第四三九号

     AAC初の「丹後久美浜ロングライド合宿」を顧みて!


2014年5月10日
AAC会員

脇本 正子氏

       「皆で、300kmロングライドをしてみたい!」私のひとことに、トライアスロン部の男
       性陣、「やりましょう!」 「サポートカーをつけて、皆で交代で運転して・・・という事は、
       運転してる距離を引いて」と、どんどん話が進み、初めての企画「丹後久美浜ロング
       ライド合宿」を、5月5日・6日の連休中に実施する事となりました。

       ところが、私は、そんな所に行ったことがなく、道も全くわかりません。ルートに詳しい
       澤さんに相談し、澤さんがルートラボで往路・復路ともに書いて、サポートカー交代と
       全員が立ち寄るチェックポイントも決めてくれました。その上、運転の順番も、女性に
       は、トンネルの多い危険な個所は運転でとの配慮もあり、さすがと感心しました。

       さて、宿もとり、ルートも決まり、連休を楽しみにしていたのに、急な雨予報、急遽サ
       ポートカーを3台に増やし、全員のバイクと全員が車に乗れるようにし、当日を迎え
       ました。5日の朝、少しでも乗れたらと6時集合したのですが、今にも泣きだしそうな
       空模様。諦めて、車に分乗して久美浜まで直行。その後、雨は本格的に降り出しま
       した。

       雨天用に調べておいた「あみの屋内温泉プール」は空いていて2コース使え、スイム
       練習に最適でした。1レーンは、インターバルでしっかり泳ぎたい人。もう1レーンは、
       参加者の川面早紀ちゃんのフォームチェックを受けたい人、どちらも大変好評で2時
       間半があっという間に過ぎました。
       その後、宿にチェックイン。雨が止んできた16時ころから、小天橋を越えて久美浜湾
       の周りをぐる~っと一周約15kmのランニングでした。その後の夕飯の美味しい事。
       さすが山陰の宿!1000円UPして舟盛りを頼んで良かったぁ~!

       翌日6日は、からっと晴れ上がり、朝8時に宿を出発、3台のサポートカーに付き添わ
       れて一路復路を宝塚へ。途中9か所のチェックポイントで運転交代・補給し、何事も
       なく帰る予定でした。
       ところが、西脇~社に向かうR175の交差点の左折を間違えて、皆ばらばらになっ
       てしまったのです。後で思えば、ちょっと分かりにくい道でした。まあ、皆が携帯で連
       絡を取り合い、無事に合流する事ができてほっとしました。
       その後、コース変更しバイクはR176を宝塚へ、車は連休最終日という事もあり、渋
       滞を避けていつもの練習コースで宝塚へ帰りました。

       今後の課題は沢山ありますが、12人全員が事故も怪我もなく行ってこれたことは、
       1回目としては成功と思っています。
       参加者の皆さん、トライアスロン部の皆さん、頼りない私をフォローして下さって、本当
       にありがとうございました。これに、懲りずにまた次回もご参加くださいネ!
       (大会開催日・2014・5・5~6)



第四三八号

      初ロングに挑む! 〜宮古島トライアスロン完走記〜


2014年5月9日
AAC会員

小杉 太郎氏

       それは昨年のクリスマスイブに来たメールで始まった。宮古島トライアスロン実行委
       員会から、過去何度も「残念ながら・・・」で始まる内容に、今回も・・・と思いながらメ
       ールを見ると、「厳正なる選考の結果、貴殿は出場内定となりました。おめでとうござ
       います。」 目を疑い何度も文章を見る、と同時に私のロング完走へのトレーニング
       が始まった。

       過去にはミドルへ2回(2011佐渡国際、2012埼玉彩の国トライアスロン)出場してる
       が、やはりロングは未知の世界。特に苦手のバイク155キロをどうにかして克服し
       なければならなくなった。まず取り組んだのがAACバイク練習会への積極参加。
       幸いにも月に2回ペースで任意参加の企画を用意してくれている。後川への100km
       ライド、六甲アイランドの周回スピード練習60〜70km。ロングライドの自主練は鉄の
       意思がないと挫折してしまうが、企画へ参加すればどうにかこうにか走りきれてしま
       う・・・。AACの先輩方はとても親切で、ロングの走りの極意を惜しげもなく教えていた
       だける。 ”バイクは水車になったつもりで同じリズムで足を回せ!” ”ランの着地足
       はお尻の下で!” など、何度も出場している諸先輩方の生の声に勝るものはない。

       出場内定から4月のレース本番まで5、6回はバイク練習に参加しただろうか。距離に
       慣れてきて、六甲アイランドの練習コースを自主練で走れるようにもなった。どうにか
       100km前後の距離感には4ヶ月で自信がついてきた。

