投稿第五十九号
     
 2006芦屋浜潮風ウルトラマラソンへ・・・
                              

   2006年10月15日
ナイトラン・エキスプレス
騎士走猛虎会代表
木田 守雅氏

         昨夜の麦酒がまだ体内に住み着いている中でしたが本日、《芦屋浜潮風ウ
      ルトラマラソン大会》が開催されてまして応援ジョグに行って来ました。
      芦屋浜…真っ正面には六甲の山並みがそびえコース真横には広大な海が広
      がる素敵なランニングリゾートでの大会でした。まだまだ暑き気象条件で
      したが太平洋を渡って来る潮風と六甲おろしが吹き抜け火照った体を癒し
      ます。

      主催クラブは芦屋浜アスリートクラブで運営面に於いてもランナーの為に
      隅々まできっちりされており素晴らしい大会でした。スタッフとしてお手
      伝いされてました加代チャンのランナーを見守る素敵な笑顔が大会に華を
      添えてましたね。

      50Km部門と70Km部門があり同クラブ所属の阪神百貨店社長さんも
      参加されその健脚を披露されてました。 阪神阪急統合で仕事も多忙の中
      ですが社長さんは素晴らしい走りでゴールされました。ひたすら頑張り粘
      りの走り…まるで今年の阪神タイガースそのもの…決して最後まで諦めな
      いその強い姿勢には心から拍手を送りましたよ。

      大会終了後には社長さんの御好意で参加者全員に阪神百貨店から阪神タイ
      ガースグッズのプレゼントがっ…さすが大判ぶるまいですわ。もうこの大
      会は阪神ファンなら泣いて喜ぶというごっつい素敵な大会ですね!芦屋浜
      ACの皆さん、御苦労様でした…

      (大会開催日:2006年10月15日)

投稿第五十八号
     
友人に捧げた佐渡国際トライアスロン大会2006
                           

   2006年10月9日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:北 健太朗氏

          開催場所   新潟県佐渡島
          開 催 日  2006年9月3日(日)
          タ  イ  プ  佐渡国際Aタイプ SWIM:
3.8km Bike:190km Run:42.195km

          
それは突然のエントリーでした。
          大学時代のラグビー部の親友 中口茂樹君が脳腫瘍の為、入院をしながら病気
          と長い間闘っていました。当然のことながら、お見舞いに行く事ぐらいしかできず、
          病室に行っては、日々あったことを面白おかしく話しをする事ぐらいしかできませ
          んでした。 しかしながら、6月に入り中口君の容態が芳しくなくなり、病室に行って
          は自分の無力さを嫌なほど感じる日々が続きました。
                                
          そんなときに、『こいつは苦しみながら、必死で病気と闘ってる。自分も少しでも
          同じ気持ちになりたい。同じように闘いたい。今現在 自分にとって一番 しんどく、
          チャレンジングな事は何か』と考えた時、頭に浮かんだのがトライアスロンのロン
          グ大会への挑戦でした。
                                
          昨年春からトライアスロンをやりはじめた私しですが、その前までは、膝の靭帯を
          断裂し、10年間何も運動せず、そして、スプリントの一番短い大会しか出た事が
          なく、また昨年11月に断裂したアキレス腱痛は続き、おまけに今年3月に右肩脱
          臼修復の手術し、50%しか右肩は上がらず。そんな状態だったからこそ、この
          大会に挑戦することで中口君を励ます事ができるのではないかと考えました。
                                
          『おれ佐渡の大会出るわ。おれも頑張るわ。』と言って中口君に約束をし病室を
          出ました。とは言うものの過去の実績は全くないし、出場の許可がでるかどうか
          わかりませんでしたが、佐渡に向けてトレーニングをはじめました。しかし 6月の
          後半になってだんだん容態が悪くなり、とうとう6月26日に逝ってしまいました。
                                
          とても辛く、とても悲い出来事でした。しかし、私には中口君と交わした約束が残っ
          ていました。そんな時に佐渡トライアスロンの出場許可が届きました。それからは
          がむしゃらに走り、泳ぎました。練習しました。周りから見ると無謀としか言いよう
          のないことだったと思います。ラグビー部の友人も『完走してこい』と強く言う人間
          はいませんでした。ただ、私の頭の中は、中口君との約束を守るという事しかあり
          ませんでした。大会日が近づくにつれ、なにか気持ちが研ぎ澄まされていくような
          感じでした。
                                
          やれるべき事はやり、そして佐渡に渡りました。大会前日も緊張というものはあま
          りなく、『ただやるだけ』という気持ちでした。朝6:00 祈るような気持ちでスイム
          をスタートしました。 不思議なくらい頭の中は空っぽでした。波は静かで、泳ぎや
          すかったです。自分が思っていたより速いタイムで泳げました。
                       
          ウエットスーツを脱ぎバイクパンツをはき、カロリー補給を十分して、バイクをスタ
          ートさせました。190kmという長距離は走った事もなく、ぶっつけ本番でした。ただ、
          190kmの長さを感じさせないものがそこにはありました。それは島の人々の声援
          です。お年寄りから、ちっさい子供まで・・・一斗缶を叩いて応援するおじいちゃん。
          肩車をしてもらいながら、手をふってくれた女の子。手作りの応援旗をつくり、振り
          ながら声援していたおばあちゃん。道にゴザを敷いて宴会をしながら応援してくれ
          たファミリー。島全体の人々に暖かく声援を送って頂きました。本当にありがたか
          ったです。7時間半ほど自転車に乗っていましたが、景色は最高でした。最後の
          坂はきつかったですが、『自分は何でここに来たのか』を自問自答しながら乗り
          越えました。
                                
