浴舎が素晴らしい温泉  制作中です(^^ゞ


私は、野湯は余り好きでは有りません。確かに大自然をありのままの表情を見せる温泉は、それなりに感動はあります。しかし、それは、あくまで地熱現象であり。私の思う温泉とは、そこに人の生活や文化が関わることによって大切にされてきたものこそが「温泉」と思うのです。その温泉を如何に味わうかを「浴舎」がものがたっているりではないでしょうか。


撮りまくりの温泉場(ブログ)


歴史的建造物である浴舎

道後温泉 (愛媛)
道後温泉本館
建て増しされて、千鳥破風と唐破風が複雑に交わった浴舎は、どの角度から見てもため息を付くばかり。重要文化財に指定されるのも理にかなったものだ。御影石でできた浴槽にこれまた立派な湯口からとうとうと透明の湯が流れ出る。そんな、気位が高そうな浴舎だが、地元の憩いの場にもなっている。
竹瓦温泉 (大分)
亀川温泉 (大分)
浜田温泉
現在は、建て替えられており、この姿はございません。
湯ヶ野温泉 (静岡)
福田屋
半地下の静かな浴室となんといっても、大正タイルが素晴らしい。
四万温泉 (群馬)
国の登録文化財でもある浴室は、アーチ窓とスクエアーに配置された五つの浴槽は、大正ロマネスクを感じさせる。静かにあふれ流れる硫酸塩泉も格別。窓の下の水槽も粋です。まさに祝福を感じさせる浴舎です。


簡素ながら愛される浴舎

鶴亀温泉 (熊本)
阿蘇内牧温泉 (熊本)
田町温泉


手作りの浴舎

フンベ温泉 (北海道)
文京温泉(福井)


空間が素晴らしい浴舎

鉛温泉 (岩手)
藤三旅館は、木造三階建ての宿としても評価したいものだが、「白猿の湯」は、パティオの様に建物の中心部の地下部に位置する。1.25mの深さのある浴槽に立ち天窓の様に見えるローカの窓を見渡すその空間に身をゆだねると、心身ともに大地と一体化したように感じる。
赤倉温泉 三之亟(山形)
源泉の湧き出る川床をくり抜き加工した浴槽と浴舎は、凝灰岩の色合いもすばらしく、宇宙的な広がりを感じさせる浴舎である。

甲子温泉 (福島)
自然の岩床をくり抜いて作られた浴槽は、15m位はある大きなもの。深さも1m以上はあり、重厚な梁の浴舎に静かにお湯が溢れている様子は、時間の流れが止まったかのような気分になりその中に身をゆだねると完全に湯と一体化したかのようだ。
那智勝浦 (和歌山)
ホテル浦島の「玄武洞」浴場。
三朝温泉 大橋(鳥取)
川床の源泉をそのまま浴槽にした、浴舎は、大きく温泉の湧き出る川原に来たように感じる。宿も有形文化財に指定された歴史あるものだ。

頑張って下さいと感じる浴舎

正木温泉 (千葉)
農家って感じの宿の浴舎は、手作りといったもの。丸い凝った窓が味があるというか、泣かせますね。