       トライアスロン、特にロングではランの強い選手が有利と聞くが、私は昨年末の段階
       ではフル・ベストが4時間1分と決してアドバンテージにはならない。2014年の目標と
       して「フルのサブフォー達成」「ロングトライアスロン完走」 を掲げ、まず3月2日の篠山
       ABCマラソンに挑んだ。サブフォー完走には最低でもアベレージ 5:40/kmで走らなけ
       ればならず、計ったように5:40/kmで刻んだ過去の大会では4時間切りを何度か逃し
       てきた。 ”サブフォーするには3h50m切りのつもりで走れ!”  大会直前の会員の方
       からのアドバイス。直前の東京マラソンで大学の友人が 3h47mで完走したニュース
       も刺激になった。
       篠山当日は、前半から5:30/kmで積極的に攻め、結果的にはネットではあるが 3h57
       mのサブフォー達成! 宮古島トライアスロンに向け、やり残し感無くトレーニングに再
       度励むことが出来た。

       4月20日、宮古島大会当日を迎える。昨年の大会は悪天候でランスタートのデュアス
       ロンになったらしいが、今年の天気は良好! 週一で3kmスイム練を行ってきた成果
       を試すことができる。スターターを務める安倍首相夫人の号砲と同時に一斉スタート。
       選手集団の中盤やや外よりからゆっくりスタート。3km 約1時間のスイムで焦りは禁
       物。バトルもなるべく避けて、第一ブイの600メートルまではのんびり。ブイを曲がった
       あたりで周りの選手の位置取りが落ち着いたのを感じて少しずつ前へ。第二ブイから
       岸までが焦りもあり長く感じる。最後まで粘って58秒余りと1時間を切る好タイムで苦
       手のバイクへ。

       苦手と感じてると予期せぬことが起こる。バイクへの着替え袋を掴んで素早くバイク
       置き場に着くと、他人の袋を間違って持ってきてしまった。素早く取り替えに行くも5
       分のロス。着替えも手こずり結局バイクスタートまでに15分を要する。

       それでも宮古島の大地、空、海を感じながらのバイクパート。周りの選手も本番に投
       入した自慢のバイクに乗り、飛ばしに飛ばす。周囲の選手についていけている実感を
       感じ、練習会で走破してきたことを振り返る。今回の大会で自身に課しているのが 「
       心拍数縛り」 バイク、ランと150回/分未満での巡航に留めることで、最後までスタミ
       ナ切れを防ぐ作戦。バイクスタート後40km、平均32km/h とハイペース。心拍数も150
       未満を意識するが超えたり下回ったり・・・。後半の”シャリバテ”を防ぐために昨夜作
       った「ソイジョイ 1/2 のラップ巻き」を20分毎に頬張る。100km過ぎまでは順調?に巡
       航していたが、やはり練習はウソをつかない。100kmまでしか練習していなかった通
       り、終盤に食欲減退から力が出なくなり、残り15kmは20km/h をキープするのがやっ
       と。平衡感覚も薄れ、軽い熱中症の症状も出てくる。

       ふらつく様にランのトランディションへ。置き場には既にバイクで一杯。かなりの人数
       にバイクで抜かれたことを感じる。しかしランで42.195kmを走破するためには、ここで
       しっかり体力を回復しないと完走はない・・・、と木陰で座り込んで時間をかけて着替
       えをこなす。さぁ、ランへ向かうぞとフラフラ歩き始めた時、青白い顔をしていたのだろ
       うか・・・、ボランティアの高校生が「大丈夫ですか?」と声を掛けてくる。さらに高校生
       の右手には「OS-1」が!「これ効きますよ!」と手を差し伸べる。こちらのニーズを見
       透かしてるかのようなサービス。これぞホントの「お・も・て・な・し」ではないだろうか。
       潜在ニーズをしっかりキャッチしたサービス。高温もあってラン前半は押さえ気味だっ
       たペースも、後半は6:00/kmまで回復。残りの5km では5:30/km ペース。バイクで落
       とした順位をやや取り返す。

       最終的には12h14m18s での完走!制限時間の13時間半まで1時間以上を残して走
       破となった。「ロングの大会はトラブルが付きもの」と、大ベテランのN川氏にも言われ
       ていたが、大きなマシントラブルなどはなかったが、未体験距離の疲労と”暑さ”によ
       るペースダウンは次回の課題となる。

       以上、長文になりましたが、私の宮古島トライアスロン完走記とさせていただきます。
       取り留めのない内容に最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
       (大会開催日・2014・4・20)



