管理者からのお願い!
         この投稿欄はスポーツをこよなく愛し活動する方々、若しくはスポーツに
         関心のある全ての方々を対象とし、政治・宗教関係を除くその他全般に関
         する記事を掲載していただくコーナーとして利用して下さい。そして日頃
         から思っていたこと・記録として残しておきたかったこと・提案してみた
         かったこと等、公是良俗に違反せず他者を誹謗中傷しない範囲で、自分の
         日記代わりに思いの丈を投稿して下さい。
                (投稿はe-mailでご連絡ください!)



第五五九号

      「チャレンジ富士五湖/ウルトラマラソン71キロ」随想!

2016年5月3日
AAC会員

杉本 信芳氏

       1:はじめに
       3~4年前50キロを完走したころからなんとなく次は70キロに参加してみたいなと漠然と
       思っていました。そして今回4月24日。初挑戦の71キロ。初体験には何事も期待と不安
       が入り混じります。でも「行けるとこまで行ったらあとは救急車のお世話に」と決めたら68
       歳の気持ちは軽くなりました。
       夜行バスで前日早朝河口湖に到着。安上がりだから夜行バスにしたのではなく理由が
       ありました。まず、睡眠不足にして前の晩民宿でゆっくり眠ること。そして便秘気味にな
       るので、迫力ある富士山を眺めながら前日湖畔をジョギングして出してしまうこと。
       これらはうまくいきました。

       2:コースを走る
       7時スタートです。天候はどんよりの曇り。途中少し晴れ間がありました。富士山は一日
       中見えません。最初の10キロで250メートルのダウンとアップ。気になっていたここの
       関門を通過できたのであとは焦らずマイペース。いよいよ湖のほとりの道です。これか
       らは整備された歩道が7割、白線のみの歩道が3割の印象でした。信号待ちもあります。
       しかし私の力量では時間を争わないので全く気になりません。逆に信号待ちでほっと一
       息できます。

       枝垂桜、芝桜のピンクと白、コバノミツバツツジの紫、真赤な桃の花?などまさに花の
       季節です。湖水に浮かんだ釣り座や船には釣り人が沢山います。でも、釣り上げた人は
       見ませんでした。なかなか釣れないようです。オーム真理教で有名になった上九一色
       村のバス停を通過、コースの両側に広がる樹海は松本清張の「黒い樹海」を思い出さ
       せます。河口湖、西湖、精進湖は富士噴火の時の堰止湖で火山特有の岩石が醸す景
       観はこのコースを走るランナーの興味をひきつけ飽きさせません。

       関門43キロあたりで太腿に少し違和感。でも時間は十分なので何とか行けそう。ところ
       が太腿は次第に上がらなくなってくる。コース上では止まらない、歩かないできたがも
       う限界。屈伸したり少し歩いたり。地獄とは言わないまでも鈍いが厳しい痛みが太腿に
       くる。横を走っているランナーからの声掛け、エイドや観客の励まし、湖の景色に気持ち
       は救われる。

       残り5キロの関門で余裕は1時間に減る。やっと残りが見えたと思ったらそれは甘い。
       残り4キロは直線の緩やかな登り。「ここは走るコースではなく、歩くコースです。」と早
       足で去って行く人がいた。私は少し走ってみたが早足で歩く人に追いつけない。
       それなら無理をせずと私も歩いた。
       そしてゴール。残り時間は5分。制限時間11時間をいっぱいに使って、楽しく、苦しく複
       雑な気持ちです。全くの別世界での経験で充実感が溢れます。テープをきったら溢れる
       ものがドットきました。でも私はそれを止めることはしませんでした。恥ずかしくない、
       貴重な物に思えました。

       3:おわりに
       更衣室にやっと戻りましたが着替えはできません。なにせ体が動かない。やっと上着を
       着て帰りの夜行バスへ。感じたことがいくつかありました。
       まず、運営が完璧です。エイドの明るい雰囲気、品揃え。珍しかったのでおかゆ、つくり
       たてのおにぎり、有名な吉田うどんなど頂きました。また、パンフレットにはさまざまなデ
       ータが紹介されていました。
       次に同じランナーからの声掛け、励ましも沢山頂きました。特に私は同窓会でも老けて
       いますので75歳位に見られ、爺様の頑張りに応援を頂いたのかなと思います。この応
       援を受けて気合いが入ります。
       それからやはり景色。どの大会にも固有の雰囲気、景色はあります。今回は曇りで富
       士山は眺められませんでした。それでも富士山の北側独特の景観を堪能しました。
       最後にこれは色々な大会でいつも思うことです。118キロ、100キロの人とも並走します。
       「きついことをやる変わった人達が世の中には沢山いる。」
       以上思いつくままに記しました。
       (大会開催日:2016・4・24)



第五五八号

        夫 婦 対 決! 連 敗 ス ト ッ プ!!


