お魚クラブ釣行記録、2017年詳細(前半)
(c)2017-, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan. (田園科学室)

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'17年01月11日(水)、佐野テトラ(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果(ABA)。メバル1尾、22p。ガシラ6尾、19pまで。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。

 正月行事が終わるのが1月15日。牟岐大島へ行きたくて仕方ないが、行けない日が続き悶々。

 1月10日は13時から竹藪の竹を切り、それを組んで、保育園の「とんど(とんど祭り、左義長)」の下ごしらえ。

 11日は午前10時から、とんど祭りの実施。毎年、田園科学室は会場提供を含めて全面協力しているので釣りのために外すのは無理。こんな具合で、正月は松がとれるまで超多忙。

 …だが、11日の午後が空く。牟岐大島は無理でも淡路島の半夜釣りなら可能。

 「さあどうする?」

 天気予報は、基本「晴」。風は、北西5m前後。潮は、大潮で東浦の満潮が17時ごろ。17:00〜21:00の約4時間メバル・ガシラを狙えそう。嬉しいな、2017年(平成29年)の初釣り決行だ。

 明石海峡大橋を渡る時、吹き流しは水平、風速10m以上の西風を示していて、実際車が強い横風で揺すられるが、東浦は風裏。日没後は北西風に変わるので、それを考えて風裏に入れば問題ない。

 餌はシラサ(シラサエビ)。念のためにアオムシも少々。

 海面は静か、風はテトラを背にしているので無風に近い。予想どおり、環境は文句なし。後は腕次第。

 薄暮時、Taka−yuさんがメバル19pを釣ったが、この間に釣れたのはササノハベラとフグばかり。餌がもったいないので、鈎(はり)は1本だけにして、ウキの動きや魚の感触を楽しんで即放流。

 暗くなって、餌盗りが消えた。さあ本番。3本鈎に切り替え、下段にアオムシ、中段と上段にシラサ。ウキを流しながら、時々手前に引いて誘う。

 最初はガシラ。大きさは、弁当を買ったスーパー店頭で290余円で売っていたのと同じ。

 次は…一番嬉しいメバル。まずまずの型。これは先のガシラの倍以上の値打ちがある…などと、今回は「一々値踏みしながら」楽しんでみた。

 結局、メバル1尾(22p)、ガシラ6尾(19pまで)で、推測で2400円ほど釣って終了。高速料金・ガソリン・餌・氷の合計とトントン。趣味の良い楽しみ方ではないが、初釣りを堪能。

 Taka−yuさんも似たような結果。ただ…最後の最後、道具片付けの時、ウキと魚つかみをテトラの隙間に落として失ったので、残念ながら赤字に。 

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'17年01月17日(火)、牟岐大島(徳島)
お魚クラブVer. 2, 今季2回目、グレですが…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:ホリモン、船着。 図2:グレ2尾、30p、33p。

 重ちゃんのお世話になっての釣行。

 今年初めて、昨年末'16年12月19日に続く今季2回目の釣行。前回はグレ1尾アイゴ2尾、いやというほどキツに切られたので、「今回の目標はグレ2尾、憎っくきキツも1尾釣って味噌漬けにして食ってやる」。

 …闘志満々。

 ところが、14(土)、15(日)が雪。「積雪2pで済んだ、やれやれだ」と思ったのもつかの間、16(月)も時々雪が舞い道路の凍結が家の裏の市道や周辺各所にある。深夜〜未明の走行はよほど慎重でなければならない、釣行危うしの状況。

 重ちゃんに、「お宅の周囲、雪や凍結は大丈夫?」とメールしょうと思っていた正にその時、向こうからメール。

 ショートメール、実に10通。「わお!」…

 この時期に適した仕掛けと釣法が丁寧に書いてあってありがたい。理にかなっていて「なるほど」と思うことばかり。とにかく彼の釣法・仕掛の引き出しは豊富。

 ところが、悲しいかな私、指南していただいた仕掛けは繊細過ぎてとても操作できない。仕掛を投入する時に絡ませる、餌の付け換えに仕掛を引き上げて掴むのに難儀するのは、これまでの経験から明らか。

 私の場合、ハリスが1.8mを超えると、鈎(はり)が海中にある時間より、空中・陸上にある時間のほうが遥かに多くなってしまうので、釣りにならない。風が強ければ、磯が高ければなおさらのこと。

 だから、自分で決めたタナへ速攻で沈ませる自己流の鈍重仕掛を考案愛用している。

 細仕掛・長ハリスに対抗するにはタナを丹念に探ること、これに全神経を集中する。刻々(数投ごとに)タナを変え、竿を小まめに操作して誘い、その日その時刻のタナを探り続ける。過去の釣行の経験から、重ちゃんや稲妻さんに対抗出来ていないことは明らかだが、努力の結果はそこそこ出ていると自負している。

 そんなところだが…

  牟岐大島のグレは、淡路のグレよりはるかに大きく・強く・美味しい。だから1尾以上数匹程度釣れれば十分。時には2桁釣りもあったがそれはあくまで僥倖(ぎょうこう)。2桁なんて目標は当初から持たない。

 過去に10尾釣った時も、数尾釣って満足していたところ、稲妻さんから「今日は10尾釣って帰って下さい!」と促されて再度熱を込めたのが実際。

 振り返ると…重ちゃんや稲妻さんから得た知識をもとに、仕掛を細く・長く・軽くしてきたのは事実。しかし、もう限界。凡才釣り師はもう70数歳、「小鮒釣りしかの川」の昔よろしく単純素朴な自己流仕掛でのんびり楽しんでいる。

 「重ちゃん、指南に従わずにゴメンな」
そう胸のうちで詫びつつ、風あれば5B、風なければ3Bの錘に仁丹付を打った1.5号ハリス1.8mで開始。キツの猛攻があったら1.7号に換えてあいつらに一矢…

 こうして迎えた釣行当日…

 出発間際。車のドアが凍結して開かない。ボディに足を突っ張って全体重をかけて引くと、バリバリバリ。「ありゃ、パッキンのゴムが破れた」と思ったぐらい。明石海峡大橋を過ぎるまで、県道は50キロ高速道路は60キロで慎重運転。

 船長ご夫妻に、磯で落とした玉網を潜って回収してしていただいた感謝を言って…重ちゃんと一緒に揚げてもらった磯はタワラ。大好きな磯の1つ、稲妻さんとの思い出も満載の磯。他船の1人が加わって、3人で釣ることになった。

 …さあ、釣りを開始。

 私の仕掛けは…何と自分でも驚いてしまうが、重ちゃん指南のウキ止め無しの仕掛け。ハリスこそ1.5号と太いが、ほぼ忠実に彼のメールに従った。

 氷漬けの車が溶けるまで、暖気運転の間に科学室に戻り、必要なウキなどを調えておいたのだ。あれだけ熱を込めてしてくれたアドバイス…「無視なんて、私にはできない」。そうでしょう?