第四三七号

        STY完走記&東方見聞録~ヤマ時々ロード~


2014年5月8日
AAC会員

井上 大地氏

       AACのみなさん、こんにちは。2010年入会するもサクッと東京に転勤となり以来幽霊
       部員として東の方角で細々と活動中の井上大地と申します。誰やねん?と思われる
       ので、近況報告と東京エリアでのRUN情報をかねて初投稿させていただきます。

       滋賀県大津市生まれの33歳、中学から大学まで京都で過ごし卒業後は神戸のポー
       アイで5年間、そして4年前から東京で暮らしております。陸上歴は中学時に800mを
       やっていました。20年前の陸上といえば、地味・しんどい・モテないの3重苦で、「こん
       なもん二度とやるか」と思っていましたが、何の因果か数年前からまたRUNと向き合
       っている次第です。

       再開後しばらくはロードをやっておりましたが、周りから「サブスリーやるやる詐欺」と
       呼ばれるほど30㎞以降の撃沈がお約束となるようなヘボランナーでして、その克服
       に昨年からトレイルランニングを始めてみました。と、これがたまらなく面白い!もと
       もとのフォームが上り向きだったことや滋賀の自然の中で育ったこともあり、それ以
       来、本末転倒でトレイルランニングばかりに傾注しております。

       直近では4月末の富士山麓を半周するSTY(Sizuoka To Yamanashi, 距離91.5㎞、
       累積標高差4715m)に出場しました。中盤の天子山地でヘロヘロ&フラフラになりか
       つてない苦しみを味わいましたが中間点を過ぎてから気力体力が急回復し、男子
       総合11位(13時間42分30秒)という自分の実力をはるかに上回る好結果になりまし
       た。地形・気象条件・戦略により遅い選手が上位に食い込めるという意味で、ロング
       トレイルの醍醐味をたっぷり味わうことができたレースでした。体力的には最後まで
       余力があり10位の表彰ラインまであと5分なかったことを考えると、もう少し中盤でプ
       ッシュしておけばと悔いもありますが、この悔しさを練習のモチベーションに変えてい
       こうと決意を新たにしております。

       続いて東京のRUN事情を少しだけレポートします。私の練習コースで恐縮ですが…。
       まず、ロードについて・・・
        ①皇居 1周5㎞ジャスト、100mごとに距離表示あり、信号フリーなのでペース走に
          最適です。適度な坂(高低差30m弱)もあります。ただ、平日夕方・休日午前は
          数千人のランナー・美女ガー・美女ガーを追いかけるランナーモドキ達が蠢いて
          おり危険ですので、平日夜遅くに練習しています。
        ②神宮外苑 かつて瀬古さん達が練習した由緒正しい公認コースです(1周1325m、
           距離表示あり)。インターバル(さぼって全くやっていませんが…)に最適。秋に
          は荘厳な銀杏並木が拝めて気持ちいい練習コースですが、神宮球場に隣接し
          ているためヤクルトの試合経過次第で野球がえりの酔客でごった返すリスクが
          あります。
        ③多摩川 河口の羽田から上流まで数十キロにわたってランニング用に整備され、
          LSDやロング走に最適です。週末の早朝には老若男女問わず多くのランナーが
          走っています。

       つづきまして、トレイル編・・・
       まず言えることは、神戸・芦屋・西宮の方が圧倒的に山へのアクセスがいいというこ
       とです。関東平野は広い広い。六甲山系に抱かれたAACの皆さんは本当に幸せだ
       と思いますよ!でも、首都圏エリアではトレイルランニングの大会・愛好家も多くショ
       ップなどは充実しています。そんな中で私の練習コースをご紹介します。
        ①高尾山~陣馬山縦走 高尾山の麓まで新宿から電車で1時間ほど。往復30㎞
          の気持ち良いトレイル(飛ばせば3時間切れる)。高尾山周辺は混雑必至なの
          でトレイル行くなら始発以外不可。高尾山頂広場は昼には新宿の人口密度を
          上回ります。裏高尾からは多くのトレイルが分岐するので六甲山と同じように実
          力や混雑度に合わせて無数のアレンジが可能です。
        ②箱根外輪山 箱根湯本(標高100m)を起点に芦ノ湖まで登ってから外輪山(最高
          峰は金時山、1212m)の無限のアップダウンを伝ってぐるっと湯本まで50km。
          これができればトレイル一人前という結構タフなコース(私だと8時間)。富士山・
          相模湾・芦ノ湖の絶景を独り占めでき、最後は箱根で温泉という贅沢トレイル。
          品川から湯本まで在来線でも1時間半、新宿からロマンスカーで1時間というア
          クセスの良さも魅力。
        ③奥多摩 東京にもこんなところがあったんやという新たな東京発見トレイル。
          歴史ある日本山岳耐久レース(ハセツネ)の細かいアップダウンが繰り返される
          標高1000m以下のエリアや、2000m超の雲取山周辺のスカイトレイル系エリア
          などバリエーションは六甲山系をはるかに凌ぐと思われます。アクセスが悪い(
          電車±バス)のが難点。東京ですがもはや秘境です。

