第124回 おすすめの1枚
(2007/12/29)
Either/Orchstra 「Live in Addis」 発売年:2005年
アメリカのビッグ・バンド・ジャズ・グループ、イーザー/オーケストラが、
アジス・アベバにて、エチオピアのミュージシャンたちをゲストに迎えたライヴ録音、2枚組。
エチオピア音楽の妖しい音階、混沌とした世界がジャズと混ざり合い、何ともいえん。堪能できる。
1枚目から2枚目に移るあたり、どんどん熱くなる演奏と観客。自分も客になったような気分。堪能できる。
これで年が越せる。
ETHIOGROOVE (youtube 映像)
http://www.youtube.com/watch?v=8IZUj6X0Z00
第123回 おすすめの1枚
(2007/10/29)
Heart of the Forest 発売年:1993年
世界で最も音楽性が高いと言われてる部族「ピグミー族」。
その部族のカメルーン南東部密林の住人(Baka)が奏でる音楽のフィールド・レコーデング集。
虫の声と共にジャングルに響き渡る天使のような歌声。川の水面を手で叩き音を発生させるウォータードラム。弦楽器と声と自然音が同化したもの、などなど。
あまりに美しすぎてビックリこいた。感動もの。
聴いていると、自分がジャングルにいるような錯覚に陥る。
第122回 おすすめの1枚
(2007/8/31)
Emiliana Torrini 「Fisherman's Woman」 発売年:2005年
アイスランド出身のシンガーソングライター。
優しい。
アシッド・フォーク大好きだけど、暗いかんじのは最近苦手です。
でもこれは、温かい、柔らかい。
ずーっと何年も聴いていけそうな、手元に置いておきたい安心できるアルバム。
いいの見つけた。
ジャケットと中身もカワイイ。
Emiliana Torrini - Nothing Brings Me Down (youtube 映像)
http://www.youtube.com/watch?v=j0gJ34H9llk
第121回 おすすめの1枚
(2007/7/30)
ビューティフルハミングバード 「空へ」 発売年:2006年
鈴木惣一朗プロデュースものハズレなし。いい仕事してます。
これいいです。ライブ見にいきたいと思っています。
ビューティフルハミングバードのメジャー・ファースト・アルバム。
古いのか、新しいのか良くわからない不思議ですばらしい歌声。アコースティック中心のアレンジも良くて、うっとり。
ほんと、シンプルながら奥深い、おいしいアレンジ。
SORA"BEAUTIFUL HUMMING BIRD & COUCH (youtube 映像)
http://www.youtube.com/watch?v=Lkbo69T15ao
第120回 おすすめの1枚
(2007/6/28)
Deep Perple 「Come Taste The Band」 発売年:1975年
ディープ・パープルとレッド・ツェッペリン。
もう、ここから音楽を聞き始めたから、どうしてもたまーに聞いてしまう。
このアルバム聴くと、中学生のころ思い出して、キュンとなる。
「Come Taste The Band」は、ファンの間では人気がなくて、セールスも悪かった。
でも「Come Taste The Band」は傑作だ。今聴いてもかっこいい。曲も演奏もすばらしい。
ギタリストとヴォーカリストが変わって、このアルバムで音が大きく変化した。それまでのディープ・パープルは、ブリティッシュ・ハードロック。
このアルバムは、ソウルフルでファンキーな色彩が色濃く出ていて、重たいハードロックな感じがしない。
トミー・ボーリンのギターもいいし、デビカバの歌もグレン・ヒューズの歌もコブシが効きまくっている。
第119回 おすすめの1枚
(2007/5/31)
Tropicalismo Argentino 発売年:2006年
アルゼンチン音響派のオムニバス。
アルゼンチンもの、特にハマっているわけじゃないんやけど。
なんだか、なんか〜聞いてしまう。
南米のフォルクローレもの、リズム・オリエンテッドもの、テクノもの、タンゴもの、インドもの、色んな音が聞ける15組。
南米特有のアーシーな感じ、そして、ちょっとトロピカルで温かい。
この辺りがよく聴いてしまう理由かもしれない。
心地よいのよね。
第118回 おすすめの1枚
(2007/4/26)
The Band 「Music From big pink」 発売年:1968年
この前、初のトリビュート・アルバムが出た。すごいいーらしいけど、まだ聞いていない。
5月号レコード・コレクター誌の企画「60年代ロック・アルバム・ベスト100」では、このアルバムは3位。
いわゆる「定盤」なんやけど、いま再評価されているんかな?
ジャケットは、ボブ・ディランの手によるもの。
学生のとき、定盤ということで、買って聞いてみた。ぜんぜんわからんかった。
単にゆるい古いロックっていう印象だった。当時やっていたバンドでもカバーしてみた。
やっぱりピンとこなかった。
時は流れて流れて、今、グッと来ている。 この音、たまらん。
アメリカ南部の土壌から生まれた音。
横にゆれる、気持ち良くゆれるリズム。この響きと雰囲気。たまらん。
第117回 おすすめの1枚
(2007/2/26)
Santiago Vazquez 「Mbira y pampa」 発売年:2006年
アルゼンチンのパーカッショニスト、サンティアゴ・バスケス。世界の打楽器を巧みに操る才人。
アルバムによって音が違うみたいだけど、このCDは、アフリカのジンバブエ、ショナ族のムビラと呼ばれる親指ピアノを
メインに作られた美しいミニマルな旋律を持ったインスゥルメンタル・アルバム。
カリンバの一種らしいが、アフリカには、地域によって色んな親指ピアノがあって、それぞれ呼び名も違うらしい。
アフリカ音楽とアルゼンチンのフォルクローレのエキスをたっぷり含んだ音楽。
アルゼンチン音響派関連の人なので、そのコーナーにCD置いてあるけど、音はちょっと違うと思う。
アフリカ〜アルゼンチンの平原を表現したようなアーシーな音像。きもちよーい。
気分がゆるゆると緩みだす。
Santiago Vazquez (youtube 映像)
http://www.youtube.com/watch?v=guMYg-ve2nY
第116回 おすすめの1枚
(2007/1/29)
Buffalo Springfield 「Buffalo Springfield Again」 発売年:1967年
ものすごく前に買ったCD、1回聴いただけで奥にしまっていた。
最近取り出して聴いたら、これすごいCDやった。
バッファロー・スプリング・フィールドは、スティヴン・スティルス、リッチー・フューレル、ニール・ヤングという、ソングライター3人がいた伝説のバンド。
このアルバムは、カントリー、フォーク、ブルースをベースに、ジャズ、ソウル、R&B、民族音楽がセンス良く調合されてる。
ボーカルも曲ごとに違うので、1つのバンドを聞いているように思えない。何たって曲がよい。
iPodに入れて、よく聴いている。