建築あれこれ

工事中

宣伝に騙されないで、よく考えてみよう!
IH・太陽光発電・外断熱・白蟻駆除・屋根、外壁訪問販売


耐震補強金物

屋根裏や床下を撮影して、地震がくれば倒壊の恐れがあると、不安を煽る時に
隙間や梁の割れを、指摘しますが、木材が乾燥して、音がしたり、割れたり
縮んだりするのは自然の摂理で、当たり前なことなのです。
屋根裏をいくら補強しても、耐震補強にはなりません。

杉の梁の端から端までひびの入っている
部分を5cm×6cmに切り出して、
上から力を加えます
同じ梁から、ひびの入っていない
部分と比較の曲げ試験をしました。
ひび無しが 17.0KN(1735kg)
ひび有りが 15.8KN(1610kg) で折れました。
ひびがある方が7%ほど弱かったです
曲げに対しては断面形状で強さが決まるので
ひび割れでは、思っているほどは弱くなりません。

実験を解り易く言うと、腕ぐらいの太さの杉に、大型乗用車をぶら下げたら
やっと折れましたということです。木材は以外に強い!


IH

 は火災の心配のある老人世帯にはIHを薦めていますが 
 電気、ガス会社とも優位性の広告にはどちらもどっちで呆れています。
 我社の実験でも、お湯を沸かせるのは、電気に軍配が上がりました。
 鍋の形状や材質によって、効率が相当変るので、宣伝している 金額で
 お湯は沸かないでしょう(その様に小さく注意書きが記載されています)
 使い方も相当意識改革をしなければなりません、そして決定的なことは
 電磁波の問題です。
 世界的には小児白血病の発生率に何らかの因果関係があるんでは
 ないかと考えられており、WHOも、そういう動きをしています
 WHOから依頼された研究も文部科学省は酷評で打ち切りました。
 日本は電力会社出資の研究機関に税金を投入し、安全という結果を出し
 国民の健康より電力会社や族議員を優先し、薬害エイズや狂牛病などの
 過去の 過ちを繰り返す体質は変っていません。
 我社では、次に生まれてくる子供達のためにも、危険性がある限り
 使わない方がいいのではと説明しています。そしてライフラインも2系統
 ある方がいいと考えています       


 
太陽光発電        
 
地球環境問題を考えると全家庭に付けるべきだと思いますが、約300万円
の費用がネックになってきます。近い将来安価で誰にでも設置できる様に
なるでしょう。しかし、売電で得するように錯覚するような宣伝をしています
月平均1万5千円程の試算で、年間18万円、20年で元は取れる計算ですが 、
消耗品・故障・性能低下などのリスクもありますし、電力会社も買い続けて
くれる保証はないはずです。(自社で発電する方が安い)
得をしようと思って設置する人には、お勧めできません、20年でプラス、
マイナス ゼロ、地球環境問題に少しでも協力できたと、思える人には、
ぜひお勧めです。
売らんが為に、損得勘定ばかり表に出している広告には要注意です。      


外断熱
 
北国とRC造にはいい工法だと思いますが、これも売らんが為に、
内断熱を完全否定し内部結露の為に家が腐るとまで言っています。
私も相当家を解体してきましたが、水廻り 以外で、内部結露のために
壁の内側が腐っていたという記憶はありません。
古い木造で雨水や湿気による腐りやRC造のマンションで結露による
壁内部がかびだらけと言うのはよく見かけます。
逆に外断熱の家の問題点で、発泡系の断熱材が燃焼時にダイオキシンや
塩素ガスを出すことは大丈夫なのでしょうか?
ファイヤーストップが付いているのは、火に弱いということでしょう。
外断熱に費用が掛かる分、内部品質が落とされているのも事実です。
外断熱は素晴らしい工法なのですが魔法瓶の中で合板に囲まれた部屋に
住むのは、考えものですね。          

       
白蟻駆除
 
白蟻で、まるで家が倒れるように大騒ぎする人が結構多いのには、
驚きます。白蟻は結構弱く、殺虫剤はもちろん食用油でもかければ
死んでしまいます。一躍有名になったヒ素や今回禁止されるクロルピリホス
などの白蟻駆除剤が,今まで使われてきましたが、よく「白蟻駆除をしたら、
ゴキブリがいなくなったわ」と耳にしますが、ゴキブリもいなくなるほど
強力な殺虫剤を、あなたも吸っているのです。
床下に撒かれるので、床に近いところにいる乳幼児が一番吸い込む
確率が高くなります。例えば主成分イミダクロプリド 2.0%で人体に安全な
防除剤が何故2.0%なのか、それは2.0%を超えると劇薬物扱いになるからで、
基準値以下なら安全なのか、疑問です。
最近も食品に農薬や殺虫剤が含まれていた問題で、役所は基準値以下なので
大丈夫と言っていますが、「ほなら、お前、毎日飲んでみいや!」と
TVに突っ込みを入れている関西人は私だけでしょうか
IHと同じで、危険性のあるものは、できるだけ使わず、
白蟻が住みにくい環境作りで、対応しましょう。
       


基礎パッキン工法

昔からねこ土台の呼称で床下換気手法として使われてきた、いい工法
なのですが、これも売らんが為の広告が目に付きます
まず在来のコンクリート基礎の上に直接土台を置いても、通常の施工がされ、
雨掛かり等が無ければ、土台が腐ることはありません。
鹿児島県工業技術センターの実験結果でも基礎パッキンの有無にかかわらず白蟻の
発生が確認されており、「白蟻が付きにくい」という表現ならまだ良心的でしょう
床下の湿度と土台の含水率と白蟻の食害の程度に効果があったようです。
「基礎工事のスピードアップ」も問題です、本来コンクリートは28日で所定の
強度に達します。よく見かけますが、コンクリートを施工して3〜4日で家を建て
始めるのは薦められた事ではありません。
宣伝通りに盲信してしまう人は、要注意です!


自然素材:
有害物質を出さない環境にやさしい素材に注目が集まっています。
木、土、漆喰、和紙、い草、柿渋などの自然素材には湿気があれば吸い、
乾燥すれば水分を吐き出すという調湿作用に優れたものが、たくさんあります。
湿気の多い日本において、こうした素材を取り入れることは、住みやすい家作りの
第一歩ではないでしょうか。

京都は、北山杉・木曽檜・吉野の杉檜・東濃檜など良質の木材産地を控えています。
京都府産にこだわらず、関西を地元と考えて、木材を直接産地から仕入れています。
柱、天井、壁、床と和洋問わずに、使用でき,調湿作用は言うまでも無く、
ほのかな香りや経年変化の汚れさえも、心を和ませてくれます。
物入や納戸はベニヤ板張りでもいいでしょうが、布団や洋服を入れる押入の
壁や床はムク材を使いたいものです。節を気にしなければ、そんなに高価なものでは
ないです。
国産材だけでなく、輸入木材も適材適所に使えばいい物があります。

自然素材を使いましょう:
屋根、壁、床と合板で囲ってしまって高気密、高断熱って体にいいのでしょうか?
屋根の野地材は現在ではコンパネと呼ばれる合板に取って代わられ、杉の野地板を
使うことが少なくなってきています。コンパネは東南アジアなどの森林を伐採して
製造されていて、森林破壊などの環境問題が指摘されています。
宮田工務店では、杉の野地板,ラス地を使用することで、環境問題ならびに日本の
林業の隆盛に(気持ち)少しでも貢献すべく努力をしています。

*屋根材によってはコンパネの方がいい場合もあります

質問受け付けています。こちらまでご連絡ください。
m@daikusan.org