Windows Guide

Windows System と Visual Studio と DirectX は、ハードウェアと共に著しい発展を遂げてまいりました。
ホームページを参照する上で、プロジェクトの開発当時の環境を説明する必要があると思いまとめてみました。

私のホームページは複数のサーバーに分割しています。
直接リンク出来ないときはトップページからたどって下さい。
前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門

Windows Guide Index

プログラムの開発環境

    Windows XP 以前の開発環境

  1. 私が初めて購入したパソコンは 1987/02/09 に購入した PC-9801 VM4 です。
    OS は MS-DOS 3.X で、コマンドラインインターフェース(CLI)で操作しました。
    コンパイラは、主に Quick C を使っていました。
    当時の面白いプログラムを抜粋して「プログラム入門(C/C++)」の Program Select に掲載しています。
  2. 初めて購入した Windows パソコンは 1994/01/18 に購入した PC9821AP2 です。
    これまでの Windows System は実用にならず、この頃から Windows 3.1 がやっと使えるようになりました。
    Windwos が使えると言っても、大多数のアプリケーションは MS/DOS 6.2 上で開発していました。
    コンパイラは、フロッピーディスク20枚で提供された Visual C++ ver 1.5 をインストールしました。
  3. 最初に開発した Windows Program の環境は Windows3.1 & Visual C++ ver 1.5 です。
    この頃の Windows Application は速度が遅くて実用に耐えられる物ではありませんでした。
    1995年11月23日 Windows95 日本語版が発売され、これに切り替えます。
    この頃から本格的に Windows のプログラムを始めました。
    1998/06 Sony Play Station のプログラム開発のページを開設しました。
  4. 1998/09/02 Pro-400S を購入しました。
    OS は Windows98, WindowsME です。
    当初は Visual C++ ver 1.5 をインストールしましたが、Visual C++ ver 2.0 にアップします。
    Visual C++ は、ver 1.5 と ver 2.0 ではシステムが大きく変わっています。
    詳細は「プログラム入門(C/C++)」の イントロダクション を参照して下さい。
    この頃から DirectX-5(DirectX-6)の勉強を始め、DirectX のホームページ掲載を始めました。

    Windows XP ガイド

  5. Windows XP(ウィンドウズ エックスピー)は、マイクロソフトが2001年に発表したWindowsシリーズに属するオペレーティングシステム(OS)です。
    XP は「経験、体験」を意味する experience に由来します。
    開発時のコードネームは Whistler(ウィスラー)と呼ばれていました。
    詳細は Microsoft Windows XP を参照して下さい。
  6. XP は Windows の中でも、人気が高く使い易い OS で現在でも広く使われています。
    その XP も 2014年4月にサポート体制が終了するので、セキュリティの面からも新しい OS に切り替えることを検討しなければなりません。
  7. Windows を Windows NT系に統合することを目標に開発されたため、従来動いていた幾つかのソフトが使えなくなりました。
    私が開発したソフトで最も打撃を受けたのが、エスケープシーケンスが使えなくなったことです。
    それでも、幾つかのマシンに搭載して 2013/10 現在でも我が家で元気に動いています。
    2002/12/18 以降のプロジェクトは、WindowsXP & Visual Studio 6.0 & DirectX 9.0 Summer 2003 の環境で開発します。
    2007/01/06 以降のプロジェクトは、WindowsXP & Visual Studio .NET 2003 の環境で開発します。

    vista & Windows7 ガイド

  8. vista からシステムの安定とセキュリティの強化から (^_^;) 不正(不用意)なメモリ領域へのアクセスを厳しく管理するようになりました。
    今まで問題なく通っていた string 関係の関数を中心として warning(警告)が発せられます。
    対策は Program Guide の文字列操作を参照して下さい。
    また CPU も16ビット→32ビット→64ビットの移行に伴い、古いプログラムが動かなくなっています。
    特に16ビットモードで作成されているプログラムやライブラリやDLLは使えないようです。
  9. 将来のプログラム開発は Frame Work に移行するのが Microsoft の方針のようです。 (^_^;)
    Frame Work では言語の違いを乗り越えて、どの言語を使っても良いのですが、中でもC#はお勧めです。
    Console Mode はもちろん Windows Program から Web Program や DirectX まで開発することが出来ます。
    C#の講座は 前田稔(Maeda Minoru)の超初心者のプログラム入門 から参照して下さい。
    2007/04/02 以降のプロジェクトは、Vista & Visual Studio .NET 2005 の環境で開発します。
    2010年1月に待望の Windows7 を搭載した DirectX 10 対応のマシンを購入しました。
    2010/02/10 以降のプロジェクトは、Windows7 & Visual Studio .NET2005 & DirectX November2008 の環境で開発します。
    2011/12 以降のプロジェクトは、Windows7 & Visual Studio 2010 Express & DirectX June 2010 の環境で開発します。

