郡山ぶらぶら
箱本館(はこもとかん)「紺屋」と金魚すくい大会
8月22日(日)、今年も大和郡山で全国金魚すくい大会が開催されました。
大会の冷やかしも兼ねて、郡山の古い城下町をぶらぶらしました
大和郡山の紺屋町は豊臣秀長の時代から、奈良の今井町や奈良町と同じく自治権があたえられていました。
町の下水マンホールは金魚模様、縁石も金魚。金魚一色です。
道の中央に水路があり、両側それぞれが2メートル幅の道路なので自動車がかろうじて通れます。
自動車の通行規制はされていませんが、駐車場からの出し入れの時に水路に落っこちそうになります。
初心者マークの人は、この道をとおりたくないでしょう。
そんな通りの真ん中に箱本館「紺屋」があります。
紺屋の近所には巨大な金魚をぶらさげた、金魚グッズ専門店がありました。
もちろん、1回50円で金魚すくいもできます。
金魚すくい大会では、このお店のチームが団体優勝
藍染めは「たで食う虫も好き好き」のタデの草を醗酵させて染料にします。
醗酵したものを藍華と呼びます。名前は美しいですが、臭います。
藍染めはインディゴブルー、つまりブルージーンの色です。
もんぺや剣道着、ジーンズを藍染めするのには、理由があります
藍染めすると繊維は強くなり、防虫効果もあるそうです。
藍色に染めるには、数回の染色を繰り返します。一度だと水色(浅葱色)になります。
そう、新撰組の陣羽織の色「浅葱色」も藍染めなのです。
木綿や絹など繊維の種類が異なると染まり具合も変わります
紺屋は金魚のオブジェのコレクションを季節ごとに入れ替えています。
この金魚柄のツボは中国製で、腰の高さぐらいある大きなものです。
この鉢に蓮を植えたい・・
休憩室で金魚の折り紙を教えていただきました。
お腹がぷくんと膨らんだ立体的なものです。折り方
矢田山丘陵にある、総合体育館が金魚すくい大会の会場です。
市街地からは少し離れたところにあります。充分な駐車スペースがあり、昼ごろに自家用車で行っても駐車できました。
体育館はこのような雰囲気です。朝9時から予選が行われます。
大会当日の予選はおおむね、10匹もすくえば通過しますが、40匹以上すくえる実力がないと優勝できません。
他府県の人はハガキでエントリーしますが、奈良県の参加者は前日に行われる予選を通過する必要があります。
ルールは簡単。
ひとつの水槽には金魚が1000匹泳いでおり、3分間にすくった匹数で競います。
ポイを握る手以外を使うと反則です。縁日でやるように、「お椀を左手にポイを右手に」というのはダメです。
司会はタージンさん。しきいのひくい人です。