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特撮映画 私が見た特撮映画を紹介します。
ゴジラ | 大魔神 | 海外の特撮映画 | 日本の特撮映画 | ウルトラマン |
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この特撮映画には時代劇・現代劇・戦争映画・青春映画など出演者がジャンルを超えて演じているのがとても嬉しいです。監督も座頭市や眠狂四郎など1960年代にジャンルに関係なく「何でも撮るよ」って言っているようで「あっ!こんなところにあの人が出ている」って感じで、ゴジラの映画に007のボンドガールが黒澤映画の志村喬さんがコジラに「暁の脱走」の池部良さんが宇宙服を着ていたり楽しくなります。「七人の侍」の土屋さんがガス人間に、皆さん芸達者です。 |
昭和ガメラ 平成ガメラ
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『大怪獣ガメラ』 1965年 大映東京撮影所が制作1965年11月27日に公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特殊撮影:菊池米三郎。 出演:堀越英二、姿美千子、山下洵一郎、霧立はるみ、左ト全、浜村純、北原義郎、北城寿太郎、他。 大映が東宝の「ゴジラ」に対抗し企画された。ガメラ・シリーズ第1作。「ゴジラ」が大ヒットした為に二番煎じと期待されていなかったが劇場で予告編が公開されると前売り券の売上が伸び大ヒットとなりました。北極の地下で冬眠していたガメラが原爆実験の衝撃で蘇る。やがて日本に飛来したガメラは、北海道に上陸し自らのエネルギー源である炎を求めて発電所に向かう。それに対し世界中の科学者がガメラから地球を守るためあるプランを実行する。 |
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『大怪獣決闘ガメラ 対 バルゴン』 1966年 大映東京撮影所が制作。1966年4月17日公開。 監督:田中重夫 脚本:高橋二三 特撮監督:湯浅憲明 出演:本郷功次郎、江波杏子、藤岡拓也、早川雄三、藤山浩二、他。 バルゴンは、ニューギニアの孤島にある魔境「虹の谷」で「千年に一度誕生する」と言い伝えられている、伝説の怪獣。ガメラを乗せたロケットに隕石が衝突。脱出したガメラは帰巣本能で地球に戻り、活火山に姿を消した。一方、戦時中に日本軍がニューギニアに隠した巨大オパールが 日本に輸入されるが、それはバルゴンの卵だった。やがてふ化したバルゴンはガメラと大阪城で激突する。昭和・平成を通じて子供が一切からまない異色作、ガメラ・シリーズ第2弾。 |
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『大怪獣空中戦ガメラ 対 ギャオス』 1966年 大映東京撮影所が制作。1966年4月17日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:湯浅憲明。出演:本郷功次郎、上田吉二郎、笠原玲子、北原義郎、他。 超音波怪獣ギャオスはコウモリをモチーフした飛行怪獣。私はガメラ・シリーズの悪役怪獣ではこのギャオスが一番好きです。多分、好きな方は多いでしょうね。三宅山雄山が噴火。ガメラが飛来して熱エネルギーを吸収し、そのまま姿を消した。そんな折、双子山(長野県)付近で怪事件が続出。それらはすべて、コウモリの特性を有した肉食大怪獣・ギャオスの仕業だった。超音波メスで攻撃し、空中を自在に飛行するギャオスにさすがのガメラも苦戦を強いられた。ガメラ最大のライバル、ギャオスが登場したシリーズ第3弾にして最高傑作との呼び声が高い作品。 |
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『ガメラ 対 宇宙怪獣バイラス』 1968年 大映が制作。1968年3月20日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:湯浅憲明。出演:本郷功次郎、高塚徹、八重垣路子、渥美マリ、八代順子、他。 バイラスの名前は、「週刊少年マガジン」「週刊ぼくらマガジン」の公募による。ぬいぐるみの手は2本が演技者の足、残り4本は操演によるもの。ガメラは、バイラス星人が地球侵略用に派遣した宇宙船を見事追撃した。続いて出没した2号機は、ガメラの弱点を探っていた。それが子供と分かりボーイスカウトの少年2人を拉致。手出しの出来ぬガメラを頭脳コントロール装置で操り、地球の破壊活動を開始した。前作での、ガメラと少年との交流シーンの好評を受け、完全に子供向けに移行したシリーズ4弾。この頃、ゴジラ映画も子供向けになり映画館に子供を連れて行った親御さんは大変だったのではないかと思います。 |
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『ガメラ 対 大悪獣ギロン』 1969年 大映東京撮影所が制作。1969年3月21日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:藤井和文。出演:加島信博、秋山みゆき、笠原玲子、イーデス・ハンソン、甲斐弘子、船越英二、大村崑。 出刃包丁に似た巨大な頭部を持つ四足歩行怪獣。目はカメレオンの様に360度の視界を持つ。ギャオスの超音波メスを跳ね返す。前作が大ヒットしたために想定外に製作が決まったシリーズ第5弾。ガメラが初めて他天体で活躍するなどSF・冒険思考が強い。ここで登場するギャオスは羽根を拡げたタイプの物が倉庫にぬいぐるみとして残っていたので銀色に塗り直して使ったそうだ。「ガメラ対ギャオス」であんなに強かったギャオスをいとも簡単にギロンが倒したシーンは子供の頃ショックでした。 |
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『ガメラ 対 大魔獣ジャイガー』 1970年 大映東京撮影所が制作。1970年3月21日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:金子友三。出演:高桑勉、ケリー・パリス、炎三四郎、大村崑、他。 ウエスター島に眠っていたムー帝国の怪獣と言われる古代怪獣ジャイガー。頭に角が三本あり1本から超高周波光線を出す。ガメラに2度勝利した強敵。大阪万博に展示すべく、ムー大陸の一部だったウエスター島から巨石像・悪魔の笛が海運された。そして、石像に封じられていた大魔獣ジャイガーが覚醒し、島の火山エネルギーを求めて飛来したガメラを倒すと石像を追って日本に上陸。そこにガメラも駈けつけるが、今度は卵を生みつけられて仮死状態におちいる。1970年、日本の最大のトピックス、大阪万国博覧会とタイアップした第6弾。 |
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『ガメラ 対 深海怪獣ジグラ』 1971年 大映東京撮影所が制作。1971年7月17日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:湯浅憲明。 出演:坂上也寸志、グロリア・ゾーナ、八並映子、佐伯勇、アーリン・ゾーナ、坪内ミキ子、他。 高度な文明を持つ知的水中生物。自星を捨てて密かに地球へ移住しようと企む。大型地震を引き起こし次々と壊滅に追い込む。水圧の影響で巨大化。世界中で大地震が発生。そんな折、千葉にある鴨川シーワールドで休暇中の科学者とその子供たちが謎の宇宙船に連れ去られるが、駈けつけたガメラにより宇宙船は破損。搭乗していたジグラ星人は水圧の違いで怪獣化し、オレンジ光線でガメラを仮死状態にすると地球の植民地化に乗り出した。実際の水族館・鴨川シーワールドとタイアップした第7弾。本作公開直後に大映が倒産したため、シリーズは一旦ここで終わった。坪内ミキ子のファン、31才の映画。 |
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『宇宙怪獣ガメラ』 1980年 大映が制作。1980年3月20日公開。 監督:湯浅憲明 脚本:高橋二三 特撮監督:喜多崎晃。出演:マッハ文朱、小島八重子、小松蓉子、前田晃一、工藤啓子、他。 大映が倒産し徳間グループ資本下となった大映によって9年ぶりに製作された。昭和ガメラで使っていたぬいぐるみを使用。予算不足なためアゴを開閉させるリモコン装置が無いため常に口は開閉し続ける。シリーズ最後となる。宇宙海賊船ザノン号が地球侵略を開始した。それを知った平和星M88はスーパーガールを地球に派遣。次々に大怪獣を地球に送り込むザノン号に対し、正義の宇宙怪獣ガメラを召喚した。約9年ぶりに制作されたシリーズ8弾にして、昭和ガメラ最終作。旧7作の名場面に新撮シーンを加えた総集編的構成ながら、様々な趣向を凝らしたサービス満点な内容となった。 |