          最後のラン。これは本当にきつかったです。20km付近で急に左膝に痛みがはし
          り、力が入らなくなってしまいました。頭の中に『最悪棄権』とい事がよぎりました。
          しかし、膝を抑え、たたき 左足を引きずりながらゴールに向かいました。あまりの
          痛さに体の機能が麻痺したのでしょうか、それからの20KMはあまり覚えていま
          せん。ただ ゴールする事しか頭になかったように思います。ゴール前の商店街
          にはたくさんの人々が待ち受けていました。心が溶けていくような感覚でした。
          ほんとにみなさんの声援は暖かかったです。ゴール手前から、中口君が大学時
          代に、京都の大日グランドで一緒に汗を流し、着ていたラグビージャージを着まし
          た。最後は一緒にゴールしました。
                         
          ゴールし終わった時思ったのが、『約束を守れてよかった』という事だけでした。
          すぐに中口君のご家族に電話をしました。自分の事のように喜んでもらえ、電話
          口に次から次へと、ご家族のみなさんが祝福の言葉と労いの言葉をかけていた
          だきました。 ほんとにホットしました。
                                
          今回の大会は自分のためでなく、またゴールできたのは自分の力ではないと思
          っています。これからも、ずっとトライアスロンを続けられたらと思っています。『ト
          ライアスロンという競技はほんとうにすばらしい』と感じる事ができました。出場に
          際しまして、色々な方々にお世話になりました。本当に有難うございまし た。トラ
          イアスロン合宿で一緒に練習していただいた、宗政さんはじめAACのみなさん。
          スイム、バイクの特訓をしていただいた徳満さん。水泳のコーチをしていただいた
          ジムの吉田コーチ、休みの間代わりに仕事をしてくれた会社の方々、励ましつづ
          けてくれたラグビー部のみんな、一生懸命に応援していただいた中口家のみな
          さん、そして一番ぼくに勇気をくれた中口茂樹君。本当にありがとう。
          心の底から感謝しております。本当にありがとうございました。 感謝!

          2006佐渡国際トライアスロン大会Aタイプ
          Total距離   235.995km
          記  
  録   完走

投稿第五十七号
        
   第9回立山登山マラニック
                         

   2006年9月20日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:広井 泰二氏

          海抜0mから立山山頂3003mへの65kmを、自らの体一つで駆け登る大会です。
          『頑張らない・頑張らない・でもあきらめない』この精神で、私は大会を楽しんでき
          ました。昨年の完走記、岡本暁さんが記述されたように、コースは大変な難コース
          でした。
                     
          【今回のナンバーカードについて】
          昨年≪第8回大会≫のナンバーカードは、マラニックの部No.963〜1177、ウオ
          ークの部No.33〜75でした。今年はマラニックの部No.1178〜1385、ウオー
          クの部76〜121となっており、立山駅から山頂までの行程に挑戦します。つまり、
          ランナーのナンバーは本大会チャレンジャーの永久欠番としての意味を持ってい
          ます。従って、第1回から本大会まで同一番号は使われてないと言うことです。

          最後の最後まで選手のバックアップをする手作り大会で、ボランティア251名の皆
          さん本当にありがとう!カレンダーの裏を利用した「来・年・も・ま・た・会・い・ま・し
          ・ょ・う」プラカードを、笛の合図で一枚ずつ表に変化させ、そのユニークな振り付け
          には、誠に感激いたしました。
                        
          雷鳥荘では兵庫県から来られた人たち、内海・岡本・音田・西原たちとマラソン談
          義に花が咲き、楽しい一時を過ごしました。私は来年もまた参加して、10時間をき
          るタイムを目指して頑張ろうと思っています。
          富山の自然を楽しみ、美味しい魚を食べに、皆さんと一緒に参加しませんか!
      (大会開催日:2006年8月26日)

投稿第五十六号
        
『鉄人レース』やはり、辞められません
                               

    2006年9月9日
鍛 鉄 工 芸 家
西田 光男氏

          最後となるオロロントライアスロンは、滋賀県の悪友安原(ヤッ)さんとのマッチレ
          ースです。これまで僕の1勝4敗ですが、僕がスイムの差をバイクで追いつき、ラ
          ンで歩く速さを競うような戦いです。

          いつもどおりスイムが終わり、テントで着替えをし、トイレから戻るとほとんど自転
          車はありません。もちろんヤッさんの姿も。バイク15km地点で仙台の友人千葉
          さんに追いつき、二人で適当な距離を保ちながら、気持ち良く飛ばしました。200
          人は抜いたでしょうか?105km地点でヤッさんも捕らえ、そのあとは3人で励まし
          あいながら走りました。

          バイク終了時点で制限時間14時間のうち6時間15分ありましたから、気持ちは
          楽でした。でも、200kmは長かったです。スイカをお腹いっぱい食べランスター ト。
          北海道にしてはとても暑く、ラン後半いつも歩いてしまう分を最初に7.5kmほどヤ
          ッさんと、さらに追いついてきた藤井君と歩きました。何所で裏切られるかは分か
          りませんが、マッチレースは取りやめにしました。どんどん抜かされました。

          さて、走り始めようとしたエイドで、青い顔をしてもどしている人が居ました。 「大丈
          夫ですか?」と声を掛けると、【20回目にして初めて完走でけへんかもしれん』と、
          話された人は第一回大会からの連続完走者で、昨日の開会式で表彰された久保
          選手(大阪)でした。今回の最大目標は完走し、美味しいビールを飲む事でした。
          (いつもはゴールしたあと内臓がダメージを受けて何も口に入らない)
          『一緒に走りましょう!潰れない走り方がありますから。』ヤッさんとのマッチレース
          は裏切り無しの中止になりました。

