エイプリルフール ニュース !!

なんと、4月1日(2004年のニュースです)に、このようなニュースが配信されてまいりました。

【バグダッド発】フセイン大統領のミイラ発見
 
 バグダッドに進駐した米英軍は、空爆で破壊された大統領宮殿跡の地下室から
 一体のミイラ(写真)を発見。フセイン大統領の遺体である可能性が出ており関係者を驚かせている。
 イラク政府高官の証言によると、本物のフセイン大統領は91年の湾岸戦争の末期に、
 空爆による負傷が原因で死亡した。共和国防衛隊の叛乱を恐れた当時の政府高官が極秘裏に協議、
 大統領の死を隠蔽し「影武者」を使い、戦後処理を急いだという。
 米英軍は俄かには信じられないと、逃亡潜伏中のフセイン大統領の捜索を急ぐと共に、遺体の一部を
 本国に送りDNA鑑定を試みることにしている。

もちろん、これは冗談ですが、本当にこのごろ冗談が通じなくなってしまいましたね。さびしい世の中になったものです。

エイプリルフールの思い出

もう亡くなってしまいましたが、私の祖父は、まじめな顔でとんでもないいたずらをする人だったらしく、いろいろなエピソードが残っています。そのためエイプリルフールは、みんな心をひきしめて、今年こそはだまされまいと思ったそうですが、成功したことはなかったとのこと。
祖父のエイプリルフール・エピソード1 眼鏡
めがねをかけた犠牲者が、めがねを枕元に置いて寝ていると、
そっとそのめがねに、赤いセロファンを張り付け、おもむろに、犠牲者の耳元で

「大変や、はよ起きて! 火事や!」

飛び起きて、おおあわてでめがねをかけると、もう周囲は真っ赤な火の海です。

寝起きということもあり、だまされたことに気づくまで、そうとう時間がかかるそうです。

(おじいちゃん、心臓が悪い人なら死んじゃうよ)

祖父のエピソード2 うなぎ

これは、私が小学校に入学したてのころの話です。
夏休み、私は祖父に連れられて、姫路の街に映画を見に行きました。映画を見た後で、祖父が私をうなぎやさんに連れていってくれました。今から、30年ほど前の話ですから、その当時のうなぎといえば高級品で、めったに口にすることもできないご馳走です。

私は大変喜んで、わくわくしながら祖父の後について、うなぎやさんの暖簾をくぐりました。

さあ注文というとき、祖父が私にいいました。

鰻丼には、上・中・下の三つがあるけどどれにする?(並みだったかどうか、記憶があいまいですが)
うなぎの下というのは、うなぎのしっぽを使ってあって、ちょっと硬くて量も少ない。
うなぎの中というのは、うなぎのおなかの部分で、やわらかくて量も多い。
うなぎの上というのは、うなぎの頭の部分が使ってあって、大人が食べるとおいしいけれど、子供にはちょっと苦いかもしれない。それに頭しか使っていないから、量も少ない。

と、こう前置きしたうえで、さあ、どれにする?と私に聞きました。

私は、すぐに「僕、中がいいや」と答えました。

純真?だった私は、その後中学生になるまで、ずっとそれを信じ込んで、いつも並を注文していました。
そして、親戚中でうなぎやさんに行った時に、その知識をひけらかし、大恥をかいてしまいましたとさ。

今では、いい思い出になりました。
エイプリルフールの由来には多くの説があります。有名なものを列挙してみました。
インターネットで集めたものなので、もしかしたら、この中にも・・・










キリストが生前にユダヤ人に愚弄された故事を忘れないための行事とする説。
昔々、キリストが4月の初めに、ユダヤ教の祭司長アンナスから、これまた祭司長のカヤバのところへ、そこから今度はユダヤの総督ピラト、ピラトからヘロデ王、ヘロデ王からもう1度ピラトのところにたらい回しにされました。彼がこのように愚弄されたことを忘れないための行事として、4月1日には人をだまして無駄なお使いをさせたり,あちこち無駄に奔走させる風習が生まれたという説です。
「新年のお祭りの名残」説
昔は春分が1年の始まりとされていて、新年のお祭りの最終日である4月1日に、贈り物のやりとりを行う風習がありました。ところが1564年にフランスのシャルル9世が新暦を採用。これにより1月1日が新年となってしまいました。これを不満に思う人々が、暦が変更されても4月1日に新年の宴会をしたり、でたらめなプレゼントを贈りあったりしていました。それがヨーロッパ各地に広がって、現在のエイプリル・フールとなったという説です。
東洋が起源だとする説。
インドでは春分から1週間,仏教の説法が行われますが、信者たちはその期間が過ぎると再び迷いの世界に戻ってしまいます。せっかく座禅を組んだりして修行しても、まったく無駄だったことを笑う意味で、この期間があけた日を「揶揄節」と呼び、人に無駄なことをさせてからかったということから、これが、エイプリルフールになったという説です。
ノアの箱船が起源であるという説。
ノアは洪水がおさまって来た頃、どこかに陸地はないだろうかと鳩をとばしますが、鳩は水のない所を見つけることができず無駄足をふまされて、結局ノアの所に戻ってきます。[旧約聖書創世記8章6-9]これが伝説では4月1日のことだったとして、この日には無駄なことをさせられるのだというのが一つの説です。
古代ローマの祭りが起源であるという説。
ローマではこの日だけは、主人が奴隷に仕え、道化師が聖職者になり、といった逆さまのどんちゃん騒ぎが行われたといいます。いつもなら身分の一番高い人が座る席に道化(FOOL)を座らせて無礼講の君主(The lord of Misrule)としたことから、Foolの日ということになったのだというのがもう一つの説です。
ちなみにフランスでは、かつがれた者は「4月馬鹿」と呼ばれるかわりに「4月の魚」(ポアッソン・ダヴリル=鯖)という。これは4月によく釣られる馬鹿魚と言う意味だそうです。