第93回 おすすめの1枚
(2004/12/1)

Heron 「Heron」 発売年:1970年

「木漏れ日のフォーク」といえば、ヘロン。
なんかペロンとした名前がとても好きです。
全曲、野外録音で、いいーかんじです。
鳥の声やら風の音やら色々うしろで聞こえて、なんとも気持ちぇ〜。
曲がまたいいんだ、これが。

第92回 おすすめの1枚
(2004/10/15)

湯川潮音 「逆上がりの国」 発売年:2004年

たまには日本のモノを。
ポラリスのメンバー、くるりの岸田繁さん、ハナレグミの永積タカシさんが絶賛する〜
というだけで音を聞いてみたくなります。
そんでもってアレンジ&プロデューサーが鈴木惣一朗さん。
たしかによい。
1st full albumにしてこの完成度。声がすばらしい、曲もいいし、うしろで鳴っている音がまたグ〜。
Vashti Bunyanっぽくて好きだわ。
ボクの今の気分にぴったりです。

第91回 おすすめの1枚
(2004/9/10)

Gaby Kerpel 「Carnabailito」 発売年:2003年

昨年、日本にきて多くの観客を熱狂させた舞台「ビーシャ・ビーシャ」。
水と光が交差する中で、乱打されるパーカッションと電子音を組み合わせた、エスノ・テクノ音楽世界。
その音楽を担当したのが、アルゼンチンのミュージシャン、ガビー・ケルペル。
このCDもオモロイ。なんともエスニック、南米なカンジ。
本国アルゼンチンでは、音響派として扱われているみたいだけど、ちょっと違うような気がする。
アルゼンチンの伝統楽器を使いながらも、ユニークなグルーブを作っている。オモロイです。

第90回 おすすめの1枚
(2004/8/10)

Bert Jansch & John Renbourn 「Bert & John」 発売年:1966年

ちょーしぶのCDじゃ。
ペンタングル結成のきっかけとなったアルバム。
アメリカのフォークというと、ブルースが土台になってることが多いようだけど、イギリスは違うのね。
レッド・ツェッペリンのアコギ曲を聴いてから、これ聴くと、ジミー・ペイジがなにげに影響されているのが、なるほどわかる。
12曲入っているけど、すべて2分以内の曲なので、飽きずに最後まで聞ける。(10曲はインスト)
ナイスですねー。

第89回 おすすめの1枚
(2004/7/28)

Kelly Joe Phelps 「Shine Eyed Mister Zen」 発売年:1999年

アコギ・ラップスライド選手権なるものがあれば、かならずや上位に食い込むであろう達人。
かっちょいい。
最近はバンドスタイルへ変わってしまったけど、初期の弾き語りの方が、えーよーと思うのはボクだけなのだろか?
ちなみのこのアルバムは、全編、弾き語りスタイルでR。

第88回 おすすめの1枚
(2004/6/25)

Ry cooder & Manuel Galban 「Mambo Sinuendo」 発売年:2003年

キューバの伝説的なギタリスト、マヌエル・ガルバンとライ・クーダーの何とも気持ちの良いインスト盤。
伝統的なキューバ音楽かと思いきや、うむうむ〜色んな音が聞こえてくる。
かなり遊んでるカンジじゃのう。
ガルバンが得意とする怪しげなムード歌謡も健在〜。
砂浜で寝そべって、ききたい。

第87回 おすすめの1枚
(2004/6/10)

Souad Massi 「Deb」 発売年:2003年
フランスを拠点に活動するアルジェリア出身のスーアド・マッシ。
アルジェリアのジョーン・バエスといわれてるらしい。
アラブ、フラメンコ、シャービ、ファド、リンガラ〜な雰囲気にいきなりノック・アウト。
良くできているぞょ。これぞ、ワールド・フォーク。
後半にいくにしたがって、透明感が増してくる。
前半のカンジも後半のカンジも大好き。

第86回 おすすめの1枚
(2004/5/15)

