林業労働安全 2021

兵庫労務安全教育研究会




メールで

mmm2010sw@ares.eonet.ne.jp


お気軽に問い合わせください。


林業安全指導者
吉村由紀夫

(直ちに、或いは出張から戻り次第ご返事いたします。土日のメールにつきましても直ちにご連絡いたします。) 


事務所ご案内
直近の予定等


安全衛生診断等申込書

林業労働安全指導者 2021




林業事業体安全診断
 小規模事業場では、事業者自らが、或いは安全衛生推進者に権限を与えて労働安全衛生法第1条目的にうたわれている
労働災害防止のための危害防止基準の遵守
責任体制の明確化
自主的活動の促進の措置
を総合的計画的に推進するべき、を指導しなければなりません。

 まずは、事業場トップは、これらを「事業場トップの方針」として「俺はやる、みんなと」ということを表明して下さい。
「みんなと」という箇所が重要です。
 次に、自ら、或いは、担当者は何をすべきか、これは、労働安全衛生法第10条が参考になります。
 

労働者の危険又は健康障害を防止するための措置
労働者の安全又は健康のための教育
健康診断の実施その他健康の保持増進のための措置
労働災害の原因の調査及び再発防止に関すること
リスクアセスメント
(事業場における危険性・有害性の調査及び調査結果に基づく措置)
安全衛生に関する計画の作成、実施、評価及び改善に関すること


労働者の危険又は健康障害を防止するための措置

 労働災害防止のための危害防止基準、すなわち関係法令の遵守のためには、関係法令をよく承知していることは当然です。

作業手順の確立と作業方法の改善

作業環境の改善

安全点検体制の確立と安全点検の実施
 安全点検体制については
  暑熱・強風など天候チェック
  その日の体調のチェック
  重機の作業開始前、月例、年次点検
労働安全衛生法施行令  定期に自主検査を行うべき機械等
第十五条 法第四十五条第一項の政令で定める機械等は、次のとおりとする
一 第十二条第一項各号に掲げる機械等、第十三条第三項第五号、第六号、第八号、第九号、第十四号から第十九号まで及び第三十号から第三十四号までに掲げる機械等、第十四条第二号から第四号までに掲げる機械等並びに前条第十号及び第十一号に掲げる機械等

九 別表第七に掲げる建設機械で、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走することができるもの
三十三 不整地運搬車
三十四 作業床の高さが二メートル以上の高所作業車
車両系木材伐出機械とは、労働安全衛生規則に定義されています。当該装置を用いて作業を行うときは、あらかじめ、調査を行い(151条の88)、知り得たところに適応する作業計画を定め、かつ、計画により作業を行い(151条の89)ます。複数の労働者による場合は作業指揮者(151条の90)に指揮させます。


立入禁止(151条の96)は重要な安全措置です。保護棒の着用も必要です。(151条の107)

作業開始前、月例、年次点検
1年を超えない期間ごとに1回、定期に法定項目について「検査」が必要(151条の108)。1月を超えない期間ごとに1回、定期に月次検査が必要(151条の109)、その日の作業開始前に点検が必要(151条の111)です。


(定義)

第百五十一条の八十四 この省令において車両系木材伐出機械とは、伐木等機械、走行集材機械及び架線集材機械(機械集材装置又は簡易架線集材装置の集材機として用いている場合を除く。以下この節において同じ。)をいう。

伐木等機械

 労働安全衛生規則第36条(特別教育」で定義) 六の二 伐木等機械(伐木、造材又は原木若しくは薪炭材の集積を行うための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務

走行集材機械
六の三 走行集材機械(車両の走行により集材を行うための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務

簡易架線集材装置
七の二 簡易架線集材装置(集材機、架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、動力を用いて、原木等を巻き上げ、かつ、原木等の一部が地面に接した状態で運搬する設備をいう。以下同じ。)の運転又は架線集材機械(動力を用いて原木等を巻き上げることにより当該原木等を運搬するための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務




  刈払機・チェーンソー等の振動工具点検
  
こちら)振動災害総合対策要綱の第1の3により取扱いに習熟した者等のなかから「振動工具管理責任者」を選任し、責任者は振動工具の周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値、毎日の点検結果等を振動工具台帳に記載します。