       他には丹沢、奥武蔵、秩父などがメジャーですが、東京からは南アルプスへのアク
       セスが比較的よく仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・鳳凰三山などは夏休みに日帰りでトレラン
       可能です。
       以上、近況報告と東京RUN情報でした。また帰省の折にはAACの練習会にも是非
       参加させてください。よろしくお願いいたします。
       AACの皆様が東京にお立ち寄りされた折にはRUNのお供をいたしますので是非お
       声をかけてください(Facebookやっています)。
       それでは、AACの益々の発展と皆様のさらなる充実RUNライフを祈っております!
       (大会開催日・2014・4・26~27)



第四三六号

        歩かずに最後まで走り続けることが出来た!


2014年5月7日
AAC会員

大上 毅氏

       2011年入会の大上と申します。 4月27日の水都大阪100kmウルトラマラニックに
       出場しました。走歴はまだ6・7年です。3kmの大会から始まり5、10、ハーフ、フル
       とシーズン中は、だいたい毎週何処かの大会を走っています。
       マラソンを始めた頃はフルマラソンなんて無理と思っていたのに走れる様になり、
       サブ4達成に次いで無謀にもウルトラマラソンを走ってみたくなり初挑戦しました。

       土曜日の練習会で中川氏より「歩くと気が折れてしまうので歩かない方がいいよ」
       とアドバイスを受け何とか歩かず頑張る事が出来ました。コースは大阪城公園をス
       タート、ゴールです。大阪城をスタートして中之島公園、大阪市役所方面へ向かい
       折り返し、大川沿いを毛馬へ向かい淀川へ、淀川沿いを長柄、十三方面へ向かい
       折り返し、次は淀川沿いを枚方へ向かい2往復して大阪城へ帰って来ます。

       又コースは景色が単純、河川敷を2往復と良くないが、エイドは充実しています。
       うどん、そーめん、パン、バナナ、ミカン、イチゴ、自家製ミックスジュース、大阪名物
       たこ焼きとたくさんあります。レースに戻りますがエイドは5kmごとにあるのでエイド
       で食事、水分補給、休憩を取りながら走り、何とか歩かずに最後まで走り続けるこ
       とが出来ました。

       13時間02分53秒。レース後半はしんどくて、しんどくて、もうウルトラなんてと思っ
       ていたのに、ゴールしてしばらくすると次はどこのウルトラを出ようとか、次は13時
       間切り、と考えてる私でした。 早朝4時半出発、帰宅22時。以上、初ウルトラの感
       想でした。有難うございました。
       (大会開催日・2014・4・27)



第四三五号

             S T Y 奮 闘 記 ~ 仲 間 は 大 き な 力 !


2014年5月2日
AAC会員

多田 幸史氏

       UTMFのSTY(静岡to山梨)に挑戦してきました。実はUTMFは160km超えの大会
       で、STYはオマケみたいな感じに思ってましたがそれでも91.5kmもあり、UTMF最大
       の難所である天子ヶ岳も行程に入ってます。だんだんと不安が膨らむものの、高原
       さん・本田さん・則竹さん・大村さん・前川さんと楽しく過ごすことでかなり薄らぎました。
       とにかく「今日は最後まで走れるようにカメさん走法で」と自分に言い聞かせスタート
       ラインに。(さぁ、行こっ!)

       4/26(土)12:00 STYスタート!スタート前までの憂鬱な気分も掻き消え、26.9
       km地点の西富士中学校を目指す。最初は公道が続き多少アップダウンはあるもの
       の下り基調の中、ジョグペースを守りながら走行。途中から林道に入りクロカンに変
       化するも脚への負担減を意識しながら走り抜ける。(なかなかいいぞ~!)

