リース・ダート・トラックとカスケード・サドル
(Rees & Dart Track, Cascade Saddle)


リース・ダート・トラックは、アーンスロー山(Mt Earnslaw 2830m)を囲むように流れるリース川(Rees River)とダート川(Dart River)に沿って歩くコースで、3泊4日か4泊5日の山小屋泊まりが普通です。川を何箇所も渡渉するなどグレート・ウォーク(Great Walk)に較べると、よりチャレンジングなコースですが、変化に富んだニュージーランド特有の山歩きを味わえます。各山小屋の設備も良い。
日帰りのサイド・ウォークとして、ダート・ハット(Dart Hut)からカスケード・サドル(Cascade Saddle)を往復するルートがあり、長い時間かかりましたが素晴らしい歩きを楽しむ事ができました。天気が良ければ、ここは絶対に省かずに歩きたいルートです。
  カスケード・サドルからの眺め
トレイルは、雨や雪の状況により大きく変わります。出発前日にクイーンズタウンのDOCビジター・センターでコースコンデションと天気予報を必ず確認しましょう。
登山口へは、クイーンズタウンからグレノキー(Glenorchy)経由で小型バスが運行されています(予約が必要)。
インターネット情報 *リンク
・Trackの案内(英):・Rees & Darat Track(DOC)  ・Cascade Saddle Route(DOC)
・Hutの案内(英):Rees & Dart Track のHut(DOC)
・交通(英):Backpacker Express (Info&Track)

DOCで入手する情報:
*Dart and Rees Valley のパンフレット
*パンフレットだけでも良いが、Mount Aspiring (Park Map 273-02)を購入すると詳しい地形が分かり、周囲の山の名前も分かり、楽しめる。値段は$19.00
*The Cascade Saddle Route のガイド $1.00
*グレノーキーにはDOCビジター・センターは無いが、インフォメーション・センターの中に、クイーンズタウンのDOCに繋がる直通電話がある。DOCが開いている時間であれば、電話で問合せが可能。

 
交通の予約: 
DOCビジター・センターの向かいにある Info&Track またはi-SITE(ビジター・センター)で、クイーンズタウンからのバス予約ができる。
グレノキ-のインフォメーション・センターでもできる。

歩いた年月日:2008.12.08〜12.12(4泊5日)
@
1日目
マディー・クリーク駐車場 から 
シェルター・ロック・ハット

(Muddy Creek Car Parak to Shelter Rock Hut)
A
2日目
シェルター・ロック・ハット から
ダート・ハット

(Shelter Rock Hut to Dart Hut)
B
3日目
ダート・ハット から
カスケード・サドル往復

( Cascade Saddle Return )
C
4日目
ダート・ハット から
ダレイズ・フラット・ハット

(Dart Hut to Daleys Flat Hut)
D
5日目

ダレイズ・フラット・ハット から
チャイナマンズ・ブラフ駐車場

(Dareys Flat Hut to Chainaman's Bluff car park)

*余裕のある日程を組む必要があります
英文のものも含めて、リース・ダート・トラックに関するウェブサイトの体験記を見ると、当然ですが晴れの日の写真が多いせいで、渡る小川や沢の水位は低く、問題なく写っているものが殆どです。しかし、中には増水した川や沢が写っているものもあります。その違いを見るとビックリするほどの差です。
歩く4〜5日の間には必ず雨の日があると考えた方が自然ですし、特にこのトラックでは、徒渉する小川が沢山有り、雨によりどの区間でもそれらの川が増水する可能性があるとみるべきです。強い雨で増水し渡れないため下山が遅れる場合も考えられますので、日程計画には必ず予備日を加えておく必要があると思います。

*今回知りえた範囲ですが、非常用に泊まれる小屋と、ビバークが可能な岩屋は次のようなものがあります
 ・25マイル・クリーク前にある25マイル・ハット(Twenty Five Mile Hut)
    ベッド数5、管理はOtago Tramping & Mountaineering Clubですが、泊まれるようです。 
 ・25マイル・クリークを過ぎて10分程行ったトレイルの右の岩屋(Rock Bivvy 狭い)
 ・Cattle Flat を過ぎた左側(標識あり)に少し入った岩屋(Rock Bivvy 広い)




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