ジプシーのうたを求めて〜沙漠に生きる漂泊の芸人たち(インド・ラージャンターン州) 発売年:2002年
ヨーロッパを中心に拡散しているジプシー。
彼らの故郷は、インドの北西部にあるという。
千年以上前に何らかの理由でインドから移動を開始したジプシーたち。
このCDは、彼らの起源であるインド北西部、ラージャスターン州を中心に旅しながら、出会ったジプシー達の歌声を、ポータブルDATを使って録音したもの。
なので、音が割れたり、鳥の声、ジェット機の音、風の音もリアルに入っている。
そのリアルさがとても気持ちいい。目の前で演奏しているかのよう。
ちなみにこれは、日本人による企画。解説書も良くできています。
このCD、とても気に入っております。

第85回 おすすめの1枚
(2004/4/25)

Juana Molina 「Segundo」 発売年:2001年
2000年あたりからジワジワ注目されている「アルゼンチン音響派」。
でもアルゼンチン国内では、まだまだアンダーグラウンドな存在らしい。
本国ではコメディエンヌとして有名な「フアナ・モリナ」。
アコースティックの響きと、浮遊する電子音が絶妙に混じり合い、彼女のやわらかい声がのっかる。
なーんか、気持ちヨカよ

第84回 おすすめの1枚
(2004/4/5)

Muddy Waters 「Electric Mud」 発売年:1968年
名盤とされてるけど、賛否両論あるみたい。
マディのマジメなファンは、このアルバム嫌いみたいなんです。
内ジャケ写真のマディのヘア・スタイルは笑えるけど、ちょーカッコイイ。
後のマイルス・デイヴィスとの活動でしられるピート・コージーのクレイジー・ギターがまた最高。
ミスろうが、ハズそうが、弾きまくるあなたが、ボクは大好きです。

第83回 おすすめの1枚
(2004/3/15)

おおはた雄一 「すこしの間」 発売年:2004年
年間、280本くらいライブをやってるなんて、ホントすごいなぁ。ジャケットのバックはライブ・バー西だ。すばらしい。
ギター1本で弾き語りをやっている人は多いと思うけど、彼ほどスタイルを確立している人は少ないと思う。独特な弾き方で、なんかグルーブしてるギター、そこに語り口調の歌がのると、目の前にパーっと風景が浮かんでくる。
素敵だなぁ。

第82回 おすすめの1枚
(2004/2/20)

Sarah Jane Morris 「August」 発売年:2003年
英国のソウル〜ジャズ・シーンから出てきた人なんだけど、本国よりイタリアで支持を集める、サラ・ジェーン・モリス。これはイタリアのジャズ系レーベルから発売された通算5枚目。
マーク・リーボウのギターとのデュオ形式で、ロック〜ソウル〜ジャズからカヴァー中心の選曲となっている。全体的にブルージィーな手触り。
ボクのお気に入りは7曲目。リズムループにノイズ、フォーキー&ソウル、スウィング&ジャズの3本のギターが心地良く重なり、マーク・リーボウ節が全開になっている。

第81回 おすすめの1枚
(2004/2/1)

Simon & Garfunkel 「Sounds Of Silence」 発売年:1966年
ボクがギターで初めてコピーした曲は「サウンド・オブ・サイレンス」です。なつかすぃー。
アコギ・マガジンで特集組まれていたので取り上げてみました。
6曲目のインスト「アンジー」はイギリスのアコギ・ギタリスト、デイヴィー・グレアムの曲。デイヴィー・グレアムは、ブルースとジャズと中近東エスニックをごちゃ混ぜにしたスタイルのギタリストで、ボクは大好きな人です。
このアルバム、イイ曲たくさん入っていますが、ボクが一番気に入っているのは、ジャケットの写真です。

第80回 おすすめの1枚
(2004/1/10)

Shuggie Otis 「Inspiration Information」 発売年:2001年
1974年制作の再発モノ。シカゴ音響派といわれる人の中でマスターピースとされているアルバム。
74年当時はあまり評価されなかったけど、再評価されているらしい。
確かに今の方がウケるかも。ゆるーい感じのグルーブで気持ちよか。
最近、こればっかり聴いている。


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