ひなたぼっこ


◆第108回『インターンとワクチンと新しいスマホ』◆ (2021.10)

 めでたく大学院生になったものの、コロナ禍のおかげで1学期(というか前期?)はほとんど学校に行っていなかった息子氏。バイト代がもらえるというTA(ティーチングアシスタント)の仕事も後期からのようで、先日「TAの書類でマイナンバーがいるんやけど」と言ってきた。

 息子氏、まだマイナンバーカードを作っていない。ていうか、我が家でカードを作ったのはいまだ私だけ。私は去年、マイナポイントに釣られて作った。市の窓口で写真撮影までやってもらったらひどい写りで(職員さんのせいではなく、そもそもの被写体が悪いわけだが(´Д`))、絶対に持ち歩きたくない、自分でも見たくない代物になってしまったんだけど、ともかく息子氏には「通知カード」しかない。そしてその通知カードはこちらにある。

 なので通知カードを写真に撮り、いつも彼宛の郵便が届いた時と同様、メールで画像データ送ればいいか、と思ったら、「写真ではなくコピーデータで欲しい」と言われ。「マイナンバーカード(あるいは通知カード)のコピーを提出」ということだったんでしょうねぇ、きっと。単にナンバーを書類に書くのじゃなくて。「いつまでに必要なの?」と聞くと「できれば明日の朝」。えーーー。もうちょっと余裕を持って連絡してこいよ。まぁ提出期限自体はもうちょっと先で、「明日学校に行く用事があるから、明日の朝までに送ってくれればついでに書類を提出できる、だから“できれば”」ということだったんだけど、「できれば」もう少し余裕を持って連絡してくれ、息子よ。お母さんだってそんなに暇では……暇では……暇だよっ

 別に、コピーデータ(というかスキャンデータ?どう呼ぶのが的確なのだろうか)を作るのは難しくはない。うちにはスキャン機能のついたプリンター、EPSONカラリオ君がある。スキャンしてPDFでも、スキャンしてjpgでも、お好み次第だ。

 ただ。

 プリンター、私のじゃないんだよな。私が使ってたカラリオは数年前におシャカになって(だいぶ古い機種だった)、もう内職もやってなくてプリンター使うことがほとんどないから、新しいのは買わなかった。年に一度、年賀状を印刷するだけなら義父のカラリオを使わせてもらえばいいや、と思って。

 なのでマイナンバー通知カードをスキャンするのも義父のを借りなければいけない。プリンターは1階、私のPCは2階。ノートPCとはいえいちいち持って降りるのは面倒なので無線接続で印刷できるようセッティングしてあるけど、無線でスキャンするのは初めてでちょっと緊張。でもやってみたらアホほどスムーズに、しかもあっという間にスキャンできた。えー、昔の機種、プレビューするだけですごい時間かかってたのに、今どきはこんなに素早くスキャンできるのか。技術の進歩すごい(そもそも昔の機種は有線接続しかできんかった)。

 ドヤ顔でPDFデータを送りつけ、「ちゃちゃっとデータで送れるお母さんすごいなー、頼れるぅ−」と自画自賛しました。はっはっはっ。

 お盆の帰省はほんの1週間ほど。6泊7日かな。いつも旦那さんが「なんでそんなちょっとしかおられへんのや!“忙しい”って何が忙しいねん」とボヤいてるんだけど、まぁこっちにいてもすることないもんね。いつもPCは持参してはるけど。今年はお盆明けにインターンで2週間ほど近畿某県に泊まり込む予定があって、13日の親族宴会の翌日、14日にはもうそそくさと帰らなきゃいけなかった。

 が、しかし。

 皆さん覚えていらっしゃるでしょうか。今年のお盆は大雨だったことを。おかげでしばらく涼しくてエアコン要らずで助かったけど、ちょうど14日の日、大雨で早々にJRがギブアップして、息子氏大阪に戻れない。うちの辺は言うほど降ってなかった気がするんだけど(むしろ16日ぐらいにあったゲリラ豪雨の方がとんでもなかった)、あの時ってなんであんな大雨だったんだっけ? 台風ではなかったよね??? もうすっかり記憶がない……。ともあれ電車は全部止まってて、動く気配がない。なので旦那さんが車で送っていくことに。「雨の高速道路」というのもなかなかリスキーで心配だったけど、道中さほど土砂降りにはならず、無事行って帰ってきた。JRは最終的に「終日運転取りやめ」になってしまったので、車で帰って正解。安全のためには仕方ないとはいえ、JRが止まると他に公共交通機関がないに等しい滋賀県、もうちょっとがんばってほしいなぁ。