          最初は40歩走り50歩を歩くを繰り返しました。この走り方でも5km40分ちょっ
          とです。久保選手はオエオエしながらも吐かなくなってきましたから、50歩走り50
          歩を歩く、60歩−50歩とペースを上げまていきました。久保選手はエイ ドステー
          ションに用意されている食べ物は喉に通らないようで、まったく僕が経験した昨年
          の佐渡トライアスロン(ゴール5km手前で救急車にて佐渡病院行き)と同じ状態
          でした。久保選手はコーラーだけは飲み血糖値を上げエネルーギーを繋いでいま
           した。 『21kmのスペシャルエイドにヨモギ大福と栗羊羹を預けてありますから、
          それまで頑張ってください』

          何とかハーフまでたどり着き大福を一つずつ食べました。大福は喉の通りが良く
          腹持ちが良いので僕はいつも用意しています。久保選手も徐々に元気が出てき
          ました。28kmのエイドで栗羊羹を半分ずつ食べ、60歩−50歩、80歩−50歩。
          続けて走りたがる久保選手を『無理しちゃダメです。あとで潰れます。』と、走りた
          い気持ちを抑えてこのペースを守りました。

          ラスト6kmくらいから、彼は又オエオエ。ペースを50歩ー50歩に戻し、ゴール2
          km手前からやっと普通に走りました。おかしな事に、このペースでもラスト10km
          からは2・3人にぬかされたものの面白いように抜かせました。
          『あなたは恩人や!』『そんな事ないです。大先輩と一緒に走れるだけで栄誉で
          す』ラスト1kmくらいから久保選手は『涙で前が見えへん』と言いながら走ってい
          ます。僕も気付かれないように泣いていました。

          ラスト200mで同じく20年連続の山田選手(京都)に追いつき、3人でゴールテー
          プに向かいました。ゴール手前で花束を持った山田選手のお子さん達が現れ、5
          人一緒にゴールしました。とても嬉しい完走でした。(13時間46分11秒)

                     『トライアスロン』やはり、辞められません。

       (大会開催日:2006年8月27日)

投稿第五十五号
        
   アイアンマン・コリアの報告
                                

    2006年9月7日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:丸岡 三千代氏

      韓国の南端の島、チェジュ島で行われた「アイアンマンハワイチャンピ
      オンシップ」の最終予選に挑戦してきました。

      この
2月にアイアンマンマレーシア、5月はアイアンマンジャパンと挑戦
      しましたが、悔いが残る結果でした。気を取りなおし、今回のラストチ
      ャンスに賭けて、五郎さんが作った「トレーニング計画+
さぼり防止&
      監視付」の非常に厳しいトレーニングを猛暑の中でこなし、チェジュ島
      に一人旅立ちました。

                     

      
8/25() 移動日
      朝
600西宮北口からリムジンバスで関西空港へ。
       関空930-チェジュ島に1110着。バスで登録会場に向かい選手登
      録を済ませ、宿泊先の韓国コンドミニアムに向かう。今年はアイアンマ
      ンの幟や旗が多く、島の守り神の大きな石造(石おじさん)には青と緑
      のさわやかな色のアイアンマンの服が着せられ歓迎ムードであった。
      宿に着くと、バイクの組み立て調整に忙しい。

      
8/26(土)レース前日
      宿からすぐ近くのスイム会場である中文ビーチで試泳後、恒例のウイッ
      トニーさんの面白い日本語競技説明会を受け、ラン&バイクバックをま
      とめバイク預託を済ませる。明日の補給食のおにぎりやスペシャルドリ
      ンク等の準備をし、
1930に就寝。

      
8/27(日)レース当日
         400起床、530に会場へ向かう。ナンバリング、準備をあわただし
      く済ませウエットスーツを着用し、いざビーチへ。
         気合をいれ海を望むと、なんと海が荒れている。1メートルを超すうね
      りと白波が立ちコースブイが見えない。ウオーミングアップで海に入る
      が波に押し戻されてしまう、『これはえらいこっちゃ死者がでるわぁ・
      ・・』とかなんとか思っているうちに、低気圧の影響で益々荒れてきて
      やっぱりスイムは中止となった。(残念)

      レースはバイク+ランのデュアスロンで行われることになり、プロから
      女性、男性のゼッケン順に数秒間隔でバイクスタートする。

         バイクコースは風の強い海岸線からチェジュ島の中心にあるハンラサン
      (漢ら山)の裾野を走る山ろく中心の厳しいコースである。チェジュ島
      はこのハンラサンの火山活動によって生まれた島で、リゾート地でもあ
      り韓国のハワイとも呼ばれている。

         スタート時は曇っていたが、まもなく雷を伴う激しい雨になる。山沿い
      ではあちこちで落雷があり、横殴りの風雨でハンドルをとられそうにな
      る。この悪天候のためかパンクや落車を多く見かけた。とにかく集中を
      きらさないよう注意する。繰り返しでてくる坂をクリアし、
100km辺り
      を過ぎるとコース一番の激坂が待ち受ける。蛇行したり降りて自転車を
      押している選手も多いが、ここはリズムを崩さずひたすら我慢・我慢、
      身体も気持ちもしんどいところに『ファイテン!(がんばれ!)』と声
      援がかかる。後半もガスで見通しが悪く、下りは恐怖であったが集中・
      辛抱・我慢で無事バイク終了。