 …ところが、釣れない。当の重ちゃんでさえ迷って一時はウキ止めを付けて釣ったほど。

 そこで、ハリスも1.2号と細くし、ウキも稲妻さんにもらった軽いウキに変更、以後錘も無くして最終的には「潮受けゴムと極小の撚り戻しの負荷だけ」に頼ることにした。

 これだけで鈎(はり)はどんどん沈むのだ。これには心底びっくりした。沈むどころか、速く沈み過ぎて困るぐらい。いやはや、いやはや。

 …この仕掛は使える。

 グレは2尾。1尾なら偶然かも知れないが2尾(30pと33p)釣れた。磯際で潜られて逃がした10数回のうち少なくとも3回の感触は大型のグレに間違いはない(他は一部がアイゴとで最多はキツ)。竿と腕が良ければ重ちゃんに並ぶ釣果になっていたはず。

 天気も良く、楽しかった。

 同船者に、なんとTさんが…。数年前に愛媛(武者泊)で、私達の向かい側の磯にご夫婦で来ておられ、羨ましく思ったあのTさん。お声がけいただいて、嬉しかったです。

 牟岐大島で、勝浦川で…徳島では、たくさんの人々に親しくしていただいて本当に楽しい釣りをさせてもらっています。天国の稲妻さん、「見えていますか?この笑顔」。 

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'17年01月19日(木)、佐野テトラ(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバルですが…
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図1:ウミタナゴ20p、ササノハベラ(ホシササノハベラ)18p。
放流のはずが、鈎を飲み込んで死んだので持ち帰った。

 3人釣行。U師匠、Taka−yuさん、私ABA。

 多忙がなかなか途切れないU師匠、夜(半夜)の釣りでリフレッシュの試み。当初木曜が雨となっていた予報が1日ずれて、金曜が雨と変わったので「木曜」に決定。Taka−yuさんへは、私が出発直前(3時間前)に声をかけた。

 (釣りの前、あれこれ予想・妄想するのは楽しい…)

 潮は最悪、釣りをする夜の前半(18:00〜21:00)は、小潮の干底。たぶん潮はほとんど流れない。大釣りは無く、パラパラと釣れる程度だろう。翌日の夕飯のおかずに型の良いメバルとガシラ合計3〜4尾を釣る、このあたりが精一杯かな。

 自作のエビ箱を下げて行き、座って風裏で静かに釣る。竿は0.8号、撒き餌は一切せず、シラサを刺して、沖に投げたウキを時々引いて、誘いをかける。ハリスは0.8号か1号か迷ったが太めの1号を選択。

 ガシラが食った時のウキの動きと、メバルのそれは明らかに違う。それぞれを各1回目経験すれば、どんな初心者でも言い当てられるようになる。100%は無理でも90%なら。

 圧倒的にメバルの場合の動きが美しく、これを見るのがメバル釣りの楽しみの50%を占め、食べる楽しみの50%に並ぶと思う。

 (妄想終了…さあ、釣るぞ。張り切って出発)

 風はソヨソヨ予想より弱くて快適レベル。しかし…潮はドンドン走りっぱなし、波はザワザワ騒ぎっぱなし、一部白波も見えて、テトラ上で後退りすることも。

 一瞬移動も考えたが、断念。3時間ほどの短い釣りでは移動時間の無駄が致命傷になる場合もある。勝ち目はなさそうだが…ここで一か八か勝負。

 釣れたのは、1位、ミニサイズのフグ、3本鈎に2尾3尾と掛かることも。2位、オセン(スズメダイ)、撒き餌をしてないのにテトラ際から精一杯遠投した沖まで、広い範囲で食ってくる。薄暮時を過ぎこれらの猛攻が終わると…

 3位、ミニサイズのガシラ、10p以下が4尾。味噌汁の出汁にもならない。テトラ際から竿1本(約5m)先で釣れてくるので、これを避けて遠投を繰り返す。

 これらの他に釣れたのはウミタナゴ1尾、ササノハベラ1尾。飲み込んだ鈎を外すとき死んだので、やむなく持ち帰った(図1)。

 狙った獲物を手にできたのはU師匠だけ。20p前後のメバル1尾とガシラ1尾、この状況では称賛ものである。私ABAは玉網の枠を破損、Taka−yuさんは今回もウキを失って、零敗の上に追い打ちを受け、惨め。

 20:00過ぎに釣り終了。夕食を食べて、10:30ごろ帰宅。風呂に入り、11時過ぎ就寝。15分ほどジョギングしてきたぐらいの軽い疲労、これが70数歳には丁度良かったようで、朝7:30まで8時間もの熟睡。

 「しゃあない」。気持ちを切り替えて、来週は牟岐大島。重ちゃん、船長さん、宜しく!
  

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'17年01月28日(土)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA、メバル3尾、19pまで。
ガシラ19尾、23pまで。
図2:釣果、Taka−yuさん、メバル1尾。
ガシラ9尾。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。

 あまりにも良い天気。晴で、風は本当かと目を疑った「静穏」の予報。潮は大潮、東浦の満潮は日没後。Taka−yuさんからメールが入って、即釣行決定。水温は10.1℃しかないので、狙いは当然メバル・ガシラ。

 11:30に決めて、もう15:00には出発。暇を持て余しているわけではないが、釣りとなるとまるでダメ、ついこの遊びを優先してしまう。「ゲームする?」「うん!」、「サッカーする?」「うん!」そんな子供。

 土曜なので会社勤めのMa−ikuさんも行ける、誘おうかと一瞬思ったが余りにも突然過ぎて迷惑だろう…と断念。Miya−shinさんは家庭菜園のやり過ぎでひどい脚部痛とかで直前辞退。

 私、本当はこの週前半に牟岐大島で磯釣りだった。いつものとおり、徳島の重ちゃんが全て手配・準備を調えてくれていた。

 ところが折からの寒波、雪あり路面凍結ありの超ローカルな事情で、泣く泣く断念、電話を入れた。釣りは遊びだ、命がけで行くものではない…この判断をした大人の私を、子供の私が責め続けていた。

