第二三九号
               目標は「フルマラソン完走」の私です

2010年10月4日
AAC会員
久野 淳子氏

      7月に入会させていただいた久野(くの)と申します。初投稿なので、まずは自己紹介から。
      AACに出会う経緯は些か不純(笑)なものでした。もともと私は「ドラゴンボート」なるものを
      やってました。龍の頭が付いた、数人で漕ぐ大型カヌーです。それなりに打ち込んでいた
      のですが昨年肩を故障。練習やレースからは遠ざかってしまいましたが、体力まで落とす
      わけにはいかん。と、一人ランニングを始めました。しかし、走るといっても平坦な決まった
      コースをだらだら惰性的に走るだけ・・・。数か月もやってると退屈やら寂しいやら。そんな
      時期に、AACが芦屋でのドラゴンボート大会に参加していることに目を付けたわけです。

      その頃には肩も大分マシになりお祭りレースならと、旧知のAACメンバーT氏にお願いして
      お邪魔させていただくことになりました。でも、いくら何でも大会当日に皆さんと初顔合わ
      せって言うのも不安だったので、土曜練習に体験参加。そこでショックだったのが、メンバ
      ーの皆さんの足の速さと疲れ知らなさ。あげくに「トライアスロン」とか異世界の単語が・・・。
      それってフツーじゃない人がするもの、と思っていた私には大きな刺激でした。今は走る事
      だけで精一杯ですが、「この刺激を糧に少しづつでも進化していきたい」と思った次第です。

      と、入会間もない私でしたが「カヌー練習会」のお誘いを受け9月19日に伊丹市緑ヶ丘プー
      ルへ行ってまいりました。この練習会は、前回の浜風カヌーアスロンに参加されていた宝
      塚カヌーポロクラブの方がセッティングくださったものでした。カヌーポロというのはプールや
      入り江などで水球のボールを使って行う、バスケットのような競技です。自分としてはパド
      ルを持つのは初めてじゃないし、カヌー漕ぐだけじゃなくゲームをするなんて楽しそう〜!と
      出向きましたが、これが大きな間違いでした。

      まず、カヌーが思った方向に向かってくれない(泣)。ここでの舟はとても薄く軽く、ちょっと
      した左右の漕ぎ方のアンバランスがすぐに影響します。なので、この舟で直進をマスターす
      ればカヌーアスロンで使う重い舟は楽勝♪だそうな。そして、痛感したのがカヌーは体幹を
      使うということ。常におへその奥でバランスをとってないとたちまち「沈」です。私は免れまし
      たが、同行した夫は3回「沈」してました。(もちろんカヌーアスロンでの舟はもっと安定して
      ます) 結局、カヌーポロのゲームに参加はおろか、ボールに触れる余裕もないまま疲れ果
      て、その日のプールを後にしました。

      翌週、9月26日はくすのき駅伝に参加しました。ユニフォームデビューです。AACからの参
      加は3チーム。私は「楽しく走る組」だとは聞いてましたが、1区と6区の掛け持ちは想定外
      でした。今まで駅伝といえば神戸ラブランでの、のんびり渋滞スタートしか知らなかったの
      で周囲のダッシュスタートに驚き、訳わからないまま走り始めました。スタートの時私のす
      ぐ前にいたI氏に言った「ついて行きますから!」は、5秒後有言無実行に終わり、そのまま
      訳わからないまま何とか走りきり、たすきを次に渡し、しばし応援。走る人の写真を撮るの
      は難しいというのも今回初めて知りました。そうこうするうちに疲労回復できないまま6区の
      番。スピードが全く上がらず、改めて自分の心肺機能の低さを思い知りました。

      それでも終わって「楽しかったな〜」と思えたのは皆さんの応援があったからです。準備や
      諸手配して下さった方々にも感謝します。打ち上げのビールとお弁当は最高においしかっ
      たです。目下の目標は「フルマラソン完走」の私ですが、これからも皆さんと楽しく成長でき
      たらと思います。よろしくお願いします。
      (大会開催日:2010・9・26)



第二三八号
            自己紹介・潮芦屋アクアスロンに参加しました!

