はじめに

木の暖かさや手触りや匂い、そして時々割れて鳴る音、
木は生きた材料であり身近な材料です。  
  一見、ローテクで懐古的なように思われがちな
木の住宅づくりの技術は、日本の気候・風土で
培われた伝統の知恵と現代理論を融合した在来工法、
この素晴らしい伝統を現代の技術者は
継承していかなければならないと考えています。
    自然的、歴史的な風土性を喪失した無国籍な住宅や
高気密高断熱の売り言葉が氾濫していますが、

二十四節気のある美しい国

で四季の移り変わりを感じることなく、
機械換気式のカプセルで一日の大半を過ごすことは、
本当にいいことなのでしょうか? ・・・
古いと思われるかもしれませんが自然素材を使い
自然換気や太陽光、太陽熱や植木を利用した
健康住宅を心掛けています。

    我国では山林が放置され荒廃する一方で、
途上国では再生不可能な
乱伐による森林破壊が進行しています。
我社では合板をできるだけ
            国産材を使用することで林業との共生、
地球環境保護に微々協力している
と考えています。

      

株式会社 宮田工務店 
 代表取締役
     宮田裕一