       西富士中学校エイド 26.9K地点 2:35:22経過 90位 大の難所である天子ヶ
       岳前とあって、エイドにてオレンジ・パン・ドリンクを補充。 そして決意を固め天子ヶ
       岳へ。コース最大の難所、最初は急斜面を果てしなく直登、その後ショートのつづら
       折れになるも直登に近い状態・・・黙々と同じリズムで上るだけ。脚が悲鳴をあげる
       も約800M上りようやく頂上へ。(菊水の10倍ってのは本当だ・・人生最大最苦の山)

       その後も同様の山が3つ控えており、精神的にも肉体的にもかなり追い込まれる。
       そんな中、前方から「多田さ~ん」と明るい女性の声が!声の主は、すでに100km
       近く走破している宮武さん!女神のような笑顔で迎えてくれました。おかげで身体に
       気力が戻り、直下の下りを転がるように(転びまくって)降りていきエイドに飛び込む。

       麓エイド 45.8K地点 6:48:02経過 71位エイドに飛び込むと、何故かはるか先
       に行ってるはずの前川氏に出会う。彼との出会いに喜びを隠せず30分も滞在してし
       まい、彼は寝所へ、自分は次の山に向けて出発する。完全に日も暮れて辺りは真
       っ暗に。とにかく天子ヶ岳の疲れを抜くべく、無理せず竜ヶ岳約700M登る。下り切っ
       たところで本栖湖沿いに舗装路3キロジョグにて進む。

       本栖湖エイド 61.1K地点 10:09:53経過 85位 出発してすぐに登りが始まる。
       この辺りに来ると周囲に人影もなくなり脚の疲労及び精神的にピークに来ており、
       途中立ち止まりながら3つの頂上を越えていく。平地に降りると舗装道路7kmを歩く
       速さで走り続ける。気温2℃で身体が冷える。(歩きたいけど、走らないと寒い!)

       鳴沢エイド 80.1K地点 14:40:02経過 86位  ゴールまで残り10キロちょっと。
       薄明の中その気持ちだけで2つの山を越えて平地に。河口湖沿い残り3kmになりよ
       うやくゴールがイメージ出来る。早朝のせいか観客が少ない。ゴールが目の前に!
       だんだん駆足になる。

       ゴール 91.5K 16:52:26 85位長いレースがやっと終わりました。(終わった~!)
       今回最後まで集中力を切らすことなく脚を動かせたのは、一緒に参加した仲間、一
       番つらい時に出会った仲間の力が本当に大きかったと思います。ありがとうござい
       ました!
       来年はUTMFに挑戦したい気持ちはありますが・・・・ぜひみんなと一緒に参加して、
       またみんなの力をお借りしたいと思います。 天子よ、待ってろよ~!!
       (大会開催日・2014・4・26~27)



第四三四号

         次回はラン最低限5時間切りを 近い将来4時間半を目指します!


2014年4月29日
AAC会員

吉岡 純一氏

       4月20日宮古島トライアスロン、そして初のロングディスタンスを完走(12:58:38)出
       来ました。今回はトライアスロンに対するイメージが大きく変わりました。以前に“胃
       腸が強くないと駄目”と聞いたことがあったのですが、まさにその通り!3種目に加
       え、十時間前後の間、飲食し続ける4種目競技だと感じました。

       am3時に起床、スイム3kmを泳ぐためにご飯大盛2杯食べることから始まりました。
       もちろん普段はそんなに食べませんが、特にスイムは3km・一時間ほどの間何も口
       に出来ませんのと、水の中で空腹になると危ないのです。7時のスタート前にはサ
       プリメントも補給しました。バトルに完全に負け、向かい潮流の際に苦戦し1時間13
       分ほどかかり反省。

       次はバイク155km。バイクスタート時点で既に結構お腹が空いていました。(笑)マ
       イバイクには先輩から教えていただき前夜作成した補給食の“おにぎり” (ゴルフ
       ボール大を12個)と“スペシャルドリンク”がセットしてあり、初めからパクパク食べ
       ます。バイク漕ぎながらおにぎりを食べるのって楽しいもんです!サプリメントと炭
       水化物って効能も吸収スピードも違いますので、それぞれに決めた間隔で補給す
       ることが重要でした。また「残り10kmになったら、ランに備えて食べとくといいよ」と
       アドバイスされていましたので、(暑くて食欲無かったですが)おにぎり3個とスポー
       ツドリンクを口の中でお茶漬けにして強引に流し込みました。(笑)
       5時間40分ほどのライディングを終えた時点でも、風が弱かったことと補給食のおか
       げで結構元気でした。トイレ3回のロスタイムが結構大きく課題。スタートから約7時
       間経過。(ゴール制限時間まで6時間30分)

       最後のラン42.195kmは5時間47分ほどかかりました。私は足の故障の影響で最
       初からゆっくり(キロ8分)でしか走れませんでしたが、身体と気持ちは元気でしたの
       で5kmほど走った時点で完走は確信出来ました。ランでは周囲の状況が変わりまし
       た。疲労なのか暑さなのか皆がものすごく辛そうでした。ランでも全てのエイドステ
       ーションでモリモリ食べて飲んで、そしてAACの走り屋魂でほぼ歩かずに走り通せた
       のが今回一番の収穫でした。折返しからは、かなり順位を挽回出来ました。