2010年10月2日
AAC会員
野津 賢治氏

       7月の皆生トライアスロンのパーティーで会長に誘っていただき、8月から会員に成り
       ました。宜しくお願いします。簡単に自己紹介しますと。トラ歴は今年で18シーズン目
       になります。東京、大阪、福岡と転勤で転々とし、各地のレースはほとんど参加しまし
       たが、ここ10年くらいはロングをメインにトレーニングしています。

       9月26日に地元で開催された潮芦屋アクアスロンに参加しました。レースで走るコー
       スはこちらに引っ越してきてからいつもランの練習で走っているコースで、まさに地元
       開催ですが、暑かった今年の夏走っていていつも泳ぎたいと思っていた遊泳禁止の
       芦屋浜を泳ぐ事ができるのが何より楽しみでした。

       スイムのスタートはやや外側に陣取りましたが、さらに外側の高校生の集団が気に
       なります。タイムを聞いてみると普段は1’20”くらいで100mを泳いでいるとのことでし
       たが、みんなスプリンター。スタートすると案の定、前をふさがれてしまいました。仕方
       なく外側から抜きにかかりましたが、かなり大回りとなり時間をロスしてしまいました。
       2周目は最短距離を泳ぎましたがスイムアップすると前にたくさん人がいたのでタイム
       があまり良くないのだと感じました。

       ランスタートして赤いユニフォームの人と併走しましたが、付いて行けたのは500mくら
       いで、徐々に引き離されてしまいました。その後は10mくらい先を走る黒いユニフォー
       ムの人を目標に走りますが、全然距離が縮まりません。2周目に入って神戸消防の
       若い子が抜いてきたので、がんばって付いてゆきます。じりじり離されますがそれで
       も黒ユニフォームには追いつくことができたので、そのままがんばって引き離しました。

       2周目のすれ違いで赤ユニフォームは今シーズンよく一緒に練習した神戸のK林さん
       だと気づき納得。K林さんには冬場の自転車練習、箕面の止々呂美の登りで全く付
       いて行けなかったし、ニュージーのランでは3°20’を切るタイムで走っているので、
       エンジンが違いすぎます。

        結局、九州時代の百道アクアスロン以来のスイムランは思ったよりもヘトヘトでゴー
       ルしました。年代では2位でしたが、目標としていた1時間は切れず、女子トップにも
       負けてしまいました。まだまだ速い人はたくさんいます。今シーズンはアイアンマンジ
       ャパンの中止やケガもありましたが、ひとまず終了しマラソンシーズンに突入します。
       久しぶりのサブスリーを目標にしていますので、練習では宜しくお願いします。

       (大会開催日:2010・9・26)



第二三七号
                ウルトラトライアスロンIN丹後!

2010年10月1日
AAC会員
川崎 潔氏

       マラソン界では、フルマラソンを完走したら、次はウルトラマラソンという選択肢が用意
       されています。きれいな景色を眺め、美味しいものを食べながら、「旅感覚」でラン又
       はウオークを楽しめます。
 
       しかしトライアスロン界には身近にウルトラトライアスロンの大会がありません。「国内
       に存在しないなら、自分で創ってみよう
」と思って、2002年に村岡のウルトラマラ
       ソン大会を利用してダブルアイアンマンに挑戦してみました。 S:8km  B:360km  R:
       84km を35時間11分で完走しました。
 
       その後毎年、但馬、丹波、丹後地方でウルトラトライアスロンをやっていたのですが、
       ここ2年ほどご無沙汰でした。今回は参加者の門戸を広げる意図で、SBRを3日に分
       けて宮古島の2倍の距離で開催することにしました。S:6km  B:310km  R:84kmの
        「ダブルストロングマンIN丹後」と呼ぶことも可能です。私の結果を先に書いておき
       ますが、S:2時間25分 B:14時間47分 R:10時間39分のトータル27時間51分で何
       とか完走できました。
 
       まさに今回は暑さとの戦いでした。特に丹後半島60kmウルトラマラソンに合流してか
       らは、エードごとに水を被って、まさに皆生と同じような全身びしょ濡れ状態で、ウルト
       ラマラソンを走りました。そのおかげで指がふやけてしまい、「まめ」がつぶれたのみ
       ならず、左足の親指の爪が真っ黒になって死んでしまいました。
 
       ところで話が少し横道にそれますが、私は暑さには極端に弱いようです。それは鍛
       錬すれば克服できると信じて、1988年から、2002年まで15年連続で皆生大会に
       出場しました。10時間切りを一度だけ果たした事がありますが、その年は一日中雨が
       降ってくれていたように記憶しています。
 
       晴れた年はバイクまで体調が良くても、ランに入ったとたん走れなくなり必ず4時間40
       分以上はかかっていました。それで、AAC会長が全盛期に酷暑の中でも皆生のラン
       を3時間半で走っていたと聞いた時は、驚きと同時に「このお方は人間じゃない、
       モンスターだ!
」との思いを強くしました。
 
       ですから私がウルトラトライアスロンをやるのは、暑さから逃れて自分の好きなコース
       でゆっくりバイク、ランを楽しみたいというコンセプトからです。スイムなどは、どこのプ
       ールでやっても良いし、それはウルトラトライアスロン全体の時間的比重から見れば、
       ほんの付け足し程度にしか過ぎません。今回も最初は会員制の「コナミ川西店」で
       泳ぐつもりでしたが、直前に人が少なくて泳ぎやすい「るり渓温泉プール」に変更し
       ました。
 
