田があれば田に憂へ

尊となく卑となく、貧となく富となく
小長・男女ともに銭財を憂ふ
有無同然にして憂思まさに等し
屏営として愁苦し 念を累ね
慮りを積みて 欲 心のために
走り使はれて 安きときあることなし
田あれば田に憂へ
宅あれば宅に憂ふ

                  仏説無量寿経

身分の高いものも低いものも
貧しいものも富めるものも
老若男女を問わず
みな金銭のことで悩んでいる
それがあろうがなかろうが
憂え悩むことには変わりがなく
あれこれと嘆き苦しみ
後先のことをいろいろ心配し
いつも欲のために追い回されて
少しも安らかなときがないのである
田があれば田に悩み 
家があれば家に悩む

花博のあった
鶴見緑地の入り口に
お花を抱えて
水の中に可愛い
童女がいます。
なんか
描きたくて
サラッと描きました。

Turumi 童女