2016年5月1日
AAC会員

鍵谷 謙介氏

      私は学生時代から長距離走が苦手で、長年走ることを避けて生きてきた。しかし、メタボ
      体型で年々醜くなる自分がいやになり、5年前の39歳に一念発起し、芦屋ファンランの10
      kmでマラソンデビューした。その年に神戸マラソンでフルデビューし、フルの洗礼を受け、
      最後は歩き5時間以上かかって悔しい思いをした。

      それを機に「サブ4」をしたい一心で、マラソンにハマっていった。雨が降っても練習、雷が
      鳴っても練習。家族サービスは二の次。レースやロング優先の週末に、徐々に家内の目
      も厳しくなってきた。「このままではマズイな…夫婦で同じ趣味をすれば、気兼ねなく走る
      ことができるのではないか?」

      学生時代にフルの経験があった家内であるが、長期のブランクがあり、私に3年遅れての
      練習開始は、彼女にとってハンデであった。不安がる家内と強引に二人でエントリーした
      2014年の神戸マラソン。家内に「先にゴールで待っとくわ」のつもりが、なんと2ブロック後
      方スタートの彼女に26kmあたりで追い抜かれて先にゴールされた。「ショック!いや、自分
      が調子悪かっただけや…」

      家内は速く走ることが苦手だ。ハーフならば家内に抜かれることなくゴールできるはず。
      昨年の芦屋ファンランのハーフに夫婦でエントリー。しかし、またまた後方から抜かれ、
      先にゴールされた。「あかん、こいつホンマにすごいかも…」

      昨年の潮芦屋ウルトラマラソンも家内が先にゴール。おしどり賞を頂いたが、表彰で西川
      さんに『奥さんの方が早かったけどね』とチクリ。その年の淀川市民マラソンも家内が先に
      サブ4達成。「なんでや!絶対おれの方が、月間走行距離が多いのに!4連敗や。」

      今度こそ、サブ4と意気込んで今年の篠山マラソンに一人でエントリー。サブ4ならず。
      この篠山で燃え尽きた。あまり練習もしないまま、芦屋ファンラン。ハーフを夫婦でエント
      リー。当日、あまり自信が無かったが、AACのユニフォームの方に会うたびに挨拶をして、
      元気を頂き、ペースが上がっていった。15kmでスパート、前方スタートであった家内に追
      いつき、抜くことができた。しかし、中央公園で失速。
      「やばい…あかん、追いつかれる。」へこたれそうになった。そんなときAACの中村さんに
      声をかけて頂き、ゴールまで引っ張って頂いき、ハーフ自己ベスト達成!AACの方々に
      本当に力を頂いた大会であった。ありがとうございました。
      (わずかであるが)家内より先にゴールし、連敗ストップした思い出深い大会となった。
      (大会開催日:2016・4・10)



第五五七号

        残雪を求めて「日本アルプス」へ遠征中!

2016年4月22日
AAC会員

谷口 進氏

     今年の冬は雪があまり降らずに、雪山好き山屋(やまや)としては非常に寂しい冬となりました。
     そこで遅ればせながら残雪を求めて「日本アルプス」を彷徨っています。

     「雪山の魅力」
     それは何と言っても樹氷群と青空のコラボレーションに尽きると思います。「蔵王」のモンスター
     (樹氷の塊)は写真でご覧になった方も居られると思いますが、モンスターでなくても雪がつい
     た樹木と青空に出会うと、それまで味わってきた道中の苦しさはいっぺんに吹き飛んでしまい
     ます。 悲しいかな青空がなくても、頂上から雪を抱いた山々が見えると至福の時間が味わえ
     ることになります。「苦あれば楽あり」では有りませんが、山好きの人間にとっては「苦あれば、
     (眺望の)褒美あり」と言うところでしょうか。

     「なぜ山に登るのか」
     昔から言われるのは「そこに山があるからだ」ですが、私が登るのは先に申し上げた「ご褒美」
     が一番です。 登山口から何時間もかけ、荒い息づかいと汗をいっぱいかきやっと辿りついた
     頂上からの景色は、登った人にしか味わうことが出来ません。この時をめざしてシンドイ目をす
     るのです。 いわばマラソンで道中シンドイ目をしてゴールした時の「達成感・充実感」と同じか
     と思います。

     「定年後に備えて」
     私は定年からすでに5年を経過しました。そこで思ったことは「定年後の3K」①健康②経済力
     ③好奇心です。

     「健康」誰もが望むことですが、病魔はいつやってくるか分かりません。そのためにはリスクを
     なくす努力を自分自身で行わなければなりません。タバコはやめる、週に2日連続の休肝日を
     作る。ストレスをためない(私は現役時代、マラソン練習で汗を流し、その汗とともにストレスが
     流れ出る気がしました)、などなど、こればかりは人様に頼ることは出来ません。

     「経済力」定年後に備えて個人年金の積み立てをお勧めします。今の現役世代が定年を迎え
     ても厚生(国民)年金に多くを期待するのは無理があるかと思います。ならば、自分で守るし
     かありません。

     「好奇心」定年後、家庭で”粗大ごみ”と言われないように、定年後も長く続く趣味があると、
     ソレを目標に頑張れると思います。そのためには仕事はもちろん、遊びに関しても新しいこと
     に貪欲に取り組んで頂きたいものです。

     「終わりに」
     本来ならマラソンに関係することを書かないといけないと思いましたが、私も寄る年波に勝て
     ず左ヒザを痛め、今ではヒアルロン酸注射をして12月の地元・三田マスターズマラソンにのみ
     出ております。 走れなくなっても、次の趣味を持っていたことに安堵しつつ、感謝の日々を過
     ごしております。
     私のブログ「ピッカリおやじの山歩き」で、山行報告をしています。のぞいて頂ければ幸いです。
     ブログ:ピッカリおやじの山歩き     http://blogs.yahoo.co.jp/gogojogger



第五五六号

        AAC保津峡~愛宕山 ループトレイルランに参加してきました!

