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    綾部市於与岐町の見内地区で

    見内公民館を出発する、きつね狩り行列
    画像です

    綾部市於与岐町の見内地区(瀧花利朗自治会長=30世帯)では、中断していたきつね狩り行事が、 1月5日復活したので見にいった。
    この日の京都北部の天気予報は、雪マークだったが、青空が広がり冷たい風が吹いていた。 朝から見内公民館に発起人らが集まり、多数の御幣作が始まっていた。
    御幣がととのい、稲葉宮司さんによる神事が執り行われた後、子供たちを先頭に村はずれまで、 御幣をふりながら歩いた。
    このきつね狩り行事は、子供の行事でもあり、地域を守る習わしで、瀧花株や 井上株の株組織で行われてきたが、近年、少子化の影響で中断していた。
    今回、 8年ぶりとかで、記録をたよりにきつね狩り行事が行われた。
    取り組みとして、まず4日の夕方、子供らと各家庭を回り、半紙2〜3枚 づつ、お供えして頂、この半紙を集めて、一ノ宮、二ノ宮、三ノ宮の御幣を、 カミノ谷、シモノ谷とに一組づつを作ります。山の神様や、庚申様にお経を唱えて、 村中の安全息災を、お祈りしてから、子供たちと共に村中をきつね狩の歌で
    「きつね狩候 (きつねがりそうろう)、わが宮の祭りとって、きつね狩候、われがなんじゃい候」と歌い、御幣を ふって払い清めながら歩いた。
    村の結界の場所で「タカマガハラノ、キツネの頭に、 グシャ」と、言って持ってきた御幣を小高いところに刺し残して帰った。

    この年が平穏で暮らせますようにと、願いの詰まった白い御幣が、清らかな風になびいていた。
    発起人 瀧花五郎

    あやべ市民新聞 2003年1月8日(水曜日) 一面トップ記事で
    於与岐町見内自治会で昔から受け継がれていた
    「狐狩り」行事が8年ぶりに復活!
    子ども不在でやむなく中断
    男児2人の入学(園)で再開
    ネットで行事知った高槻市の写真家来綾

    などの、見出しを付けて報じています。

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