第115回 おすすめの1枚
(2006/12/30)

曽我部恵一 「sketch of shimokitazawa」 発売年:2005年
2005年夏ごろ、ライブ見に行ったとき
「下北沢限定リリースですので、この機会に是非〜」と宣伝してはった。迷ったあげく買わず。
ずーっと気になっていて、そのうち全国発売されて。
それでも買わなくて、ずーっと気になっていて、最近やっと購入。

1曲目は通りの車の音など拾いながら、フィールド録音で弾き語り。
この空気感、シンプルながら色んなスタイルが、きゅ〜っと自然に吸収できる。
アシッド・フォーク〜ポストロック〜ミニマル・エスノ〜ハウス〜オルタナ・カントリーまで。
この音楽の懐の深さ、とっても魅力的なアルバム

第114回 おすすめの1枚
(2006/11/29)

Apple of his eye りんごの子守唄(青盤) Apple of his eye りんごの子守唄(青盤) 発売年:2006年
この前でた。鈴木惣一朗プロデュースのアルバムは好き。これもすごく良かった。
男性ボーカルによるビートルズのカバー集。 

参加しているのは、
青柳拓次 (Kama Aina/Little Creatures/Double Famous) 、おおはた雄一、Caravan 、キセル、
小池龍平 (Hands of Creation/Bophana)、サイゲンジ、蔡 忠浩 (bonobos)、曽我部恵一、ハナレグミ、細野晴臣
の10人。

みんな声に色気があって、きもちが良くて〜良くて。
歌詞カードもかわいい。

第113回 おすすめの1枚
(2006/10/30)

美しきボサノヴァのミューズ Nara Leao 「Des Anos Depois」 発売年:1971年
ジャケがいい。カラカラっとしたボサノヴァってあんまり得意じゃない。浜辺で聞いたりするなら良いだろうけど。
このアルバムの独特の湿り気がとても好き。家でコーヒー飲みながら聞くにはこれぐらいがいい。
雨のパリの街を歩くモノクロ写真。ナラ・レオンはこのアルバムで初めて聴いた。
再発リマスタリングの24曲。ボサノヴァの名曲が数多く入っていて、内容も最高。
少しけだるい声のトーンがまたいい。

第112回 おすすめの1枚
(2006/9/25)

Extradition 「Hush」 発売年:1971年
オーストラリア・ビューティフル・トリップ・フリー・フォークの奇跡的傑作
ぽちょぽちょ水のしたたるフィールド・レコーディングに唄が入ったり出たり、色んな音色の楽器が出たり入ったり。不思議なCD。
聞いてると気持ちよくなってグーグーと寝てしまう。
ゆっくり時間が過ぎていくような、なんか心配ごとあっても、まぁいいか〜と思わせるような、
そんな不思議なCD。

第111回 おすすめの1枚
(2006/8/28)

Arco Iris 「Arco Iris 発売年:1970年
アルゼンチンのサイケデリック・フォーク「アルコ イルス」。
甘い歌声とコーラス、南米メロディー、神秘的な曲調(プログレ?)。
これ裏名盤らしい。南米最高のアルバムの1つやといわれています。
フルートが気持ちよく入って来たり、アコギで哀愁を歌ったり、
ピアノが単音弾きでキラキラと奏でたり、結構ツボにハマります。
妖しさと切なさが、何ともいえんです。

第110回 おすすめの1枚
(2006/7/3)

 Fenton Robinson 「Somebody Loan Me A Dime」 発売年:1974年

ジャケ買いです。
気合の入った写真見て、なんか良さそうと思いました。
シカゴで最も独創的で革新的なモダン・ブルース・ギタリストであったフェントン・ロビンスン。
CDの解説書読んでいたら、その実力、独創性に比して、さまざまな不運にさいなまれたブルースマン〜って書いてあるけど、こんなにすばらしい音源残しているんやから、ええやん〜これで。 と言いたくなります。
ギター、歌ともにスムーズでセンス良くて、すごくいい。
スローブルースが絶品。

第109回 おすすめの1枚
(2006/5/28)

 Gary Higgins 「Red Hash」 発売年:1973年

写真見ての通り、仙人のような雰囲気です。「白昼夢の世界で遊ぶ、チェロやフルートをフィーチャーしたヘヴンリー・フォーキー・サウンド」ってどこかに書いてあったけど、その通り。
「英国のヘロンなど木漏れ日系フォーク好きには、まず間違いなくストライクでしょう」とも書いてあったけど、いやまったくその通り。すばらしい。
他のも聞きたいと思ったら、1枚しかアルバムを残していなかった。1枚入魂。

第108回 おすすめの1枚
(2006/4/11)

 七尾旅人 ヘヴンリィ・パンク:アダージョ 発売年:2002年

「草野マサムネ、岸田繁、石野卓球、小山田圭吾など、大物アーティストらが期待を寄せる七尾旅人」
ってどこかに書いてあった。
名前知ってたけど、聴いたことなかった。
くるりのコンピレーションで知り合いあった土井玄臣さんがおすすめ〜といってたので聴いてみた。
本当だ、いい。
というわけで、ずっと聴いてる

土井さん、ありがとう。

第107回 おすすめの1枚
(2006/3/14)

 大友良英 (Otomo Yoshihide’s New Jazz Orchestra)ONJO 発売年:2005年

大友良英を知ったのは、菊地成孔のアルバムから。
何か響くような引っかかるような、いいギター弾かはる人やなーと思ってました。
これ昨年でたCD。この空気感、何と言ったら良いのでしょ。音響ジャズって言われているみたいやけど。
僕には、日本の雅楽の雰囲気がチラリン見える。
カヒミ・カリィ、浜田真理子のヴォーカルがフワリフワリと絡んできて、なんともいえん
なぁ。

第106回 おすすめの1枚
(2006/2/1)

 Lula Cortes E Ze RamalhoLula Cortes E Ze Ramalho 発売年:1975年

ブラジル産アシッド・サイケの奇跡的名盤らしい。色んなところで絶賛されていたのでCD買ってみた。
LPはコレクターの間で、100万単位の取引がされる極レア盤とのこと。ブラジルでは有名らしい。
〜で聴いた瞬間、噂どおり、たしかにブラジルの密林ジャングルに飛ばされた。
Ze RamalhoとLula Cortesによるジャンル分け不可能な音。即興的であり、よく計算されている風にも思え、
フィールド録音で川のせせらぎを緩やかに奏でたと思えば、ヘビーなファズギターが突然にゅっと出てくる。
密林で演奏されるフリージャズといったところか。
何とも形容しにくく、巨大なモノを感じるぞえ。



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