 作業環境の改善については
  重筋作業
  急傾斜地であること
  毒虫(防蜂ネット、吸引器具、スプレー、エピペン注射)
 蜂対策として全員にエピペンを持たせていると書かれている診断結果報告書がありますが、エピペンは医師の処方によりアレルギー反応陽性者にのみ販売されます。エピペンを自己注射したとしてもあくまで応急措置であって必ず医師の診療を受けことが求められます。処方に当たっては、(こちら)ビデオ学習が求められます。
 陽性かどうかは、いくつかの種類の蜂ごとに検査があって、それぞれのポイントをみます。もともと、そばアレルギー、エビアレルギー、小麦などのアレルギーを持つ人は蜂に関しても陽性とされやすいのではないかという噂です。
 労働安全コンサルタントは蜂についてエピペンが万能のような指導をすべきではありません。2020年、蜂で命を落とした方が出たという。



  夏場のチェーンソー防護衣
  高所での作業
  昇降時の安全対策
  チェーンソーなどの騒音・振動
平成21年7月10日付け基発0710号第1号
チェーンソー取扱い作業指針についてこちら
第1の2の(2)「振動工具管理責任者」を選任し、チェーンソーの点検・整備状況を定期的に確認させる。
3(2) チェーンソーの「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」を取扱い説明書等から把握し、日振動ばく露値A(8) を求めて、日振動ばく露限界値5.0m/s2を超えることがないようにする。日振動ばく露限界値5.0m/s2に対応した「振動ばく露限界時間TL」は、当面、1日の振動ばく露時間を2時間以下とする。
3(3)チェーンソーの一連続の振動ばく露時間は10分以内とする。
5(5)耳栓をする。保護具を支給する。
昭和50年10月20日基発第610号
「チェーンソー取扱い業務に係る健康管理の推進について」
こちら
1 健康管理の区分(管理A,管理B,管理C)で、管理Cの者はチェーンソーの取扱い業務に従事することは避け、医師の指示により必要な療養を受ける。




  高密路網 道路開設機械
  高性能林業機械のキャビンは空調がある
  道路支障木の伐採、スイングヤーダによる集材
  休憩場所の設置


 作業手順の確立と作業方法の改善
  作業計画の作成
(地形、地盤、原木の形状等の調査及び評価で、作業方法を決定する。)
  作業手順の作成
(合図、立ち入り禁止範囲、作業指揮者、誘導者を)

  習得度自己チェック表の導入
  安全パトロール時に作業手順からのズレをチェック

 
労働者の安全又は健康のための教育
労働安全衛生規則第36条 特別教育
6の2 伐木等機械(伐木、造材又は原木若しくは薪炭材の集積を行うための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
6の3 走行集材機械(車両の走行により集材を行うための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
機械集材装置(集材機、架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、動力を用いて、原木又は薪炭材(以下「原木等」という。)を巻き上げ、かつ、空中において運搬する設備をいう。以下同じ。)の運転の業務
7の2 簡易架線集材装置(集材機、架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、動力を用いて、原木等を巻き上げ、かつ、原木等の一部が地面に接した状態で運搬する設備をいう。以下同じ。)の運転又は架線集材機械(動力を用いて原木等を巻き上げることにより当該原木等を運搬するための機械であつて、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走できるものをいう。以下同じ。)の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
チェーンソーを用いて行う立木の伐木、かかり木の処理又は造材の業務
40 高さが二メートル以上の箇所であつて作業床を設けることが困難なところにおいて、昇降器具(労働者自らの操作により上昇し、又は下降するための器具であつて、作業箇所の上方にある支持物にロープを緊結してつり下げ、当該ロープに労働者の身体を保持するための器具(第五百三十九条の二及び第五百三十九条の三において「身体保持器具」という。)を取り付けたものをいう。)を用いて、労働者が当該昇降器具により身体を保持しつつ行う作業(四十度未満の斜面における作業を除く。以下「ロープ高所作業」という。)に係る業務
41 高さが二メートル以上の箇所であつて作業床を設けることが困難なところにおいて、墜落制止用器具(令第十三条第三項第二十八号の墜落制止用器具をいう。第百三十条の五第一項において同じ。)のうちフルハーネス型のものを用いて行う作業に係る業務(前号に掲げる業務を除く。)