       あくまでも「快適な環境で、美味しいものを食べながら、サイクリングと、ウルトラ
       マラソンを心ゆくまで楽しむ、贅沢な趣味の延長
」がウルトラトライアスロンです。
       バイクで300km以上走るといっても、アベレージは時速20kmくらいですし、ウルトラ
       マラソンも100km走る方から見れば、84kmなどは物足りない距離でしょうね。AAC
       の皆さん、ぜひ一度気軽にチャレンジしてください。決して過酷なものではありません。
 
       今回のウルトラの旅のテーマはバイクでは「新しくなった余部鉄橋」を見る事と、NH
        Kの朝ドラ「ふたりっ子」の舞台となった「鎧駅」を見ることでした。篠山、青垣、遠坂
       峠、和田山、を経て、神鍋高原を登り、全長4キロ近くの蘇武トンネルを通って村岡に
       抜け、香住からようやく余部に着きました。
 
       そして新鉄橋にご対面。それはすぐに大きな失望に変わりました。旧鉄橋は鉄製の
       渋い茶色をしていたから、周りの風景に美しく溶け込んでいました。それなのに今度
       の橋は、味気ないコンクリートの橋梁がポツ、ポツと存在するだけのものに成り果て
       てしまいました。
 
       「まあ強度だけ追求した建造物はそんなものだろう!」と、諦めて次の鎧駅に向
       かいます。こちらは期待を裏切りませんでした。テレビで見たのと同じ、「のどかな漁
       村と港のある風景
」が目の前に広がりました。この景色に余部鉄橋の失望感も帳
       消しにされたように感じました。
 
       その後は豊岡、出石、久美浜を経て、丹後半島ウルトラマラソンの受付会場の網野
       へ入ります。参加賞の袋にお米1キロが入っていたのには困りました。まだ自転車の
       280km地点だったので、重い荷物を提げて自転車に乗れません。とそこに運よく、
       同じく受付に来ていた、西川さん達に遭遇。思わずお米をプレゼントしますと言って持
       って帰ってもらいました。それからメーターが310kmになるまで、久美浜湖の付近を
       サイクリングして宿舎の「小天橋」に入りました。
 
       翌日は5時に起きて、6時から走り始めました。60キロマラソンスタートの9時までに
       一人で24km走っておかねばなりません。しかしバイクの蓄積疲労で脚が重い、重い。 
        今回のランの楽しみは、久美浜湖の周りを100kmのランナーが走ってくる方向と逆ま
        わりに走り、トップから後ろの方までの、ほとんどのランナーの走り方を見る事でした。
       5キロも走らないうちに、トップとすれ違いました。通常のフルマラソンのトップとのすれ
       違いから見ると、何と遅いしストライドも小さい事か!
 
       でも七竜峠を2回超え、後半に碇高原への登りがあるので、自然とそういう走りにな
       るのだろうなあ。池條さんが30位くらいで通過。彼は豪快にストライドを取って、登り
       坂をグイグイ走り去った。次いでAACのユニフォームを着た山崎さん、西川さんとすれ
       ちがう。そして大村さん広井さんと続く。私もAACのユニフォームを着ていたので、声
       をかけて頂いたけれど、すれ違いざまの短い時間なのでお顔がわからなかった方も
       何人かありました。その失礼はどうぞお許し下さい。
 
       この日のマラソンで、仲間とすれ違った時だけが唯一キロ5分台後半で走れたが、6
       0キロの部がスタートした午前9時には直射日光が容赦なく照りつけて、キロ6分を超
       す走りしかできなかった。さらに七竜峠ではキロ7分に落ち、網野の街を過ぎると、キ
       ロ7分半以上かかるようになった。去年は60キロマラソンだけだったので、ほとんど
       の区間で5キロごとのラップタイムをキロ5分弱で刻んでいたのに、えらい違いや。
        その差が「ウルトラバイク」+「スタート前の24kmラン」の蓄積疲労によるものな
       のだろうか?
 
       でも今年は心拍数が上がってないので去年ほど苦しくないぞ。おまけに腹が減る。
       60キロの部34キロ地点(自分のマラソンでは58キロ地点)の弥栄庁舎エードでは、
       梨、ブドウ、ばら寿司、が出ると書いてあったので、それらを一通り食べつくした。なか
       でもブドウは大好物の大粒のピオーネだったので、20個を一気食い。さらにうどんも
       あったのでそれも食べた。バカ食いすると当然走れないけれど、それもよし。なんたっ
       てグルメツアーとして、ウルトラマラソン大会を利用しているのだから。その後はずっと
       キロ8分以上のラップタイムに落ちてしまった。キロ7分半で走っても、エードで十分休
       憩して、食べるのだから当然、当然。
 