      次のランは、
02年のサッカーワールドカップ開催スタジアムの前の道路
      を
3周回する、細かいアップダウンが続く厳しいコース。雨がやみ日差しは
      ないが蒸し風呂状態で、走りはじめから身体中に熱がこもり息苦しく脚
      が重い。

      あまりの辛さに、『・・なんでこんな苦しいことまでしてハワイ目指し
      ているんやろ・・もうどうでもいいやん・・』と弱気になるが、ゼッケ
      ンベルトに縫い付けた、娘手作りのかわいい魚のお守りをポンポンと触
      り『・・あきらめたらあかん・今まで頑張って続けてきたんや、きっと
      チャンスは訪れる・ハワイを目指す気持ちは誰にも負けない・・』と、
      なえる気持ちを立て直す。

      この蒸し暑さのためにつぶれる選手や歩く選手が多くみられた。同じエ
      イジのライバルが前にいるため、すれちがいで距離を確認しながら希望
      をすてず強い気持ちで走る。距離は縮めたものの最後までライバルに追
      いつくことはできなかったが、力を出しきってのゴールでさわやかな気
      持ちであった。

      8/28(月)表彰式
      
翌日、ロッテホテルのハワイレジステーション会場で成績発表。
         結果エイジ3位、ハワイのスロットが2つで2位の韓国選手が権利を辞退
      したため、夢のハワイワールドチャンピオンシップの権利を得るこ
      とができました
。今だに夢のようです。

                     

      ここ数年、ハワイを目指してきて、トレーニングを含め、身体や家庭、
       仕事の調整の大変さと、権利を得ることの厳しさを実感しました。でも
      続けていればチャンスがめぐってくる。続けていた甲斐がありました。

      
1021日は世界のアイアンマンチャンピオンが集まる憧れの大会。
         思いっきり楽しんで、私の青春?の一ページを飾りたいと思います。
      (大会開催日:2006年8月27日)

                   レース結果

                          スイム        3.8k       中止
                           バイク      180.2km     6:39:42
                           ラン         42.2km     4:12:12
                           トータルタイム             10:54:30
                           総合順位     180位/1070人中
                           年代別順位      3位   

投稿第五十四号
        
     富 士 山 登 頂 記!
                  

    2006年8月20日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:青木 英子氏

         雄大で優美、荘厳として近づき難い山でありながら、親しみやすく、日本のシンボ
         ルとして世界に知られる日本最高峰3776m、富士山に登りました。メンバーは
         AAC歩き隊、青木英子、夫、息子とその友人3人 (シカゴから来日の2人を含む)
         の計6人の国際チームです。

         8月13日前泊の新富士駅前のホテルを早々に出て、食料を買い込みバスに乗り
         込みました。ルートは最短距離の表富士宮口登山道です。昼前に五合目2400m
         の富士宮口に到着。ゆっくりと、高さ慣らしをして六合目で昼食です。這い松や眼
         下の駿河湾を一望しながら高山病でヒーヒー、ハーハーの夫や息子を励ましなが
         ら、刻々と変化する天候の中、八合目の山小屋に4時半到着。6時に絶品のカレ
         ーライスを頂き8時に消灯。

         翌日2時起床。2時半出発。気温10℃、満天の星の下、ヘッドライトの蛇行の列
         に加わり、ゆっくりと9合目、頂上へと登るのです。何か幽玄の世界です。ふと気
         がつくと私は皆と離れて一人でした。

         雲海の下から周囲の色を変えながら現れてくるご来光に感動。息が詰まるほどの
         素晴らしい景色に酔いしれました。その時携帯に呼び覚まされ一人であることを
         思い出し、合流です。皆は私を探しご来光を見逃したようです。スンマセン。
         頂上の携帯通話にも後ほど感激でした。

         皆と湯を沸かし、コーヒー・赤飯・味噌汁が美味でした。帰途は雄大な裾野を眼下
         に飛ぶように3時間で下山。おかげで翌日から激しい筋肉痛です。息子の友人の
         名は点のない冨士さん。冨士さんと一緒に富士山を制覇してきました。
         心に残る登山が出来たのも日頃のAAC歩き隊のお陰です。ありがとうございました!
         (登頂日:2006年8月14日)

投稿第五十三号
        
26回「全日本トライアスロン皆生大会」!
                   

    2006年8月9日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:的場 健一氏

         鳥取県の米子市「皆生温泉」での第26回記念大会開催で、二日前の7月14
         
()に湯めぐりも兼ねて妻同伴にて、かんぽの宿皆生の露天風呂やトラ
         イアスロン記念碑、皆生温泉神社など、試合会場の下見も兼ねて徒歩にて
         散策してゆっくりと温泉三昧しながら、夕食は豪華な海鮮料理の特注皆生
         御膳にて試合前の英気を蓄えて早寝をしました。


         7月16() 早朝五時に起床して日野川沿いの大会BIKEコースを試走、
         約30Kmの往復をTREK.Andromeda約1時間余り河川公園の土手沿い
         を快調に走破して、その後軽く10Km1時間ランニングしてから露天風呂で汗
         を流し、朝食の後に安来節で有名な足立美術館にて庭園日本一を優雅に
         鑑賞し横山大観の作品をも堪能してから、家内を松江の堀川舟巡りに送迎
         してから、JR米子駅前「米子コンベンションホール」にて選手受付や登録手
         続き終えて、午後から大会開会式と競技説明会にて丸岡さんと合流しました。


