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@ レイク・オエサ から オパービン・レイクへ
  (Lake Oesa to Opabin Lake)

バスで着いた日に、まずまずの天気だったので、
オパービン・レイク と イースト・オパービン・サーキット(East Opabin Circuit)を下るコースを
一度に歩いた。合計5時間25分 (9・8km 標高差 340m 最高点 2350m) 

 歩いた日;2004年6月30日



 レイク・オエサ・トレイル (Lake Oesa Trail)

 コース;
Hut -(15min) Shelter -(1h15min)Lake Victoria下の滝 -(20min) Lake Oesa/Total 1h 50min
( 3.2km 標高差240m 最高標高2275m)

先ず、シェルターからレイク・オハラの周囲を回るサーキット・トレイルを時計回りに歩く。ほどなくフーバー・レッジス・アルパイン・ルート (Huber Ledges Alpine Route)の分岐を過ぎ、次に湖の回りのサーキット・トレイルから離れ、急な登りとなる。湖からせり上がった山が次第に大きくなる。
岩がごろごろした道を過ぎると、オハラ・レイクに流れる川が滝となった絶好の休憩場所にでる
←レイク・オハラとシャッファー・リッジ (Schaffer Ridge)、レイク・オエサ・トレイルの最初の登りから南を見る
レイク・ビクトリア
(Lake Victoria)から流れる滝、
山はオダレイ・マウテン(Odarantain 3159m)

ここからはひと登り。登りきると突然前が開け、レイク・オエサとそれを囲むマウント・レフロイ(Mt Lefroy 3423m) に連なる山々が迫る。

6月も終わりになるのにまだ水面がほとんど凍っていてびっくりする。マウント・レフロイの名前は何処かで聞いたはずと思い、地図を良く見るとレイク・ルイーズのプレイン・オブ・シックス・グレーシャー・トレイルから見た山で、今は反対側から見ていることに気がつく。

マウント・レフロイの左がアボット・パス(Abbot Pass  2922m) で、ビクトリア・グレーシャーはその陰になる。ここに来てみて始めてオハラ・レイクの位置関係を理解することができた。
レイク・オエサとマウント・レフロイ






(参考)
レイク・ルイーズ側から見たマウント・レフロイと ビクトリア・グレーシャー

何組ものパーティーが思い思いの場所に腰を下ろし、目の前に広がる凍った湖と、鋭い山と、何段にも重なった絶壁と、白く輝く氷河と雪に見入っている。我々も同じく腰を下ろし、しばしこの景色にみとれた。
レイク・オエサとグレーシャー・ピーク(Glacier Peak 3283m 右)




ヤクネス・レッジ・アルパイン・ルート
 (Yukness Ledge Alpine Route)

 コース;
Lake Oesa -(25min)Victoria Lake 分岐 -(1h 15min) East Opabin Circuit / Total 1h40min 
(2.2km 標高差40m 最高標高2350m)   

レイク・オエサから右手に進む。この辺は沢山の踏み跡があり、道が分かりにくいが、レイク・オエサから流れでる小川の対岸に道が見えるので、これに辿り着くように歩けば迷うことはない。
やがて、岩がごろごろして道がはっきりしなくなるが、岩にペイントされた青と黄色の小さなペイントマークを頼りに進む。振り返ると、マウント・レフロイの山が凍ったレイク・オエサにのしかかるように見え、前を見ると、レイク・オエサに登って来たトレイルが右手下に細く見える。
岩の間のルートに雪が残り、分かりにくい所が少しあったが、岩の間を縫うように行くと、レイクオ・エサ・トレイルにつながる分岐にでる。ここを左に進む。
凍ったレイク・オエサ(中央下)とマウント・レフロイ、
レイク・オエサ・トレイルに下りる分岐近くのヤクネス・レッジ・ルートから見る

少し登ると崖に少しせり出た帯状の道になる。ヤクネス・レッジのLedgeとは棚という意味だ。上から下へ切れ落ちていく絶壁の途中を巻くようにして細い棚が続いている。足元の棚と絶壁を除けばあとは全て空間で全く遮るものがない
カシードラル・マウンテンと、レイク・オハラ → 
                    
ヤクネス・レッジから   
マウント・フーバー (Mt Huber 3368m) から下がってきている右側の壁にはフーバー・リッジ・アルパイン・ルート(Huber Ledges Alpine Route) のジグザグの道が見える。全体の形を撮ろうとしたが壁が大きすぎて写真に収まらない。収まりやすい正面(南方向)の写真ばかりになった。
ルートを歩く1km弱の間、右側が何もないので緊張して歩いたが、棚が途中で切れている所もなく慎重に歩けば危険な個所はない。前方にオパービン・レイクが見え出すと、細い棚歩きも終わるが、今度は大きな石がごろごろ転がった所をおりる。ケルンとマークを頼りに、下りるとイースト・オパービン・サーキットにでる。このヤックネス・レッジ・アルパインルートは、緊張して歩いたせいか、実際よりも長い距離を歩き時間もかかったように思えた。

拡大→




オパービン・レイクとイースト・オパービン・サーキット
(Opabin Lake & East Opabin Circuit)

 コース;
East Opabin Circuit 合流点 -(20min) Opabin Lake -(East Opabin Circuit経由 1h)Lake 
O'Hara Circuit 合流 -(35min) Hut / Total 1h 55min (4.4km 標高差280m 最高標高2300m)

ヤクネス・レッジ・ルートからイースト・オパービン・サーキットに合流して一息ついた後、オパービン・レイクへの登りを歩く。登りきった所がオパビン・レイク。この湖は奥の方に氷が残るが、大分解けていて水面に山が映っていた。
山はハンガビー・マウンテン (Hangabee Mtn 3493m)でその右にオパービン・グレーシャー (Opabin Glacier) が大きく広がる。地図を見るとハンガビーマウンテンの奥は、モレイン・レイクやアイフェル・ピークから見たテン・ピークの横に連なる山なのが分かる。
↑オパービングレーシャーと オパービン・パス

←レイク・オパービンとハンガビー・マウンテン (Hungabee Mtn)

眺めているうちに少し曇ってきたので、下りることにする。
途中小さな湖を左に見てイースト・オパービン・サーキットを進む。所々雪が残り、湿った所があったが、整備されたトレイルだ。2ヶ所のハイライン・トレイルの分岐を過ぎ、樹林帯のジグザグの下りになる。あとは湖の周囲を歩き、ハットに戻った。

    


Cathedral Prospect、に進む→

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