2『見ないとは』
しつけを行う際は、犬を見ないでしつけを行うと言うこと。実際に犬を全く見ないことではなく、視野に入れて犬を見て見ないふりをする。何故、見てないふりをするのか、これは犬の習性によるもの。犬は群れを作って生活し、その群れの中で順位付けを行い、下位の者は上位の者の行動を見て、上位の者の行動に従う。上位の者は下位の者を見ない。見ない事がリーダーシップに繋がるので、リーダーとならなければならない飼い主は、犬を見てはいけない。もし、いつも犬をみつめていたら、犬は視線を感じ、「この飼い主はいつも僕の方ばかり見ているぞ、きっと、僕の方が上位なんだ!」と思い、犬がリーダー(ボス)となり、主従関係が逆転してしまう。
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