    Windows8 ガイド

  10. Microsoft は 2012/10/末 に新しいOSである Windows8 の発売を開始しました。 \(^o^)/
    Windows8 は Windows7 までと、仕様が大きく変わっています。
    スマートフォン(スマホ)にも搭載出来ることを視野に入れた仕様で、Metro Style を採用しています。
    Metro Style とは、地下鉄のウインドウが電車の進行に合わせて次々と変わるように、スマホと同様に指のタッチで操作する形式です。
    とは言っても指で操作できるパソコンは少ないので、マウスやキーボードにも対応しています。
    Metro Style には、場所や道順を知らなくても「地下鉄に乗れば目的地に行ける」の意味もあるようで、Windows8 Program(道順)は相当に難解のようです。 (^_^;)
    何種類かのテンプレートが用意されているので、これを使って(地下鉄に乗って)目的地に行く方法から学びましょう。
  11. Windows Store(Windows8 以降)の C++ は従来に比べて非常に組みにくくなっています。
    Windows ストアアプリの C++ が 従来の .NET Framework のものではなく、新しい WinRT という API を利用していることが原因のようです。
    従来使っていた API が使えなくなったり、やたらとチェックが厳しくコンパイルエラーが無くなるまでに一苦労です。
    「何でこれがエラーになるの (^_^;) 」と思うこともしばしばで、試行錯誤の連続です。
    コンパイルが通っても実行直後にエラーメッセージが表示されたり実行中にこけたりで、動くようになるまでは苦労の連続です。 (;_;)
    また仕様の公開が不十分で解りにくく、新しいことに挑戦しようとなると至難の業です。
    スマホならともかく、パソコンでは従来の OS(Windows7 など)でことが足りるなら、その方がお勧めです。
    DirectX ではさらに輪をかけて組み難くなっています。
    DirectX9(X10) でことが足りるなら、絶対にその方がお勧めです。 ヽ(^^ )
  12. Windows8 では Store アプリに加えて、今までのアプリも使えるようになっています。
    今までのアプリをインストールするには Metro スタイルの画面から「デスクトップ」を選択して従来のモードに切り替えて下さい。
    または [Windowsキー+'E'] で Windows Explor が起動します。
    プログラムは「デスクトップ」の環境で開発します。
    まずなによりも Windows8 の基本操作に慣れて下さい。
    Metro Style に戻るには、デスクトップの左下の [start 画像] をクリックします。
    または [Windowsキー] を押します。
  13. Metro Style のプログラムを作成するには、Windows8(Store App) に対応した専用の開発ソフトが必要です。
    私は Microsoft Visual Studio Express 2012 for Windows 8 を使っています。
    この開発ソフトは Microsoft のページから無料でダウンロードすることが出来ます。
    ただし、Store アプリ開発専用のソフトで、今までのプロジェクトは起動出来ないようです。
    また使い勝手やプログラムの仕様も大幅に変わっていて、最初は戸惑うでしょう。 (^_^;)
    2012年11月 Windows8 搭載のパソコンを購入しました。
    2012/11/06 以降のプロジェクトは Windows8 & Visual Studio Express 2012 for Windows 8 の環境で開発します。
  14. アプリケーションの開発には、自動生成されるストア(Store)アプリのテンプレートを使います。
    代表的なテンプレートとして、次の3種類が用意されています。
    1. Blank App(XAML)、日本語バージョンでは「新しいアプリケーション(XAML)」
      単純なページで構成されるシンプルなアプリケーションの開発に利用します。
    2. Grid App(XAML)
      規定値では幾つかのタイル(アイコン画像)が整然と並んで表示されます。
      タイル(アイコン画像)のクリックで、幾つかのページに遷移するようなアプリケーションを開発します。
    3. Split App(XAML)
      Split App は Group/Item の階層で構成されるアプリケーションの開発に利用します。
      Item ページから、それぞれの目的ページに遷移します。
  15. 3種類のテンプレート以外にも Microsoft の Sample Program の多くは SDKTemplate が使われています。
    ところが SDKTemplate のプロジェクトを構築しようとすると一筋縄ではいきません。
    仕方がないので SDKTemplate を使ったプロジェクトを簡略化して圧縮形式で提供することにしました。
    C# Windows8 Program のページからダウンロードして下さい。
    Windows8 の Program は言語を選ばないはずなのですが、C# と C++ ではかなり違いがあるようです。 (^_^;)
    C++ より C# の方が解りやすく、ホームページでも詳しく説明しているのでこれを参考にして下さい。
    但し、Windows8 DirectX では C++ が使われています。
  16. Windows8 の Store App は、インターネットのブラウザと同じように、次々とページを渡り歩くのが基本のようです。
    レンダリングループから画面を切り替えて、アニメーションするようなアプリケーションは Windows8 DirectX を使用します。
    DirectX は基本的なプログラミングの知識を持っていることが前提で、初心者にはちょっと難しいかも知れません。
  17. それと最も困るのがネットで検索すると Windows8(Store App) 以前の仕様が沢山ヒットすることです。
    Windows8(Store App) は Windows7 までとは仕様が大きく変わっていて、そのままでは通用しないことが多々あります。
    Windows8(Store App) のページはまだまだ少なく、Windows8 に適用する方法を見つけることもなかなか大変です。
  18. Windows8(Store App) は Windows95 以来の改革だと言われています。
    私の感覚では「MS/DOS が Windows に変わったとき」以来の大改革では無いでしょうか? (^_^;)
    この時も、多くの古参のプログラマが挫折を味わいましたが、今回もまた心配です。
    かく言う私も「そろそろ潮時」なのかも知れません。(ゝω・)v
  19. Windows8 のプログラムは、下記のページに掲載しています。
    超初心者のプログラム入門(C#)
    超初心者のプログラム入門(C/C++)
    超初心者のプログラム入門(DirectX Store)