 ガス抜きが必要だった。加えて、私にもTaka−yuさんにも釣果ゼロでU師匠に名を成さしめた先日のメバル釣りの雪辱願望が強くあった。

 潮の良い東浦、この日の条件なら、どこで釣ってもゼロはない。先日の佐野テトラなら数は少数だが大型が期待できる。塩田新島は釣り荒れのせいか水深がある割には小型が多い。仮屋、そうだ仮屋に行こう、この時期はガシラ主体だが良型やメバルが混じる。

 小型は汁物の具にする。そこそこの型は煮付にする。良型は甘酢餡かけにする。強い引きとやりとりの楽しさに乏しい小物釣りでは、ウキの挙動を楽しみ、料理して食事を楽しむ。これはこれで楽しいのだ。

 …エビ箱下げて、いざ釣り場へ。

 予報はドンピシャ、願ったり叶ったりの「メバル凪」。人出は多いが、何とかと何とかは高い所へ登りたがる、その伝で多くの釣人は波止先端へ行きたがる。そのお陰で、好ポイントはガラガラ。ほくそ笑んで釣座を構える。

 ハリス1号、錘3B、メバル鈎7号を3本、撒き餌は一切せずシラサエビを刺して釣る。遠投して時々誘いをかけながら、手前に寄せてくる。

 まずまず順調に釣れて、私メバル19pまでを3尾、ガシラ23pまでを19尾。甘酢餡かけに4尾、煮付けに8尾、残りを汁物の具に。豪華な夕食になる。

 Taka−yuさんもメバル1尾、ガシラ9尾。2人ともミニのガシラは多数放流。退屈する時間は全く無く、予想以上に暖かな波止で、楽しい釣りができて心身のリセット完了。

 さあ今日も元気に、仕事!がんばります。

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'17年02月05日(日)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果は2人でたったの7尾。U師匠4尾(左右各々下から2尾)、私ABA3尾(左上2尾と右上1尾)。
右下はタケノコメバル23p、右上はヨロイメバル。メバルは18pまで。

 2人釣行。U師匠と私ABA。

 13:35に決めて15:30に田園科学を出発。いつもこんな具合。2月は農作業が少ないだろうと考える人が多いからか、各種「集まり」の予定が次々入る。

 だが、決して暇な月ではない。イチゴの世話、ジャガイモの植付、池の堤防の草刈り、野焼き、神社の祭礼等々。税金の申告だって大変な作業。

 前日土曜日は穏やか・暖かだったが、カキ(牡蠣)を食べる会を予定どおりに開催。15人ほどで賑やかに飲んで食べて大いに楽しんだが、U師匠からの「今日行きませんか?」の提案を断らざるをえず、ちょっと残念、「悶・モン・もん」だった。

 …で、代案提出。

 明日(日曜日)の予報は雨、風強く、波は1.5m。ただ、「(これは勘だが)夕方に雨が上がる可能性が若干ある。「その時は行こう!」と。

 日曜昼頃、「雨が止んだね」とU師匠。行く気満々、勿論こちらも。
 「予報を再チェック、ライブカメラ見てから最終決定でどう?」と返す。

 予報は、弱い雨が曇に変わり、風も無いに等しい2メートル前後に変わった。ライブカメラの映像にウサギ(白波)は皆無。行けない理由は、どこにもない。

 果たして…

 曇。ほぼ無風。海面は鏡状。暖か。誰もいない。

 例によって撒き餌一切無しでシラサを刺して釣る。竿0.8号、道糸1.8号、ハリス1号、3本鈎、錘3B。

 幸先良く、数投目で17pmメバルが釣れた。ほれぼれする美しいウキの挙動。U師匠にも18pメバル。

 「おっ、いいいね、いいね」 
 「潮は低いままで最悪に近いが案外順調に釣れるかも」
 …などと思っていたら、そこから先は難行苦行。

 結局17:00開始で21:15まで…と粘りに粘ったが、共に「惨め!」な結果に終わってしまった。私メバル17pまでを2尾と小さなヨロイメバル。U師匠23pタケノコメバル1尾、メバル18p1尾、ガシラ2尾。2人合わせてたったの7尾(図1)、ほとんどが小魚。

 「まあ、これも釣り」…ということで。
 

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'17年02月28日(火)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果(ABA)、ガシラ4尾(18pまで)。Taka−yuさんはガシラ5尾(23pまで)とメバル1尾(16p)。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。

 行きたいのは徳島(牟岐大島)だが、水温低くて釣果は望めないとのことで断念。今年は雪や路面凍結に阻まれること2回,諸般の事情で1回、それらに加えてこの低水温。

 今季節3回目の大島釣行は…悲観的になってきた。

 …というわけで、気分転換に淡路だが、こちらの水温はさらに低く10℃を切っている。冬に強いガシラ・メバルでさえ「寒いね」と挨拶を交わしていそうな今日この頃。

 水は温まり難く冷めにくい。陸地の冬には海水はまだ暖かさを残しており、釣りあげたタチウオを握ると温血動物のように感じられる。一方、陸地で春を感じ始める2月〜3月の海水は年間で最も低くなり、一般に魚は不活発。

 今は冬、それも真冬…なのだ。

 案の定。

 Taka−yuさんはガシラ6尾(23pまで)メバル1尾(16p)と健闘したものの、私はガシラ4尾(18pまで)と低迷。

 4月中旬ぐらいまでは、釣り場によりけり、また高価なエビ(ブツエビ)を撒くなら別だが、普通はこんな感じかな。

 淡路の場合、水深1mでも5mでも、水温はほとんど一緒。多くの波止やテトラ帯は水深5m未満なのでこの時期に数を稼ごうとすれば、テトラの隙間や波止際を探る「穴釣り」が一番。しかし海藻に阻まれることもあって、実利は上がっても釣趣に欠ける。

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'17年03月16日(木)、塩田新島(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…未だ渋い
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
(写真欠)

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。水温10.5℃。例年だと、この時期あたりで淡路の海水温が底を打ち、極く僅かずつではあるが上昇を始める。

 しかし、船釣りはともかく、波止の浅場の釣りではせめてあと1℃(11.5℃)できれば12℃を超すまでは厳しい釣りになるのが普通。「数匹釣れれば上等」の覚悟ででかける。

 水温が低いので、できるだけ水深がある場所ということで塩田新島を選ぶ。波止中央付近で釣り後にTaka−yuさんは先端寄りへ、私は付け根寄りへポイント移動。

 結果はほぼ同様。メバルとガシラをTaka−yuさん22pまでを計6尾、私19pまでを計8尾。2桁釣れるまで、あと1ヵ月…かな。

 なお、この日はアカクラゲがかなりの数見え、赤潮の気配も見られた。

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'17年04月13日(木)、郡家(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…上向き気配
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA、19pまで、計9尾。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。風は極く弱い南西と予測され、潮は日没後下げる一方の東浦より潮位は低いが夜半過ぎまで満ち続ける西浦が良い…ので行先を郡家に決めた。

