慈眼
なむあみだぶつ
と手をあわせます
そうしたら
こころも
目を合わせて
にこっとします。
つつまれた
ひかりの中で
自分じゃない
ピュアな
言葉もこぼれます。
風
自分の詩
坂村真民
自分の詩を書くのだ
ほかの人の詩なんか
どうでもよいのだ
どんなに上手でも
うらやましいと思うな
自分は自分の詩を
一生懸命
書いてゆけばいいんだ
字だってそうだ
自分の字で押し通して
ゆくのだ
いのちあふれた字を
書いてゆけばいいのだ