2016年4月19日
AAC会員

高口 正司氏

      こんにちは!高口と申します。2年ぶりの投稿ですが、これからもよろしくお願いします。
      《失敗を恐れずチャレンジする!》
      2015年・・・私のしょぼかったラン生活も3月でとりあえず終了し、4月から2016年の新しい
      ラン生活をむかえます。その新しい年にむけて決心したランテーマは《失敗を恐れずチャレン
      ジする!》ということです。

      昨年のランテーマは月間走行距離200キロ達成のみにこだわって、ほぼ毎日少しずつのジ
      ョグを続け、楽に長い距離をかせいできたのですが、ダイエット効果がちょっとあったくらいで、
      フルマラソンを走りぬくには精神的にも肉体的にも十分ではなく、長い距離のランに耐えきれ
      ないで後半大失速ということのくりかえしでした。

      でも来期は絶対にサブ4をしたい!そのために当たり前ですが、それを上回る練習での運動
      量と精神的な苦しみが必要だと思い、まだまだ自分にはハードでレベルが高いって思ってあ
      きらめていたトレイルランとウルトラマラソンへのチャレンジを決心しました。失敗を恐れたり、
      出来なかったら恥ずかしいって思いに負けないで、フルマラソンの距離を走りぬくための体力
      と精神力の充実を目指して今年はなんとか頑張っていきたいと思います。
      前置きが長くなりましたが、というわけで今回はその第一弾として保津峡~愛宕山ループトレ
      イルランにチャレンジすることにしました。

      快晴で清々しい土曜日の朝7:30に阪急上桂駅にAACメンバー15人集合~スタートし、16:
      30に阪急嵐山駅でのゴールまでの9時間と、そのあと十三での打上げまで大変充実した時
      間を過ごさせて頂きました。でも トレランとはみんなでランラン♪楽しくトレーニング~♪・・・
      そんな甘い考えは一挙にぶっ飛びました。一般のおっさんである私にとって、今回メインの
      嵐山から保津峡までの激下り、保津峡から愛宕山までの激登り、愛宕山からの六丁峠まで
      の激下り~はびっくりポンでした。

      最初の激下りで調子に乗ってとばした結果、激登りの半分ぐらいでへとへとに、さらに最後の
      激下りではよれよれのバンビになってしまい、その後は杖がないと転げてしまうご老公状態と
      なってしまいました。でもあんなに息を切らして登るって・・・自分一人では絶対できない経験
      でした。こんなに苦しくても人間ってまだ死なないって.本当にそう思った。今まで思っていた
      限界はまだまだ限界じゃなかったって!

      どんなに足が動かなくてもリタイアできない、やめることはできないから前に進むしか道はな
      いってことが思わぬパワーになり自分が思っていた限界を超えられたのだと思う。歩けない
      ほどやられたのにその足で最後まで歩き続けられたこと・・・終わってからちょっと感動でした。
      それに当日は天気よく自分の周りに溢れる、山の空気、雰囲気、川の音やマイナスイオンす
      べてすごくいい感じでした。自分の足で登った嵐山を自分の足で下って保津峡での川下りの
      船やトロッコ電車を見に行くなんて、愛宕山にあった戦前の廃墟を探索するって・・・
      そんな楽しい事出来るとも考えたこともなかったです。

      スタンドバイミーの世界・・・40年前の少年時代の気持ちにもどったようでホント楽しめました。
      あとはそこを皆のように、野生の動物のように走りまわれたら・・・夢はいっぱいですが・・・
      あと最後までマンツーマンで支えてくれた谷口さん、本当にありがとうございました。
      どんなに遅れても笑顔で迎えてくれたAACの仲間のみなさんホントありがとうございました。
      それなのにフライングビール申し訳ございませんでした。また、いろんなトレイルやイベントに
      参加したいと思いますのでよろしくお願いします。
      (大会開催日:2016・4・16)



第五五五号

       50歳代で半世紀生涯ベストを出したいです!

2016年4月6日
AAC会員

池田 義之氏

      六甲縦走キヤノンボールラン大会のスピード(宝塚~須磨浦公園)に参加しました。
      この大会のルールはエンジン以外は何でもありで、(自転車・馬・グライダー・スケボーなど)
      死なない、あまり文句を言わないということです。(笑)
      トレイルランの大会に出るようになったキッカケはAACの六甲全山縦走で、初縦走を経験し
      て頑張って山を登ると絶景があり、山頂からの下りのスリルにハマリました。

      今回参加した六甲縦走キヤノンボールラン大会では思うように走れず6時間36分でした。
      原因は姫路城マラソンの1週間前に武庫川SCさんの月例で50㎞走をして、間に50㎞走って
      練習のつもりで走った姫路城マラソンではベストを更新、調子に乗ってキヤノンボール対策
      に3週間連続で六甲全山縦走をして、4週目にキヤノンボールに挑みました。

      5週間連続でフル以上の練習をして6週目のキヤノンボールランでは、練習で走れていた坂
      道が走れていないので疲れているのを感じました。どうも自分の気持ちの中では「もっと出
      来る奴」と思ってたが結果が伴いません。ただの自信過剰の体力不足です。(涙)

      でも去年の秋に立てた目標が「50歳代で生涯ベストを出す」なので、今はタイムより体力を
      付けたいのです。 でも毎回ベストタイムを欲しがる自分がいます。(涙)

      なぜ生涯ベストの目標を立てたかというと、以前の僕は辛い練習から逃げていたので、60
      歳代で生涯ベストを出すために、ゆったりと長くランニングを続けたいと思っていました。
      しかしながら先輩ランナーさんが「若い時に生涯ベストを出してあまり落ちないように頑張る
      のも楽しく続けられる」とのアドバイスをもらい考えが変わりました。

      僕は48歳で若くないですが2年間は練習の期間にして、50歳代で半世紀生涯ベストを出し
      たいです!(笑) 有言実行出来るように皆様の温かい協力と御指導を宜しくお願いします!
      (大会開催日:2016・3・26)



第五五四号

         さ が 桜 マ ラ ソ ン で サ ブ 4 達 成 !