       でも最後の5キロくらいはまともに走ろうと、スピードアップ。自分ではキロ5分台で走
       っているつもりだったのに、ゴールしてから時計を見たら、35分以上かかっていた。
        感覚が完全にボケてしまっている。これがウルトラトライアスロンのランというものなの
        だろうか? 結局60キロマラソンとしては、去年より2時間14分遅い7時間39分でゴ
       ールイン。ゴールでは西川さんが迎えて下さった。聞けばこの暑い中100キロを10
       時間31分で走りきったとの事。すごい、すごい、サロマや四万十川のように涼しい大
       会なら、軽く「サブ10達成」ですな。
 
       このようにして今年の「ウルトラトライアスロンIN丹後」は終わった。自分の苦手な
       暑い中、なんとかゴールまでたどり着けたのは、途中のエードで美味しいものを出し
       て下さったボランティアの方たちと、100キロの部に出場してコース途中で声をかけ
       て元気付けて下さったAACの仲間のおかげです。本当にありがとうございました。
        (開催日:2010・9・17〜19)



第二三六号
                100kmウルトラマラソンに初挑戦!

2010年9月30日
AAC会員
矢部 雄一氏

       去る9/19(日)、丹後100kmウルトラマラソンに参加してきました。念願のウルトラ初
       挑戦で苦しみながらの完走。いい経験になりました。
       前日はバスと電車を乗り継ぎ、夜中に会場入る。この時期、半袖・体一つで来るよう
       な人間はおらず(準備不足!!)、やさしい警備員さんが冬用ジャンパーを貸してく
       ださったおかげで、3時間の貴重な仮眠をとることができましたが、ご縁がなければ
       寒空の下、100%寝不足の風邪引きさんになっていたことでしょう。本当に感謝です。

       そうこうしているうちに会場の明かりもつきはじめ、眠い目をこすりながら受付と準備
       を済ませると、AACの仲間とも合流し、いざ100kmのスタートへ。
       最初の10kmは、暗い中様子を見ながら1時間と順調にマイペース。75kgに膨れ上が
       った自分の体に若干の不安はありましたが、前半50kmまでを6分/km、後半7〜8分
       /kmぐらいで持ち応えれば、12時間以内での完走が見えます。気楽に考えていまし
       た。しかし、前半から続くアップダウンの連続と峠越え。丹後特有の起伏のあるコー
       スに覚悟こそしていたものの、体へのダメージは激しく、30kmを過ぎたあたりで体の
       節々に支障が出始めました。

       50kmを過ぎたあたりからは、股関節・膝・足の甲と満身創痍でもはやろくに走れない
       状態。残り時間をすべて歩けば、完走できないことがわかっているだけに、そこから
       先は地獄の思いで足を前に進めました。上り坂はほとんど歩きましたが、下手に走っ
       ている人よりも速い競歩で。下り坂は足の痛みをかばいながら、走り方がおかしくな
       りながらも、少しでも速く。とにかく残り時間との戦いでした。

       正直なところ、初のリタイアも頭に浮かんでいたのですが、これまで練習してきた自
       分を信じ、気持ちだけは切らさずに、何とか制限時間内でのゴールイン。思うような
       レース運びが出来なかったこと、目標タイムに届かなかった悔しさはありますが、走
       りきった達成感は大きく、久しぶりに胸に込み上げるものがありました。

       今回初めて100kmというレースを走り、新しい刺激とたくさんの気付きをもらえたよう
       にも思います。やはり速い人は見えてるものも違うことでしょう。また目標を立てて再
       出発。少しずつ成長していけたらと思います。

       最後になりましたが、いつもサポートしてくださるAACの皆さん、応援してくださった皆
       さん、本当にありがとうございました。また自宅まで送ってくださった大村さん、疲れた
       体での運転すいません。。。どうもありがとうございました。
        (大会開催日:2010・9・19)



第二三五号
        信越五岳トレイルランニングレース2010に遠征してきました !


2010年9月29日
AAC会員
高原 徹氏

       ここ最近のトレイルランブームの中心的存在のトレイルランナー石川弘樹氏がプロ
       デュースした、信越五岳を結ぶ日本最長110kmの壮大なコース設定。トレイルラン
       ニングの本場・北米の大会運営のノウハウを導入し、とても評判の良いレースとし
       て人気が高く、ぜひ参加してみたいと思わせるレースです。実際 本当に満足し感
       動する大会でした。

       レースは、新潟県と長野県の県境、大自然に恵まれた広大なエリアに広がる信越
       高原。そこに点在する五つの山々は、信越(北信)五岳と称され、山麓には妙高高
       原、笹ヶ峰高原、斑尾高原、黒姫高原、戸隠高原、飯綱高原、飯綱東高原といった
       高原地帯が広がる地域。 私(高原)が走るにはふさわしい?