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平成ガメラ 1995年 『ガメラ 大怪獣空中決戦』 1996年 『ガメラ2 レギオン襲来』 1999年 『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』 1965年に『大怪獣ガメラ』が放映され1980年『宇宙怪獣ガメラ』まで全8作の昭和ガメラが新たに平成ガメラ3部作として甦りました。ガメラ誕生30周年記念作。この3部作は時系列で繋がっている。昭和ガメラもよりリアルになりCGと特撮を上手く使い防衛庁の協力もあり自衛隊の兵器も充実しています。平成ガメラは初めて見ました。とても完成度が高いです。レギオンとイリスが似てたりしてごちゃ混ぜになりそうです。日本版のBly-ray BOXは高価なので北米版Blu-ray BOX(写真)を購入、音声は日本語、字幕は英語。 |
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『ガメラ 大怪獣空中決戦』 1995年(平成7年)3月11日 大映制作、東宝配給。 監督:金子修介 脚本:伊藤和典 特撮監督:樋口真嗣 出演:伊原剛志、中山忍、藤谷文子、長谷川初範、本郷功次郎、渥美清、他。 太平洋上で巨大漂流環礁が発見された。同じ頃、九州の姫神島で住民が消失する事件が発生。調査の為に島を訪れた鳥類学者の前にギャオスが姿を現す。政府はガメラの出現により当初は敵対としていたがギャオスから子供を守ろうとしたことで的でないことが判明する。ギャオスは成長し人間を餌とし爆発的に繁殖する事が分かりギャオスを倒すことを考える。ギャオスが産卵直後に地中からガメラが現れ戦いとなる。ガメラの宿敵はやはりギャオスで始まります。 |
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『ガメラ2 レギオン襲来』 1996年(平成8年)7月13日 大映制作、東宝配給。 監督:金子修介 脚本:伊藤和典 特撮監督:樋口真嗣 出演:永島敏行、水野美紀、石橋保、藤谷文子、川津祐介、ベンガル、他。 ギャオスの戦いから約1年半後の1997年1月12日にNASAから地球に向かう隕石が発見される。一つが支笏湖付近に落下し陸上自衛隊が現地調査に行くが隕石は発見できなかった。4日後ガラス工場の瓶やNTTの光ファイバー網が消失する怪現象が多発する。そしてレギオンが現れる。また、三陸沖から浮上したガメラが飛来しレギオンと戦う。 |
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『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』 1999年(平成11年)3月6日 大映制作、東宝配給。 監督:金子修介 脚本:伊藤和典、金子修介 特撮監督:樋口真嗣 出演:中山忍、前田愛、藤谷文子、山崎千里、津川雅彦、他。 レギオン襲来から3年後の世界を舞台に奈良県のとある村で覚醒した謎の生物イリスと世界中で大量発生しているギャオスとガメラが人々と共に戦う。ガメラとギャオスの戦闘による被害で両親を失った少女を主人公に、人口が密集する大都会に海獣が出現する事による災害を真正面から描いた。 *シリーズで出演している藤谷文子(あやこ)さんはハリウッド俳優スティーヴン・セガールと女優の藤谷美和子さんの娘さんです。 |
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『小さな勇者たち〜ガメラ〜』 2006年 松竹配給 角川ヘラルド映画 制作。2006年(平成18年)4月29日公開。 監督:田崎竜太 脚本:龍居由佳里 特撮監督:金子巧。 出演:富岡涼、夏帆、津田寛治、寺島進、奥貫薫、小林恵、石川愼吾、成田翔吾、石丸謙二郎。 1973年、三重県志麻でギャオスの群れとガメラが戦い、ガメラは自爆し人々を守った所から始まる。これは想定外の始まりでちょっと嬉しかった。そして33年後に自爆した時にいた少年の息子が亀の卵を発見し部屋で育てるがやがて大きくなり姿を消してしまう。怪獣”ジーダス”が突如現れ人々が逃げ惑う中で少年が怪獣にやられそうになった時にガメラが助けに来る。子供の視点からガメラを見ているので物語りが分かりやすい。ここまで真面目にされると面白い。今までのガメラと違い丸みをおびたぬいぐるみのようで可愛い。しかし”ジーダス”は凝っていていかにも悪い面をしているのが対照的です。 |
Godzilla | ![]() |
ゴジラは、日本の東宝が1954年に公開した特撮怪獣映画。1954年「ゴジラ」から2024年アメリカ映画「ゴジラxコング 新たなる帝国」と歴史は長く国外でも人気があります。昭和ゴジラ、平成ゴジラ、ミレニアムシリーズ、シン・ゴジラと引き継がれゴジラもリアルに内容も濃く怪獣映画の中でも完成度の高い映画だと思います。ゴジラ映画は「モスラ」「キングギドラ」など沢山出てくるので面白さは倍増です。アメリカ版は「ゴジラ」より「コング」の方が親しみがあるせいか同等に扱われています。 |
ゴジラ 平成ゴジラ ミレニアム シン・ゴジラ モンスター・ヴァース
昭和ゴジラ |
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「ゴジラ」 監督:本多猪四郎 脚本:村田武雄、本多猪四郎 特殊技術:円谷英二 出演:宝田明、河内桃子、志村喬、平田昭彦。(モノクロ) 1954年 東宝製作の怪獣映画。ゴジラシリーズ第1作。怪獣映画と言えば「ガメラ」より10年早く公開やっぱり「ゴジラ」ですね。2023年には30作目が公開されます。「ゴジラ」の名前は、クジラとゴリラを合わせたとか鳴き声はチェーンソーの音など何かの本を見て知りました。私が少年時代に再放送で観て夢中になったのは「ゴジラ」でなくて「ガメラ」でした。今思っても何故「ガメラ」だったのか分かりません。まだ、子供向けでなくてアメリカ映画「原子怪獣現る」が1953年なので「ゴジラ」は世界でも初期の怪獣映画です。怪獣はほとんど最後に東京にやって来ました。東京は随分と破壊されました。 |
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「ゴジラの逆襲」 監督:小田基義 脚本:村田武雄、日高繁明 特撮監督:有川貞昌 出演:小泉博、千秋実、志村喬、若山セツ子、土屋嘉男。(モノクロ) 1955年 東宝製作のゴジラシリーズ第2作。怪獣同士の対決を決定づけた映画。ゴジラは2代目、新怪獣アンギラス登場。怪獣同士の戦いで終わるのではなく武器によっての結末となっている。この映画のみ予告編がない。前作の監督・音楽・撮影・特撮等が全て代わっている。これは「ゴジラ」が大ヒットし慌てて続編を作った。本多監督が「獣人雪男」の準備中だったので小田監督に変更となったが評価は高く大ヒットした。1966年に東宝特撮怪獣映画として初めてTV放送となりこの路線を確立させた。海外でも公開されゴジラ風の映画が盛んに作られた。 |
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「キングコング 対 ゴジラ」 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特撮監督:円谷英二 出演:高島忠夫、佐原健二、浜美枝、若林映子、平田昭彦、有島一郎。 1962年 東宝製作のカラー映像。ゴジラシリーズ第3作。前作「ゴジラの逆襲」から7年ぶりの新作でゴジラ映画としては初めてのカラー・ワイド製作。また、関沢新一のゴジラデビュー作でもある。怪獣映画は単独キャラクターものから対決路線へと転換していったのもこの映画からとされています。女性をさらって国会議事堂によじ登るシーンは本家「キングコング」のオマージュ的シーンもあります。「キングコング」の映画は1933年です。北極からゴジラが日本へ南洋からキングコングが現れ東京で戦うがキングコングは南洋に帰りゴジラは海の中へ。 |