    Windows8.1 ガイド

  20. Microsoft は2013年秋に Windows8.1 へのバージョンアップを予定しています。
    バージョンアップに先立ち 評価版がダウンロード 出来るようなので使ってみます。
    評価版なので、多少不具合が起こることは承知の上です。 (^_^;)
  21. また Windows8.1 に対応した Visual Studio も提供されています。
    Visual Studio からダウンロードすることが出来ます。
    私は「Microsoft Visual Studio Professional 2013 Preview - 日本語」をダウンロードしました。
    2013/07/24 以降のプロジェクトは、この環境で開発します。
    Visual Studio Professional 2013 Preview のショートカットをデスクトップに設定します。
    Visual Studio が格納される規定値のフォルダーです。
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0\Common7\IDE\devenv.exe"
    
  22. Windows7(WindowsXP)で作成した C# や C++ のプロジェクトもコンパイル出来るようです。
    プロジェクトファイルまたは、ソリューションファイルを指定してプロジェクトを開いて下さい。
    2013 Preview タイプに自動的にコンバートされます。
    コンバートされたプロジェクトは、古い(元の) Visual Studio では起動できなくなるので注意して下さい。
  23. Windows8(Metro Style)で作成したプロジェクトは、2013 Preview でもそのまま開けるようです。
    C#, C++, DirectX(C++) の幾つかのプロジェクトで実行を確認しました。
  24. Windows8.1 を使って、最も便利なことは「スタート」ボタンの復活でしょうか。 \(^o^)/
    ウインドウマークの「スタート」ボタンを右クリックすると、メニューが表示されます。

  25. 2013/10/20 Windows 8.1 正式版にバージョンアップしました。
    Windows 8.0 から Windows 8.1 には、無料でバージョンアップすることが出来ます。
    同時に Visual Studio Professional 2013 をダウンロードしました。
    2013/10/20 以降のプロジェクトは、Windows 8.1 と Visual Studio Professional 2013 の環境で開発します。
    私は Visual Studio のショートカットをデスクトップに置いて起動しています。
    Visual Studio がインストールされる規定値のフォルダーです。
    "C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 12.0\Common7\IDE\devenv.exe"
    