       ウエルカムパーティー、500人というランナーに家族やボランティア、スタッフが加わ
       り1000人ぐらい?!の盛大で華やかな雰囲気。食事もたっぷり、ビールもたっぷり
       いただき、ほんまに明日はレースかいなという軽いのり。地元女子高生の和太鼓の
       演舞では、迫力もすごくって拍手の嵐、ホントに感動する演技でした。

       3時起床、軽く朝食をすませ会場へ。エイドの充実という情報を頼りに思い切って、
       ハイドレーションザックをやめてボトルポーチだけに。5エイドでのドロップバックに着
       替えと夜間走用のライト類などを入れて預けてしまうことにする。スタート時間5時半、
       もう明るく天気もさわやかな晴れ。

       スタートしてから斑尾高原をぐるりと一周し1A、2Aを快調に。3Aまでの長い下りで結
       構脚をつかい、川沿いの平坦な道では暑さもあって歩きペース。ほぼ半分の第一関
       門51.5KM 4Aで12時着、スタートから既に6時間30分。コスモスの咲くさわやか
       な黒姫高原のあとの長い登りの林道で歩くのがやっととなり、どんどん後ろから抜か
       れていく。どうもこのころから左ひざの後ろに違和感がでてきて最後までもつのか気
       になり始める。

       5Aから6Aのトレイルは結構悪路、脚のふんばりがきかなくなり下りがつらくなる。6
       Aから7Aで暗くなり戸隠神社の参道とおもわれるところを観光客に逆らってすすむ。
       第3関門91.3KMの8Aについたのは20時。 ここからメノウ山への登りを経てあと
       はくだりの約20KM.カラダも気力もまだいけるが左膝がこわばってきて痛みが増す。

       メノウ山頂から「下り」。ここで限界に近い痛み。急斜面のゲレンデを普通なら一気
       に走る抜けるところを、後ろ向きにとか横向きにとかガニ股になってとかで痛みに耐
       えながら一歩一歩おりる。もう時間が読めない展開。1Kmがとてつもなく長い。あと
       7KMの最後の給水で励ましてもらい林道に。足元しか見えない真っ暗の中、時折は
       るか前方にランナーのライトが見えかくれする。 しかしながら平坦に近いこの道で痛
       みを感じずに走れることがわかり最後の力で復活。

       いよいよゴールのアナウンスが聞こえてきた。最後の5KMぐらいで10人ぐらいを一
       気に抜き去りゼッケンナンバーと名前が読み上げられるのを聞きながら緩い斜面を
       駆け下りゴール!結果、総合順位113位・18時間07分01秒、出走者542人、 完走
       384人。(完走率70.2%) トレイルランの長い楽しい「旅」 も終わりました。興味を
       もたれた方、まずは六甲山から楽しみましょう!
        (大会開催日:2010・9・19〜20)


第二三四号

                 ヒ ル ク ラ イ ム に 初 挑 戦 !

2010年9月17日
AAC会員
堀内 信弘氏

       先日の日曜日のこと、冬場はスキー場となる“スキージャム勝山(福井県)”というとこ
       ろで、初めてヒルクライムの大会(法恩寺山有料道路ヒルクライム)に参戦してきた。

       単独では寂しいが、最近一緒に激坂練習をしていた田中氏がどうも辛いことをするの
       が好きそうに窺えていたので誘ってみると、やはり同行してくれることになった(^w^)。

       ご存じない方のために少し触れておくと、ヒルクライムとはただ“山岳地帯でやる自転
       車レース”・・・ということではなく、基本的には登坂のみの競技、、、即ち山の麓や中
       腹から上るだけ上って丘の上がゴール・・・という“しんどいとこどり”の大会である。

       よって当たり前の話が、「上りが苦手で下りが得意!」というような選手には見せ場も
       なければ挽回する場面もなく、・・・というより、そもそもそんな人は始めっからこのヒル
       クライムの大会なんぞには出場せんでしょう。

       そこらを考えると、小生にとってこのヒルクライムという競技はどうなのか。。。

       低次元な話、小生は上りは苦手だが下りも苦手 (^ ^;) なので、結局は普通によくあ
       る“スタートとゴール地点の標高が同じ大会” に出場するのと同条件であり、よって
       ヒルクライムが小生にとって特に不利な大会とはいえないかも知れない。

       しかし、「オイラ上りが苦手なんだよね〜。」・・・というトライアスリートは結構いても、
       “上りが苦手”なんてヒルクライマーは殆んどいないと考えられるので、ヒルクライム
       に出場する選手に、あまりバイクの弱っちい選手はいないと想像できる。

       ・・・なんていうと、勘のいいかたは 『暗に悪成績を先に弁解しているな!』と思われ
       ているかも知れないが、まさにその通り! 今回の結果を発表すると、15qの登坂
       を54分25秒で34/45位  (←しかも40歳以上の部。 (/ω\)キャア〜)

       ある程度予想していた結果ではあるが、ここ最近それなりに“のぼり”にも力をつけ
       ていたつもりだったので、『あわよくば意外と真ん中あたりの順位に入れるかも。』・・・
       との期待があっただけにちょっぴり残念。やはり自転車専門でやってる奴らは強い!