2016年4月6日
AAC会員
前田 雄司氏

       1月に入会させていただきました前田雄司です。4月3日のさが桜マラソンでネット4時間切
       りを達成できましたので、自己紹介を兼ねて投稿させていただきます。

       マラソンを始めるきっかけと不甲斐ないマラソン歴
       中高時代はテニス部でした。雨が降ると土のコートはすぐ使えなくなるので、神戸・芦屋界
       隈や校舎内ランニングという状態でしたが、いつも最後方を付いていく脚力の弱いランニン
       グ嫌いな私で、長年ランナーのことは「金を払ってまでしんどい思いをする変わった人達」、
       と白眼視していました(笑)。

       そんな私が仕事の関係で6年ほど前に那覇・東京マラソンなどを視察する機会があり、沿
       道の応援、ボランティア、ゴールするランナーの姿に感動を覚え、自分も走ってみようかと
       思い最初に出場したのが2010年の芦屋ファンランの10キロでした。その後はハーフをいく
       つか走りましたが、レース直前にあわてて週末練習する程度で、初マラソンの2013年淀
       川寛平マラソンは半分以上歩いて6時間30分。2014年東京5時間15分、神戸4時間45分と、
       初マラソンで4時間切る方も多いAACではなんともお恥ずかしい状態。

       ちょっと意識が変わったのは2015年の北海道エントリーがきっかけでした。8月末のレース
       で5時間制限ということで、今は3時間そこそこで走る後輩が過去にリタイアしたらしく「サブ
       4くらいの力がないと完走できませんよ・・・」との由。「これはやばいぞ」と書籍やガーミンを
       買って練習を始めたものの、暑さで思うように練習も積めず不安を抱えたまま出走、スロー
       ペースに徹して4時間28分で完走。「これで11月の岡山は4時間切れる!」と勝手に思い込
       んでしまったのですが(笑)、後半失速で4時間19分44秒。12月の奈良では坂にやられてP
       Bも更新出来ずでした。そんな折、AACのHPを見つけ、知人も入会していることが分かり、
       身分不相応にも1月下旬に入会させていただきました。

       レース本番
       前日は地元の取引先に佐賀の酒を端から端まで8種類いただいたおかげで睡眠はばっち
       り!(北海道で前日酒を控えめにしたところ、朝までほとんど眠れなかった反省から、以後
       それなりに飲むことにしてます。)
       桜満開、気温は20度を超えそうですが幸運にも天気予報は曇。有森裕子さんのいつも通り
       のハイテンションの応援の中、サブ4目標でスタート。思ったようにペースが上がらず、前半
       貯金もほとんど出来ずで焦りますが、「ペース上げたらつぶれる」、と我慢。

       前半から今まで経験したことのない足裏外側の痛みに悩まされます。田んぼの続く中、熱
       気球とモーターパラグライダー2機が空を舞ってランナーを応援してくれているかのようです。
       おばあさんがくれたイチゴの甘いこと(^^)   23キロ地点、応援ポイントの吉野ケ里公園内を
       1周。有森さんとハイタッチ、知人も応援に来てくれてました。立て続けにそうめん、ぜんざい、
       イチゴなどを流し込みます。30キロ折り返しで4時間ペーサーとすれ違い、あとちょっとと思う
       ものの段々ペースダウン、33キロあたりでついに歩いてしまいました。

       サブ4をあきらめた瞬間、沿道のおばさんがイチゴを差し出してくれました。一粒食べると不
       思議と復活!それからは歩くことなく走り続け4時間切りを確信します。おばさんが勝利の
       女神に思えました。ひょっとするとグロスも切れるのではと、桜並木を楽しむ余裕もなく、豚
       汁もパスして気分は川内選手ばりに喘ぎながら走り、35キロ以降はほぼ最速ラップで競技
       場フィニッシュすることが出来ました。
       惜しくもグロスは4時間16秒でしたが、ネット3時間57分26秒、7回目のマラソンにしてPBを
       22分更新出来ました。土曜日の練習で皆さんにくらいついて走った効果がわずか2か月で
       表れたようです。入会してなければ絶対達成出来てなかったでしょう。
       AACのみなさんに感謝感謝です。

       さが桜マラソン紹介
       最後にあまりなじみのない桜マラソンの紹介です。ハーフで20回、フルになって4回目。
       マラソン8500人(8500円)、ファンラン1500人と適度な人数。高低差10メートル以下のフラット
       なコース。過去3回は桜が散って葉桜マラソンだったのが今年は満開!来年からは2週早ま
       るので桜つぼみマラソンになるかもしれませんが、気候的には走りやすくなるでしょう。

       給食はイチゴ、そうめん、ぜんざい、豚汁、アイスクリーム、コカコーラなど充実。ゴール後も
       イチゴ、トマト、おもちなどなど豊富でした。
       エントリーは先着順で30分くらいで定員に達しますが、ゼッケンやTシャツは事前に送ってく
       れるので受付不要、前日は博多に宿泊しても佐賀まで特急で40分ほどですので、皆さんも
       来年のエントリーを検討されてみては? 以上駄文失礼しました。
       来シーズンもPB更新出来るよう精進しますので、よろしくお願いします。
       (大会開催日:2016・4・3)



第五五三号

          AACチーム平荘湖駅伝第4部優勝!