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「モスラ対ゴジラ」 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特撮監督:円谷英二 出演:宝田明、星由里子、ザ・ピーナッツ、小泉博、藤田進、佐原健二、。 1964年 東宝製作のカラー映像。ゴジラシリーズ第4作。初めてモスラとゴジラの闘いを描く。台風でインファント島からモスラの卵が浮遊し日本に流れ着くと同時にゴジラが出現しモスラに助けを求める。1961年(昭和36年)に公開された「モスラ」の続編で1962年(昭和37年)に公開された「キングコング対ゴジラ」(シリーズ第3作)の続編となる。怪獣映画10周年を記念して作られた。「モスラ」と「ゴジラ」は敵対同士でゴジラが悪役を演じる。以降、「モスラ」が「ゴジラ」を説得し数多くの怪獣と戦い人間の見方となる。小美人はザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)で、この映画で「ゴジラ」と「モスラ」が登場しこれ以上の文句の付けようのないスタッフ・キャストは東宝特撮黄金期の傑作です。 |
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「三大怪獣 地球最大の決戦」 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特殊監督:円谷英二 出演:夏木陽介、星由里子、志村喬、小泉博、若林映子、佐原健二、平田昭彦。 1964年 東宝製作映画。ゴジラシリーズ第5作。「空の大怪獣ラドン」と「モスラ対ゴジラ」の続編。この映画よりゴジラは人間の味方として描かれ今後は怪獣同士の戦いとなる。登場する怪獣は、”ゴジラ””ラドン””モスラ””キングギドラ”の4体と小美女”ザ・ピーナッツ”。金星を廃墟にした”キングギドラ”が地球を金星のようにしようと地球にやって来る。”ゴジラ”と”ラドン”に”モスラ”が”キングギドラ”と闘うよう説得する。この年から怪獣映画の製作が多くなり多彩な怪獣達が登場するようになる。 |
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「怪獣大戦争」 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特殊監督:円谷英二 出演:宝田明、ニック・アダムス、水野久美、土屋嘉男、久保明。 1965年 東宝製作映画。ゴジラシリーズ第6作。ゴジラと「空想科学映画」を融合させこれまでのゴジラシリーズの集大成。ゴジラとラドンが地球外で闘う最初で最後の映画。登場する怪獣は、”ゴジラ””ラドン””モスラ””キングギドラ”の4体と小美女”ザ・ピーナッツ”。前作の「三大怪獣 地球最大の決戦」と同様の内容。ゴジラが「シェ〜」をしたりサービス満点です。第1作と比べネタ切れの感じがする。対象年齢が子供へと変わる。 |
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「ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘」 監督:福田純 脚本:関沢新一 特撮監督:円谷英二、有川貞昌 出演:宝田明、水野久美、砂塚秀夫、当銀長太郎、伊吹徹、平田昭彦。 1966年 東宝映画。ゴジラシリーズ第7作。南太平洋で遭難した兄を探しに同行した4人が無断でヨットを拝借し出航したが1か月目に嵐で海上に投げ出される。海獣エビラが登場。一行は島に打ち上げられたがこの島には原水爆を製造する「赤イ竹」という悪党一味が島民を苦しめていた。ゴジラがエビラを倒し一味を滅ぼしモスラが島民を救った。ゴジラは敵味方ではなく中立の存在で都市破壊もない。ゴジラとエビラの水中戦が見もの。ザ・ピーナッツの代わりにペア・バンビ(岡田ゆうこ・岡田ようこ)が登場する。 |
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「怪獣島の決戦 ゴジラの息子」 監督:福田純 脚本:関沢新一、斯波一絵 特撮監督:有川貞昌 出演:高島忠夫、前田見美波里、平田昭彦、佐原健二、土屋嘉男 他。 1967年 東宝映画。ゴジラシリーズ第8作。ゴジラと親子のほのぼのしたやりとりがみられるものの本筋は科学者たちのハードな内容となっている。また、ゾルゲル島で怪獣が暴れるが都市破壊は全くありません。ゴジラとミニラの他にカマキラスとクモンガが登場する。ミニラの放射する輪は「わっか放射火炎」という。怪獣映画の中でも子供向けを象徴した映画でもある。「ゴジラの息子」という内容がバレバレなので興味なかった一作でしたが見ると結構楽しめた。 |
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「怪獣総進撃」 監督:本多猪四郎 脚本:馬渕薫・本多猪四郎 特技監督:有川貞昌 特技監修:円谷英二 出演:久保明、小林夕子岐子、土屋嘉男、愛京子。 1968年 東宝特撮怪獣映画20記念として11体の東宝怪獣を集結させた。ゴジラシリーズ第9作。世界各地の都市に怪獣が襲う。しかし怪獣を操っていたのは宇宙人のキラアク星人との事で物語は進んでいく。この時期、敗戦により失った小笠原諸島が復帰したりアポロ8号が月の周回に成功したりでこの映画でもそうした背景の中で作られた感があります。あの強敵キングギドラが怪獣に寄ってたかって簡単にやっつけられます。 |
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「ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール 怪獣大進撃」 監督:本多猪四郎 脚本:関沢新一 特殊監督:円谷英二 出演:佐原健二、中真知子、矢崎知紀、天本英世、堺佐千夫、。 1969年 東宝製作映画。ゴジラシリーズ第10作。子供の夢に出てくる怪獣島のミニラやゴジラが主役で強盗と並行して物語が進む。完全子供向けの映画で恋愛とかのセリフも一切ない。アメリカの脚本家が「いじめられっ子だった幼少期に本作品を見たことがきっかけで、いじめっ子に立ち向かうようになった」という。ある意味では幼稚すぎるかも知れないが、これだけの作品を作るには生半可なスタッフでは作れない。低予算制作体制となりこれまでの映像が多い。 |
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「ゴジラ 対 ヘドラ」 監督・脚本:板野義光 脚本:馬淵薫 特撮監督:中野昭慶 出演:山内賢、川瀬裕之、木村俊惠、柴本俊夫、麻里圭子 他。 1971年 東宝映画。ゴジラシリーズ第11作。円谷英二の没後に初めて作られたゴジラ映画。公害をテーマとし当時の公害批判とタイアップして挿入歌も面白い。第6作目から観客が子供主体となっているので難しい表現はない。巨大なオタマジャクシや光化学スモッグなどゴジラの好きな子供が「ヘドロだらけの海を見たらゴジラも怒るだろうな」というセリフがこの映画を象徴している。ゴジラが空を飛んだのには驚いた。 |
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「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」 監督:福田純 脚本:関沢新一 特撮監督:中野昭慶 出演:石川博、菱見百合子、梅田智子、高島稔、村井邦夫。 1972年 東宝映画。ゴジラシリーズ第12作。「東宝チャンピオンまつり」の一編として製作。これまで少なからず見てきた特撮映画・怪獣映画の中では独特の内容になっている。完全に子供向けヒーローのゴジラとなっている。ウルトラセブンでアンヌ隊員役の菱見百合子(友江トモ子役)が出演している事や怪獣ガイガンのファンには欠かせない。個人的には面白くない。 |
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「ゴジラ 対 メガロ」 監督・脚本:福田純 原作:関沢新一 特撮監督:中野昭慶 出演:佐々木勝彦、林ゆたか、川瀬裕之、富田浩太郎。大月ウルフ、ロバート・ダンハム。 1973年 東宝映画。ゴジラシリーズ第13作。「東宝チャンピオンまつり」の一編でもある。地下で水爆実験で地割れし湖の水が消失するなどの影響が出た。この地震で地下にいた海底人の国土が一部壊滅した。怪獣「メガロ」を復活させ地上にいる人間に復讐する。そして青年科学者むが作っていた等身大のロボットを海底人が横取りしようとしたが青年科学者がロボットに「メガロ」をやっつける為にゴジラを怪獣島へ呼びに行かせる。ロボットは覚醒し巨大化しゴジラと共に戦う。 |