       しかし、小生のヒルクライム参戦の主たる目的は“刺激を受けて帰ってくること”だっ
       たので、そういう意味では大いに刺激を受けることができたし、トライアスロンやマラ
       ソンとはまた違った雰囲気が新鮮でとても楽しかった。 ・・・それに、弱いんだから
       まだまだ強くなれるでしょう。

       そんなことで来シーズンはひとつ、ヒルクライムという競技を頑張ってみることで、弱
       いトライアスロンのバイクパートの強化を計ろうかと考えている今日この頃である。
        (大会開催日:2010・9・12)


二三三号

                 ト ラ イ ア ス ロ ン デ ビ ュ ー !

2010年8月31日
AAC会員
澤 直樹氏

        AACの皆さま、こんにちは。今回、初投稿なので、まずは自己紹介です。47年
        生れでもうすぐ38歳になります。22歳の初ボーナスでロードレーサを購入し、
        30歳過ぎまでは自転車レース1本で頑張っていました。目標にしていたツール
        ・ド・おきなわの市民200kmレース完走でちょっと燃え尽きてしまい、その後は
        自転車には乗るもののレースには参戦せずに、徐々に徐々に太っていってし
        まいました。

        去年、"このままでは、いかん、なんとかせねば!"と一念発起、グンゼポート
        ウェーブに入会して運動し始め、なんとか体重だけは自転車レースをやってい
        たころに戻すことができました。でも、自転車レースは落車で大怪我したりする
        ことがあり、なんだか危険な感じがして、もともと少し興味があったトライアスロ
        ンに挑戦することにしました。

        芸能人などがトライアスロンに挑戦するのをTVで見ながら、スイムは○○分く
        らいかな、自転車はやっていたし、35〜6km/hrで走れば○○分か、ランは苦
        手だが、なんとかなるやろ〜、そしたら○時間○○分やな、と皮算用していま
        したが、今年、遂にグリーンピア三木(6/27)でデビューし、1ヶ月後に大阪
        舞洲(7/25)、そのまた1ヶ月後に珠洲トライアスロン(8/22)に挑戦しまし
        た。

        グリーンピア、舞洲とランで失速してしまい、珠洲に向けてランの練習量を増や
         して、挑みました。珠洲では海が非常におだやかで、また、舞洲とは比べ物に
        ならない透明さがあり、第2ウェーブから気持ちよく抜け出し、予想以上の好タ
        イムで泳ぎきりました。

        長丁場なのでトランジットでゆっくり補給をとってバイクスタート。1周目の20km
        あたりまでは風向きも良く、ちょっと抑え気味で大谷峠を迎え、ほぼ目標とおり
        のタイムで1周目を終えましたが、2周目からは風向きが悪くなり、ちょっと時間
        がかかってしまいました。それでもバイク終了時点で目標の4時間から約10分
        遅れであり、ランで頑張れば!と思い、スタートしました。ランは無理せず、4分
        走って1分歩くというリズムで8km過ぎまでキロ5分半くらいで刻んでいましたが、
        そのあたりから体・脚がダメになり、残り14kmは歩いてゴールという結果となっ
        てしまいました。

        今年、トライアスロンにデビューし、とにかくTV見ながら皮算用していたのは、か
        なり甘い見通しだったことが分かりました。特にトライアスロンは暑い時期に開
        催されるので、暑さへの対応も非常に重要だと分かりました。ただの練習でも
        つらいのに、暑さにも慣れようとすればますます大変になりますが、来年はもう
        少しランを強化し、好成績を狙いたいと思っています。

        最後に、トライアスロンの練習はなかなか一人ではできないので、これからも
        AACの皆さまといっしょに、練習やイベントを楽しみながら続けていきたいと思
        いますので、よろしくお願いします。



二三二号

          「富士登山競走(五合目コース)」参加記(失敗記)!