       今回、単に3種目の練習をしていたらイイというだけでなく、練習会などの機会を利
       用して事前に先輩方から様々な経験話やアドバイスをたくさんいただいたことで初
       ロング ディスタンスを無事完走出来たと思います。本当に感謝しています。

       もちろんスイム・バイク・ラン共に力不足を実感しました。足の故障を治し次の大会
       では目標タイムにチャレンジするレースにしたいです。特にランは最低限5時間切り、
       近い将来4時間半を目指します。
       今年からトライアスロン部の役員に籍を置いておりますが、先日の淡路一周練習会
       や6月のトライアスロン合宿などでは、より実践に近い企画を行うように。またバイク
       定期練習会では「テーマごとの」や「レベルごとの」ステップアップした内容になって
       おりますので、是非参加していただきたいと思います。
       (大会開催日・2014・4・20)



第四三三号

           宮 古 島 ト ラ イ ア ス ロ ン は 最 高 で し た !


2014年4月28日
AAC会員

山崎 直基氏

       4月20日宮古島トライアスロンに初めて参加して来ました。文字通り私にとって初
       めてのロングでした。去年の珠洲トライアスロンでミドルに挑戦して次はロングでし
       ょう!と思っていたら、まさかこんなに早くロングの挑戦する機会が訪れるとは・・・。

       去年の12月の参加決定から大会当日までは長い様で短かったです。初めは練習
       せねばと意気込んだものの寒い季節では中々練習出来ず、日にちだけが過ぎて
       いきました。気持ちとは裏腹に、練習不足で大会開催日がどんどん近づき気持ちだ
       けがあせってたら、大会一週間前になってギックリ腰になってしまいました。

       それからは練習どころか腰が痛く屈む事も出来ません。とにかく大会に間に合わせ
       ようと毎日鍼灸院通い。抜けない腰の痛みと練習不足は否めない中、後は開き直
       るしかありませんでした。こうなれば楽しもうと・・・

       そして宮古島に出発。初めて見る宮古島は去年参加された芦屋浜のメンバーの言
       ってた通り素晴らしい景色。特に海の綺麗さは最高でした。こんな海でトライアスロ
       ンを楽しめる喜びと感激でワクワクしました。

       そして本番。会場の海岸には今まで以上の多い人。バトルはどうなる?安倍首相
       夫人の号令とともにスタートしました。私は周りの様子をうかがいつつ海に向かいま
       した。さあー長い一日の始まりです。途中ゴーグルを外されかけましたが、心配して
       いたほどの激しいバトルには巻き込まれず、何とかスイムは終わりました。

       そして私にとって問題のバイク。一番苦手とする種目。トランジッションではバイク
       ウエア―に中々着替えられず手こずりながらのスタート。バイクコースも初めて見る
       南国、宮古島景色は155kmの道のりを苦にならないぐらい景色にみとれてる内に
       流れて行き、あらかじめ飲んでいた痛み止めの薬のお陰か痛みも出ずバイクもクリ
       アー。そして最後の種目のランへ。

       バイクの後のフルマラソンって走れるのかな~?そんな思いで走り出した所、小走
       りしか出来ません。しばらく、このまま走っているとお腹が痛くなって来てエイドのト
       イレに直行しました。気持ちもカラダもスッキリして走りだして見ると足の筋肉もほぐ
       れたのか何かイイ感じーと思ってたら先方の一人を抜き、二人目も抜きと面白い様
       に走れ、無事ゴール。えーっもうゴール?と言う感じで終わりました。ランでも腰痛
       はおとなしくしててくれた様です。

       今、思えば宮古島トライアスロンの楽しかった時間はあっと言う間に終わってしまい
       ました。初めは一度きりと考えてましたがまた来年もと思う自分がいます。こう思え
       る様になったのは、初め宮古島トライアスロンに申し込んだらと声をかけて下さった
       松川さんのお陰だと思って感謝しています。

       また、参加する事を決めてから角谷さんには宿の事、脇本さんにはバイクを送る段
       取りを森サイクルさんに頼んで下さいました。私は芦屋浜のメンバーのお陰で宮古
       島トライアスロンに参加が実現出来たと思っています。感謝、感謝です。本当にあ
       りがとうございました。私自身、これからもトライアスロンを楽しんで行こうと思います。
       (大会開催日・2014・4・20)



第四三二号

          4月20日の日曜日、レトロ建築探訪マラニックに参加しました!