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「ゴジラ 対 メカゴジラ」 監督:福田純 脚本:山浦弘靖、福田純 特撮監督:中野昭慶 出演:大門正明、青山一也、田島令子、ベルベラ・リーン、松下ひろみ、平田昭彦。 1974年 東宝映画。ゴジラシリーズ第14作。「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開。ゴジラ誕生20周年記念映画。翌1975年開催予定の沖縄国際海洋博覧会に絡め沖縄本土を舞台に制作された。ゴジラを模したロボット怪獣メカゴジラが初登場した。キングシーザーとゴジラでメカゴジラと対決する。 |
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「メカゴジラの逆襲」 監督:本多猪四郎 脚本:高山由紀子 特撮監督:中野昭慶 出演:佐々木勝彦、藍とも子、平田昭彦、大門正明、内田勝正、麻里とも恵、中丸忠雄 他。 1975年 東宝映画。ゴジラシリーズ第15作。「東宝チャンピオンまつり」の一編として公開。前作で登場したメカゴジラを再登場させた作品。本多監督は子供ファンから「悪者にされてゴジラが可哀そう」「ヒーローのゴジラを見たい」との意見が多数あり2大怪獣と戦うゴジラを描いた。前作同様に宇宙人が怪獣を使って東京に移住するストーリーとなっている。チタノザウルスの鳴き声が耳に突く。 |
平成ゴジラ |
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「ゴジラ」 監督:橋本幸治 脚本:永原秀一 特撮監督:中野昭慶 出演:小林桂樹、田中健、沢口靖子、宅麻伸、石坂浩二、武田鉄也、夏木陽介。 1984年 東宝製作映画。ゴジラシリーズ第16作。ゴジラ誕生30周年記念映画。「1954年のゴジラ出現から30年ぶりにゴジラが現れた」という設定で昭和ゴジラシリーズとは繋がっていない。本作品以降のゴジラは再び凶暴な人類の敵として描かれている。伊豆諸島の大黒島噴火から目覚めたゴジラが東京湾に上陸し人間はあらゆる手段を駆使して倒そうとする。ゴジラ以外の怪獣はショッキラス(ゴジラに寄生していたフナムシ)のみです。沢口靖子は映画2本目の出演で「日本アカデミー賞 新人俳優賞」を受賞。日本映画特有の笑いを取るつまらない場面がある。この「チャラ劇」が日本映画を駄目にしている。 |
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「ゴジラ vs ビオランテ」 監督・脚本:大森一樹 特撮監督:川北洸一 出演:三田村邦彦、田中好子、高島正伸、小高恵美、峰岸徹、沢口靖子、永島敏行、久我美子 他。 1989年 東宝映画。ゴジラシリーズ第17作。平成シリーズ第1作目。前作1984年「ゴジラ」の続編でバイオ怪獣ビオランテと対決する。沢口靖子はオープニングのみ登場。ゴジラ細胞と植物の細胞と融合させるが数日後バラの様な姿をした怪獣が現れる。ゴジラが核物質補給の為にやって来て一騎打ちとなる。ゴジラ用生物兵器・降格エネルギーバクテリアをゴジラに打ち込みは成功するが効果が無かった。しかしビオランテを倒したあと効果が現れ倒れ込んだ。前半はバイオの話で後半に怪獣の闘いが始まる。 |
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「ゴジラ vs キングギドラ」 監督・脚本:大森一樹 特撮監督:川北洸一 出演:中川安奈、豊原功補、小高恵美、原田貴和子、チャック・ウィルソン、土屋嘉男、西岡徳馬 他。 1991年 東宝映画。ゴジラシリーズ第18作。平成シリーズ第2作目。東宝創立60周年記念作品。第二次大戦のラゴス島でアメリカ兵を蹴散らしたという恐竜が戦後に核実験し恐竜が被爆しゴジラとなる。23世紀の日本は世界最大の国と発展したので23世紀からやってきてキングギドラと共に日本を弱体化させようとした。しかしゴジララゴス島のゴジラを復活させキングギドラと戦わせる。やはりキングギドラは迫力があります。 |
「ゴジラ vs モスラ」 | |
「ゴジラ vs メカゴジラ」 | |
「ゴジラ vs スペースゴジラ」 | |
「ゴジラ vs デストロイア」 | |
ミレニアム | |
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「ゴジラ2000 ミレニアム」 監督:大河原孝夫 特撮監督:鈴木健二 脚本:柏原寛司、三村渉 出演:村田雄浩、阿部寛、西田尚美、鈴木麻由、佐野史郎、ベンガル 他。 1999年 東宝映画。ゴジラシリーズ通算23作目。ゴジラミレニアムシリーズ第1作。鹿島沖灘の日本海溝の海底で岩塊が発見され引き上げようとするが浮上する。ゴジラの出現で岩塊はゴジラのエネルギーを吸い取ろうとするがゴジラは海へ隠れる。ゴジラの細胞が治癒復元能力が有る事に気付き岩塊はゴジラからその能力を吸収しようとする。この未知の物体は「地球を自分たちに適した環境に作り替える事」と「長い間失っていた肉体をゴジラのオルガナイザーGIによって取り戻す」事でした。案外と面白い。 |
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「ゴジラ x メガギラスG消滅作戦」 監督:手塚昌明 特撮監督:鈴木健二 脚本:柏原寛司、三村渉 出演:田中美里、谷原章介、藤村政信、伊武雅刀、星由里子、池内万作 他。 2000年 東宝映画。ゴジラシリーズ通算24作目。ゴジラミレニアムシリーズ第2作。このシリーズはドラマ性より空想科学映画としての娯楽性が重視されている。ゴジラをブラックホールに吸い込む作戦をたてる。ブラックホールを作り出すデメンション・タイドを実験したところ成功はしたが時空に亀裂が発生し古代昆虫メガニューラが現れ卵を産み孵化した成虫が一つになりメガギラスに成長するといった手の凝ったストーリーでした。田中美里さんの力強い演技に好感。ミレニアムシリーズは面白い。 |
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」 | |
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「ゴジラ x メカゴジラ」 監督:手塚昌明 特撮監督:菊池雄一 脚本:三村渉 出演:釈由美子、宅麻伸、水野久美、中尾彬、水野純一、小野寺華那、萩尾みどり 他。 2002年 東宝映画。ゴジラシリーズ第26作。ゴジラミレニアムシリーズ第4作目。24作から3作続けて女性が主役という女性の社会進出が進んでいた時代性を反映している。45年前の海底で骨だけになっていたゴジラをベースに総力を挙げてメカゴジラ(機龍)を作り上げゴジラと立ち向かわせる。しかしメカゴジラの骨にある遺伝子がゴジラの仲間意識によりメカゴジラの制御ができなくなり暴走する。このシリーズは初めて見たが面白かった。 |
「ゴジラ x モスラ x メカゴジラ 東京SOS」 | |
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「ゴジラ FINAL WARS」 監督:北村龍平 特撮監督:浅田英一 脚本:三村渉、桐山勲 出演:松岡昌宏、菊川怜、ドン・フライ、水野真紀、北村一輝、ケインコスギ、水野久美。 2004年 東宝映画。ゴジラシリーズ第28作。ゴジラミレニアムシリーズ第6作目。ゴジラ誕生50周年記念作品。怪獣15体と1977年「惑星大戦争で活躍した「轟天」が登場する。X星人の操る怪獣で世界が壊滅状態となり怪獣を倒すため南極に眠っているゴジラを呼び起こす。これまでゴジラ映画で登場した怪獣も現れてゴジラとの壮絶な闘いが繰り広げられる。建物や橋など派手に壊される。モスラの小美女(長澤まさみ・大塚千弘)。次のゴジラは10年後2014年のモンスター・ヴァース「ゴジラ」まで待つことになる。 |
