空蝉

露の命を詰め込んだ

殻を破ります

・・・・   ・・・・・

なにも食べず

ただひたすらに

千年の

源氏の君を

思って鳴いてます

はかなく せつなく

激しい夏の匂いが

羽に滲みたとき

短い季節が終わります


空蝉物語の

エピローグは命の 

プロローグなのです・・

          
kaze


空蝉とは
この世の人の意味です
平安時代から空蝉が
蝉の抜け殻をさすように
なり はかなさ を
表わす言葉になりました。

 画 (空蝉)
   えみこ さん
 詩
   風

今回はえみこさんと
コラボさせて頂きました
構想がなかなか出来ずに
遅くなりました。
写真はフリー素材をお借りしました。
蝉のいそぐ命の
大合唱が聞こえてます   今

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