2016年3月24日
AAC会員
山本 貫太郎氏

       昨年、入会いたしました山本貫太郎です。10年のブランク後、5年前からランニングを再開
       した出戻りランナー、現在52歳です。よろしくお願いします。
       3月20日(日)、AACのメンバーの皆様と一緒に第37回平荘湖駅伝競走大会に参加させ
       ていただきました。今回は勝手気ままに大会報告をさせていただきます。

       この大会は、加古川市の平荘湖の周回コース(1周4・8キロ)を一人1周の6区間、合計
       28.8キロで行われます。大会は5部門に267チーム約1600人が出場し、我らAACチー
       ムは選手6人の合計年齢が330歳以上の4部に2チームで参戦いたしました。
       結果はナント、我らAAC①が1時間52分24秒で初栄冠に輝きました。

       そもそも私がこの大会に出るきっかけとなったのは昨年末に谷中さんから、「平荘湖駅伝
       走らへん?」と気軽なお誘いを受けたからです。(その時はまさかこんなプレッシャーを受け
       るとは夢にも思いませんでしたが・・・・。)
       その後の私はと言いますと年末年始の不摂生が祟ったのか、年明け早々に突然(当然?)
       の故障(右ひざ痛)。予定していた1月の大阪ハーフ、3月の篠山マラソンは共にファンラン
       に・・・・・。

       ちょうど、そのころ忘れていた『駅伝』の案内が・・・・。『エッ、忘れとったー!走れるんかい
       なー?まー何とかなるやろー。』と気楽な気持ちで集合場所へ。ところがメンバー発表を聞
       いてビックリ! 『エッツ、何でオイラが<うさぎさんチーム>?しかも、アンカー・・・!エッツ、
       どうしよう?』 行きの車中、現地到着後の会話も、<うさぎさんチーム>が入賞狙いである
       事は明白! 『これはまずい、困った、どうしよう?』 と、ビビッていると、あっという間にスタ
       ート時間。

       第1走者 河合さん、想定通りのトップ帰還。皆さん : 『やっぱり、早いナー!』
              オイラ : 『エライ、こっちゃー!』
       第2走者 谷中さん、大地を揺るがす激走、依然トップ。皆さん : 『よし、いける!』
              オイラ : 『マジかよー!』
       第3走者 中川さん、○2歳には見えない世界の走りで2位通過。
              皆さん : 『さすが、世界の中川!』 
              オイラ :  『誰か、コケテくれー!』(心の叫び!)
       第4走者 西川さん、鬼の走りで2位を死守!
              皆さん : 『アンカー誰?大丈夫?』(かなりのイジメ!)
              オイラ : 『エッ、・・・・・・!』(かなりの重圧!)
       第5走者 稲田さん、区間1位の走りで首位を猛追!
              皆さん : 『山本さん、大丈夫?愉しんだら良いからネ!』(イジメから同情に!)
              オイラ : 『・・・・・・・!』(無言、吐きそう!)

       稲田さんから襷を受けるともう訳も分からず、ひたすら『抜かれるな、抜かれても1人まで!』
       と念じながら必死の走り。すると前方に1位の姿、知らぬ間に追い越し先頭へ、そのまま無
       我夢中でゴール。一番テープ、気持ち良かったー。メンバーの皆様方のお蔭です。感謝。

       その後の表彰式はメンバー全員で参加。各部の優勝チームへ贈られる兵庫県知事賞、第
       4部優勝チームへ贈られる但陽信用金庫賞、優勝メンバー全員に贈られる優勝メダルをい
       ただき帰路へ。帰りの車中の楽しかったこと。行きとは大違い!お騒がせし申し訳ございま
       せんでした。

       いやー、今回は緊張しました。一時はどうなる事かと心配しましたが、ほんと、楽しませてい
       ただくと共に良い経験をさせていただきました。駅伝の襷をつなぐという醍醐味を体験でき、
       また絆の大切さを身を持って理解できた気がいたします。一緒に参加していただきましたA
       ACの皆様、AACの会員の皆様方に感謝、感謝です。本当に有難うございました。
       来年の第38回大会は我らAACチームが栄光のゼッケン『1』をつけて襷をつなぐことが出
       来るそうです。AACメンバーの皆様が更なる強い絆で繋がりこの襷をつなげていければと
       願っています。今後も精進していく所存ですのでご指導のほどよろしくお願いいたします。

       結果
       AAC①(通称:うさぎさんチーム) 1:52:24
            1区 河合健一  17:07  2区 谷中康弘  18:30  3区 中川隆二  21:16
            4区 西川秀郎  20:00  5区 稲田秀基  17:10  6区 山本貫太郎  18:21

       AAC② 2:04:52
            1区 白星純次  20:23  2区 JOE JACOBS   18:04 3区 広井泰二  21:58
             4区 中村哲   22:10    5区 大畠ヒロ  21:15   6区 榎本弘  21:02
       (大会開催日:2016・3・20)



第五五二号

       東京が熱く燃えた日~東京マラソン応援記~

2016年3月17日
AAC会員
奥田 有史氏

       1.はじめに
       昨年6月に東京支部を結成して以来、色々な楽しい行事を行ってきましたが、結成当初か
       ら「皆で東京マラソンを走る!」というのが東京支部の大きな夢の一つでした。全員当選を
       信じて東京マラソンのコースを2回ほど試走もしましたが、抽選結果は惨敗。5人の支部員
       メンバーの中で柳岡さん一人しか当選しませんでした。11倍という倍率を考えるとその結果
       も仕方がないかと思いましたが、意外にもAAC本部のメンバーで当選している方が多いと
       の情報を聞き、今回東京支部は応援で盛り上がろう!と方針転換しました。

