熱帯魚の家

 

 

建物じゃあありません。天然の地形を誰かがこう名付けました。

比屋定バンタから北向きに245号線道路を走っていて、右手(海側)民家のブロック塀にコンパネ看板をみつけました。久米島の看板はふつう、白地に黒ペンキで手書きです。

とてもこの看板一枚ではたどりつくことができませんでしたよ。民家集落を突き抜けるとあたり一面サトウキビ畑。どこに熱帯魚の家なるものがあるのか、防波堤沿いをいったりきたりすること小一時間、やっと同じ看板をみつけました。

防波堤のむこうには、干潮時に取り残された熱帯魚がうじょうじょと泳いでいたのです

ネーミングもよいですが、看板が最高にいいですね。有名なアーティストの作品だといってもおかしくない出来栄えです。彩色もただのペンキ塗りではなくパステル画調でしたし、レタリングもちゃんと出来ていました。

一番たくさんいたのは、左の濃い鮮やかな青色のルリスズメダイです。そして、右の名前のわからない薄い水色の魚。指の長さくらいのサイズでした。他にウツボや黄色い縞模様のニシキヤッコもみつけましたよ。

台風が通り過ぎたばかりで、あいにく風がつよく水面がさざ波をうつので写真は撮ることが出来ませんでした。何時間でもしゃがんで魚を眺めていたい気持ちになるいやしのポイントです。

そんな熱帯魚の家に行きたい人はコチラ!
県道を南向きに走ったら、看板はやり過ごしてしまいますのでご注意を。

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