 14日のうちに大阪に戻って、15日は片づけと準備、そして16日からインターン。

 これまた心配でしたよ。この時期にあちこちから学生を集めて泊まりがけのイベント。コロナ対策的に大丈夫なの!? 大阪や東京には緊急事態宣言が出て、「県をまたいでの移動は控えて」と言われていたのに。企業側も一旦は「延期」というアナウンス出したみたいなんだけど、結局延期できずに決行。うーん、学生の側も夏休みでないと難しいのはわかるけど、保護者としてはねぇ。オンライン開催が無理ならいっそ中止にしてほしかった。でも息子氏、「長期インターンは大学の単位になるので中止になったら困る!」と。「えー、安全より単位なの?」「そらそうや、学生にとって単位は最優先!」 そういうもんかぁ。まぁ学部の時にあわや留年、って経験してるしなぁ。もちろん保護者としてもこれ以上在学年数が延びて学費その他がかさむとしんどいのはしんどいですけども。

 で、緊急事態宣言中のインターン、参加者には事前のPCR検査陰性証明が必要ということで。16日から始まるので、その数日前の時点での陰性証明。前述したとおり、息子氏はインターン前の14日まで帰省していたので、こちらでPCR検査を受けないといけなかったわけです。え? どうすんの? 例の怪しげな郵送検査を利用するの??? 大阪市内ならいくつかその場で唾液採取して検査するPCRセンターがあるみたいだけど、14日、大阪に戻る際に立ち寄って検査できる??? どっちにしてももうあんまり日がないけど???

 イラチで段取り人間の私には息子氏があまりにのんびりしてるように見え、やきもきしましたが、結局12日ぐらいにドラッグストアに検査キットを買いに行き。最初に思ってたのとは違う「安い方」を買ってきて、また「大丈夫なのか」とやきもき。費用は後で企業に精算してもらえるのに、なぜそこでケチるのか……。最終的には期日に間に合って検査結果を受け取ることができたけど、かなりギリギリだったもよう。でも正直な話、こんな検査何の意味もないよね。無症状者へのPCRって、その時点で「陰性」だったからって今日陽性じゃない保障にはならないわけで、まして郵送検査だと検体は数日前のもの。そもそもあーゆー民間の検査って、どれくらいちゃんと検査してるんだろう。郵送のやつなんて特に、最悪検査せずに全部「陰性です」って返してもわかんないのでは……。

 ともあれ息子氏、無事2週間近くにわたる泊まり込みインターンを終了。企業の研修所、2人部屋を1人で使う(コロナだし)ので広さは充分、3食付きで食事も美味しく、快適だったもよう。洗濯は自分で洗濯機。トイレとお風呂、洗面所が共用ということで、ここもソーシャルディスタンス的にちょっと心配だったけど、幸いコロナの発生はなく。うん、ご飯ついてるのいいよね。下宿で一人でテキトーな食事してるのより絶対いい暮らし(笑)。テレビもWi-Fiもなかったらしいけど、研修所には楽天の電波が来ていたらしく。ついに火を吹いた「使い放題1年無料」!!! 我が家でも、息子氏の下宿でもパートナー回線しか掴まなくて「持ち腐れ」になっていた楽天ルーターが大活躍、休みの日には10GB以上使われてた。おいおい息子氏、それは使いすぎだろ。てか速度制限かかったのでは?