       ところが、いざレースの直前になると、一番楽しみにされていた支部長の中村カズさんがな
       んと関西への復帰が決定。新倉さんも年度末のお仕事の関係で九州への長期出張とのこ
       と。柳岡さんはレースに出場されるため、当日は奥野さんと二人だけの応援になることとな
       り急に寂しくなってきましたが、奥様の応援をされる井上優一さん、榎本弘さんにも合流い
       ただけることになり何とか「応援団」と言える最低限の体裁は整えることができました。

       2.準備
       東京マラソンは出場はもちろん、観たこともないので、どこで応援すればいいのか全くわか
       りませんでしたが、「できるだけ全員を複数回応援できるポイントは?」ということで数日コ
       ース図と路線図をにらめっこしながら悩みました。最終的には出場経験のある柳岡さんの
       アドバイスも参考に、往復で応援できる「増上寺前」と終盤一番苦しいであろう「月島」の
       二か所に決め、直前に柳岡さんと下見がてら試走をして応援ポイントを確認してきました。
       最終的に納さん、井上美香子さん、前澤さん、大畠さん、藤本茂さん、榎本純子さん、柳岡
       さんの7名の出走を確認。出場される皆さんから事前に目標タイムをお聞きし、応援ポイン
       トの通過予想時刻を計算して準備が完了となりました。

       3.レース前日
       レース前日、奥野さん推奨の新橋のうどん屋でカーボローディングパーティを計画、皆様の
       コンディションを慮って少人数の有志だけの予定でしたが準エリート枠の納さん井上さんと、
       病み上がりの柳岡さん以外は応援隊も含め全員参加。たまたま東京出張だった山本和栄
       さんも飛び入り参加していただき予想外の大賑わいとなりました。ランナーの皆様は翌日を
       考えて禁酒にした慎重な人や、いつも通り大ジョッキ4杯飲んだ豪快な人まで様々でしたが、
       お互いレースの健闘を誓い早目のお開きとなりました。

       4.レース本番
       9時10分にレーススタート。その頃、我々応援団は最初の応援ポイント東京タワーのふもと
       12キロ地点の増上寺前で、できるだけランナーの皆さんに目立つようにAACの横断幕と幟
       を持って陣取りました。(後で、走られた方にお聞きすると幟や旗よりも奥野さんの顔が目
       立っていたそうです)
       車いすランナーが凄いスピードで走り去ったあと、沢山の中継車と共にトップランナーが続
       々と目の前を通過しいきなり大興奮!暫くすると予想通り納さんが元気にサブ3ペースで通
       過。その後井上美香子さんに声援を送った後、歩道橋を渡り復路側の19キロ地点へ。道の
       向こう側で往路側を通過されるAACの皆さんと、復路側に戻ってこられた方々をそれぞれ
       見つけて応援させてもらいました。

       全員無事見送った後地下鉄で「月島」へ移動。当初の予定場所は応援の人たちで既にい
       っぱい。結局1キロほど進んだ37キロ地点でなんとかスペースを見つけることができました。
       間もなく納さんがサブ3ペースを維持したまま元気に通過。美香子さん、前澤さんは余裕の
       笑顔で、大畠さんはかなり辛そうに、脚を痛めた藤本さんは健気に、サブ4を狙う榎本純子
       さんは必死に、直前までインフルエンザで寝込んでいた柳岡さんはヨレヨレで・・・、とそれ
       ぞれの状態で我々の前を通過される皆さんに感激し精一杯声援を送りました。その後ゆり
       かもめでゴール会場の有明へ。幸いゴール直前でもう一度柳岡さんを見つけて応援するこ
       とができました。

       5.ゴール後
       メンバー全員のゴールを確認した後、我々応援団も皆さんと合流しようとゴール会場に向か
       いましたが、テロを警戒して厳戒態勢。ランナーでない我々も金属探知機や手荷物検査が
       あり、中々進みません。漸く会場に入って何人かのメンバーと合えましたがランナーにとっ
       ても、ゴール後大混雑の中、待ち合わせ会場までたどり着くのが一苦労なようで、全員揃っ
       て月島へ移動するのが大幅に遅くなってしまいました。先に到着していた納さん、井上ご夫
       妻にも随分とお待ちいただき予定より約1時間遅れて打ち上げ開始。走られた皆さんの感
       想を聞きながら東京名物のもんじゃとビールを堪能し大いに盛り上がりました。帰りの時間
       もある為、短い時間ではありましたが慌しくも幸せな気分でそれぞれの帰路につきました。

       6.最後に
       中々抽選に当たらず縁のない東京マラソンでしたが、お蔭様でこの一大イベントに自分達
       も参加できたことが嬉しかったです。走られた皆様はサブ3や自己ベスト更新など本当に大
       健闘されました。また事前に応援をお知らせできていなかった小林敦志さんや本田守さん
       もレース中に我々を見つけていただき声をかけていただいたのが有難かったです。我々の
       応援がどれだけお役にたてたのかはわかりませんが、これからも東京支部は東京マラソン
       を応援していきたいと思います。
       今後運よく抽選に当たって走られる方はもちろん、走られない方も応援だけでもきっと盛り
       上がれますので是非東京へお越しください。来年は我々もランナーとして参加するかもしれ
       ませんが、その際も打ち上げはきっちり段取りいたします。
       (大会開催日:2016・2・28)



