祭礼の紹介 於与岐八幡宮の祭礼芸能 昭和59年4月14日 京都府登録於与岐八幡宮祭礼の特色は、祭礼が氏子の株組織と密着して 宮座の形をとって伝承されてきたことである。戦後はその しきたりはすたれたが、宮座を残したものとして注目された。 祭礼は陰暦8月15日であったが、近年は10月中頃に 行われる。当日は午前10時から本殿において祭典が行われ、神輿 (みこし)に御霊遷(みたまうつし)の儀があり、それより神輿を 中心に行列をつくって神社の周辺を3回まわる御旅をする。終わって 庭の東方向に神輿を安置し、その前で獅子舞・鼻高の舞が奉納される。 獅子舞は2人立ちで伎楽系のものである。 鼻高の舞は1人が演ずるもので、白衣を着て天狗の面をかぶり、小鈴を つけた木鉾をもって舞う。鉾で地面をかきならしたり、足で地面をふみ しずめたり所作は、国生みの神話を形どっている。これは王の舞いの 一種である。 田楽は、ビンササラ1人、太鼓3人の編成で、神輿の御旅をはやしながら 先導するものである。(ア、オーハト) いずれも風化が著しいが、王舞・獅子・田楽をセットとする祭礼芸能を 伝えている。この祭礼芸能のありかたは、鎌倉時代に京都を中心に盛行 したもので、その形を伝えていて貴重である。 お旅の役名 白幣 1名総勢40数名の大行列となる 境内を3回お旅をし、舞堂の前にて式典があり その後、獅子頭の舞、鼻高の舞(王の舞) 終了は、午前11時30分頃の予定です。 於与岐八幡宮祭礼芸能 八幡宮祭礼保存会 京都府登録無形民俗文化財 於与岐八幡宮氏子総代 問い合わせは、あやべ観光案内所へ FAX 0773-42-8514 TEL 0773-42-9550 綾部観光協会 |