         Swim3Km 皆生温泉街の北側で日本海の弓ヶ浜海岸沿い沖合平行コー
         スで砂浜よりスタート。
         Bike145Km 「大山国立公園」裾野で有名な急勾配の大山道路を、アップ
         ダウンが数多くてなかなか手ごわいヘァーピンカーブや地下道の難所を走
         り抜ける最悪コース。

         Run42.195Km 国道九号線沿い歩道と信号を守り、米子空港を往復する
         フルマラソンコース。

         総計190.2Km とても過酷な大会で、天候も突然の大雨、梅雨明け前の集
         中豪雨で参りました。


         さて、本年の長崎五島の制限時間超過後の挑戦で体力もかなり消耗してお
         りまして、練習についても、満足に出来ずに不安な再挑戦でありましたが、
         何事も挑むことで自分自身の目標を立てて達成することは、辛くて苦難の道
         のりでありますが、登山と同様に達成感とその心快い満足感が無ければ、ト
         ライ出来ないものと脳裏に焼き付けて、毎日自分を鍛錬してこの大会に挑戦
         しました。


         7月16日(日)AM4:30 起床,入浴,朝食。5:30大会最終登録, ボディマー
         キング, 計測チップ装着,ウェトスーツ装着。6:20スイムチェックイン、スイム
         試泳。


         7:00:00スイムスタート 800名が砂浜より「ピストル号砲」を合図にスタン
         ディングスタートでテトラポット沖合のブイ350m、平行にライフガードと監視船
         に囲まれて往復の3000mを波静かな曇り模様の気象条件で、塩水と格闘の
         末やっと中間チェックポイント1500m。 36:50より右側のブイ沿いに温泉
         街旅館とテトラを見ながらなんとかフィニッシュ。砂浜よりBIKEのトランジショ
         ンに小走りにウェットスーツ脱着しながら到着する。

         Swim Time 1:12:52。目標時間の1:00:00 3,0kmになんとか目標を達成出
         来たが、この先まだまだ不安。
BIKEトランジションでバイクシューズ,ヘルメッ
         ト装着していよいよBIKEコースにスタートする。

         8:12:52バイクスタート うす曇りの天気で、少し気温、湿度も高めでしたが、
         身体に気合を入れてバイクは軽量オールカーボンTREK、ナイキのカーボン
         シューズでいざ出陣です。

         145.0Kmに挑戦。かの有名な急勾配の大山道路を約10Kmを快調に走破し
         て10:26-60Kmのエイドスティション(AS)植田正治写真美術館にて、「大会
         観戦ツアーバス」の妻と多くの応援にびっくり。差入れ梅干、完走すべく全身
         に鞭打ちながら大山の伏流水で、名水百選の「天の真名井」を通過11:00-
         75Km。
天候が急変し「黒雲,稲妻」突然の集中豪雨の中、淀江古代ASより
         アップダウンとヘァーピンの連続を雨と格闘してやっと「中山温泉癒し」のAS
         12:15-100Km
折返し地点ノンストップ。

         いよいよ帰路につき日野川の右岸堤防道路では、向い風と雨天に苦しみ喘
         ぎながら国道431号の皆生大橋より皆生温泉のBIKEのトランジションに145
        Km
のフィニッシュです万歳。

         BikeTime 5:51:00。目標時間の14:003分超過。145Km平均時速24.8
        km/h
を達成する。


         14:03:52ランスタート42.195Kmいよいよフルマラソン。多くの皆様が応援
         されている皆生トライアスロンストリートより境港方面に日本海の美保湾弓ヶ
         浜沿い景観「白砂青松」の海岸沿いを国道431号線歩道の信号を守りなが
         ら、折返し地点の中海AS21.1Kmを16:25:20無事に通過して、頑張り続け
         て「フィニッシャーズストリート」歓声のなかをスポットライトを浴びながら、妻
         繁子に案内誘導されてフィニッシュゲートに12時間06の長時間後到着
         万歳。何とか無事に完走出来ました。
         
RanTime 5:03:01。
目標時間の19:00を約6オーバーで完走フィニッシュ。


         19:06:53フィニッシュ145Km(12:06:53)21:30の制限時間前にやっと到
         着し万歳三唱。旅館到着後に早速大浴場にて汗を流し、あちこちの筋肉痛
         を丹念にマッサージし大会を思い出しながら、早々に豪華な鳥取和牛のしゃ
         ぶしゃぶ御膳を食べ21:00には疲れてはてて暴睡する。

                      
         7月18AM10:30米子コンベンションホールにて完走証と閉会式に参加し
         て、集中豪雨の警報が発令されている聞きまして、途中でしたが早々に退席
         して帰路に着く。

      (大会開催日:2006年7月16日)

              2006.07.16 KAIKE TRIATHLON  Result
             12:06:53 Swim 1:12:52、 Bike 5:51:00、 Run 5:03:01
                   年齢別順位(50-) 73/156
               
    総合順位 482/714

   

投稿第五十二号
                     
     IRONMAN.JAPAN.TRIATHLON.GOTO.NAGASAKI
                         

    2006年7月28日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:的場 健一氏

         プロローグ トライアスロン談義                                           
         トライアスロンは、一般的に「鉄人レース」と言われて過酷なスポーツのイ
         メージで、私も初めは自分にはとてもじゃないけれど無理と思っていましたが、
         トライアスロンは誰にでも出来る楽しいスポーツです。トライアスロンの語源
        
は、ラテン語の数字3トライ競技アスロン、この組合せでスイム・バイ
         ク・ランの三種目を連続するスポーツで競技の距離は、水泳50-4000m自転
         車1-190Kmラン1-42.2Kmと各種多様なメニューが有りそんなに難しいスポ
         ーツではありません。


