フロントブレーキパッドを交換しようの巻

ワンポイントアドバイス

ピストンを戻す時は、ボンネットを開けてマスターシリンダーの蓋を開けてください!
開けないと押し戻す圧力が逃げないので、戻りません・・・。

次は、キャリパーのピストン戻しを行います。
ブレーキパッドを押しているピストンなので、パッドが減っていると
こいつが飛び出しています。

新品パッドは交換前のパッドより厚みがあるのでピストンを
縮めてあげないとパッドが入りませんので・・・。

ここで本来なら専門工具が必要なのですが、普通は他の物を
代用してすることが多いです。
今回はウォーターポンププライヤーを使ってピストンを戻しました。

次は、外したパーツの掃除洗浄です。
せっかく外したからキレイにしてから組み付けるようにしましょう。

ようやく見えた古いブレーキパッド・・・。
完全に賞味期限は終わって、要交換です(>_<)  炭化していますし、残り厚みもなし(>_<)

これで走っているなんて怖いですよね〜
ここまで減る前に交換しましょう

ブレーキパッドが減っていると、効きが悪くなるだけでなく
ブレーキペダルのタッチも悪くなるし、発生した熱がもろにキャリパーを攻撃します(>_<)
キャリパーのゴムシールが傷みやすくなりますので、適当な厚みを残して交換してしまいましょう。

シビアに言う人は、半分減ったら交換することを勧めているそうです。
そこまではしなくていいと思うけど、残りが3分の1なったら交換するのがいいでしょうね〜。

用意するもの

さて、今回はブレーキパッド交換でした。
一般的な型押しのフロントブレーキキャリパーであれば、このような作業方法で
交換できます。 

今回は、純正のブレーキパッドから少しスポーツ走行に対応したパッドに変更しました。
対応温度0〜550度です。
サーキットでの連続走行は厳しいですが、純正のパッドであれば燃えてしまうので
一応、熱には少し強くなった感じです。 
ドライバーが熱くなってガンガン周回しなければ大丈夫でしょう〜(^_^;)
それが一番心配です(笑)


作業日 2009年3月1日   まこちんガレージにて。

ワンポイントアドバイス

新旧のブレーキパッドの比較です
全然、厚みが違いますね〜

こうなると交換しないとダメです!

まずは、車をジャッキアップしてタイヤを外します。

ブレーキパッド・ブレーキクリーナー・ピストン戻し・工具・手袋・ヤスリ・やる気・など

重要!!!

これで完成です!!
今回はブレーキパッドの鉄板は装着しませんでした。
ダイレクト感を出すのが目的です(^o^)

でも、それ以上にブレーキパッドの塗装の色が見えるので
ちょっとチューニングしたブレーキって感じが伝わって
やる気を出させてくれますね(^_^)v

組み付ける時に、ブレーキパッドの装着する鉄板(圧力を均一に伝えるためのもの)を外すと
ブレーキのダイレクト感が上がるそうです。ただ、パッドの熱が直接キャリパーに伝わるので
キャリパーのゴムシールの寿命は短くなるかもしれません・・・。

取付は、外したときの反対です。
といっても何も難しくないです。

キャリパーの土台へパコッとはめ込むだけ(^o^)

そのままパッドを組み付けてもいいのですが
ブレーキパッドの角をヤスリで滑らかにします。

こうすることで、ブレーキ鳴きが少し良くなるそうです
本当かな〜

そのまま組み付けることも、しばしば(^_^;)

真ん中に見える溝が半分くらいなったら交換する
そんな感じがベストですね(*^_^*)

それにしても新品はキレイだ〜(^o^)

今回は上側を完全に抜き取りました。
こうすることによって、キャリパーを外すことなく交換できます。

      ↓↓ こんな感じにカパッと開いて簡単(^_^)v 

キャリパーの上と下にボルトが4本あります。
ブレーキ全体をナックルにとめているボルトが2本。

キャリパーの土台にキャリパーをとめているボルトが2本。
パッド交換の場合は、キャリパーを固定しているボルトを2本
緩めます。
その他のボルトは必要なし!!


ブレーキパッド交換したとき、ブレーキ周りを整備したときには、エンジンをかけてすぐに
動いてはいけません!!
アイドリング状態でブレーキペダルを何回か強く踏み込んでブレーキペダルが固くなるまで
踏み踏みしてください。

ペダルが固くなっても、ゆっくり動いてブレーキが効くか確かめてから公道に出ましょう。
他の車にも迷惑がかかるので、ブレーキを整備したときは、慎重にチェックすることが大切。

ずらしていたキャリパーを持ち上げて、はめ込みます。

この時にピストンが戻りきっていないと、はまりませんので
はまらない時は、もう一度ピストンを押し込んでやりましょう。

はめ込むと、こうなります。

すごくキレイなパッドです。
これで気分もリフレッシュなりますね〜

次は、キャリパーを戻していきます。

タイヤを外したら、こんな感じにブレーキ周りが見えるようになります。
今回は車高調のバネの掃除と、ガタがないかとか少しだけチェックしときました〜
こういう、ちょっとした確認が大きなトラブルを防ぐ一番良い方法だと思います。

タイヤを外したら、その他の部分もチェックしましょう(^_^)v

今回は走るためには基本中の基本。 ブレーキパッド交換です。
しかも、フロントブレーキパッド交換です。
ディスクブレーキが当たり前の現代の車では、フロントブレーキパッドの交換は超簡単(^o^)


用意する物は、そんなにたくさんありません。
もし持っているなら便利なのがピストン戻しの特殊工具ですが、
いろんな物で代用がきくので大丈夫!