第五五一号

       3年ぶりのサブ3 ~東京マラソン2016~

2016年3月15日
AAC会員
小林 敦志氏

       こんにちは。AAC東京支部の小林敦志です。大変ご無沙汰しております。
       私は昨年(H27年7月)に関東に引っ越しするまでは西宮に住んでおり、土曜日の例会を
       中心にAACに所属しておりました。関西の時は六甲縦走やら篠山マラソンバスツアーやら
       日曜日のバイク練習会等参加させていただき、多くの方と知り合えたことが今となっても
       大きな財産です。大変お世話になり、ありがとうございました。
       昨年7月の引っ越し以降ですが、幸いなことに神奈川県藤沢市という湘南の江の島近くに
       居を構えることになりました。ここは海も近く走る環境としては最高の場所です。また、AAC
       東京支部のメンバにも加えていただき、箱根3区、5区などのイベントにも参加させてもらっ
       てます。

       さて、前置きが長くなりましたが、今回3年ぶりにサブ3を達成することができましたので、
       達成までの軌跡を「当日まで生活(練習方法)」、「当日に心がけたこと」を中心にお伝えし、
       今後AACでサブ3を目指す方の参考にしていただければと思います。

       ◎前日までの生活
       「前日までの生活」についてですが、東京マラソンは9回連続落選であり、今回10回目にし
       て初めての当選でした。当選のメールが来た時には飛び上がって喜んだとともにメラメラと
       熱い闘志が湧き上がってきました。絶対いい記録を出してやるぞ!っと。

       練習については、基本毎日朝目覚ましランをゆっくり30分(キロ6分くらいで5キロ)を走るこ
       ととしました。といっても起きれない日も多々あり、平均すると週3回くらいだったと思います。
       また、昼はお昼休みに30分程度坂道ダッシュ(これは、会社が山の上にあるため、15分く
       らい下り、15分くらい上るキロ4分半くらい7キロ)同僚と一緒に走ります。これはかなり心
       拍をあげる練習です。おかげでお昼は食欲が出ず、カレーライス(小)程度でした。夕方ま
       でのお腹がすきますが、ガマンガマンしました。これで体をだいぶ絞れたと思います。

       夜は水曜日に横浜でやっている練習会に参加(AACの水曜練習会は都内なので、すみま
       せんいけませんでした。)し、ここでは仲間と競っての追い込み(ポイント)練習です。メニュ
       ーは、1キロインターバル10本(3分50秒/km、レスト20秒)や、起伏のあるコース10キロペ
       ース走(4分/km)、5キロペース走×2本(3分50秒/km)+1kmダッシュなどで、仲間と一
       緒に切磋琢磨して苦しいですがやり切りました。10週くらいは行ったと思います。それ以外
       の夜は基本オフでした。また、土日は30キロペース走(5分/km)を2回くらいと4分半/kmの
       30キロ走をしようとして20キロで挫折したこともありました。

       そんな生活を12月から2月まで送り、いよいよ1週間前になります。1週間前からの生活は
       以前からの必勝パターンがあります。ただし、個人差があるので、自分に合った方法を見
       つけていただければと思います。
       まず、禁酒です。私は晩酌の癖はないのでそれほど苦ではありません。次にカフェイン抜
       き。私はコーヒーを一日3杯くらい飲むのとその合間で日本茶を飲むので、カフェインを抜く
       のは頭がさえず非常につらいです。カフェイン抜きの効能は後述します。

       そして、皆様やられるカーボローディングです。私のカーボローディングは最初の3日間(
       月~水)は完全糖質抜きにします。主食は納豆と豆腐、おかずはささみと野菜を中心です。
       ご飯やうどん、砂糖も完全に抜きます。これは非常につらいし、頭がぼーっとするし仕事に
       ならないくらい辛いです。ただ、レースが近づいてきてるというワクワク感と緊張感が高まっ
       てきて精神的にも盛り上がってきます。後半3日間(木~土)はお楽しみのカーボオンです。
       ご飯のおいしいこと。おいしいこと。ここまでくればもう楽勝です。走るのもオフだし食べ放
       題だし。マラソン前のもっとも楽しい期間です。ただし、今回は太りすぎることがないよう、
       必要以上に食べ過ぎないよう気を付けました。最初の3日間(月~水)は練習はいつもより
       少し落としたくらいでしてました。

       ◎当日に心がけたこと
       いよいよ、当日ですがエネルギーは私はいつも4本(カーボショッツ)を持ちます。とるタイミ
       ングは、25キロ、30キロ、35キロ、40キロです。35キロと40キロはカフェイン入り(シマシマ
       のやつ)をとることにしています。カフェイン抜きをしているので後半カフェイン入りのショッツ
       を摂取すると集中力とやる気が湧いてきます(湧いてくるような気がします)。今回もその
       戦法で行くことにしました。

       当日は会場の開場時間の7時に新宿に着くように向かい、当日はゆっくりOS-1を取りなが
       ら向かいます。着いたらまずはトイレに並びます。今回はトイレは個室しかなく男子用の立
       ったままするタイプはなく、結構時間がかかりました。9時10分のスタートまで給食のバナナ
       を食べたりしながらのんびり過ごします。天気も良く、気温もそこそこ最高のコンディションで
       した。都庁から空を見上げると抜けるような青空でした。30分くらい前に荷物を預けそのま
       まスタートの列に並びます。私はBブロックでしたがスタート地点に行くのが遅れ、Bブロック
       の真ん中より、やや後ろだったと思います。テレビでよく見る新宿都庁前を紙ふぶきととも
       にスタートします。Bブロックでもやはりスタート地点までのロスは1分半くらい、また人が多く
       てスピードは出せませんが、最初はウォーミングアップと思い焦らずのんびりスタートするこ
       とにしました。