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「シン・ゴジラ」 (2016) 監督:鹿野秀明・樋口真嗣 脚本:鹿野秀明 出演:長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高橋一生、余貴美子、柿本明、大杉漣、市川実日子、國村準 他。 東宝映画。日本「ゴジラ」から第29作目。東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生し総理官邸で緊急会議するが巨大不明生物の指摘も無視される。しかし、巨大不明生物は鎌倉に上陸し町を破壊しながら東京に再上陸する。国連が核を使う前に何とか自分たちで倒そうとする。脚本もいいし政府の対応もリアルで全体に好感がもてる。最初、なんか変な怪獣が出て来たと思ったらゴジラに進化するあたりは凝っている。自衛隊の兵器をもっと使って欲しかった。日本人同士なのに英語で会話し字幕が背景色と重なり見えない。このくらいはソフト化するにあたり修正して欲しい。不満はこの2点。 |
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「ゴジラ −1.0」(2023) 監督・脚本:山崎貴 出演:神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、吉岡秀隆、佐々木蔵之介、青木崇高、田中美央、安藤サクラ 他。 東宝映画。日本「ゴジラ」から通算第30作目。戦後間もなく焦土化した日本にゴジラが現れる。久しぶりに日本映画の底力を見せられた感じで大変面白い。Blu-rayは5/1発売、amazonで予約し4/30に到着したので早速見ました。「シン・ゴジラ」から7年、映像も凄く脚本もよくなって面白かった。「いい映画は「もう一度見よう」と思えるか思えないかで決まる。」と誰かが言っていた。正にその通りです。前半は主人公が特攻隊から生還した経緯が主で後半にググって面白くなります。終戦直後での浜辺の熱演がいい。モノクロ画像が1作目の「ゴジラ」を蘇らせました。恥ずかしながらカラー版「ゴジラ - 1.0 C」があることを知らなかった。結局、モノクロ+カラーで高くついた。 |
ハリウッド版 ゴジラ
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「GODZILLA ゴジラ」 (1998) 監督:ローランド・エメリック 原案:テッド・エリオット、テリー・ロッシオ、ティーン・デヴリン、ローランド・エメリック。 出演:マシュー・ブロデリック、ジャン・レノ、マリア・ビティロ、ハンク・アザリア。 セントロポリス・エンターテイメント制作。ハリウッドで制作されたゴジラ映画。ゴジラのイメージとは少し異なるがとても面白くストーリーがしっかりして安心して楽しめる。ゴジラが卵を産みベビー・ゴジラが沢山出て来る所なんかコメディ風。特撮を駆使した映像は興業成績を見ても高い数字に現れている。ゴジラはほぼ恐竜としか見えないが楽しめる。 |
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「GODZILLA ゴジラ」 (2014) 監督:ギャレス・エドワーズ 原作:「ゴジラ(東宝)」 出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、渡辺謙。 モンスター・ヴァース1作目。ゴジラ・シリーズで初めてフルCGを使ったので人間は入っていない。強敵は”ムートー”、放射能をエネルギー源とする。オスよりメスの方が大きく卵を腹に持つ、2頭が登場するが暗くて全体像が見えにくい。怪獣の決闘シーンは凄い迫力があり細部まで計算されているにも関わらず登場人物の会話や演技に緊張感がないように思えた。渡辺謙さんの役名は”芹沢猪四郎”初代監督の”本多猪四郎”に由来している。戦闘シーンは暗いのでもう少し動きを観たかった。しかし海からゴジラが出てくるシーンはとても好きな場面です。 |
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「キングコング:髑髏島の巨神」(2017) 監督:ジョーダン・ヴォート=ロバーツ 出演:トム・ヒドルストン、サミュエル・L・ジャックソン、ブリー・ラーソン。 モンスター・ヴァースの2作目。ベトナム戦争終結直後の世界を背景に髑髏島にモナーク調査員とアメリカ兵が調査に訪れキングコングが姿を表す。2005年のピーター・ジャックソン監督の「キング・コング」は1933年のリメイクである。しかしこちらは物語や登場人物は別物だが「モンスター・ヴァース」のシリーズとして成り立っている。エンドロールのあと「コングだけではないよ。」との予告あり。ブリー・ラーソンはこの後「キャプテン・マーベル(2019)」に抜擢。 |
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「ゴジラ キング・オブ・モンスター」(2019) 監督:マイケル・ドハティ 原作:「ゴジラ(東宝)」 出演:カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーガミ、チャン・ツィイー、渡辺謙。 2019年 日米合同製作。アメリカ「ゴジラ」から3作目。登場する怪獣は「ゴジラ」「キングギドラ」「モスラ」「ラドン」の他キングコング、ムートーなどちょい役で映る。オープニングから「モスラ」が誕生。「GODZILLA ゴジラ(2014)」よりとてもリアルにバカでかい怪獣の迫力が大満足で見れました。ラッセル博士の家族愛が中心となり物語が展開する。娘役のミリー・ボビー・ブラウンは次回作「ゴジラvsコング」にも引き続き登場し代わりに渡辺謙が今回で殉職する。東宝時代のゴジラと比べCGで随分と進化したゴジラです。怪獣の中でも最強と言われるキングギドラがリアル過ぎる。 |
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「ゴジラvsコング」(2021) 監督:アダム・ウィンガード 原作:「ゴジラ(東宝)」、エドガー・W・M・C・クーパー「キングコング」 出演:アレクサンダー・スカルスガルド、レベッカ・ホール、ミリー・ボビー・ブラウン、カイリー・ホットル(少女)、カイル・チャンドラー、小栗旬。 髑髏島の「モナーク」という施設でゴジラからコングを守る名目でコングを収容していた。怪獣たちの源であるエネルギーが地底にありコングの帰巣本能を利用しある企業と共に地下空洞世界を探索することになるが、ゴジラはそのエネルギーを察知しコングのもとにやって来る。前回死亡したキングギドラの頭を使いある企業はメカゴジラを誕生させていた。ゴジラとコングの闘いにモスラが仲を介しメカゴジラと1対2の闘いになる。怪獣プロレス映画。このシリーズで久々にゴジラ映画を楽しめました。他の東宝ゴジラシリーズやコング関連も興味がわきました。 |
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「ゴジラxコング 新たなる帝国」(2024) 監督:アダム・ウィンガード 原案・脚本:テリー・ロッシオ、アダム・ウィンガード、サイモン・バレット 出演:レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ダン・スティーブンス、カイリー・ホットル(少女)、ファラ・チェン。 ゴジラとコングによる死闘に決着が着いてから4年後、コングは地下空洞で暮らしていた。しかしこの洞窟から謎の電波信号を感知した。コングは同族が奴隷同然に支配するスカーキングと戦うが地表侵略をしようとする敵を阻止するためゴジラに応援を要請する。モスラの他に地下洞窟に生息する怪獣が登場する。日本映画のように有名俳優が沢山出てこないので新鮮さがある。世界中でゴジラ映画が話題になるのはファンとして嬉しいですが、ストーリーに少し間延びがあるのが難点。 |
怪獣 |
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「空の大怪獣 ラドン」 監督:本多猪四郎 脚本:村田武雄、木村武 特技監督:円谷英二 原作:黒沼健 出演:佐原健二、白川由美、平田昭彦、 1956年 東宝製作の怪獣映画。キャッチコピーは「空飛ぶ戦艦か!火口より生まれ地球を蹂躙する紅蓮の怪鳥ラドン!」蹂躙とか紅蓮とか難しい文字。当時の子供が理解できただろうか?。当方はまだ生まれていません。原作者の黒沼健はオカルト・ライターとして日本では草分けの存在。怪獣映画で破戒される建物が「怪獣に壊される建物」として観光地で有名になり町おこしとして一役買った。ゴジラの映画では「ラドン」は「ゴジラ」「モスラ」と共に「キングギドラ」と闘う。東映初のカラー怪獣映画です。 |
