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 構想はずいぶん前からあるのですが、なかなか実現できずに約3年が経過してしまいました。
 旋盤購入以来、機械や工具類を少しずつ購入してようやくエンジンを製作する環境が整ってきたので、一念発起?してエンジンの製作を開始しようと思います。試作1号機の仕様は空冷2サイクル単気筒ディーゼル、排気量0.2ccで、今後、製作するエンジンのベースにしようと考えています。夢のまた夢ですが、いずれは水冷2サイクルV型10気筒ディーゼル、排気量2.0ccが製作できればと思っています。

 いままで模型エンジンを使ったことはあっても作った経験などありませんので、研究用に模型ディーゼルエンジンを調達しました。写真上はAE0.2ccでヤフオクで入手、写真下はDC Bambi 0.15ccでタイニークラフトさんから購入しました。市販の模型エンジンでは私の知る限り世界最小です。
 グローエンジンは中学生の頃(ずいぶん昔のことになってしまいましたが)に使っていましたので始動に戸惑うことはないのですが、ディーゼルは今回が初めてです。AE0.2ccは、最初、何度やっても始動後すぐにエンストしてしまいましたが、何のことはないニードルを絞りすぎていたようです。マニュアルどおり開いたつもりでしたが、試しに開き気味にすると簡単に連続運転しました。













 グローエンジンよりも圧縮比が高く、かぶり気味になるとコンロッドを破損しますのでそれに注意すれば、グローエンジンと違ってプラグヒート用の電源も不要で簡単かもしれません。結構トルクがあり、049用のプロペラを難なく回します。

 ブレークインも終わり、素性がわかったところで、次はエンジン各部の寸法を測り、設計の参考にします。
 DC Bambi 0.15ccは未だに新品のままで、始動すらしていません・・・(汗)

 ようやく構想図ができました。
 ボア×ストローク 6mm×8mm、排気量約0.2cc、空冷単気筒ディーゼル、ピストンバルブ方式です。今時、ピストンバルブにする理由は、多気筒化を前提としているためです。他の吸入方式だと構造が複雑になります。
 キャブレターが書いてありませんが、左側面の穴が取り付け位置になります。排気口は反対側です。後面ではなく側面にあるもの多気筒化のためです。
 
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