 海水温は12.5℃(平年値12.0℃、昨年同日13.5℃)。メバル・ガシラには申し分ないところまで上がって来た。今日は10尾越えかな?と期待。

 薄暮時はフグに邪魔されるので、胴突き仕掛で、穴釣り風に海底を小突いたり遠投して探り釣りを試みるが、釣れるのはやはり…フグ。

 「まあ、暗くなるまでは仕方ない、弁当を食べるワ」と私。Taka−yuさんは熱心に穴釣り風を続けているが、何の反応も無い。

 やがて、日没。

 先行したのはTaka−yuさん、メバル・ガシラを掛け始め、5尾まではリード。私は2尾で置いてけぼり。しかし、後に追い上げて抜き去り9尾に。負けじとTaka−yuさん、8尾まで来たが、ここで終了。
*帰宅後数えたら9尾であったと後日報告があった。

 サイズは、メバル・ガシラともに15〜19p(Taka−yuさんのメバル1尾は20p超だったかも?)。1つ2つ大型が混じってもよさそうな雰囲気だったが、満潮3時間前で終了したので、いた仕方ない。

 次回は間違いなく10尾超えでしょう。

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'17年04月23日(日)、郡家(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…順調に
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1、2、3:メバルが順調に上向いてきた。私ABAの釣果はメバル9尾とガシラなど8尾の計17尾。
型は15〜19pといまひとつだが、これがこの場所の平均値かな?

 3人釣行。Ma−ikuさん、Hi−sabさん、私ABA。お2人とは昨年秋以来、ホントに久々の釣行。

 前回(13日)に釣行記末尾に書いた予想が当たるかどうか。メバルとガシラの釣果合計が10尾を超えないと面目丸つぶれなので、私はかなり気合を入れてかかる。

 Hi−sabさんは、口には出さないが昨日ジャイアンツがタイガースに勝って単独2位になって、きっとタイガースファンの私たちに「どや?」の余裕だったはず。のんびりと釣り糸を垂れる。

 Ma−ikuさんは、仕事が忙しいのかな、「今日は海を見て気分転換できれば十分!」などと言って釣果にはこだわらない様子。

 潮は若潮で潮位差は小さいが満潮は21:25と悪くない。風は弱い北西風が満潮のころ短時間やや強い北風になり、1時間経たないうちに弱い北東風に。予報以上に予想がピタリで問題なし。

 藻が繁茂する位置を確認。あの塊とこの塊の間を誘いをかけながら引いて来て、最後は手前の絨毯の縁(へり)を横へ流す…とレクチャーして釣り開始…いやいや、日没まで時間があったので、先ずは弁当。暑いぐらいの日なので、ザル蕎麦を食べる。

 私は日没まで竿を出さないつもりでいて、夕景を楽しんでいたが、一足早く竿を出したHi−sabさんの「メバル!釣れました」の声で、「それなら…」と竿を出す。

 結果は…

 Hi−sabさんメバルのみ6尾、Ma−ikuさん良型ガシラ交じりの5尾。私はメバル9尾・ガシラ4尾・小グレなど3尾、2桁に乗せて面目を保ちました。

 この日は夕焼けが綺麗でした。さらにMa−ikuさんに言われて見上げた星空、これも「おおっ!」声を上げてしまうほど、久々の綺麗な星空でした。

 あと何年、こんな釣りができるのでしょうか。平均的な健康寿命まであと2年、平均的な寿命まであと7年。

 お魚クラブの皆さんと、野あそびクラブの皆さんと、近隣の人達と、U師匠と、四国の重ちゃんと、もっともっと釣りに行きたいものです。

 (…それにしても「稲妻さん…あなたはなんでそんなに早く逝ってしまったの?」)

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'17年04月27日(木)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル・ガシラ…楽釣
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図1:ブッ込みでカレイ28pも。。  図2:メバルが好調。 図3:釣果、ABA、メバルは20pまで。

 3人釣行。Miya−shinさん、Taka−yuさん、そして私ABA。

 前々日25(火)に単独釣行したTaka−yuさんは強風に阻まれて全くの不漁だったとか…で、そのTaka−yuさんから27日(木)にメールが来た。

 「ところで、本日、風が止み、リベンジ日和だなぁと思ったりして…」とあった。

 それを読んだ私、
 「(前日の大きな雨で)農作業ができないので、ご提案には魅惑されますねえ」と返信。

 結局、
 「Miya−shinさんも参戦です!」となって、即この日の午後出発。行先は風と潮を考えて、西浦の浅野(淡路)に決定。

 行先の選択、正解でした。

 釣り場に着いた時はまだ陽があり、メバル釣りには不向き。Miya−shinさんが投げ釣りを試みます。

 …すると、30p近いカレイが釣れて来て、本人は大興奮。続いて、良型のキス。さらに小型ながらコブダイ。いつも釣果で後れを取っているMiya−shinさん絶好調。

 釣り場の環境は均一ではない。

 誰もが知っていることだが、ほんの5mずれただけで、全く釣れないこともある。時刻・潮位・潮流の動向、その他によっても変わる。

 釣れるポイントは時々刻々変化する。しかし、それでも、そこで粘れば決まって良い結果が得られる1等地、それに次ぐ2等地…などは存在する。

 はじめTaka−yuさんが1等地、Miya−shinさんがその隣の2等地、私が少し離れた2等地に釣り座を構えた。

 しかし、この日の満潮は真夜中(0時ごろ)、夕まず目でちょこっと釣れて、中弛みになって、21:00過ぎてから本格的釣れ始めると予想。

 満潮近く23:00まで釣って終わる予定にしていた。(満潮後の03:00ごろに再び釣れるはず…だがそこまでは粘れない。)

 薄暮までは2等地のMiya−shinさん、日没直後は2等地の私に釣果があったが、1等地のTaka−yuさんには釣果なく、辛抱し切れなくなったTaka−yuさんは50m離れた隠れ1等地へ移動して行った。