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1966年 大映株式会社(現・KADOKAWA)が制作・公開した特撮時代劇3部作。 Blu-ray3枚組、定価¥12,600円と高価ですが、安価で買えました。 『大魔神』 84分、特典32分、カラー映像。 『大魔神怒る』 79分、特典34分、カラー映像。 『大魔神逆襲』 88分、特典32分、カラー映像。 この映画は、1966年に3部作を一挙に制作・公開し第4作目の案がありましたが、物語に限界があり断念。この3作だけでも迫力は十分にあり今でも色あせない出来栄えです。ブルーレイとDVDのBOXは値段はあまり変わりません。日本以外の国では「MAJIN」と呼ばれ諸外国でも人気があります。大魔神を演じたのは元プロ野球選手 橋本力で、カメラが回っている時は瞬きをしなかったせいで血走った目が凄い迫力となりました。今では当たり前のブルーバック合成がこの映画から効果に使われています。TV放映で見た記憶があります。懐かしさも伴いリマスターされとても鮮明な画像が楽しめます。 |
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『大魔神』 1966年4月17日公開 大映京都撮影所作成 監督:安田公義 脚本:吉田哲郎 特撮監督:黒田義之 出演:高田美和、青山良彦、二宮秀樹、藤巻潤、五味龍太郎、島田竜三、伊達三郎。 大魔神(本木半蔵):橋本力 戦国時代、丹波の国の領主が幼い兄妹を残し滅ぼされ領民は砦を築こうとしていた。彼らの魔神の山に武神像があり信仰していた。これを破戒しようとする者がいて武神像の額にタガネを打ち込んだ。そのタガネの傷口から鮮血がしたたり同時に地震と地割れが起き武神像が大魔神となる。撮影は京都と東京の撮影所で行われ自社制作の特撮映画を2本立てで公開した。併映作は「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」円谷英二監督のいる東宝でも実現出来なかった日本初の試みであった。しかし大ヒットしたものの利益は無かった。 |
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『大魔神怒る』 1966年8月13日公開 大映京都撮影所作成 監督:三隅研次 脚本:吉田哲郎 特撮監督:黒田義之 出演:本郷功次郎、藤村志保、丸井太郎、内田朝雄。大魔神(池永俊平):橋本力 戦国時代、平和な八雲の国は、隣国から攻め込んだ武将によって滅ぼされる。平和を望む領主たちは湖に浮かぶ武神像へ向かう。しかし武将は武神像を爆破する。そして領主の娘を火あぶりにしようと刑台に掛け点火したその時に魔神が湖から怒り燃え武将たちに襲いかかる。併映作は「座頭市海を渡る」。監督は座頭市1作を手がけた三隅研次が担当。魔神が湖面を割って出現するシーンは映画「十戒」がヒント。突風で瓦が飛ぶシーンは「京都の八ツ橋」を瓦に似て焼いたものが使われた。特撮=創意工夫は大変勉強になります。 |
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『大魔神逆襲』 1966年12月10日公開 大映京都撮影所作成 監督:森一生 脚本:吉田哲郎 特撮監督:黒田義之 出演:二宮秀樹、堀井晋次、飯塚真英、長友宗之、山下洵一郎。 大魔神:橋本力 戦国時代、近隣の木こりを捕らえて地獄谷に連行し硫黄と火薬の製造の強制労働をさせていた。何とか逃げ出した村人が村に伝えにくる。逃げた村人を追い村に来る途中に武神像があり追われる身に最期を覚悟し武神像に願いを託し谷間に身を投げる。そして魔神が出現する。併映作はなし。本作で初めて魔神の使いとして大鷹が使われた。また、魔神が腰に帯びた宝剣を初めて抜いた。ラストで雪と化す場面はソフトクリームの原料を使い作画合成と実写を合成した高度な技法が使われている。二宮秀樹は「マグマ大使」のガム役でも人気があります。 |
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「アルゴ探検隊の大冒険」 1963年 アメリカ・イギリス合作映画。ドン・チャフィ監督。レイ・ハリーハウゼンの代表作で多くの怪獣や巨人・怪鳥などが登場し映像を見ているだけでも楽しくなります。ギリシャ神話を題材にしているのでゼウスやヘラが雲の上にいて探検隊を助けたりします。裏切者がいて思うように目的地まで行けません。7体のガイコツ剣士と3人の冒険者が戦う場面は最高の特撮です。今のCGやSFXでは味わえない迫力があります。 |
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「タイム・マシン 80万年後の世界へ」 1960年 アメリカ映画。H・G・ウェルズ SF小説、ジョージ・パル監督。ロッド・テーラー、イベット・ミミュー出演。この監督作品で他に「月世界征服」「地球最後の日」「宇宙戦争」があります。「宇宙戦争」は2005年にスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクしました。タイム・マシンで80万年後の世界に、そこは地上人イーロイが地底人モーロックに支配され意識欲を失くし襲われているのを救う。1900年にロンドンからタイム・マシンで少しずつ未来に向かっていく。前半は少しだるい。 |
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「禁断の惑星」 1956年 アメリカ映画。西暦2200年、人類は別な星に移住を進めていた時に惑星より怪電波を受信。降り立った星で謎の怪物に出くわす物語。SF映画として”高速宇宙船””地球以外の惑星””ロボット”を初めて登場させた画期的な作品です。フレッド・M・ウィルコックス監督。ウォルター・ビジョン、アン・フランシス出演。紅1点のアン・フランシスが可愛い。このロボットは「ロビー・ザ・ロボット」と言いロバート・キノシタ(二世)が「宇宙家族ロビンソン」のフライデー同様に彼がデザインを担当しました。のちのスターウォーズのR2-D2は直系の子孫ともいえる。 |
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「世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す」 1956年 アメリカ映画。世界各国で円盤が目撃されとてつもない武器で観測所や研究所を攻撃してきます。レイ・ハリーハウゼンの特撮がみどころです。つるんとした宇宙人・シンプルな宇宙船など、飛来してくる円盤の特撮は凝っています。フレッド・F・シアーズ監督。出演のヒュー・マーロウは「終身刑」「頭上の敵機」など、ジョーン・テイラーは、「地球へ2千万マイル」「燃える幌馬車」「騎兵隊突撃」に出演。ロサムド・パイクに似た女優さんです。円盤が地球に飛来する映画は多い中でも基本に乗っ取ったストーリーだと思います。「円盤を見たけどみんな信じてくれない。」「これが証拠だ」なんてとても面白いです。 |
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「シンドバッド7回目の航海」 1958年 アメリカ映画。シンドバッド三部作の1作目。ネイサン・ジュラン監督。シンドバッド役はカーウィン・マシューズ、パリサ姫役はキャスリン・グラント。邪悪な魔術師によって小さな姿に変えられた姫を元通りにする為に謎の島へ向かう。半獣サイクロプス、双頭の巨鳥ロク、火をふくドラゴンなどがレイ・ハリーハウゼンの手によって生み出される。CGとは違い人間の動きとクリチャーの動きをシンクロさせるにはとてつもない労力です。ジョージ・ルーカス監督やジェームズ・キャメロン監督も幼いころこのレイ・ハリーハウゼンが憧れでした。この時代ならでこその独特の味わいは現代では再現できないです。 |
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「シンドバッド黄金の航海」 1973年 アメリカ映画。15年ぶりの続編です。ゴードン・ハッセル監督。この映画でレイ・ハリーハウゼンは「ダイナメーション」と呼ばれる技法を生み出しました。俳優の演技をコマ送りで投影しながらそれに合わせて人形を動かすもので従来は俳優と人形の撮影時に熱で色あせし人形の色が変わってしまう問題をなくしました。その後、この撮影技術がハリウッド映画の特撮人気を爆発させました。小さな人間コウモリや半人半馬のケンタウロス、何と言っても6本腕の仏像カリーとの戦いは圧巻。シンドバッドにジョン・フィリップ・ロー、ヒロインにキャロライン・マンロー。特撮映画のヒロインは 007のボンドガールに匹敵する綺麗な女優さんばかりです。 |
