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初めての人でも安心

シフォンケーキ(バニラ)

ケーキ作りらしい作業といえば、卵白の泡立てだけです。スポンジケーキに挑戦する前に手順の易しいシフォンケーキをつくってみましょう。表面をデコレーションしてもよし。カットしてホイップクリームを添えるだけでも見栄えのする一品です。

 

 
  • 用意するもの

 

 

ハンドミキサーと泡だて器

シフォン型(写真は直径17cm)

  • 材料
卵黄生地 
卵黄 L3個分
上白糖 25g
温湯 45cc
温サラダ油 30cc
薄力粉 45g
バニラビーンズ 1/2本
(バニラオイルでもよい)
メレンゲ材料
卵白 L3個分 
上白糖 35g
  • 備考
 市販の製菓本のレシピでは卵白をたくさん使うものが殆どです。余った卵黄は、洋菓子店では別なお菓子に転用できますが、家庭では持て余してしまうので、ええいっとばかりにどちらも3個分使ってしまいました。プロの人にはしかられそうですが、ちゃんと焼けました。

 卵白に卵黄が混じるとあわ立ちにくくなるので(全卵を共立てしたことのある人ならわかるでしょう?)分ける時には黄身を破らないように気をつけて。写真のように混ざってしまったらスプーンで取り除きましょう。

 粉はボウルとザルを重ねてから計り取ると、ふるいも同時にできます。一度ボウルにふるってから、生地の上にふるいながら加えると二度ふるいにかけたことになり、ボウルが一個で済みます。

 

[1]  材料をすべて計ったあとで、オーブンに余熱をかけます。焼く温度が160度なので余熱は170度です。
[2]  卵黄と上白糖を白くもったりするまでハンドミキサーでまぜます
[3]  人肌にあたためたサラダ油を加えまぜます

次に人肌にあたためた水を加え更にまぜます

一度ふるった薄力粉をもういちどふるいながら加えます。泡だて器に持ちかえて、まぜます。

バニラビーンズの種を一本、しごいて加えます。

[4]  メレンゲを作ります

いちどハンドミキサーの羽を洗い水気をふき取ります(これは省略してはダメ)

卵白が白く細かい泡になったら上白糖を入れてさらにしっかりと泡立てます。ハンドミキサーの羽をはずして立ててみて倒れなければOKです。

シフォンケーキはメレンゲが命なので頑張りましょう。

泡だて器に持ち替えてメレンゲの泡を整えます。

[5]  先の卵黄生地にメレンゲを最初に3分の1ほど混ぜ合わせます。

なじんだら次は逆に、
残りのメレンゲ生地のほうへ卵黄生地を全部加えます。

 

[6]  高いところから落とすように型に流し込んだら、気泡が入りません。上手に入れないと大きな穴があいちゃうよ。

オーブンに入れて、160度で40分焼きます。
機械のくせがあるので、初めて焼く時は40分の時間を過信せずに、こげ過ぎないか様子をみてください。

[7]  焼きあがったら、写真のようにさかさまにしてすっかり冷めるまで型からはずしません。

あわててはずすとしぼんじゃうよ。

さめたら柔らかくしなるナイフ(シフォンケーキナイフ)を側面に差込み型から取り出します。

カットしてそのまま召し上がってもよし。ホイップクリームを添えてもよし。表面にホイップクリームをデコレーションしてもよし。

 

材料うんちく

シフォン型。

素材はアルミ製にこだわってください。間違ってもテフロン加工のものは選ばないように。シフォンケーキは焼いた後でひっくりかえして冷めるまで待つのが特徴です。冷ましている間に生地がはずれて落っこちてしまわないために、アルミ製を選びます。同じ理由で型からはずしやすいようにバターを塗るのもダメです。1800円くらいの値段ですが、6回以上作るなら紙製の型よりもアルミ製の方が経済的です。

バニラビーンズ。

バニラフレーバーというのは蘭科の植物・バニラの実の香りのことです。バニラオイルやバニラエッセンスは普及していますがビーンズを見たことのない人は多いでしょう。成長しすぎた真っ黒な三度豆のような形をしています。縦にさやを切り開くとねっとりした小さな粒々が群集していますので、スプーンなどでこそげ取って使います。

シフォンケーキナイフ。

あると便利です。ナイフの部分がしなやかに曲がるので筒の部分の曲線にぴったりしてきれいにはずせます。