 「…ならば」と私。空いた1等地へ入る。内心、「しめた!」と喜んだのはもちろんである。

 やはり1等地は1等地。私の最終釣果はメバル(20pまで)を7尾、ガシラを3尾、計10尾とこの日のトップ。

 隠れ1等地に行ったTaka−yuさんはメバル(19pまで)5尾、ガシラ1尾、クジメ20p1尾、計7尾。

 移動せず粘ったMiya−shinさんはカレイ1尾(28p)、キス1尾(20p)、小型のコブダイ1尾、メバル1尾、計4尾。

 盛んに誘いながら釣る私とTaka−yuさん、誘いが苦手で釣り糸を垂れて待つMiya−shinさん、釣りのスタイルの違いで魚種や数に違いがあるが、各々「好漁/楽釣」だった。

 もうすぐ「爆釣」の季節が来る。夏野菜の植付を急ごう。イチゴの防鳥網も張らねばならぬ。ああ人手が足りない。妻は実家の母の様子を見に行って留守、子供は休日出勤ときた。

 追記:この日の釣行が、今や13歳になった愛車「エクストレイル(初代型)」で行く最後の釣行になった。翌28日に洗車してお別れ、新しい車と交換した。なお、軽トラは17歳、これも何とかしてやらねば…です。

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'17年05月13日(土)、佐野テトラ(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレ・チヌ・メバル
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1〜3:釣果、ABA。グレ(28pまで)、チヌ(40p)、メバル(24pまで)

 3人釣行。U師匠、Taka−yuさん、そして私ABA。全員それぞれに多忙な中、急に決まった釣行。

 土曜なので本来ならMa−ikuさんやHi−sabさんを誘うべきなのだが久々に型狙いでテトラに乗っての半夜釣りなのでやや危険…なのでテトラが苦手のお二方には知らせなかった。

 U師匠はいつもは日没を待ってからだが今回は日没前からメバルを狙う。餌はシラサと若干のアオムシ。日没を境に仕掛を換えて釣る作戦。

 Taka−yuさんと私は日没前はふかせ(ウキ流し釣り)でグレを狙い、日没後はメバルを狙う。餌もオキアミからアオムシに換える。

 日没直後はテトラ際へ子持ちのチヌが来る季節なので、私だけは30分ほどそれを狙う。つまりグレ後チヌ後メバルという欲張りな作戦。

 結果…

 まあこんなに狙ったとおりに釣れるのも珍しい。数こそ大したことはないが、どの魚種もそこそこの良型。

 私の場合、グレ28pまでを3尾、チヌ40p1尾、メバル・ガシラ24pまで5尾。Taka−yuさんはグレ29p1尾、メバル25pまで2尾。危うく五目釣りになりかけたU師匠もグレ2尾(29pまで)、メバル(23p前後)を釣った。

 海面静穏、釣趣満点。楽しかったなあ。引きを大いに楽しんで21:30終了。

 意気揚々、家族への土産は上等も上等。弁当を買いに寄ったスーパーではガシラ1尾が600円の高値だったしね(笑)。

 追記:チヌは刺身にしたが不評。脂・張りともに無く、窮余の一策、真子(まこ)と一緒に煮付けにして…何とか美味しく食べられた。 

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'17年05月27日(土)、志筑(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレ・メバル
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
 図1、2:釣果、ABA、グレ30p、メバル・ガシラは24pまで。

 私ABAの単独釣行。

 車を買い替えて間が無く、狭小な道路を避けたかった。また、家族や皆さんが心配して下さる今日この頃なので、仮に怪我しても人に発見されやすい、ある程度の人目がある場所へということで志筑のテトラを選んだ。

 ここなら、構えた釣座の背後を散歩する人がいるし、付近に必ず釣人もいる。

 …で、釣り場に着いてみると、何という人出、何という賑わい。昔のフェリー発着所突堤にはファミリー、テトラには老練な釣師もいるが大多数はジグを投げては巻き戻すショアジグをする人、人、人。

 「何じゃこりゃ?」と叫んでしまう光景「一目百人」も大げさでない。そうか、今日は土曜日、この好天、このアクセスの良さ等々混むのも当然。それに、ひょっとしたら良型のサバか何かが回遊して来るという情報が流れたのかも知れない。

 それはさておき…

 ここでは少数・異端の私、先ずはふかせ(ウキ流し釣り)でグレ狙い。

 しかし潮流が速く撒き餌は川に撒いているようなもの。一瞬で流れ去り、刺し餌と同調させるなんて不可能。

 グレは…何とか1尾を掛けた。現場で31p帰宅後で30p。堂々のグレだが、惜しいかな四国で釣る30pに比べれば薄くて軽く力は弱い。細竿でなければ釣趣に欠ける。持参の0.8号の竿は正解、長く引きを楽しむことができた。

 日没後はアオムシを刺してメバル狙い。24pまでが2尾、小ガシラ1尾。

 どちらの釣りも不調と言えば不調。しかし、こんな程度の釣果でも、釣りは楽しい。

 追記:グレは刺身にした。脂っ気が無く、淡泊だが、歯ごたえも良く家族には好評だった。昆布締めにすればもっと良かった…かも。

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'17年05月30日(火)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレ
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
 図1:釣果、ABA、グレ4尾、27pまで。日没後のメバル・ガシラはミニサイズばかり。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。Miya−shinさんは今日の仕事の疲労で直前キャンセル。

 南風がやや強く吹くことを承知で釣行。

 その南風に向かって私は外向きテトラからグレ釣りを試み、Taka−yuさんは無難に内向き波止でグレ狙い。日没後は2人とも内向きでメバル・ガシラ狙い。

 日没前のテトラはやや波立ち、潮流もあって軽い仕掛が投げにくい状況で、細竿細仕掛ではせいぜい10m沖までしか仕掛を投げられない。

 とはいうものの、この状況はグレ釣りには悪くない。凪いでいるよりはるかに良い。

 思った通り…

 すぐにアタリがあって、25pを取り込んだ。さらに続けて3尾、27pまでを計4尾。だが、ここで日没。風が強まり、波しぶきが足元に来るようになったので、内側へ転身。

 最初から内側のTaka−yuさんはグレ不発。過去の私の経験では内側でも釣れるのだが今回は気配がなかったとか。

 ガシラ・メバルは私がミニサイズばかりを8尾、Taka−yuさんは20p前後のメバルを2尾。シラサでなく1本鈎にアオムシ刺し…これが拙かったようだ。

 追記:このグレは、捌いて冷凍保存。後日、子供のための料理教室に使う。
 

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'17年06月08日(木)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレ
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA、グレ(28pまで、但しほとんどが手のひらサイズ)24尾。

 私ABAの単独釣行。

 今月17日に予定している子供のための料理教室に使うグレの数は、前回の4尾ではとても足りない。早い目に揃えねば安心できないので農繁期ではあるが時間を作って釣行を決めた。

