IDE HDD2台+ATAPI CD-ROMドライブを載せる



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 PC-9821Xpは基本的にIDEのデバイスは2台までしか接続できない事になっています。ところが、接続するデバイスによっては3台接続する事が可能です。私のXpの場合には偶然にも接続に成功し、動作に支障が無かった例として挙げておきます。

 Xpの基板には、Cバスユニットの脇と電源のそばにそれぞれIDEコネクタがあり、NECは正式には表明していませんがCバスユニットの脇のコネクタの方がドライブレターが先に割り当てられるのでプライマリ、それに対して電源のそばの方がセカンダリと思われます。HDDとCD-ROMドライブが両方接続されているPC-9821Xp/C8Wでは、プライマリにHDD、セカンダリにCD-ROMドライブが接続されています。
 

  • 接続方法

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    Xpの内部コネクタの図私の場合、プライマリにHDD、セカンダリのマスターにHDD、スレーブにCD-ROMドライブを接続しました。ドライブ構成は以下の通り。

    プライマリHDD・・・Conner CFA1275A、1.2GB
    (95年購入時は3万円もした)
    セカンダリHDD・・・Conner CFA275A、270MB
    (元々Xpに入っていたドライブ)
    CD-ROMドライブ・・・I・O DATA CDV-AB8、8倍速リード
    (ドライブはFUNAI製)

     

  • 各デバイスの配置

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    ドライブ3台繋がってます接続自体は難しくないのですが、問題は繋いだドライブの配置です。特にセカンダリに繋いだHDDは置き場に苦労します。
    私の場合、Cバスユニットの上部に空間がある(おそらくコストダウンのためCバスを4つから3つに減らしたが、スペースだけは残った)事に着目し、この空間にHDDを逆さにして固定しています(固定用金具は近所のホームセンターで汎用品を使用しています)。1がプライマリHDD、2がセカンダリHDD、3がCD-ROMドライブです。

     配線はかなりごちゃごちゃします。2のHDDの電源は、1のHDDにもともと繋がっていたケーブルの先に分岐ケーブルを接続して確保しています。Xpのマザーボード上の電源コネクタはFDD用のコネクタに似ていますが、間違ってもAT互換機用の「FDD電源→HDD電源」のケーブルを接続しないでください。FDD電源とは電源極性が全く逆なので、マザーもHDDも死にます。セカンダリHDDに接続するIDEケーブルはCバスユニットのすき間からかなり無理した状態で入っています。自信が無くて金がある人は素直にスマートケーブルにしたほうが無難かも。

     一応これで完成です。この状態で5年間使用しましたが、ラッキーな事に全くのノートラブルでした(真似しないように(^^;)。



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