お城の1日が終わります

水鳥たちも
おしゃべりしながら
家路に急ぎます

静かな水面に
黄金のさざなみが
立って

その波動が
見る人の心と共鳴する

一日の終わりは
何故か寂しくて
何故か恋しくて

沈黙に似た時間が
秒を刻んで
お堀の黄昏を
さらに神々しくしていく

その光景を写す
ノートに
年甲斐もなく
涙が
ぽとりと落ちました。

お堀 残照

デジカメを持ってお城の残照を
久しぶりに撮影しました。
闇を迎える前のものがなしさが
胸を打ちます。
音のなくなる時間に浸っていました

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