 淡路では徳島の本格磯と異なり、撒き餌(兼刺し餌)のオキアミは1sあれば十分だがそんなサイズは無い。止むを得ず3kgを買って、残りは生ゴミで出すことに。

 残り餌を保管する冷凍庫のスペースが無いのだ。田園科学室と我が家には計4つ、2台の冷凍(専用)庫と2台の冷蔵庫の冷凍室があるが、そのほとんどは豊作だったイチゴに占領されている。

 料理教室用の食材のスペースは何とか確保できても、残り餌の保管なんて「とんでもない!」状態。

 …で、夕方のほんのひと時。その釣果は:−

 大小合わせて、といってもほとんどが手のひらサイズで最大が28pだが、24尾。前回分と合わせれば食材確保は「成功」。

 持ち帰って、全て3枚におろし、皮を剥いで、骨を丹念に除いて、密封し、冷凍した。

 あと、子供たちにグレの雄姿を見せるためにせめて30pのグレ、それの丸ごと冷凍個体が欲しい。徳島(牟岐大島)の大型グレの迫力には遠く及ばないが淡路での良型はこんな具合だと分からせたい。

 だから、来週、もう1回、3回目の食材確保の釣行を、「せねば!」

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'17年06月13日(火)、塩田新島(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレ
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1、2:釣果ABA、グレ30.5pまで3尾、メバル23pまで8尾、ガシラ17pまで13尾。

 3人釣行、Taka−yuさん、Miya−shinさん、私ABA。17日に予定の子供のための料理教室食材確保釣行の3回目。

 今回の最大の目標は、グレ30p超1尾確保。

 子供たちに淡路のグレの雄姿を見せるためにせめて30pのグレ、それの丸ごと冷凍個体が欲しい。徳島(牟岐大島)の大型グレの迫力には遠く及ばないが淡路での良型はこんな具合だと分からせたいのだ。

 行先は塩田新島、Tka−yuさんと私は南向きテトラ、Miya−shinさんは内向きの深場に釣座を構える。

 撒き餌は、オキアミ各人1kgに米ぬか少々。刺し餌は小さな塊のオキアミを購入。せっかくの釣行なので、グレが食い終わる日没後はアオムシでメバル。

 気合を入れて臨んだが:−

 私、夕方の時合に手のひらグレ2尾に終わり、意気消沈。メバルの良型18〜23pが続けざまに掛かって来て、普段なら大喜びするのに今回は全く喜べず、ため息つきながらガシラ混じりで釣っていた。

 …と、何たる幸運。グ〜ンと重量感のある「グレ間違いなし」の手ごたえ。釣果に恵まれずギャラリーと化していたMiya−shinさんの声援を受けながら0.8号の細竿を大きく撓らせて…無事取り込み成功。「いや、ホント、幸運としか言いようがないでしょう」。

 帰宅後の計測で30.5p、夜間、終盤、決勝のホームランで目標達成。

 「嬉しいことこの上」なし。食材とする分に加え「淡路のグレはこんなグレだ」とデモンストレーションする魚体も加わって、これで3回に及んだ子供のための料理教室の食材確保の釣行は成功裏に終了。

 次回からはどんな大義名分をこしらえようか…楽しく悩むことにする。

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'17年06月23日(金)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, グレですが…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1,2:釣果、ABA、グレ3尾(28p、22p、18p)、ガシラ17pまで3尾(ミニサイス多数は放流)。
グレの腹が大きく膨らんでいるのは海藻を飽食しているため。

 2人釣行。Taka-yuさんと私ABA。同行予定だったMiya-shinさんは家庭菜園で暑さにやられて直前キャンセル。

 出発を16:00としたのが間違いだった。釣り場についたのが、日没直前。オキアミの解凍などで時間をとられ、実質薄暮時だけの短いグレ釣りになってしまった。

 加えてミスが続いた。

 グレ28pを釣って玉網で掬って取り込んだ瞬間だった。

 カラコロ・カラコロと乾いた音。ウキ2本を入れた管状の容器を、テトラの間へ落としてしまった。なんとベストのポケットが擦り切れ、穴が空いていた。

 玉網と竿と魚をそのままテトラ上に放り出して、慌ててテトラの下へ。隙間に体を捻じ込んで潜り込み、腹這いの窮屈な姿勢で、何度も何度も柄杓の柄で容器を招き寄せようと試み、およそ20回目ぐらい、いやそれ以上してようやく回収。長かった。

 その瞬間、今度は帽子が落ちて、これを回収。

 「やれやれ」と安堵したが、テトラの隙間に無理矢理捻じ込んだ体、無理な姿勢、ここからどう後退するか。大問題。

 柄杓とウキと濡れた帽子を手に、10分ぐらいもがいて、最後は「イモムシの逆走」的に動いて、何とか生還。潮が満ち始める時間帯なのでこのまま水没・溺死は嫌だな…と一瞬、しかし真剣に思ったりした。

 何とか無事生還。魚も、竿も、玉網も無事。ところが、仕掛のウキがテトラの隙間に落ち込み、隙間の下方に引っ掛かって外れない。再び、別の隙間へ潜るハメに…。

 何とかこれもクリアしてウキを取り戻した、と思ったのも束の間。テトラの隙間で道糸が擦れていたのだろう、復帰第1投でウキを含めて仕掛一式が沖へ飛んで行った。

 諦めればよかったのに、未練たっぷり、伸ばした玉網を手にウキよ手前に流れて来いと待つことしばし。貴重な時間をまたまたロス。

 仕掛けを作り直そうと一旦竿を畳もうとしたら「あれれ?竿の尻栓が無い!」さらに上から2番目の節のガイドの接着が甘くなっていて、竿尻から2番が飛び出して来た。穂先のガイドで引っ掛かるから落下・紛失はしないのだが、ドキッとして一瞬パニック。

 予備竿に切り替えようとモタモタ。暗がりに老眼・乱視だ、さらに時間のロス。

 まだこれで終わらない。

 大物を掛けること2回。1回目は、正体不明、30p級のグレの可能性が無いでは無いが、多分2回目と同じ魚種。

 その2回目というのは大きなコブダイ。コブダイのくせにチヌのような手応え。ホント、姿を見るまでは超大型のチヌだと思っていた。

 道糸1.8号ハリス1.2号竿0.8号。苦闘10分いや15分、浮かせた相手は60p確実のコブダイ。以前に56pをやはり細竿で掛けて取り込んだことがあるが、それを数段上回る大きさ。立派と言えば立派な魚体。

