アマ小説家はつらいよ!

(注) 以下の文章にはたいした内容はありません。お急ぎの方、「あぶない刑事」なんか全く興味がないという方、どうぞ別ページへ飛んでください。


◆第10回『あぶない刑事フォーエバー』◆

 『人生、腹の立つこともあるけれど、あぶデカが戻ってくることもある』

 というわけで、7年ぶりに帰ってきたあぶデカの映画、『あぶない刑事リターンズ』が9月14日から公開されています。まったく、この日をどんなに待ちこがれたことか! まだ映画は見に行っていないのだけど、もう待ちきれなくてサントラは買うわ、写真集は買うわ、見る前からこんな状態では、見た後はどうなるんだ?と我ながら恐ろしい気がするほど、現在ただ今の私は「あぶデカ」熱に浮かされております。

 そもそも。私が「あぶデカ」に出会ったのは高校3年の冬。受験を控えてあんまり楽しいこともなかった頃、英語の参考書を読んでる私の横で、弟がテレビを見ていました(私は「ながら人間」だったので居間でテレビを見ながら受験勉強をしていた)。「これ、おもろいねんで」と言いながら弟が見ていたその番組こそ、「あぶない刑事」だったのですが、私は「泣かないで」がはやった頃、「ザ・ベストテン」で舘ひろしさんが出てくるとチャンネルを変えてしまうくらい、舘さんが嫌いだったので、「ふうん」と見るともなしに見ていた……のですが。1時間が過ぎ、エンディングテーマが流れる頃には、すっかり「舘ひろしファン」になっていたのでした……(ああ、節操がない)。

鷹さん  でも。でもね。かっこよかったんだよー、すごく。んでもって、ストーリーがすんごいお洒落で面白くって、本当によかったんだよー。うん、どっちかって言うと、私は「舘ひろしさん本人」じゃなくて、舘さん扮する「鷹山敏樹」というキャラクターに惚れてしまったんだよね。黒いコートの後ろ姿に。

 元々のめり込みやすいタイプの私、坂を転がるように「あぶデカ」にとち狂っていき、TVシリーズはほとんど録画し、サントラを買い、映画はもちろん見に行き、シリーズが終わってしまうと「鷹山敏樹」の面影を求めて舘さんの出ている番組にチャンネルを合わせるということを、現在までしているのですね。まぁ、要するにただの馬鹿なんですけど。

 でも「あぶない刑事」はホントによくできたドラマだったんですよ。ただ洒落てるだけじゃなくて、刑事モノとしてのストーリー展開がとてもしっかりしていて、ついつい引き込まれてしまう面白さでした。主役の舘さんに柴田恭兵さん、浅野温子さん、仲村トオルさん、故中条静夫さん、そしてベンガルさんら脇を固める方々までホントに絶妙のコンビネーションで、あのキャスティングを考えた人はすごいと思います。あれだけセンスのいい、中身の充実したドラマは「鬼平犯科帳」ぐらいなもんでしょう(おいおい)。

 だから、どうせ戻ってくるんなら、TVシリーズに戻ってきてもらいたいよーと、切に、切に、思うのです。主役のお二人がまだアクションをできる間に……。


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