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「ガリバーの大冒険」 1960年 イギリス映画。 「シンドバッド7回目の航海」のチャールズ・H・シニア監督と特撮レイ・ハリーハウゼンのコンビが映画化した。ガリバー役も同じくカーウィン・マシューズ、ヒロインはエリザベス役のジューン・ソーバーン、グウェンドリン役はジョー・モロー、少女役はシェリ・アルベローニです。この「ガリバーの大冒険」はクリチャーよりも小人の国と巨人の国を漂流していき、とてもリアルで特撮の難しさゆえの楽しさを教えてくれて釘付けになります。 |
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「恐竜100万年」 1966年 イギリス映画。1940年の「紀元前百万年」のリメイク。特撮はレイ・ハリーハウゼン。まだ言葉を持たない原始時代なので冒頭のナレーション以外は字幕吹替え関係なく全くセリフがありません。サイレント映画風です。ドン・チャフィ監督。主演は「ミクロ決死園」のラクエル・ウェルチ。他に「007 ロシアより愛をこめて」「007 サンダーボール作戦」のボンドガールのマルティーヌ・ベズウィックや「007 オクトパシー」で2代目”M”となったロバート・ブラウンも出演している。題名の如く恐竜と原始人を描いている。 |
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「タイタンの戦い」 1981年 アメリカ映画。レイ・ハリーハウゼンは制作に携わる。ギリシャ神話に基づいて作成されているが違いがある。2010年にサム・ワーシントン、リーニア・ニーソン出演によってリメイクされました。タイタンに出てくる怪獣はもっとも恐れられているクラーケン。パイレーツ・オブ・カリビアンでも海賊船を沈めるほどのタコになって登場する。もともとクラーケンは中世から近世にかけて西洋の海岸に出現したタコやイカなどの巨大な頭足類のものらしいがここに出てくるのは左の怪獣です。 |
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「SF月世界探検」 1964年 イギリス映画。ネイザン・ジュラン監督。エドワード・ジャッド、マーサ・ハイヤー出演。1964年に月へ行った宇宙飛行士が月面で星条旗を発見、1964以前に月に行った人がいた事を国連調査団が真相究明に乗り出す。そして謎の老人にたどり着き1889年に月世界旅行をしたと言う話を聞く。H・G・ウェルズ原作、レイ・ハリーハウゼン特撮とチャールズ・H・シニア監督のコンビで映画化された。写真は月世界旅行に使われた宇宙船。 |
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「SF巨大生物の島」 1961年 英米映画。南北戦争時に気球に乗って戦場から脱出した捕虜たちは荒らしで流され見知らぬ島にたどり着く。巨大生物のいる島から脱出なるか。島には伝説の潜水艦ノーチラス号のネモ艦長が住んでいた。ジュール・ヴェルヌ原作「神秘の島」の映画化。サイ・エンドフィールド監督。ジョーン・グリーンウッド、マイケル・クレイグ出演。特技監督はレイ・ハリーハウゼン。原作ではチョロっと出て来たネモ艦長も映画では沈没した海賊船をノーチラス号から空気を送って海賊船を浮き上がらせて島から脱出するという計画を立て活躍する。 |
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「地球へ2千万マイル」 1957年 アメリカ映画。同年アメリカでテレビ放送時の題名「金星怪獣イーマの襲撃」でも知られる。ネイサン・ジュラン監督。ウイリアム・ホッパー、ジョーン・テイラー出演。米国の金星ロケットが生命体を持ち帰った事から生命体が巨大化しローマの街を破壊。人間が金星から持ち帰ったばかりにこの金星竜イーマには何も罪はなく気の毒な物語。「生きる場所(時代)を間違った生命の悲劇」という劇中での役割、「キング・コング」のオマージュ。当時、カラー撮影の予算がなく白黒であったが2007年にレイ・ハリーハウゼンの手によりコンピュータ着色処理を行い公開50周年としてカラー版が発売された。 |
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「原子怪獣現る」 1953年 アメリカ映画。ユージーン・ルーリー監督。レイ・ハリーハウゼン特殊撮影。ポール・クリスチャン、ポーラ・レイモンド出演。モノクロ特撮怪獣映画。「ゴジラ」「ガメラ」の元になった映画で「キング・コング」と並び古典的SFX映画として有名です。原作ではブロントサウルスをイメージしているが本作ではティラノザウルスがデザインとなっている。レイ・ハリーハウゼンはこの映画で特殊撮影デビューし自ら映画製作を目指すきっかけとなりました。北極圏での核実験が影響で古代怪獣が甦り灯台を襲撃する所は「ガメラ」と似ています。これは正に体長60m・体重500トンの原子怪獣リドザウルスである。 |
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「地球防衛軍」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:佐藤健二、白川由美、志村喬、河内桃子、土屋嘉男。 1957年 東宝製作の特撮SF映画。次作「宇宙大戦争」の姉妹編。巨大ロボットが登場する日本初の映画。この年はソビエト連邦から世界初の人工衛星スプートニク1号が打ち上げるなど宇宙開発競争が激化した時でもありました。この映画で特技監督の円谷英二は第11回日本映画技術賞(特殊技術賞)を受賞しました。このロボットは「モゲラ」といい怪游星人ミステリアンが開発した大型ロボット、これが出てきたときは、何か他に無かったのかと言葉が出ませんでした。しかし、日本初の巨大ロボットです。 |
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「宇宙大戦争」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:池部良、安西郷子、土屋嘉男、村上冬樹、高田稔。 1959年 東宝製作のSF特撮映画。前作「地球防衛軍」の姉妹編。当時「宇宙に関する最新の情報」が盛り込まれたSF映画。熱戦放射機が武器として使われライフル銃タイプから月面車や宇宙船にまで搭載されている。ナタール人の地球侵略に対し国連が反撃する物語。ナタール人の基地は月面にあり宇宙探査艇スピップ1号・2号で月に向かい基地を攻撃するが歯がたたない。調査隊員がナタール人に洗脳され1号機を爆破されたり2号機でなんとか地球に戻れたが再度ナタール人の地球全面攻撃に各国の宇宙戦闘機で地球圏外で決戦となる。1959年の特撮とは思えないほどリアルに作らけている。「暁の脱走」の池部さん最高です。 |
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「世界大戦争」 監督:松林宗恵 特撮監督:円谷英二 出演:フランキー堺、宝田明、星由里子、乙羽信子、笠智衆。 1961年(昭和36年)10月8日公開。「連邦国」と「同盟国」の二大勢力で勃発した世界戦争を題材にした反戦映画。 単なる特撮映画としてでなく、第三次世界大戦の勃発から、そこに巻き込まれた人々の生き様を情感豊に描く。 当時は、ベルリンの壁やキューバ危機で東西冷戦の危機感が強い時代であった。「私は貝になりたい」のフランキー堺が平凡な市民で熱演している。全体に世界観を強めるために外人俳優の場面での字幕が多い。 |
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「惑星大戦争」 監督:福田純 特撮監督:中野昭慶 出演:森田健作、浅野ゆう子、沖雅也、池部良、山本亘、宮内洋。 1977年(昭和52年)12月17日公開。邦題は「スター・ウォーズ」になる予定が同名が大ヒットし変更。1978年夏「スター・ウォーズ」の日本公開を控え東宝は2か月の製作期間で公開に間に合わせました。1977年は、アメリカで「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」、日本ではアニメ 「宇宙戦艦ヤマト」が公開されSF映画が大ヒット。福田監督は「ゴジラシリーズ」「若大将シリーズ」等がありこの映画が最後となりました。宇宙防衛艦”轟天”のドリルが気になっていましたが、ラストを見て納得しました。 |