2014年4月26日
AAC会員

成瀬 徹氏

       4月20日の日曜日、レトロ建築探訪マラニックに参加しました。
       阪急夙川駅に午前10時に集合、久野リーダーの先導のもと15人で最終目的地・
       神戸三宮に向けスタート。レトロ建築?古い建物でしょう的な考えでいた私ですが、
       いや~面白かったです。訪ねたところは・・・

        ①      夙川カトリック教会    中に入ろうと試みるも厳粛な雰囲気に断念
        ②      ヨドコウ迎賓館     広い敷地に驚嘆。ヨドコウが淀川製鋼と知る
        ③      カトリック芦屋教会   いつも前を走っています
        ④      芦屋警察署       フクロウのモニュメントは夜も見守っている証
        ⑤      深江文化村       緑色の壁が新鮮
        ⑥      倚松庵(いしょうあん) 谷崎潤一郎旧居、住みやすそう
        ⑦      白鶴美術館       住吉川沿いのランニングコースを通って到着
        ⑧      灘目の水車       山田太郎車・次郎車という名
        ⑨      御影公会堂       オムライスが美味しいみたい
        ⑩      甲南漬資料館      お漬物購入
        ⑪      神戸文学館       文学青年&淑女には刺激的
        ⑫      北野異人館       デートのメッカとのうわさ
        ⑬      神戸ムスリムモスク  突然現れるモスク

       記憶が確かなら13ケ所です。入場有料のところは外観を眺めるのみにしました。
       このコース約26km、東西なら平坦でいいのですが、南北も多くてアップダウンで
       いい練習にもなりました。
       さらに二宮温泉で汗を流し、王将で餃子と麦酒をタップリいただきました。
       久野リーダーをはじめ、ご一緒させていただいた皆さんお疲れさまでした。

       筆者:成瀬 徹は福岡生まれの卯年B型です。2011年10月、大阪転勤、西宮転
       居とともに入会しました。土曜日が休みではないのでほとんど幽霊部員ですが、イ
       ベントを含めて参加には前向きです。ラン歴は7年。自転車は金銭的に手が出ない
       し、スイムは金槌なので・・・今後ともよろしくお願いいたします。
       (練習会開催日・2014・4・20)



第四三一号

                     走 れ る 喜 び を 再 び !


2014年4月12日
AAC会員

鎌苅 滝生氏

       4月6日に「さが桜マラソン」を走りました。この大会は、昨年秋に左膝の手術をした後の復
       帰レースでした。
       昨年8月上旬にちょっとしたアクシデントにより左膝に故障が発生しました。数キロ走ると痛
       みが生じ、力が入らなくなり走れない状態に陥りました。二つ目の病院で左膝の半月板に
       損傷があるとの診断が下され、放置すれば悪化の恐れがあり、今後も走り続けるつもりで
       あれば手術する方が良いとのアドバイスを受けました。

       診ていただいた先生はスポーツ医学専門の医師で、軽微の半月板損傷なので手術後半
       年程度でレース復帰が可能との話もあり、8月下旬に手術することを決意しました。先生の
       スケジュールがタイトで、執刀は10月4日となり、術後10日ほど入院しました。手術の翌
       日に立ち上がることができ、二日後には病院の廊下をゆっくり歩行でき、三日後から病院
       内の施設でリハビリを受けるとともに、退院後にすべきストレッチと大腿筋・ハムストリング
       スの強化トレーニング法を教わりました。

       退院後二ヶ月間は雨の日以外は毎日1時間の散歩のみ。11月に入って少し位は走れる
       のではと思いましたが、医師からの「65歳という年齢を考えて、じっくりあわてず治しましょ
       う。半年後にはレースに出て、走れます。」とのアドバイスを信じることにしました。
       12月中旬から走り始めましたが、最初は15分のウォーキング、5分のスロージョギング(
       キロ8分程度)を3セット、そして徐々にウォーキングを減らしジョギングを増やして、脚筋力
       の強化と心肺機能の回復を図ることとしました。AACの土曜日の練習参加は、12月の最
       終回からとなりましたが、1月中は走行距離は10キロ程度まででゆっくりとの医師の指示
       に従い、練習は途中まででした。特に下り坂では、膝に違和感が発生するためゆっくりと走
       りました。

       復帰レースは、できればAACの会員の方がたくさん出場する篠山でと思っていたが、医師
       から手術後6ヶ月の暖かくなる4月のレースと言われ、アップダウンがなくほとんどフラットな
       コースのさが桜マラソンに決めました。目標はもちろん完走、できれば4時間30分以内の
       ゴールと思ったが、レース前は非常に大きな不安がありました。長い距離を踏んだ練習が
       できていないこと(練習での最長距離は25キロをキロ8分程度の速度で3時間も掛けての
       もので、しかも一度だけ)、3月のAACの練習では、ブリッジコースや高座の滝コースでの
       下りで膝に違和感が生じまともに走れなかったこと、走っている途中で痛みが出るのでな
       かろうか等不安材料が多々あった。