         日頃から、練習をしっかり行なうと、どの距離のトライアスロンも完走できて、
         このスポーツに必要とされる体力、持久力は年齢に関係なく、鍛えれば確実
         に向上出来るものです。

         五島のロングトライアスロン出場者の中に始めは五キロを走るのが、精一杯
         の人も結構多いようで、私もとても無理なスポーツと思っていましたが、昨年
         五島大会を完走出来るまでになりました。

         トライアスリートのほとんどが仕事や家庭など日常の生活をエンジョイしなが
         ら、練習時間を捻出して早朝練習とか、通勤手段を活用するなど色々です。
         「忙しいから」出来ないのでなくて、何事も忙しいからこそ「工夫する」ことが
         大切なことで、やる気を強く持って努力することでーす。


         さて、2006アイアンマン.ジャパン.トライアスロン.五島.長崎大会」
       
 再挑戦の報告です。
         長崎県五島市の福江島は、遣唐使.キリシタン天主堂.福江城.武家屋敷.五島
         邸等の史跡名勝が多くて手付かずの自然と鬼岳や椿や温泉等があり、新鮮
         な海鮮料理や五島うどんと五島牛がとても美味しくて、離島のため空港や港
         湾整備が行き届き、五島の旅で心身が癒されたところです。

  
         この五島大会は1021日ハワイのアイアンマンワールドチャンピオンシッ
        プ
の挑戦権を、獲得するための日本屈指の大変過酷なレースでSwim 3.8
        Km
Bike 180.2km Run 42.2km Total 226.2Km
を走破する。 5/28 7:00
         タート、22:00フィニシュ制限15時間を設定された大会です。


         05.26 8:00発甲子園リムジン−8:35着伊丹空港(ANA168便)9:45
         崎空港着10:55
14:35長崎港発 OCR316便福江空港着、15:05タクシーに
         て カンパーナホテル15:25着。
15:30 バイクの梱包荷解し組立後、試走を
         約一時間20Km快調に走行テストする。
16:30 福江文化会館にて選手登録
         とリストバンド(NO.150)受領、17:00より競技説明会
18:00 カーボローデ
        ィングパーティ
(体育館) 、津軽三味線と招待選手と昨年入賞者紹介。

         05.27 5:00起床し軽くランニング6:30朝食。いよいよ明日大会となり完走を
         福江城で祈願する。
7:00スイム試泳バスで富江会場にウェットスーツ着用(
         気温低下17)温水シャワー有り、
10:30 バイク預託(福江文化会館)バイ
         ク、ラン、レースギア預託雨天の装備を悪天候予想
13:00 福江商店街を散
         策とバイクウェアー購入し明日の準備と休息、21:00早く就寝。

                      
         05.28 3:30起床、入浴、朝食弁当、4:45富江会場スイム会場バス乗車、緊
         張する大会当日、
5:00富江会場にて最終登録、ボディマーキング、 計測チッ
         プ装着、ウェットスーツ着用、
6:00スイムギア預託、スイムチェックイン、スイ
         ムウォームアップで心拍上昇。
  

        7:00:00
スイムウェーブスタート
、約900名が海上より同時スタートで小雨模
         様になり、沖合のブイ950mを往復し3800m波高く海水温18℃と低下、最悪
         の気象条件での荒波と格闘の末に、やっとフィニッシュ出来た、砂浜よりシャ
         ワーにてタイム超過を悪天候のせいにする。
Swim Time 1:46:05目標時間
        の1:30:003,8km
に何んと16分も超過して、これから先がとても不安。トラ
         ンジションでウェットスーツ脱着して、バイクシューズに履いていよいよバイク
         です。

         8:46:05バイクスタート、小雨と気温低下で寒くて震えながら、気持ちに気
         合を入れてスタートする。
180.2Kmに挑戦、富江町で昨年と同様に、親戚
         の大山さん手作り「的場ガンバレー」の看板応援にビックリ、完走すべく全
         身に鞭打ち福江町を通過して、岐宿町の交差点二本楠で約60km玉之浦町
         84kmで12:00正午の時報、エイドスティション(選手の補給食と休憩)で調達
         し、バナナ、かんころ餅、梅干、にぎりをバイク走行しながら、少しずつ食べ
         て力を付けながら急坂の二本楠90km通過すると、向風にてバイクスピー
         ドが一行に上がらず美人を追尾したが追いつけずに、1周回目の三井楽町
         の海岸沿いで天候も少し回復して素晴らしい景観を望みながら余裕しかし、
         二回目の急坂二本楠130kmより三井楽町経て、三回目の急坂で疲れて
         来たところで美脚美人と並走し、かんころ餅を分け合い追越し元気が少し出
         る。二本楠160km以降は上り下りでフラフラになりながら、福江町中央公
         園180.2kmのフィニッシュ。
  BikeTime 8:05:43目標時間の16:0052
        分超過
したのでトランジションでRun着替えを焦る。