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「緯度0大作戦」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:ジョセフ・コットン、宝田明、岡田真澄 1969年(昭和44年)7月26日公開。日本とアメリカ合作映画。「海底二万マイル」をアレンジしたような内容。緯度0に基地を持つアルファ号と悪巧みを重ねる黒鮫号の対決は必見です。ハリウッド俳優ジョセフ・コットンが大活躍で日本の俳優と一緒に演技をしても違和感がなく見れました。SF映画での潜水艦としてはとてもカッコイイ。 |
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「透明人間」 監督:小田基義 特撮監督:円谷英二 出演:河津清三郎、三條美紀、高田稔、土屋嘉男。 1954年 東宝製作の特撮SF映画。戦時中の人体実験により自分の体を消された男がピエロのメイクし生活しながら「透明人間」と名乗るギャングと闘う物語。円谷監督の透明人間としての題材は「透明人間現る」に続き特撮技術は優れたものとなっている。出来そうで出来ない撮影、まだCGもない時期にこうした技術を駆使した映画は何作もあるものではない。若かりし三條美紀さんにうっとり。 |
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「ガス人間第一号」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:三橋達也、八千草薫、佐多契子、土屋嘉男、左 ト全。 1960年 東宝制作の特撮映画。変身人間シリーズ「美女と液体人間」「伝送人間」「ガス人間第一号」の第3作。。 右手を胸に当てて精神統一するとガス化も実体化もできる。藤千代とガス人間との関係が映画の深みを感じる。 SF映画に八千草薫さんが出演している事自体とても嬉しかったです。和服を着てとても綺麗です。 ガスと言ってもオナラではありません。 |
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「伝送人間」 監督:福田純 特撮監督:円谷英二 出演:鶴田浩二、白川由美、河津清三郎、土屋嘉男、中丸忠雄。 1960年 東宝制作の特撮映画。変身人間シリーズ第2作。本来は本多猪四郎が監督だったが「日本誕生」と「宇宙大戦争」の製作の為に福田純監督が特撮映画を初めて監督した。日本の特撮映画には欠かせない土屋さん大活躍です。 |
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「美女と液体人間」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:白川由美、佐原健二、平田昭彦、佐藤充、土屋嘉男。 1958年 東宝制作の特撮映画。変身人間シリーズの第1作。海上日出男の唯一原作、元俳優であり「七人の侍」「地球防衛軍」に出演する傍ら「液体人間現る」を執筆する。この原稿を制作者の田中友幸に採用され映画化された。変身人間シリーズ中で一番面白いと感じた。部屋の電化製品や東京の街並み等は昭和の貴重な映像とも言え見所が多い。 |
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「海底軍艦」 監督:本多猪四郎 特撮監督:円谷英二 出演:高島忠夫、藤山陽子、小泉博、上原兼、佐原健二、平田昭彦。 1963年 東宝制作の特撮映画。ムー帝国の地上攻撃が始まり世界は海底軍艦がムー帝国に対抗できると説得する。突っ込みどころは沢山あると思います。しかし昭和38年のSF映画とは思えぬ特撮は迫力があります。この竜は「キングギドラ」にそっくり。 |
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「高度7000米 恐怖の四時間」 監督:小林恒夫 脚本:舟橋和郎。出演:高倉健、今井俊二、大村文武、中原ひとみ、丘さとみ、梅宮辰夫、久保菜穂子 。旅客機に紛れ込んだ殺人犯と乗員・乗客の攻防を描く。時代劇役者が現代劇に出演し若くて一目では分からなかった。大好きな丘さんと久保さんが別人のように綺麗。特撮の範囲の映画ではないが、左写真の様な場面は1959年の作品とは思えない。この頃の高倉健はまだヤクザ映画ではないカッコいい役で主演映画も沢山ありました。 |
ウルトラマン |
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1966年(昭和41年)1月2日〜7月3日まで全27回(実際は28話)放送時間30分。円谷特技プロの特撮映画。主人公は万城目淳(まんじょうめ じゅん)、戸川一平、江戸川由利子の3人で他は1作毎にゲスト出演と怪獣が登場する。毎回、30%前後の視聴率で白黒テレビに夢中になった。怪獣にはカネゴン、ゴメス、ガラモンなどが登場しのちに「ウルトラマン」シリーズを生むことになる。当方は、北米版BDを所有し言語は日本語・字幕は英字です。 |
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1966年(昭和41年)7月17日から1967年4月9日までTBS系列で全39話が放送されました。円谷プロ制作の特撮テレビドラマ。1966年の「ウルトラQ」を放送中にマスコミに公開され公開後は大変な人気番組となりました。今でも人気は絶えません。北米版BDは国内版と変わりません。ウルトラQで江戸川由利子役の桜井浩子がフジ・アキコ隊員として全話出演し以降のウルトラシリーズでも顔を出している。 |
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1967年(昭和42年)10月1日から1968年9月8日までTBS系列で全49話が放送されました。ウルトラマン同様に円谷プロ制作です。ウルトラ警備隊の諸星弾(森次浩司)がウルトラセブンに変身。友里アンヌ隊員(菱見百合子)のファンは今でも多くウルトラシリーズを語るときは避けて通れない存在。もっとテレビや映画に出演して欲しいです。北米版を購入。第12話は欠番扱いとされこのBDにも入っていません。ひし美ゆり子は個人的な記念に撮ったヌードが流出し一時期東映の成人映画に出演していました。今でもウルトラシリーズのヒロインの中でも絶大な人気があります。 |
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1971年(昭和46年)4月2日から1972年3月31日までTBS系列で全51話が放送されました。円谷プロ制作の特撮テレビドラマ。1969年に「ウルトラ特撮怪獣シリーズ続ウルトラマン」として企画され「ウルトラマン」から約30年後にウルトラマンが帰ってきたと言う設定。今でも人気があります。北米版BDは国内版と同様です。ウルトラマンは郷秀樹(団二郎)、ヒロインに坂田アキ(榊原るみ)がレギュラー出演。”帰ってきたウルトラマン”の題名は円谷英二が生前に命名したものです。 |
シン・ウルトラマン |
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「シン・ウルトラマン」 (2022) 東宝映画 監督:樋口真嗣、脚本:鹿野秀明、 出演:斉藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、田中哲司、西島秀俊、竹野内豊。 1966年にTV放送してから56年経ち「シン・ゴジラ」の制作人が作り上げた渾身の映画。巨大不明生物が多発する日本で防災庁・過威獣特設対策専従班が設立し過威獣対策に当たっていた。突如現れた怪獣を倒す為に巨人が飛来した際に逃げ遅れた少年を過威獣対策専従班の青年がかばって死亡する。この青年の自己犠牲を巨人が興味を示し一体化しウルトラマンが誕生する。久しぶりにウルトラマンを見て随分と特撮も進歩し楽しめました。長澤まさみが巨人になった時はちょっと好きになりました。多分、続編は無理かなと思ったりします。でも見たい。 |