2010年8月25日
AAC会員
北野 誠氏

        去る7月23日、第63回富士登山競走(五合目コースの部 約15キロ)に参加し
        ました。この大会、メインレースは勿論、山頂ゴールを目指す約21キロの大会な
        のですが、今年から、参加者の増加のためか、事故防止のためか、五合目まで
        の記録の実績(2時間30分以内)が求められるように変更され、この山頂コース
        参加資格を求めての五合目コース参加でした。
        結果は、2時間30分21秒、1309位でした。この順位は、五合目コース参加者
        の中位よりやや下という位の成績です。最後、時計を見ながら必死にモガいた
        のですが、21秒差で涙を呑みました。来年も、五合目コース再挑戦を考えてい
        ます。 
 
        さて、この五合目コースは、富士吉田市役所前を朝8時30分にスタートし、ダラダ
        ラ昇りの舗装車道を、ひたすら駆け上がり、11キロ地点の「馬返し」から登山道
        に入って、一合目、二合目、〜、五合目と、傾斜度のそう大きくない幅広の山道
        (4キロ)を進むコースです。 登山競走という名に相応しい箇所は実は六合目以
        降で、五合目までは、登りonlyの、「ロード&トレイル」コースという感じでしょうか。
        私がいた集団では、「馬返し」までは何とか走り続け、以降、早(?)歩きでゴー
        ルしたという按配でした。 でも、これが私の精一杯です。 私の走力は、毎週土
        曜日のAAC練習会で、最後2キロは何時も歩いてしまうという程度ですので、
        AACのクラブ員の皆さんなら五合目ゴールまで全部走り通すのも十分に可能と
        思われます。因みに、山頂コースの制限時間内ゴール(4時間30分)が50パーセ
        ント可能な五合目通過タイムは、凡そ2時間07分だそうです。何はともあれ、標
        高日本一の富士山を舞台にした伝統あるレースですので、参加者の意気込み
        は凄まじいものがあり、一度参加すると病み付きになりそうな大会でした。

        私は、大会前々日、田子の浦(山辺赤人の歌碑があります)から富士山を眺め、
        富士宮ルートで山入りし、山頂の山小屋で1泊してご来光を拝み、お鉢巡りを3
        周して高地慣れをし、山頂郵便局から暑中見舞いを投函して眼下の皆様へご機
        嫌伺いをし、富士吉田市へ駆け下りて饂飩(吉田のウドン)をかっ喰らい、温泉
        宿でザコ寝して大会に臨むという楽しみ方をしました。

        事前の予定ではレースを成功させて来年の山頂コース参加資格を得、余勢を駆
        って日本第二の標高の北岳(白根山)登山(3192m)をするつもりで用意を整えて
        いましたが、タイムオーバーの結果で落胆のあまり予定を変更して帰芦しました。
        (このあたりが私の精神的に弱い所なのです)
        大阪には、国土地理院発行の地形図に載っている日本最低山(築山?)の「天
        保山(4.53m)」がありますから、「日本一の山」を併せて登攀達成ということも面
        白そうですね。色々な楽しみ方を膨らませてくれる大会ですので、皆様にお勧め
        したいと思い、駄文を列ねました。お目汚し、ご勘弁ください。



二三一号

               暑かった〜初ミドルトライアスロン!

2010年8月23日
AAC会員
田中 弘治氏

        5月に初めてのトライアスロン丹波ファインキッズに初参加して以降、7月に大阪
        舞洲トライアスロンと徐々に距離をのばして、今回は少し無謀かと思いましたが
        8月22日(日)石川県珠洲市で行われたトライアスロンに参加してきました。
        Aタイプ127.2KM(スイム2.5Km バイク101.4Km ラン23.3Km)「ま〜なんと
        かなるか〜」てきな感じでエントリーしたので、僕にとっては未知の距離なので
        ホントに完走できるか不安でした。

        前日珠洲に到着したのですが、うだるような暑さで太陽が照りつけていました。
        当日も変らず朝から快晴で容赦なくお天道様が照りつけていました。スイムスタ
        ートはウェーブスタートで7:15〜。今回はバトルに巻き込まれることもなくロープ
        際を泳いで、50分の目標くらいで泳ぎきりました。珠洲の海はとてもきれいで初
        めて2.5Kmも泳ぎましたが、とても気持ちよく泳ぎきりました。

        続いてバイクは同じコースを2周回ですが、ここのコースには名物の大谷峠とい
        う坂があり降りておす人もいるらしいです。バイクは苦手でしかも休憩なしで101.4
        Kmも走れるのか???これまた未知数でした。1周目は調子よく大谷峠までい
        きましたが、やはり噂通り登った先にまた登りのある“いじわるな坂“でした。1周
        目ということもあり余力をのこして登りました。これはあきらかに堀内さんに教え
        て頂き練習した成果だと思います。芦屋・苦楽園の坂道も大谷峠に匹敵するい、
        やそれ以上の坂があるのです。(このコースを練習するのは気が重いですが・・)
        しかし、これをもう1回登ると思うと急に不安がよぎりました。予感的中〜2周目
        は足がパンパンに張ってきてペースダウン・・・西川さんが颯爽と横切っていった
        のにもついていけず、2周目の大谷峠はなんとか根性だけで登りきりバイク終了。

        ランでは、もう足は残っておらず、止まるようなペースで次のエイドを目標に走っ
        てました。途中までは暑かったことしか覚えておらず、折り返しのエイドで座り込
        んでいたら、ボランティアの子供たちが「あと半分だから走りきってください」とい
        いながら、スイカやレモンをもってきてくれました。その言葉が励みになってまた
        走りはじめました。本当に感謝でした!