 具体的にどんな仕事を体験したのか聞いてないけど、インターンの最中に「どう?」とメールしたら「大変だけど面白い」と返ってきてた。コロナでなければねぇ、一緒に参加した他の学生さんや職場の担当の人と、飲み会なんかもきっとあったんだろうけどねぇ。私は飲み会はノーサンキュー、コミュ障なので昼間のインターンでもきっとめちゃくちゃ精神削られたに違いないけど、息子氏にとっては良い経験になったと思われ。まだまだ全然希望職種とか絞れてないみたいだけど、この先のシューカツ、順調に行くとよいなぁ。良いご縁に恵まれますように

 インターンから戻ってきてほどなく、1回目のワクチン接種。大学での職域接種、7月から始まってたんだけど、「インターンの予定がはっきりしないし、若者は重症化しないから慌てて打たなくても」とやっぱりのんびり。うーん、誰に似たんだろう。お母さんこんなにイラチなのに。まぁ私も母から「マイペース」と言われてて、「母がやるべきと思っていることに関してはのんびり放置」だったようなので(たぶん家事、きっと家事…)、「何に注力するか」という優先順位の問題に過ぎないんだろうけども。

 大学での接種、日数が少なくて7月分はあっという間に予約枠が埋まったらしく、どのみち無理だった可能性は高い。なので最終的に1回目が8月末、2回目が9月末に。モデルナだし若者だし、副反応がキツいのでは、と心配したものの、大事には至らず。2回目は接種当日の夜から熱が出て、けっこうしんどかったみたいだけど、解熱剤で翌夕には落ち着いたらしい。ひとり暮らしで高熱が続く、とかだと大変なので、「いざという時は看病に行かねばならんか」とドキドキしてたけど、無事済んで良かった。ほっ。

 あと、息子氏、大学1年の夏に買ったスマホがもうメモリぎちぎちで、2年ぐらい前からずっと「買い替えたい」と言ってたんだけど。私と同じく「小さいスマホがいい。新しいのはどれもデカすぎて買い替えたい機種がない」と、ずるずる使い続けていた。ちなみに機種はAQUOSのSHV38。私のSHV33の後継機種で、後継なのにROMがSHV33と同じ16GBしかなく、Android8にアプデすると空きが7GBぐらいになってゲームどころかほぼアプリが入れられなくなるという……。息子氏、ゲームはタブレット買ってそっちでやるようにして、だましだまし使ってました。でも時々Cメール(SMS)すら落ちる、とか言って、ひとり暮らしにスマホは命綱、完全にイカれる前に早よ買い替えな、と言ってたんですよ。

 春に帰省した時にPixel4aを勧めて、けっこう乗り気だったんだけど、「もうちょっと安くならないかな」と値下げを待ってた。Pixel4aが出る前にPixel3aが値引きされたように、新しいPixelが出る前――夏頃には、4aも安くなるのでは、と。しかしPixel5aが出ても4aが安くならない。なぜじゃ、どうしてじゃ。やっと9月末のGoogleキャンペーンで15%引き!というクーポンが出て、「3日間限り」という期間限定に背中を押されて息子氏もめでたく(?)4aユーザーに。わーい、ママとおそろ〜\(^o^)/

 しかし購入したとたんAQUOS sense6が発表されてしまった。Pixel4aとあまり変わらないサイズでバッテリーは段違い、発売前から「これは神機」との評判……おおお、間が悪い……。私は4a気に入ってるけど、今さら1年前の機種を買うのか、っていうのはあった。まだ価格発表されてないけど、おそらく4aとそんなに変わらないのでは。4a、正価は42,900円。それを15%引きで36,450円。ちなみにSHV38は43,200円もしたのだ! やっと今月、分割48回払いを終えたんだよね……。いつも一括払いなのに、あの時だけ魔が差して、分割+カエトクプログラムで契約してしまった。カエトクプログラム、使わなかったよね……。よけいに払ったプログラム代金、使わなかったらauWalletに戻ってくるって説明されたけど、auのこの手のプログラム、コロコロ変わってきっと店員さんも全部把握してないと思うし、本当に戻ってくるんだろうか。

 やっぱ大変でも一括で払った方が後腐れなくていいよね。うん、二度とあんな買い方しない。

 「Pixel4a、わからないことあったら何でも聞いてね!」と言っといたけど、今のところ質問は「Pixelってマナーモードないの?」という一点のみ。マナーモードというか、いわゆる「伝言メモ」がないんだよな。Pixelに限らず海外メーカーのスマホにはおおむねついてないらしい。「電話出ないから伝言メモないのつらい」……やっぱりsense6の方が良かったか……すまん。Pixelもいい子なんだがな、ううう。