  26. 2014/01/20 Professional 2013 の試用期限が切れました。
    仕事で使うならともかく、個人で購入するには高価過ぎます。
    残念ながらストアアプリとはお別れのようです。 (;_;)
    2014/01/22 以降は Windows 8.1 & Visual Studio 2005 の環境に戻ります。 (^_^;)
  27. 2014/04/13 Windows 8.1 Update 版 に Vresion UP します。
    ネットから無料でバージョンアップ出来ます。

    Windows10 ガイド

  28. 2015/10/07 Windows10 をインストールします。
    「スタート」ボタンがリニューアルされ使いやすくなりました。 \(^o^)/
    「スタート」ボタンを右クリックすると、良く使うシステム関係の一覧が表示されます。
    ブラウザも Internet Explorer から Edge に変わっているようです。
    Windows10 の使い勝手は Windows7 に比べても大きな相違は無く、戸惑うことはなさそうです。
  29. 私の DirextX もこれまでかと諦めていたのですが、幸いにして Visual Studio Community 2015 を手に入れることが出来ました。
    2015/10/08 以降は Windows10 & Visual Studio Community 2015 の環境で開発します。
    試用期限が切れ、諦めていた X-FILE Loader や File Picker のプロジェクトも完成しそうです。
    これで基本的な X-FILE を描画することが出来そうなので期待していて下さい。
    プロジェクトは 超初心者のプログラム入門(DirectX Store) を参照して下さい。
  30. Space App, Blank App, Grid App, Split App で開発すると[スタート]ボタンから[すべてのアプリ]を選ぶと今作製したアプリが登録されています。
    自動的に登録されるのは良し悪しで、特にプロジェクト開発では放っておくと訳の分からないアプリが山のように登録されてしまいます。
    必要がなければ右クリックからアンインストールして下さい。
    WPF(Windows Presentation Foundation) アプリはフォルダーの構成がシンプルで、自動的に[スタート][すべてのアプリ]に登録されることはありません。
    但し、WPF は .NET Framework を使っているので、他のアプリケーションとは多少様子が違うようです。
  31. 2016/05/24 Windows10 が不安定になり再セットアップした所、Visual Studio Community 2015 で作成した従来のプロジェクトが起動出来なくなりました。
    Visual Studio 2015 にも幾つかの Version が存在するようで要注意です。
    ちなみに新しくインストールした Version は Microsoft Blend for Visual Studio Community 2015 Version 4.6.01038 です。
    操作の方法や作成されるプロジェクトには大きな違いはないようですが、以前のプロジェクトが開けないのは困りもんです。
    何か方法があるのでしょうね。 (^_^;)
    幸いにしてソースファイルはそのまま使えるようなので、プロジェクトを組みなおすだけでOKです。
    DirectX のプロジェクトを構築するときは Visual Studio Community 2015 を立ち上げます。(Blend ではない)
    完成したプロジェクトを *.sln から起動すると Blend for Visual Studio が立ち上がります。
  32. 2017/06/07 Visual Studio Community 2015 の期限が切れました。
    VS-2017 のお試しが使えるようなので Microsoft Visual Studio Community 2017 Version 15.2(26430.16) をインストールしました。
    Visual C++(DirectX) のテンプレートを利用するには[新規プロジェクト]から[Visual Studio インストーラーを開く]を毎回実行しなければならないようです。
  33. 2019/01/12 Microsoft から VS-2019 をインストールしました。
    2019 以降のプロジェクトは Windows10 & Visual Studio Enterprise 2019 Preview の環境で開発します。
    Visual Studio 2019 の無料使用(テスト使用)の期限は短く 2019/01 末迄です。
    その後 Visual Studio 2019 は何度か Version UP され 2019/08/24 には Visual Studio 2019 16.2.3 が提供されました。
  34. 私は 2019/09/24 以降は Windows10 & VC-2005 を使って開発することにします。
    VC-2005 は Windows7 の頃から使っていた馴染みの深いバージョンですが、Space App にこだわらなければ Windows10 でも問題なく動くようです。