        ゴールでは、クラブの中ではいちばん最後にゴールした僕を、芦屋浜ACの先輩
        方がまっていて頂き“完走おめでとう”と声をかけていただきました。無事完走で
        きたこともよかったですが、ボランティアの方々に助けられての事、芦屋浜ACの
        方々と参加できたことに感動し心に残りました。トライアスロンは個人競技ですが、
        レース当日まで練習して競争できる仲間がいて、当日もたくさんの人たちに助け
        られゴールを目指すと言う、とても素敵な競技だということを痛感しました。
        今シーズン僕のトライアスロンへの挑戦は終了しましたが、来年はロング完走を
        目標に練習していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。



第二三〇号

             この感動をスポーツしない人にも伝えたい!

2010年8月13日
AAC会員
足立 雅弘氏

        はじめまして! 4月から会員として登録していただいている足立です。
        練習会になかなか参加できていませんので、知らない方がたくさんおられると思
        います。これからは練習会に頑張って参加しますので、よろしくお願いします。
 
        僕は3年前の4月頃に急にジョギングを始めました。それまではテレビでマラソン
        や駅伝をよく観ていましたが、自分が長距離を走ることはないと思っていました。
        走るきっかけは、50才が間近に感じた時に、何も運動をしていない今のままで
        はダメだと考えました。正確には48歳の時です。ただジョギングしていても辛い
        だけなので、大会に参加することを思いつき、初めて参加した大会が西宮国際
        ハーフマラソンでした。

        翌年3月にはフルマラソンにも挑戦しましたが、途中リタイアしました。それから
        2年経ち、いつかは挑戦してみたいと思っていたトライアスロンに今年初挑戦し
        ました。7月11日(日)に蒲郡で開催されたトライアスロン大会です。当日受付
        をして手と足にナンバーを書いてもらった時には「トライアスロン大会に参加
        できた!
」という感動がありました。3種目の中でスイムが一番苦手なので、
         ドキドキでした。どちらかというとウエットスーツ頼みという感じでした。フローテ
        ィングスタートなので水の中で浮かんでいる時は、「完走できるのか?」という
        よりも「泳ぎ切れるのか?」という不安でいっぱいでした。

        スタートのバトルを回避するために遠くからスタートしたのですが、周りのスピー
        ドにつられて速く泳ぎすぎて呼吸が苦しくなり、少し進んでは止まることを数回繰
        り返しました。その時に周りを見るとたくさんの人が泳いでいて「自分がレース
       に参加しているんだ!
」と感じました。それでも500mを越えたあたりからマイペ
        ースで泳げるようになり何とか泳ぎ切ることができました。

        陸に上がってからトランジションまでがすごく遠く感じました。トランジションでウエ
        ットスーツを脱いで、バイクの格好に着替えてバイクを押してスタート位置に向か
        いました。バイクは10qコースを4周でした。1周目は無理をせずにコースを観
        察しながら走り、2周目は少しペースに乗ってきた感じで気持ち良く走りました。
        2周目の途中から雨が降ってきて、3周目はかなり本降りになっていましたが、
        4周目には小雨になっていました。バイクは練習不足で雨の日に走ったことがな
        かったのでバテバテでしたが、これも何とか走り切りました。

        ランは5qコースを2周するのですが、これがえらく長く感じました。普段なら10
        qは気軽に走れる距離なのに、さすがにこの時は疲れていました。横腹が痛く
        なって歩き、左足のひざの上の筋肉がつって立ち止まり、最悪のランでした。
        それでも最後にフィニッシュラインを越えた時には感動しました。誰かと競争して
        勝った訳ではなく、ただ自分を信じて走り切ったという感動でした。途中では本
        当に止めたいような気持ちにもなりましたが、ゴールしたとたんに「最後までや
       って良かった〜
」と思いました。

        係員の女性の方にバスタオルを掛けてもらってまたまた感動〜。タイムは3時
        間5分8秒。コースが平坦だったので思ったよりもいいタイムでゴールできまし
        た。次の週に徳島県ひわさうみがめトライアスロン大会、その次の週に大阪舞
        洲トライアスロン大会に参加してきました。どちらもバイクの上りがきつくて最悪
        でした。練習不足です。僕はトライアスロンを通じて人の輪が広がり、自分自身
        は体力が付き、ゴールしたことで自信も持てました。脳まで筋肉になったかもし
        れませんが、スポーツって本当にいいと感じました。明日から何かが変わるわけ
        ではありませんが、1歩前に踏み出した感じです。この感動をスポーツしない人
        にも伝えていけたらよいのにと思いました。
        (大会開催日:2010・7・11)