 「玉網で掬おうか、掬うまいか、持って帰っても仕方ないけどなあ」…と、迷ったが「とにかく引き上げて計測を」と掬いにかかかったら、フッとハリ外れ。ゆっくり、ホントにゆっくり、落ち葉が舞うように沈んで行ったから、相手も私同様に疲労困憊していたのだと思う。

 …ああ、時間のロス、ロス、ロス。

 結局、グレは18p、22p、28pの3尾だけ。暗くなって、アオムシを刺してメバルを狙ったが、小型のガシラばかり。何とか煮付けになりそうな3尾(=家族数)だけをキープして終了。

 グレの食いは良い感じだった。だから、遅い出発と重ねたミスが悔やまれて仕方ない。

 なお、Taka-yuさんはテトラでなく、内向きの波止で釣っていたのだが、こちらの釣果も芳しくなかったようで、メバルは20p級が1尾であとは小型ガシラばかりだったとか。

 「メバルの不調は大雨の直後で、大量の淡水が流れ込んだせい」と私は思っているが真実かどうか、自信は無い。
 

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'17年06月26日(月)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, 快釣、小グレ・良型メバル
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA、グレ28pまで19尾。
 しかし、残念なことに多くは手のひらサイズ。
図2:釣果、ABA、メバル・ガシラ、25pまで、13尾。
 メバルは7尾が良型で釣趣・味とも満点。

 私ABAの単独釣行。7月1日の料理教室の食材調達のための釣行。

 当日の予定食材はイサキで、これは先日印南(和歌山)で釣ってきた。そこそこ釣れたので余裕であちこちに配ったが、配り過ぎて当日の必要数を割ってしまう迂闊(うかつ)。急遽補いのための小グレ釣りで淡路島へ行くことになった。

 17:00に釣り開始。前回よりかなり早い。この時間に始めたら、のんびり気楽に釣りができる。

 満潮は21時ちょっと前ぐらいで、潮は満ちる一方。日没は19時過ぎだが暗くなるのは20時あたりだから釣り時間は実に3時間もある。曇天で風も弱い。釣り人も少なく見渡せる範囲にたった5人。

 明るいうちは、食材調達に徹して小グレ狙い。しかし、それだけで帰るのは余りにも「もったいない」。それほど好条件が揃った日。

 小潮でなく中潮であるが、それを除けば誰の目にも「メバル日和」。当然、グレ調達の後はメバル。潮の具合からいうとメバルが釣れるピークは20:30〜21:30。

 多くは望まない、家族1人に1尾、計3尾で十分。一番美味しいとされる20p前後なら嬉しいけどな、と思いつつアオムシを少しだけ(300円分)買った。

 先ずは小グレ釣り。

 テトラに立って釣る。撒き餌を撒いて、餌盗り(スズメダイ)の大群を寄せておいて…いやいや、そんなグレ釣りの常道を守る必要はない。雑な釣り方で気楽にやれる。

 仕掛を、撒き餌に集まった餌盗りの群の真ん中へ投げ込むだけで十分。下からグレが勢いよく水面の餌まで突進し、餌盗りを蹴散らし、ガバッと音を立てて反転する。だからタナ(ウキ下)は1mも要らない。

 ウキがどう動くかなんてことも関係ない。見なくて良い。仕掛を投げて、一瞬(約5秒)待って、軽く竿をあおれば釣れる。玉網も不要、ハリス1.2号だから全部抜き上げる。

 弁当食べたり、飲み物を飲んだり。約20尾呑気な釣を楽しんだから、そこから後はグレ釣りの常道を守って「型狙い」に方針変更。25p以上だけキープ、以下は放流と決めたが、そこまでに釣った28pに並ぶものは、残念ながら釣れなかった。でもまあ、これは構わない。次の楽しみ、メバル釣りがある。

 真っ暗になったので、グレを終了、テトラから波止へ移動。

 メバルは撒き餌を使わず、アオムシだけで釣る。ウキを流して、時々軽く引き戻す形で誘いをかける。選んだポイントも正解だったが、時合だったのだろう、あっという間に目標の3尾を釣った。全部が最も美味しいサイズで、嬉しい。

 妻から「どう?釣れてる?」とメールが来たので。「目標達成したから、このへんで切り上げて帰るワ」と返信…が、その直後から、メバルの乱舞。メバルガシラを合わせて計10尾、合計13尾まできたところで餌切れ・終了となったが、25pまでの良型が7尾もある嬉しい釣果。

 約30分、至福の時間。

 楽しいね、釣り。海に感謝。

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'17年07月05日(水)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル、型ぞろい
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA。メバル9尾、22pまで。写真には7尾(3尾は進呈)。
一番美味しいとされる20p前後が見事にそろった。

 3人釣行。Taka−yuさん、Miya−shinさん、私ABA。

 のんびり、波止でメバル釣り。満潮は22:31、半夜の釣りには絶好。

 一番美味しいとされるメバルは20p前後。刺身にして良し、煮付けにして良しだが、昔はともかく、近年はこの型をそろえるのは容易ではない。

 ところが、この日…釣果は9尾で、自慢できるほどの数ではないが、20p前後が見事にそろった。腕がどうこうではない、全くの僥倖、場所と日柄が良かったようだ。

 エサは、シラサとアオムシ。日によって、どちらが良いか、時に極端に偏ることがあるが、この日はどちらにも来た。

 なお、Miya−shinさん絶不調、Taka−yuさんまずまずの釣果。

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'17年07月09日(日)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル、型が…
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA。メバル5尾。19pまで。残念ながら、前回に比べ、型が一回り地小さかった。

 2人釣行。U師匠と私ABA。

 一番美味しいとされる20p前後を狙って柳の下へ、2匹目のドジョウ獲得作戦。

 にわか雨が降るとの予報なので合羽持参、濡れるのを覚悟の釣り。満潮は翌0:34と遅く、U師匠との釣りは常に最大延長21:30迄なので、多くは望めないが、前回同様に型が揃えば…と期待。

 雨はあちこちまばらに降り、しっかり降った地域もあったようだが、私たちが居た所はほんの微かに降っただけ。幸運だった。

 結果は2人仲良く5尾ずつ。

 U師匠には特大の1尾(25p?)が来たが、この日20pを超えたのはこれだけ。

 U師匠は、2本鈎のウキ流し釣り。シラサ、アオムシを対に刺して、2者に優劣はなかったらしいが、私はシラサ3本鈎とアオムシ1本鈎を試してアオムシだけが有効、シラサは全くの無効だった。

