ハテの浜・台風さえこなければ

ハテの浜へ行きたかったんです。細長い砂州だけの島、ハテの浜。左右両側に海が広がり、前も後ろも砂浜。日本一、いや世界中でとびきり上等のビーチです。

 上から見てもこんなにきれい

 久米島全景 島は東西、南北とも約10Km

久米島には2泊3日間滞在しました。頭の中ではこういう予定を組み立てていました。

1日目。空港からレンタカーで島をうろうろしながら、夕方にホテルにチェックイン。
2日目。ハテの浜へ渡り遊ぶ。午後からスキューバダイビングする。
3日目。朝から海水浴、チェックアウト。陸路を奥武島へうつり、ウミガメも見る。午後2時、空港へもどり3時の飛行機に乗る。

ところが、出発の前夜、天気図の下スミに怪しい丸い等圧線が少しだけのぞいていました。台風が発生したもよう。どんどん台風が近づいてくるようなので、海関係のスケジュールは早めに消化することにしました。

1日目。空港のレンタカーは全部貸し出し中。タクシーでホテルまで行きます。車は予約しときましょう。

14時チェックイン。ハテの浜に行く!と思ってももう船はありません。(船は1日2回、朝イチか昼イチしかない)。明日の天気を心配しながら翌日のハテの浜とスキューバの予約をして、ホテルの目の前のイーフビーチで泳ぐ。

2日目。波うねり6mでハテの浜ツアー欠航。スキューバも欠航。台風が近づくも、風が強いだけで晴れている。

レンタカーで島をうろうろする。奥武島でウミガメを見る。畳石の浜は、イーフビーチ以上の海水浴ポイントだったので水着に着替える。(草むらに行って車の陰で着替えた)トイレは清潔ないいのがある。シャワーもある。

海水浴はご満悦。波は気にならない。100m沖までいっても背が立ちます。熱帯魚もいます。足元はサンゴのくだけた白砂なので、足も痛くない。海はトロピカルブルー、磯臭い匂いもなし、飲食物の屋台がないので自然を100%満喫できます。

奥武島のビーチからハテの浜が見えているので、同行人はとんでもないことを考えました。

歩いて行こう。どこまでも遠浅だからで歩いていけるで。ここから2kmくらいや。

やめて下さい。遭難しても誰にも気がついてもらえませんから。それに、湾の外だとうねりで浜全体がすっぽり波をかぶってるのではないでしょうか?確かに一番近いところで2kmですが。

昼食をとりに浜から上がって、そのまま島を探検する。比屋定バンタ(高台)、熱帯魚の家、ヒゲ水(滝)、太陽石、エビの養殖場、ヤジャーガマ(鍾乳洞)、上江州家、ドラゴンフルーツ園、パイナップル園、蔵元、お化け坂、五枝の松、トクジム自然公園(南端の岬)など気がついたものを制覇する。

日が暮れてから、モウレツに雷が鳴り出し、雨が振り出す。夜中、雷と強風と激しい雨が続き、南国の台風に驚く。台風は石垣島方面にいっちゃいました。

3日目。台風は過ぎても、波うねりは7m。今日もハテの浜は欠航です。

リピートしたいところをまわる。奥武島畳石の浜に行く。昨日より風が強く、浜をとぶ砂が足にあたって痛かった。もう、海水浴はやめにしておく。林からウミガメの産卵場まで散策して、ノニをみつける。干潮(11時)に合わせて、もういちど熱帯魚の家で一時間ほど熱帯魚を観察。もういちど比屋定バンタに。久米島最高峰宇江城城址に上り、ミーフガー(奇石)、具志川城址をまわって空港へ。

台風のおかげでハテの浜にいけなかったけど、傘をさすような天気のくずれもなく、おかげで熱帯魚の家で長いこと熱帯魚を見られ、宇江城城址にも昇れました。飛行機も予定通り飛んだので、まあよしとするか。

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