作業主任者を選任するべき業務(施行令第6条)
次のいずれかに該当する機械集材装置(集材機、架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、動力を用いて、原木又は薪炭材を巻き上げ、かつ、空中において運搬する設備をいう。)若しくは運材索道(架線、搬器、支柱及びこれらに附属する物により構成され、原木又は薪炭材を一定の区間空中において運搬する設備をいう。)の組立て、解体、変更若しくは修理の作業又はこれらの設備による集材若しくは運材の作業

原動機の定格出力が七・五キロワツトを超えるもの

支間の斜距離の合計が三百五十メートル以上のもの

最大使用荷重が二百キログラム以上のもの
 木材加工用機械(丸のこ盤、帯のこ盤、かんな盤、面取り盤及びルーターに限るものとし、携帯用のものを除く。)を五台以上(当該機械のうちに自動送材車式帯のこ盤が含まれている場合には、三台以上)有する事業場において行う当該機械による作業
十二 高さが二メートル以上のはい(倉庫、上屋又は土場に積み重ねられた荷(小麦、大豆、鉱石等のばら物の荷を除く。)の集団をいう。)のはい付け又ははい崩しの作業(荷役機械の運転者のみによつて行われるものを除く。)



就業制限に係る業務
 つり上げ荷重が一トン以上の移動式クレーンの運転(道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)第二条第一項第一号に規定する道路(以下この条において「道路」という。)上を走行させる運転を除く。)の業務
十一  最大荷重(フオークリフトの構造及び材料に応じて基準荷重中心に負荷させることができる最大の荷重をいう。)が一トン以上のフオークリフトの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
十二  機体重量が三トン以上の別表第七第一号、第二号、第三号又は第六号に掲げる建設機械で、動力を用い、かつ、不特定の場所に自走することができるものの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
十三  最大荷重(ショベルローダー又はフォークローダーの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいう。)が一トン以上のショベルローダー又はフォークローダーの運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
十四  最大積載量が一トン以上の不整地運搬車の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務
十五  作業床の高さが十メートル以上の高所作業車の運転(道路上を走行させる運転を除く。)の業務



安全管理体制の確立と職務の遂行
 小規模事業場なので「安全衛生推進者」の養成及び選任が必要であることを指摘していますが、権限の付与及びどのように職務を行うかにまで踏み込んでの指導ができていません。
 なら、どうするのか、

同業他社における災害発生状況
1 梅雨明け前、作業者が気分が悪くなり休憩させていたが、けいれんを起こしたためドクターヘリを要請した。

熱中症が疑われ病院に搬送されたが、ダニによる症状であると診断された。

造林作業中にスズメバチに30か所刺された。エピペンを自己注射した。殺虫剤は持参していた。
2 合図なくスイングヤーダ―に近づいたことをオペレーターは認識したが、作業しやすいようにおもんばかってアームを動かしてやったところ、側頭部に接触してしまった。
3 幹に蔓(つる)が巻き付いていたが、確認・対応することなく伐倒。思わぬ方向に倒れ激突した。

直径40pのヒノキを斜面で伐倒中、伐倒木が反転して跳ね上がり、作業者のあごに激突した。
4 トラックに木材を積み込むときに、不要な枝払いをチェーンソーで行った。雨のために、幹に当てた刃が滑り手を負傷した。

竹の伐採中にチェーンソーがキックバックした

停止させずにチェーンソーを抱えて移動中に転倒、このとき刃に触れた。
5 斜面を移動中転倒した。

傾斜がきつい斜面で斜め切りしているときに転倒した。
トラックの荷台で固定の作業中に、姿勢を崩し、落ちそうになったので、思い切って飛び降りたところかかとを骨折し3か月休業した。




林業労働安全指導者


お問い合わせ

メール(mmm2010sw@ares.eonet.ne.jp)又は

電話(090-5882-3271)にお気軽に ご連絡願います。

兵庫労務安全教育研究会