更新日:2022年1月24日
資格スクエアの司法書士講座は、2021年8月末をもって、販売終了となりました。
資格スクエアの司法書士講座については、司法書士通信講座おすすめランキングのページでおすすめNo.6でご紹介している通信講座です。
講師は、カリスマ講師と呼ばれる「三枝りょう」先生が担当しているにもかかわらず、運営側の方針や教材・システムなどと噛み合わず、三枝講師の力が発揮できていないように感じます。
このページでは、資格スクエアの司法書士講座の概要や、どのような点が優れているのか、また、どのような点が残念なのかについて、掘り下げてご紹介していきますので、評判・口コミのひとつとして、参考にしていただければと思います。
【執筆者】 |
![]() 執筆者紹介 |
資格スクエア司法書士講座の概要
まずはじめに、資格スクエアというのがどのような会社なのか、ご紹介しておきたいと思います。
資格スクエアは、2013年に開講した、スマホ等によるオンライン学習サービスを提供する予備校で、司法書士講座は2014年から開始しています。
「必要な学習を、適正な価格で。」を第一に掲げ、多数の実績を誇る講師と効率的な学習システム、万全のサポート体制で合格へと導くことを信念にしています。
資格スクエアでは、合格に不必要な「大きな校舎」「広告宣伝費」などは大胆にカットし、合格に必要な「テキスト」「問題演習」「講義」「サポート体制」に費用の大部分を投資することにより、価格を抑えつつ質の高い学習を提供しています。
資格スクエアは、講義は全てがオンラインで、テキスト参照や問題演習も、パソコンはもちろん、通勤・通学中やちょっとした待ち時間にも、スマホさえあれば「いつでもどこでも」学習できることが特徴ですね。
司法書士の通信講座
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通信講座のラインナップ/受講料
逆算思考の司法書士合格術(逆算プラン)【2022年向け】 逆算思考の司法書士合格術(逆算プレミアム)【2022年向け】 逆算思考の司法書士合格術(独学プラン)【2022年向け】 |
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公式サイト
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- 「スタディング」との比較ページはこちら⇒司法書士のスマホで学べるオンライン通信講座を徹底比較!【スタディングvs資格スクエア】
資格スクエア司法書士講座を徹底レビュー!
それでは、資格スクエア司法書士講座について、講座を構成する以下の項目ごとに、詳しくレビューしていきたいと思います。
- 講義・講師
- カリキュラム
- 教材(テキスト・問題集)
- eラーニング
- 合格実績
- サポート体制
- 受講コース
講義・講師
資格スクエア司法書士講座の講師は、各社の資格予備校(LEC、クレアール、小泉司法書士予備校)で講師を務めてきた受験指導歴17年以上のカリスマ講師「三枝りょう」先生が担当しています。
そして、大手資格予備校並みのインプット講義時間数(360時間)を確保し、初学者からわかりやすく丁寧に講義をしてくれます。(※この講義は、資格スクール大栄にも提供されています。)
講義は、通信講座専用に収録され、ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書しながら解説するスタイルとなっています。
カリキュラム
資格スクエアの司法書士講座では、まず、「基礎講座(講義:360時間)」で択一・記述式ともに合格に必要な知識を身につけながら、これと並行して、「択一式過去問アプリ(過去10年分)」と「択一式過去問題集(過去5年分)」を使って問題演習を行うことで、知識の定着を図ります。
そして、「記述対策講座(講義:35時間)」で、基礎編・応用編・過去問編の3つのステップを経て、過去問が解けるレベルまで記述対策を行います。
また、「記述式添削」では、過去5年の過去問(10問)について、添削を行い、本試験で記述式試験の点数を伸ばすコツを伝授。
そして直前期には、「直前対策講座(講義:6時間)」で翌年度の出題を徹底予測して知識の総整理を行い、AIによる出題予測「未来問模試」で、オンライン上で模擬試験を受験して総仕上げを行うというカリキュラムになっています。
教材(テキスト・問題集)
テキストと問題集は、「基礎講座」で使用される「基礎テキスト」と、自習用の「択一式過去問アプリ」、「択一式過去問題集」が使用されます。
この基礎テキストと同一内容が、オンラインレジュメとして講義画面に表示されるようになっています。
2021年向け講座までは、基礎テキスト(冊子版)はオプション販売でしたが、2022年向け講座からは、冊子版も標準提供されるようになりました。
「基礎講座」は、講義動画とオンラインレジュメとで構成されており、21段階の倍速機能や、オンラインレジュメに加筆、修正、マーカー等ができるマイレジュメ機能、オンラインレジュメから条文にリンクする条文リンク機能など、学習を効率化させるツールが搭載されています。
この講義画面では、画面が講義動画部分とレジュメ表示部分とに分割表示されますので、講義を聴きながら、レジュメをスクロールさせて参照することができます。
このオンラインレジュメ(基礎テキスト)は、ほぼ白黒のものになっており、編集も単調でメリハリがなく、ただズラズラと文章で解説されているといった印象です。
内容的には、判例や先例なども詳しく掲載されていますので、かなり網羅的なテキストになっていると思います。ですので、あまり初学者に優しいテキストとは感じられませんね。
「択一式過去問アプリ」は、過去10年分の過去問を一問一答式のテーマ別に収録した過去問演習アプリです。
個人の理解度に合わせ、復習優先度を自動的に振り分ける機能が搭載されています。
