!皆さまのよう
      に「ロング」にも挑戦したいのですが、前泊&後泊でのおでかけは流石に家族が許して
      くれないので、もう少し落ち着いてから挑戦いたします・・・(^_^;)

      いずれにしましても、こうやって無事、トライアスロンの世界に導いていただきました皆
      さまに改めて感謝申し上げたいと思います!有難うございました!!
      では、これよりランモードに切り替え、次のシーズンで「サブ3」を狙えるよう精進をしてま
      いりますので、引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします!!