       さて、実際のレースですが、前半は快適な走りで完走は間違いないと確信したが、後半に
       入ると心配していた通り長い距離の練習不足によるスタミナ切れ、加えて7~8メートルの
       強い向かい風に悩まされました。特に39キロを過ぎ残り3キロからは、全く脚が動かなくな
       りました。38キロの手前でゲストランナーの君原健二さん(メキシコ五輪銀メダリスト)の姿
       が大きく見えるまでになり、追いつける(追い越せる)と思ったのですが、40キロ以降少し
       づつ離されました。最後の2.195キロは、気持ちばかりで上半身は前に出るのに、脚が
       ついて行かない状況でした。競技場のスタンドで私のゴールを待ち受けていた妻によると、
       ヨレヨレで今にも倒れそうで、1分程前にゴールした君原健二さんよりも右側に傾いていた
       とのことでした。

       ゴールして水を手渡され、フィニッシュタオルをかけてもらった時に、今までにない感激、満
       足感が湧き上がりました。51歳からレースに出始め(フルマラソンは52歳から)、ほぼ15
       年ですが、最もうれしいゴールでした。もう走れないかもしれないのではとの思いが頭によ
       ぎったこともありありました。レース前は、完走できるのかと不安もありましたが、きちんと走
       り切れた喜びは、初フル完走時のそれをはるかに上回るものでした。しかも、ゴールタイム
       は目標の4時間30分よりはるかに良い3時間53分26秒にも大満足でした。
       (ネットタイムは君原さんとほぼ同じ、後半だけなら君原さんよりは早いタイムにも満足)

       来月には66歳を迎えますが、AACには私より年配の方が多く頑張っておられますので、
       私も負けないようにと思いを新たにしました。ゆっくりでも、いつまでも走り続けたい。
       70歳、80歳、身体が動く限りは走り続けるつもりです。
       レース後は、佐賀市の北方にある古湯温泉に行き、二泊して妻と温泉を堪能しました。
       ぬるめの湯でじっくり浸かってリラックスでき、脚の痛みもいつもに比べほとんどなく楽しい
       3泊4日の旅でした。
       (大会開催日・2014・4・6)



第四三〇号

         淡路島をバイクで一周?、行ってきました p(^-^)q


2014年4月11日
AAC会員

山本 和栄氏

       淡路島をバイクで一周?、行ってきましたp(^-^)q 107㌔?だジェイ♪ 淡路島は初
       めて走る♪&行きたかったし嬉しいルンルン♪ せっかく誘って頂いたし、参加しなく
       ちゃ♪ といいつつ、まともに乗る本格的な距離は去年の夏の皆生大会以来だし!
       お盆にバイク練習で、下り坂カーブで派手に転倒し怪我! 何も出来ないしたくない
       日々が過ぎ、またこうして皆さんとバイクで素敵な体験が出来て幸せです。

       レースに申込みしてるのでアワイチは行っておきたい(^-^)/ 私のレベルで大丈夫?
       
ゆっくりチームで参加♪ 7:30前に出発♪ でもスピードについていけず、すぐに置
       いていかれて一人旅、道がわからない・・・ そのうち後ろからお二人が来てくれて
       暫く3人で走る 一気に楽しくなってきた♪ 雨でも楽しいわーい。

       マクドでteaして、元気になってお寿司屋へ。お寿司を食べて11:40頃に出発進行!
       あと50km位、あと半分。行けそう!前についていくがまた一人旅。島の西海岸は風
       がキツイ!波が側に見える!ザッバーン。崖っぷちの坂道。ヒョエー!怖い!横風
       と向風ハンドルを取られる!生きて帰れるかしら?景色は最高で、晴れてきた~

       桜の花があちこちで咲いてて綺麗。ぶっとい白い大根が畑の土からニョキニョキ。
       (私の足の方が細いわ)で、どこへいけばいい!?岩屋がgoalって確か言ってた
       気がする塩屋も目に留まり、あれ?どっち!? でも思うように走って見よう
       go go


       最後の激坂は数回に分けて漕いで登る!心臓が止まりそうにフゥーフゥー言いなが
       ら到着\(^o^)/ goal感激☆ ヤッタ(^-^) 無事に走れた♪ 上等♪ ちょっと前
       進できました。急な下り坂が余りなかったので行けた気がします。楽しい大満足
       皆さん本当にありがとうございました(*^-^*) アワイチの上級コースも行ってみたい
       です。
       (練習会開催日・2014・4・6)