         16:51:48ランスタート、42.2Kmいよいよフルマラソンです。福江空港の側
         道より鬼岳(315m)山麓を浜町
17:57:28、10km(1:05:40)予定通り10km/hで崎
         山小中経て福江城石垣が多い武家屋敷19:21:10、 22 km(2:29:32)二周目を
         目標時間+35分遅れ気味、鎧瀬公園19:46:51、 32km(3:27:25)目標+46分、
         日没となり気温低下し寒くて、リタイヤが脳裏を掠る。沿道では筋肉痛で座り
         込み歩き始めた選手を横目に、津元交差点21:42:30、40km(4:40:58)暗闇の
         田圃道、遅くれてやっと地獄の暗闇よりラストフニッシャーとして福江城石橋
         と城門を通過。「篝火の演出」と、城内は両側から多数の応援と歓声のなか
         にスポットライトを浴びながら、親戚の大山さんに誘導されてフィニッシュゲー
         トに到着。ふらふらで良くぞ完走が出来たと自分で感動する。
        制限時間の22:00124秒超過
なんとか完走。


         22:01:24 42.2km(5:09:43)、15:01:24 (Do Not Finish)やっと到着万歳三
         唱、ホテルにふらふら到着後、早速大浴場にて、汗を流しあちこちの筋肉痛
         を丹念にマッサージ、残念無念の思いを反省しながら、早々に豪華な五島
         牛弁当を食べて深夜1:00には疲れはてて熟睡する。

                         
         05.29 5:00 起床入浴、早朝福江港と福江城散策、7:00朝食帰宅の準備、
         筋肉痛で足が棒となる。
8:00 バイク回収と写真を購入して、自走でホテル着
         BIKEを解体して梱包し宅配に預ける。
10:00 アイアンマンハワイ大会の参加
         資格発表と登録ロールダウン(繰上)に出席、丸岡五郎さんは舞台に呼出
         されて、サイン登録完了念願のハワイ大会出場資格が確定する。


         12:00カンパーナホテルの「和食処の萬菜」にてハワイ大会出場の祝賀会を
         丸岡夫妻と開催して福江城の歴史資料館を見学、レンタカーにて鬼岳コン
         カナ王国と鬼岳温泉をドライブ散策。


         福江空港15:00OCR316便−長崎空港15:30着−長崎空港16:50AN
         A161
便−伊丹空港着18:00、無事に西宮自宅に到着する。
         19:00疲れました。

      (大会開催日:2006年5月28日)

          2006.05.28 IRONMAN.JAPAN.GOTO.NAGASAKI  226.2km  Result
          GORO MARUOKA    10:54:29   
         Swim 1:07:11. Bike 6:05:13  Run 3:42:05
年齢別順位5 . 総合順位 90


          KENICHI MATOBA    15:01:24   
         Swim 1:46:05. Bike 8:05:43 . Run 5:09:36.(
年齢別順位8 総合順位 597)
(DNF)

投稿第五十一号

             帰 っ て き た 喜 び !
                             

    2006年7月28日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:小林 留美子氏


           ついこの間田植えに季節を感じ、たよりなげな早苗が風にそよいでいたのに、もう今では青々と
           勢いよく育っている稲。 栗の木の枝には「赤ちゃんいがぐり」がついて実りの準備をしている。
           自転車のロングライドのトレーニングコース、宝塚を経て山越えし、三田市から篠山市後川往復
           の里山田園風景は四季折々の季節を感じさせてくれて心の安らぐコースだ。家から往復120
           キロの距離は上り下りはあるし簡単な距離ではないが、それでも桜にはじまり、山ふじ・つつじ・
           あざみ、春のウグイスの声・田の蛙の声にコロコロとなくかじか、錦秋と呼ぶにふさわしい紅葉。
           一週間で季節の移りを感じることができる。そんな心やすらぐ大好きなコースも、今年の走り始
           めはそのしんどさにただただ苦痛でしかなかった。

                             
           一昨年の11月に左ひざ半月板損傷で半月板をけずる手術をうけ、年を越して復帰ができると
           思っていたら、7月頃に今度は右ひざに腫れと痛み。水がたまってやはり半月板が傷んでいた。
           医者は手術するなら半月板の3分の2を切除することになるという。3分の2もとってしまって果
           たしてもとのように走れるようになるのか。それは個人差で医者もわからないと言う。色々悩ん
           だが自分の年齢を考えたら、元に戻る保障も無いのにもう一度手術を受ける決心はつかなかっ
           た。 両膝の半月板を傷めては、ランニングはもうできないものとあきらめていた。昨年はトライア
           スロンも女性3人で参加したリレーでスイムを担当するぐらいしかできなかった。

                             
         左ひざの手術の後はリハビリのために負担のかからない短い距離で自転車には乗っていたし、
           水泳もしていた。だが右ひざの故障でまたブランクが出来たうえに、走らなくなった筋力の衰えは
           覚悟していたものの120キロの自転車のロングライドにはもたなくなっていました。ランニングで
           培ってきた筋力は自転車にも役立っていたのでしょう。冬が過ぎ、暖かくなってそろそろロングラ
           イドに、と考えてでかけた大好きなはずの後川のコースが、帰りの上りの苦痛を先に考えるよう
           になってしまい、行きは良いよい帰りは恐いコースに変わっていました。トレーニングと割り切っ
           て何回か走りにでかけたものの、つい最近までそれは続いていました。それが今年の4月頃か
           らランニングを少しずつ(中央公園を5周から)始めて、ようやっと
AACの練習会にも参加できる
           までになりました。(マイペースでゆっくりですが)

                             
           それからです。ランニングが10キロと走れるようになってから、120キロの自転車のロングライ
           ドも余裕が出てきました。つばめの姿に目を留め、一足早く鳴きだした蝉に夏を感じ「ああ、やっ
           ぱり自転車っていいなあ」と思えるようになったのです。8月にはショートのトライアスロンの大会
           にもでることにしています。最後のゴールまで足がもってくれることを願うのみです。