この機能は、脳科学研究者である池谷裕二氏(東京大学教授)監修のもと開発されたもので、合格への学習を効率化させる脳科学ラーニングシステム(特許取得済み)となっています。
「択一式過去問題集」は、過去5年分の一般的な過去問集ですね。
eラーニング
上述のとおり、資格スクエアの司法書士通信講座は、講義視聴、テキスト参照、問題演習などすべての教材をオンラインで利用できる形態です。(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可)
合格実績
資格スクエアの司法書士通信講座は、開講してからまだ年数も浅いことから、合格実績は公表されていません。
公式サイトに、平成28年度試験について1名の「受講者の声」が掲載されており、今後、合格者の数も増えていくものと思われます。
なお、カリスマ講師「三枝りょう」講師としての合格実績は、十分にあります。
サポート体制
講義内容の不明点などに関する質問については、システム内の画面からワンクリックで質問を送信できるようになっています(ただし、質問に対しては、講師ではなく、司法書士試験合格者が回答するとのことです。)
さらに、合格コンサルタントによるフォローアップ(月1回の電話又はメールによる学習相談、随時電話又はメールによる学習相談)を受けることもできるなど、充実したサポート体制を備えています。
受講コース
資格スクエアの初学者向けの通信講座として、「逆算思考の司法書士合格術」が用意されています。
これは、「逆算プレミアム」、「逆算プラン」、「独学プラン」の3つのプランに分かれています。
逆算プランがスタンダードなプランとなっており、これに、月2回のテレビ電話の質問対応を付加したものが逆算プレミアムで最上位プランです。
一方、逆算プランから、添削・質問対応・フォローアップといったサービスを削ったものが独学プランとなっています。
ちなみに、この「逆算思考の合格術」というものは、2022年向け講座から新たに採り入れられたものです。
これは、「受験生」、「合格者」、「試験」の3つから逆算し、合理的に合格を目指すという考え方ですが、その実体は、アウトプットを十分に行うことや、満点ではなく合格点を目指すこと、同じ問題を繰り返し演習することなど、ごく当たり前のことしか言っていませんので、この合格術については特に気にする必要はないかと思います。
講座名・価格 |
逆算思考の司法書士合格術(逆算プラン)【2022年向け】 逆算思考の司法書士合格術(逆算プレミアム)【2022年向け】 逆算思考の司法書士合格術(独学プラン)【2022年向け】 |
公式サイト | 資格スクエア司法書士講座 |
資格スクエア司法書士講座まとめ
資格スクエアの司法書士講座では、講義は司法書士受験指導界のカリスマ講師(三枝りょう講師)が担当し、大手資格予備校並みの充実した講義時間数を確保し初学者向けに丁寧に解説してくれます!
そして、全ての教材をスマホで利用でき、特許取得の「脳科学ラーニング」をはじめとしたオンライン学習サービスも大きな特長です。
さらに、質問対応やフォローアップなどのサポート体制も充実されました。
ただし、テキストが白黒で、編集も単調であるため、あまり初学者に優しい教材ではないように感じます。
また、資格スクエアは、開講して年数も浅く合格実績が少ないというところも減点対象となりますが、三枝りょう講師は、カリスマ講師としてこれまでに多数の合格者を輩出していますので、その点は心配無用です!
資格スクエアは、「優れた講義」と「eラーニングによるアウトプット学習」が最大の魅力ですので、充実した講義でしっかり理解しながら、スキマ時間を活用できる通信講座を検討されている方には、資格スクエアをおススメします。
まとめ表
![]() ⇒ 資格スクエア 公式サイト |
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受講料 | 逆算思考の司法書士合格術(逆算プラン)【2022年向け】 [Web] ※逆算プレミアム(月2回テレビ電話の質問対応付): ※独学プラン(添削・質問対応・フォローアップなし): |
カリキュラム | 【インプット】 ・基礎講座(講義:360時間) ・直前対策講座(講義:6時間) 【アウトプット】 ・択一式過去問アプリ(過去10年分) ・択一式過去問題集(過去5年分) ・記述対策講座(講義:35時間) ・記述式添削(過去問10問) ・未来問模試 |
講義時間数・講義スタイル | INPUT講義:366時間 講義は通信講座専用に収録。ホワイトボードの前に立ち、適宜、板書して解説。画面は講義動画部分とテキスト表示部分とに分割表示 |
テキスト | 白黒冊子版テキスト ※同内容をオンラインで参照可/オリジナル |
eラーニング | すべての教材をオンラインで利用できる形態(スマホ、タブレット、パソコンいずれも利用可) 講義視聴、レジュメ参照、問題演習 |
合格実績 | 公表なし |
サポート体制 | ・講義画面からワンクリックで質問送信可能(司法書士試験の合格者が回答) ※逆算プレミアムでは、月2回テレビ電話による質問対応あり。 ・合格コンサルタントによるフォローアップ(月1回の電話又はメールによる学習相談、随時電話又はメールによる学習相談) |
セールスポイント! | ★各社の資格予備校にで引っ張りダコのカリスマ講師が講義を担当し、資格スクール大栄にも講義を提供!(過去にLEC、クレアール、小泉司法書士予備校で講師を務めたカリスマ講師「三枝りょう」先生) ★講義のほか、問題演習、レジュメ参照など全ての教材をスマホで利用できるオンライン学習サービス ★特許取得の脳科学×ITによる問題演習機能、マイレジュメ機能(オンラインレジュメに加筆、修正、マーカー等ができる)、条文リンク機能(オンラインレジュメから条文へリンク)などの優れたeラーニングシステム! ★講義画面からワンクリックで質問可能! ★合格コンサルタントによるフォローアップ! |
総合評価 |
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