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'17年07月13日(木)、仮屋(淡路)
お魚クラブVer. 2, 小グレ、良型メバルも
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1、2:釣果、ABA。グレ、11尾、22pまで。メバル、25pなど6尾。小ガシラ1尾。

 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。

 急も急に決まった釣行。Taka−yuさんは来週忙しく、行きたくても行けない週になりそうとかで、「今日しかない、1人でも行く」と言うので、「ならば…」と便乗。

 妻の許認可が何とかとれて、出発。

 間際に、
 「何が食べたい?」とたずねたら、
 「刺身なら何でも」。

 …ということで、日没間際に小グレを釣って、これを最低限のお土産「天婦羅の種」に、日没後はメバルを釣って、これを刺身にする…と目標を決める。

 良型グレは釣れなかったが、釣れてもこの季節のグレを刺身にする気はないので、手のひら級(22pまで)11尾で満足。

 小グレ釣りの最後の1投にメバル19pが来てニッコリしたが、刺身にはもう少し大きいサイズが欲しい。それで、場所移動。

 前回ここで良い思いをしたあの場所をTaka−yuさんに薦めておいたので、小グレ絶不調だった彼は早々にそこへ移動していた。

 「釣れましたか?」とたずねると、
 …にんまり笑顔。何と、26pが釣れていた。彼の自己新記録、おめでとう!

 厚かましく彼の横に入れてもらったら、すぐにウキに反応。いきなり、25p、堂々の刺身サイズ。

 その後は型がそろわなかったが計6尾。この日のメバル釣りは絶好調のTaka−yuさんの後塵を拝し続けたが、目標は達成、笑顔の帰還。
 

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'17年07月20日(木)、鳥飼(淡路)
お魚クラブVer. 2, ガシラ、メバル
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1:釣果、ABA。ガシラ23pまで、11尾、ほぼ同数のミニサイズは放流。ほかに、メバル、小グレ、タコ。


 2人釣行。Taka−yuさんと私ABA。

 表題はガシラ、メバルだが、本命は、実はチヌ。長年淡路に通っているのでいくつかの候補地は浮かんだが、潮時を重んじて西浦を選択。

 夏休みが始まる季節なので、平日でも混んでいることもあると考えて、鳥飼(鳥飼浦)漁港の波止のうち、過去1人のチヌ釣師とも遭遇したことがなく、良い思いをした場所を選んだ。

 この釣り場の欠点は、足元が角が尖っている妙な形の消波ブロックであること。通常のテトラポッドと違って、立つにも座るにも窮屈な姿勢を強いられる。重心を右足・左足・右足…と移しながら釣るが、それでも時々足が攣(つ)る。

 撒き餌は若干のオキアミと集魚剤と米ぬかを混ぜたもの。刺し餌は、日没まで約30分はオキアミ、以後はアオムシ。

  しかし…、

 何も釣れない。時々アタリはあるが、明らかにフグ。

 今日はダメ、早く諦めて、港内の別場所に移動して狙いをガシラ・メバルに変更するのが得策。そう考え、Taka−yuさんに提案しようとしたその時…

 Taka−yuさんから、「メバルです!」との声。

 ここでメバルが数釣れることはないだろうが、ガシラなら可能性はある。波止のチヌ釣りの外道は、狙うタナが似ていることもあって経験的にはほとんどがガシラ。

 そこで、投入ポイントを消波ブロック側に近づけ、沖から手前へ小刻みにまた間断なく誘いをかける(引いては緩める)ことに。

 この変更は効果覿(てき)面。次々にガシラ時々はメバルがかかって来た。ミニサイズも多く、これを放流しながら、そこそこのサイズ以上をキープ。23p(帰宅後測定値)までのガシラを11尾、メバル3尾、小グレ1尾で、良いお土産になった。

 Taka−yuさんも、最低限のお土産を確保できたので、共に「傷心の帰宅」にならずに済んだ、というところかな。

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'17年07月24日(月)、浅野(淡路)
お魚クラブVer. 2, メバル
(c)2017, ABA, Lab. Sci. Rural Life, Kobe, Japan
図1、2、3(上段左、中、右):
 全員にメバルの釣果。
図4、5(下段左、右):釣果ABA。
 メバル3尾19pまで、
ほかチヌ28pなど8尾。

 3人釣行。Hi−sabさん、Ma−ikuさん、私ABA。この3人での釣行は4月23日以来だから…実に84日ぶり。集まってすぐに互いに近況の交換、もちろん車中でも。

 梅雨明け10日は暑いのが相場。それにしても暑い。夕刻、釣場に着くと、空は黒い雲で蓋をされて蒸し暑く、漁船のエンジンが空気に振動を与えるだけで、即雨が誘発されそうな、そんな雰囲気。

 実績のあるポイントへ入れるように、日没より遥かに早く着くのが恒例。日没までの間、メバルは釣れなくて当然。どうやって時間を過ごすかで、毎回悩む。

 豆アジは姿は見せ始めているもののまとまった数釣るには未だ早過ぎる。それで、今回はオキアミを刺して、漫然とウキを流し、スズメダイ、フグ、ウミタナゴ、小グレなどに遊んでもらった。

 暗くなって、釣り本番。

 最初にメバルを釣ったのは、Hi−sabさん。20p、一番煮付けが美味しいとされる正にそのサイズ。釣り師的には25p超が嬉しいが、料理人的には20pで十分に満足できる。

 メバルとガシラを合わせて家族に各1〜2匹宛釣れれば、メバル釣りは成功なので、各自最低2〜3尾、理想は4〜6尾、これが目標。

 最も早く目標を達成したのは私。メバル3尾19pまで、その他チヌ28pなどを8尾。竿を操作しての誘いに一日の長があったからだと思う。

 Hi−sabさんも目標達成、メバル20pまでを3尾。

 Ma−ikuさんは18pまでを2尾で最低限目標に届かなかった…が、後で聞いたら隣にチヌ師が来て撒き餌を投入するなどして釣っていたというから、想像だがその影響を被ったかも知れない。

 この日の潮は、余り良くなく満潮が翌日01:01。潮だけで言えば深夜に好機が来る日。そんなに遅くまでは居れない私たちは、大満足には届かず、小〜中満足で終わったが、やむを得ない。

 田舎の夏は、けっこう忙しい。夏祭り、お盆、秋祭りと怒涛の行事ラッシュ、準備に後片付けに、老け込んでいる暇などない。

 加えて鮎釣りの季節。秋に来る友達10人分の鮎を早めに確保しておきたい…等々ありますが、海の夜釣りの計画も、なるべく早く作ります。
  

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