やってみよう
柿渋・べんがら

用意する物    
柿渋・べんがら・松煙・墨汁
空缶(気になる人はビン・プラ容器)
刷毛・ぼろ布・軍手・テープ
軽量スプーン(何でも良い)
ワックス


柱の足元が長年の風雨で、白くなっています。

茶色のべにがらに黒を混ぜて、柿渋で溶き
2〜3倍に水で薄めます
できるだけ柱の色にあわせるように努力!
だめなら、諦めて作り直してください
刷毛で塗ります
塗ったらぼろ布でこすりつけます
刷毛を使わずに直接ぼろ布に柿渋を付けて
雑巾がけの要領で塗った方がいいかも!
刷毛は塗りむらがでますので、室内の柱などを
塗る時は、塗ってはふき取りを2〜3回くりかえします
柱の足元が分からなくなりました
次は、板壁の足元に掛かります

黒色の松煙に茶色のべんがらを混ぜて、柿渋で溶き、水で
薄めます
石に付かないように、ガムテープを貼り(水で流せば取れます)養生します
板壁の表面はガタガタなので刷毛で塗るだけです
綺麗になったでしょう!

真っ黒の場合で墨汁を使う時は配合に注意してください
にかわの成分が固まるみたいです
松煙などが切れた時に、何度か使っているので、問題はないと思います。
この建具は赤っぽかったので
赤色1、ワインレッド1、茶色3の配合が似た色になりました。  
上の写真でわかりますか?柱の横に建具が見えていますが、赤っぽい
色をしていたのがわかるでしょうか。

べんがらは赤、黒、茶、ワインレッド、黄、ベージュを使っています
赤色しか知らなかった人は、百科事典を一度見ておいてください
焼く時の温度と空気量によって黒赤から黄色まで色が出るそうです。

柿渋は5年もので仕入れ先にリンクしてあるトミヤマ製のものを使用
問い合わせは仕入先にリンクしています。

この現場でもこだわらない所にはクレオソート油も使っていますが、こだわる所には、ステイン系のものより、
自然素材の方が、しっくりと仕上がるように思います

使用方法は私独自の方法なので必ず試し塗り等を行なってから塗装してください