       3キロくらいいくとだいぶ人もばらけてきて、走りやすく自分のペースで走ることができるよう
       になります。苦しくない程度にスピードを上げますが、サブ3のペース(4分15秒/km)よりず
       いぶん早くて、まだまだ余裕があります。15キロくらいでサブ3のペースランナー集団に追い
       つきしばらく並走しますが、水を取りに行くのも大変だし、きっちりサブ3ペースで走るので少
       し遅く感じましたので、その前を走ることにしました。この集団に抜かれたら今回のサブ3は
       終了ということを意識しながら。

       東京マラソンは噂に聞いていた通り応援がすごいです。AAC東京支部のメンバも3カ所くら
       い移動しながら応援をしていただきました。疲れたころに応援隊がいるので飽きることなく、
       元気をもらって走り続けることができました。AAC東京支部の皆様本当にありがとうござい
       ました。感謝感謝です。

       有明の東京ビックサイトに向け、あまり落ちることなく快調に走ることができました。ゴール
       後、なんとAACの納さんが隣にいて、びっくりでした。後で記録を見ると35キロ付近からほ
       ぼ同タイムで、どうやらずっと併走していたようです。 サブスリーでゴールできたことを一
       緒に喜び合うことができとてもよかったです。もうサブ3はできないかもと思っていたところ
       ですが、3年ぶりのサブ3で今回東京マラソンという大きな舞台でできたことをとてもうれし
       く思います。あきらめず走り続けたことがよかったなと思います。

       さて、東京マラソンへは初めての出場でしたが、受付時のエキスポの規模・内容もしかり、
       当日のスタートまでのスムーズさもしかり、東京が一つになる日というのもわかるくらい応
       援もすごくて、今まで出場した大会の中で最も素晴らしいNo1の大会だと思いました。AAC
       の皆様も来年は是非ともお申込みいただき、当たったら出場されることをお勧めします。

       最後になりましたが、今年のマラソンシーズンは4月の霞ヶ浦マラソンで終了となります。
       自己ベストが出せるように気を抜かずに頑張っていきたいと思います。また、5月には初め
       てのトライアスロンである横浜トライアスロンに出場します。ランだけでなくスイムとバイクも
       頑張って練習していきたいと思います。
       これからもAACのメンバの一員としていろんなマラソンやトライアスロンに出場したいと思い
       ます。皆様と全国の大会でお会いできる日を楽しみにしています。
       (大会開催日:2016・2・28)   東京マラソン2016  2時間58分54秒



第五五〇号

       スタートに立つ前にレースは始まっている!

2016年3月2日
AAC会員
庄子 和代氏

       大阪マラソンで始まったあたしのシーズンが姫路城マラソンで終わりました。今シーズンを
       一言で言うと…辛かった。昨シーズン口熊野ハーフで国際資格を取ったものの、フルでは
       達成できず。今期フルでの資格取得を目標に掲げるも、原因不明の目眩、息切れでろく
       に練習もできず。正月明けにやっと体調不良の原因が蛋白質、脂質不足による栄養失調
       だったとわかるも、すぐに調子は戻らない。

       そんな状態のまま夢の舞台の大阪国際女子マラソン出走。関門に追われながらゴールす
       るも3時間20分すら切れない不甲斐ない結果に。あれよあれよと気づけば今期最後のフ
       ルマラソンの姫路城マラソン当日に。姫路ではフルでの国際資格取りを決意。ちゃんと練
       習できていないから、あたしに残された道は「死ぬ気で走る」ただこれだけ。とにかく姫路
       にかけてみようと。まさに背水の陣。

       三週間前に試走をしたので、コースは頭に入ってる。前半のゆるやかなのぼりは無理せず、
       折り返してからのゆるやかな下りで取り返す作戦。 が、予想外の事態。25キロで足が吊る
       ・・・痛みを逃す。30キロでまた足が吊る・・・痛みを逃す。そんな危うい状態で必死に前を
       走る金涌さんと谷中さんを追いかける。

       呼吸が荒くなり、声が出る…(オットセイの声@金涌氏談) 自分で思うより声が大きかった
       らしく、前を走るおっちゃんにびっくりされる。でもそんなの気にしてられない。35キロ、3'13
       を切れるかも…と思うもまだまだ気が抜けない。40キロ、まぢでいけるかも!でもまだ半信
       半疑。

       姫路城に入った、下は土、蹴っても蹴っても進まない。前を走る金涌さんの背中が遠のく。
       ゴールまであと少し、ゴールの時計がスローモーションのように動いてる。なのにあたしの
       動きもスローモーション、前に進まない。(脚は動いてるのに上に飛ぶだけで一向に近づい
       てこなくてハラハラした、おまけにがに股だった。@金涌氏談) あとちょっとなのに、お願
       い、間に合ってくれ!そしてゴール。

       計測ラインを踏んだ時の「ピッ」って音が聞こえた瞬間に体から力が抜けて、一瞬意識を失
       う。気付けば目の前に地面、見上げると車イス、金涌さんの呼ぶ声。終わったんだ。
       あたし、3'13切れたんだ。泥だらけのカッコ悪いゴールだけど、やったんだ。記録証を手に
       取り、タイムを確認。3'12'22…ギリギリだけど、やったどー!

       今回改めて感じたのは「スタートに立つ前にレースは始まっている」ってこと。食事、体調
       管理ができてないと追い込んだ練習なんてできない。練習できなければ、タイムなんて伸
       びない。当たり前のことだけど、わかっているようで、あたしはわかってなかった。ここへ辿
       り着くまでに心配してくださった方、アドバイスをくださった方、共に走ってくれた仲間、一緒
       に試走に行ってけれた仲間、そして本番で最後まで引っ張ってくれた金涌さん、本当にあ
       りがとうございました。
       更なる目標に向かって頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
       (大会開催日:2016・2・28)