内丹園
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白隠訪白幽子
 
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 白隠禅師 
 

 神気の穴 
 

 
 
白隠禅師(1685-1768)は、
京都・北白川の山中に住む白幽子という道人に出会い、
「内観法」 を教えられ、それによって禅病を治すことができた。

洛東白河山裡に岩居する者有り、
白幽真人と名づく。
精しく医道に達し、兼て仏法に通ず。
東峰 『草稿本年譜』  

岩窟の広さはやっと五、六尺四方であって、
衣食の道具は全くなかった。
ただ机の上に 『中庸』 『老子』 と『金剛般若経』
とを置いているだけであった。

  ⇒ 白隠禅師 『夜船閑話』  

白幽子は名は慈俊、
石川丈山 の弟子、石川克の弟なり。
富岡鉄斎 『白幽子碑』
 
 
【参照】
高山峻 『白隠禅師/夜船閑話』大法輪閣、p.91
鎌田茂雄 『白隠/夜船閑話・藪柑子』講談社、p.55
紀野一義 『名僧列伝(二)』講談社学術文庫、p.262-263
 
 

富岡鉄斎
 《 白隠訪白幽子画 》 1920
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