                             
           目標の「60歳を過ぎてもトライアスロンを続ける」ことも夢ではないかもしれない。「来年はミドル
           の大会にも出られるかな」と欲張ったことを考えたりもしますが、傷めた半月板は元には戻らない
           し、再び走れるようになったときのあの悦びを大事にしていかなくては。

                             
           「走れる」という喜びは何物にも変えがたい」というのは大げさですが、でも走る喜びはとても大
           きい。でも走れなかった間の時間も無駄ではなかったと最近おもいます。ランニングの代わりに
           練習時間の増えた水泳は心肺を強くしてくれました。ランニング専門の皆さんも、水泳や自転車
           は故障したときの強い味方になってくれるとおもいます。別にトライアスロンを目指さなくても、色
           んな引き出しがあるということはいいことです。

                             
           いつまた走れなくなるかもしれないという不安を抱えていますが、出来る限り永くトライアスロン
           を、スポーツを続けてゆきたいです。


投稿第五十号

       第26回全日本トライアスロン皆生大会に参加して
                             

    2006年7月24日
芦屋浜アスリートクラブ
会員:中川  隆二氏

      開催場所:鳥取県米子市皆生温泉
       開催日 :2006716日(日)
       距離  :スイム:3Km
          :バイク:
145Km
          :ラン :
42.195Km

        皆生大会は昭和568月、日本で初めてトライアスロンを開催し、26
      目の伝統ある大会です。コースは鳥取県西部地域の美しい自然を舞台に
      、皆生の日本海を泳ぎ、国立公園大山の裾野をバイクで駆け抜け、白砂
      青松の弓ヶ浜半島を走ります。


         全日本トライアスロン皆生大会への交通手段は、中国自動車道西宮北イ
      ンターから入り米子道を通り皆生温泉へ行きました。時間にして、
2
      間
30分位で行けるところで、関西のトライアスリートにとっては参加し
      やすいところです。


         スイム(3Km
      曇り空、今にも雨が降りそうだが海は波穏やかでスイム条件は良好、選
      手全員エイエイオーと気勢をあげて、
769名が朝7時一斉スタートした。
         スイムスタート時は毎度のことながら沖合い350m位までは殴られ蹴られ
      のバトル、ゴーグルだけは取られないように気をつけて泳ぐ。

         350m沖合いで90度に曲がり沖合いのテトラポットの外側を平行に泳いで
      行く。ここら辺に来るとバトルもだんだん少なくなりマイペースで泳げ
      る。後はブイ又は目標物の舟を見ながら泳ぐ。途中
1.5Km地点でいった
      ん砂浜に上がる。再度海に入るとき知り合いの方が大きな声で応援して
      くれたので、手を振って入水した。後、約半分の距離をマイペースで泳
      ぐ。困ったのはウエットスーツ脱ぐのに時間がかかったことだ。

         (スイムゴール時間 1時間0710秒)

        バイク(145Km
      スイムゴール後、トランジッションで兵庫の最高齢者(
N)さん67歳の
      方と話をしながら服を着替える。空は曇った天気、バイクが終わるまで
      天気持ってほしいと願う。これからも距離が長い、お互いに頑張ろうと
      励ましあう。ギヤーを軽めにしてスタート。今回のバイクは大山道路
      (
50Km地点)登るまでは無理せずに走ろうと決めていた。いつもはこの
      大山道路でギブアップに近い状態だが、おかげで今回は大山道路登りが
      終わっても体力的に余裕があった。余裕があるとバイク漕ぐのが楽しく
      感じる。折り返し地点付近で友人に会うと声を掛け合う。これはお互い
      に元気が出るものです。

         広域農道の入り口(80Km地点)位から雨が降り出した。広域農道は急
      なアップダウンそして急カーブのあるコース、心配していた状況になっ
      た。雨足が速く大雨となり、雨粒が顔に当たり痛い、痛いのを我慢しな
      がら走る。眼鏡にも雨が当たり前が見えないぐらいになる。前が見ずら
      いほど怖いものはない。下り坂のときは前の人が転倒しないことを祈り
      ながら走る。このような状況が
135Km地点近くまで続き、バイクゴール
      近くに来たときは雨が小降りになっていた。

         (バイクゴール時間:5時間2652秒)

         ラン(42.195Km
      バイクで冷えた体を温めるぞと思いランスタートする。応援の方が『い
      ってらいしゃい、がんばって帰っておいで、まってるぞー」と応援して
      くれる。応援に感謝しながらスタート。足がしびれており調子が良くな
      るまで我慢。
5Km位過ぎたころからランの調子が戻ってきた。後は5km
      毎にタイムを見ながら走ろうと思った。皆生のランコースは中間点付近
      で折り返して帰ってくるコース。トップ選手とは
10Km位のところですれ
      違う。スゴイナなの一言。私はこれからはるか遠くの折り返しまでいっ
      て帰ってこなければならない。落ち込んではいられない、一歩一歩足を
      運び
1Kmを5分30秒〜6分を目標にして走る。折り返して来る人が知り合
      いの人なら声を掛け、タッチをしてお互いに励ましあう。これがトライ
      アスロンのランのよさです。エイドは約
2.5Km毎にあり、エイド間は絶対
      に止まらない歩かないと自分に言い聞かせて走る。また、体の調子を見
      ながら飲み物、食べ物を選択しながら走る。
35Km過ぎになると、足はだ
      んだんと棒のようになるがもう少しでゴールと思い、後は気力で走った。

         (ランゴール時間 4時間1859秒)

       総合距離 :190.195Km
          総合タイム:10時間53分01秒10
       総合順位 :267位769人中